とあるオタク女の受難(ジョジョの奇妙な冒険編)。   作:SUN'S

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第55話

△月≦日

 

あのサーレーとかいうやつもいいな。

 

もしも生きていたらオレが雇ってやろう。そう呟きながら穴だらけのグイード・ミスタの身体を触って『昨日』へ戻す。

 

おい、感謝しろよ。普通ならオレが使うのは緊急時とか死にそうな時だけだ。だが、これで上手くオレのスタンド能力を誤魔化せた。

 

サンキュー、オレの文月姉さん。

 

そんなことを思いながら動かないサーレーをズッケーロに押し付け、オレが仕切るツェペリの部下に任せて、ブローノに着いていく。

 

オレは有能なやつは引き抜く主義だ。

 

なぜならば有能なやつほど燻るし、上のやつらに邪魔されて鬱憤を溜め込んでいる。おい、アバッキオ、そんな急に近づくなよ。

 

オレだって女の子だぞ?

 

お前にキュンと来ちゃうだろうが、オレは惚れっぽいんだ。そんなチューするような距離に来るなよ、マジで惚れちゃうぞ。

 

△月>日

 

オレはパッショーネのボスの娘と二人っきりで向かい合っている。アバッキオとパンナコッタ・フーゴなりの配慮なのだろう。

 

しかし、どこか違和感がある。オレのスタンドが勝手に出てこようとしている。お前はオレも危ないんだから大人しくしててくれよ。

 

そう思いながら姉さんの〈レヴィー・ブレイク〉を出現させ、そっとトリッシュ・ウナへ向ける。ただの疲労回復を促進させる『文章』を書き加えただけだが、少しは落ち着いたか?

 

まあ、オレも血筋的に似たようなものだ。

 

お互い様ってやつだよ。

 

だが、オレは血の運命を受け入れる。たとえ朽ち果てようと高祖母から受け継いだスタンドという能力を誇り、オレは自分の人生を生き抜くつもりだ。

 

トリッシュ・ウナ、テメーに夢あるか?

 

どんな逆境だろうとオレは夢を叶える。そう信じることが自分を肯定する大切な一歩だ。もしも挫けそうなときは、このオレが助けてやる。

 

△月≒日

 

なんかトリッシュになつかれた。

 

確かに好かれるようなことは言ったかもしれないが、こうも簡単に近づいてきたのは予想外だ。おい、お前らオレはレズじゃないぞ。

 

ただの親切で話しただけだ。

 

オレのスタンドは精神を操作する能力じゃない。もっと強烈で派手な能力だとは言っておくが、そうそう見せるつもりはない。

 

まあ、そんなに心配はするな。

 

トリッシュとは仲良く待ってる。その間にナランチャ・ギルガが買い物へ行くんだろ?それならオレの財布を貸してやる。

 

いくら使ってもいいが、余計なものは買うなよ。そういうのは場所を取る。しかし、せめて日用品は買ってきてもらえると助かる。

 

あとは携帯用トイレぐらいだな。お前らは外でも良いだろうが、オレとトリッシュは女の子だってことを忘れるなよ。

 

 

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