とあるオタク女の受難(ジョジョの奇妙な冒険編)。   作:SUN'S

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第50話

◇月⇒日

 

今朝、お姉ちゃんがやって来た。

 

私は同じ日を七回目も巡っている。吉良吉影のスタンド〈キラークイーン〉の能力なのか、あるいは別のスタンド使いの能力なのか。

 

それは分からない。だが、なにかヤバいのは間違いない。私がスタンドの能力の何かに関わっている。それだけはハッキリと分かるんだ。

 

お姉ちゃんは知っている。

 

しかし、それを言わないのは『言えない』理由があるということだ。私の〈スティール・ホウィールズ〉はエネルギーを循環させる。もしも『過去』へ戻るのならば私が何かを覚えているはずだ。

 

私はお姉ちゃんから「本」を受けとる。

 

そうだ、この〈レヴィー・ブレイク〉を持っていれば私は『過去の出来事』を覚えていられる。たとえ、それが最悪の出来事だとしてもだ。

 

私も東方くんの髪型のように、一つだけコレは許さないと決めていることがある。それは、お姉ちゃんを泣かせるやつだけは絶対に許さないことだ。

 

◇月∪日

 

早朝、私がすれ違った川尻浩作という男こそ吉良吉影だった。あまりにも突然の出会いに吉良吉影も驚き、とっさに『爆弾』を使ってきた。

 

しかし、ようやく分かった。

 

吉良吉影の〈キラークイーン〉は私の瞳の中にいる。矢安宮くんの時の『触れたものを爆弾にする』能力、承太郎さんの時の『遠隔操作型の爆弾』シアーハートアタック、そして『四宮詠月を条件付きで爆弾する』能力だ。

 

もしも私のお姉ちゃんが〈レヴィー・ブレイク〉を持っていなかったら勝てない相手だった。だが、これで私は〈キラークイーン〉の能力を知った。

 

あとは吉良吉影を倒す方法だ。

 

最後に見たときも彼は私の「手」を掴んでいた。私が誘き寄せるエサになる。川尻浩作、彼の家に電話して呼び出すしかない。

 

また、私は死ぬだろう。

 

しかし、それだけだ。私のお姉ちゃんを泣かせるやつは、それが殺人鬼だろうと神様だろうと関係なく殴り倒してやる。

 

◇月∃日

 

おはよう、川尻浩作さん。

 

そう家から出てきた吉良吉影に話しかける。

 

ちょうど曇ってきたので喫茶店に行きません?なんて言いながら〈スティール・ホウィールズ〉を出現させる。

 

私も静かな生活を望んでいる。しかし、それだけのために人を殺そうとは思わない。私が両手だけ残して死ぬか、あなたが吉良吉影として死ぬか。

 

今から私と勝負しましょうか。

 

そんなことを言いながら杜王町のはずれにある霊園の隅っこで向かい合う。私の〈スティール・ホウィールズ〉は今日よりも強くなってるので、あなたも〈キラークイーン〉を呼び戻した方がいいよ。

 

ちょっと私も怒ってるんですよ。

 

 

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