とあるオタク女の受難(ジョジョの奇妙な冒険編)。 作:SUN'S
△月※日
最後の指令を伝える『DISC』を回収する。そのチームにオレが入っているのは謎だが、これも追手を撹乱するブローノの作戦なのだろう。
そう納得してジョルノの運転する車の助手席に座り、オレは静かに姉さんの〈レヴィー・ブレイク〉を読む。この時間だけがオレの心を静かに落ち着かせてくれる。
ゆっくりとページを捲る。
ほんの一瞬だ、ジョルノが窓を開けた瞬間、オレの身体が凍りついた。いつ、どこでスタンド使いとすれ違った。じわじわと氷に覆われていく最中、そんなことを考えながらオレは〈Noboody′s Fault but Mine〉を使った。
くそが、すげぇムカつく。
オレはスタンドを見せたくねえんだよ。そう思いながらミスタとジョルノの近くに〈バット・マイン〉を寄せて火ぶりの刑を執行する。
これがオレの能力だ。
あらゆる『刑罰』を執行する薄気味悪いスタンドだ。ちょいと火加減の自信はねえが、これなら〈
△月₩日
ジョルノの蹴り殺したギアッチョを見ながら後ろから聞こえてくるミスタの変な声を聞き流す。そういうのは本当にやめてくれ。
いやーんとかだめーとか聞こえてくるが、ギアッチョを引きずり下ろして『昨日』へ戻す。こいつも使えそうなのでツェペリ家で雇ってやろう。
とくに夏場は快適に過ごせそうだ。
そんなことを考えながらボートに乗っているナランチャと目があった。どうもジョルノの治療行為を勘違いしているようだ。
たぶん、オレも初対面だったら勘違いする。それほどミスタのふざけた声は大きいし、ジョルノも押さえつける様があれなのだ。
△月&日
トリッシュの父親と会談する。
しかし、そこへ向かうのはブローノだけだ。そういう指示をパソコンで送って来ている。おそらく無関係のオレが関わっているせいだ。
もっともオレたちはトリッシュの父親の用意してくれた要人警護を受けるお偉いさん御用達の一流ホテルへ泊まる。
これはトリッシュが女の子であることを配慮して、清潔な環境で落ち着けるようにと彼女の父親が手配してくれたものだ。
フーゴの礼節指南を受けるナランチャとミスタを眺めながらオレは外を警戒する。ここは安全という保証は、どちらかと言えば無い方だからだ。
ゆっくりとトリッシュの泊まる部屋を調べて、ここは安全だと確認したブローノたちは食事を取るため各自の部屋に戻る。
先ずはシャワーを浴びて落ち着くと良い。
オレがいるから襲撃の心配はない。
それにオレのスタンドは空条承太郎ほどじゃあないが、それなりに強いやつだ。お前を傷つけるやつは許さねえよ。