とあるオタク女の受難(ジョジョの奇妙な冒険編)。 作:SUN'S
☆月Å日
ハロー、パパと空条承太郎。
そうエンリコ・プッチの背後へと降り立った男たちに話しかける。私は実に運のいい女だ。ママの『時を戻す』能力の使用は〈ベイビー〉を呼び出せないデメリットを抱えている。
私の傍らにやって来た〈
勿論、私はママの言葉を信じている。
だからこそ空条承太郎に渡すことも躊躇ったりしない。そして、エンリコ・プッチも『ディオ』がママから「本」を奪い取り、自らのスタンドに取り込んだのを知っている。つまり、その奪いにいく瞬間こそ絶対の隙が出来る。
その瞬間を狙って〈ストーン・フリー〉や〈
ふむ、あれは痛そうだ。
そう考えながら〈
☆月Φ日
結局、エンリコ・プッチの野望はジョースターの血統に防がれた。
しかし、彼は連行される最中、私に向かって「エインズとツェペリ、お前たちはジョースターと絡まり、どこまでも彼らの『運命』に翻弄される憐れな一族だ」と言い残した。
まったく私達の気持ちは昔から変わらず、大好きな友達や家族と過ごしたいっていうだけなのさ。エンリコ・プッチ、それは君が『ディオ』に抱いたのと似た気持ちであり、誰もが持っているものだ。
私はエインズとツェペリの直系だ。
そして、今の
ずっと一緒に生きることは出来ないけれど、私はジョジョに寄り添っていたい。彼女達の『勇気』や『覚悟』こそ私の生きる希望の星なんだ。
☆月∀日
おや、アナスイと徐倫ちゃんだけかい?
私は刑期を終えて出てきた二人を見ながら問う。すると、エルメェスたちは看守と別れる際に今まで受けた暴行の鬱憤をスタンドで晴らしていると教えてくれた。それは可哀想だが、仕方のないことだ。
私の傍らに腰掛けるウェザー・リポートも二人の門出を祝いつつ、空条承太郎から結婚の許しを得るために戦うことなった経緯について聞いている。
まったく私はアナスイのことを認めているのに空条承太郎はなんで認めないんだ。そうパパに聞いたら「大事な一人娘だからだよ、僕も承太郎と同じように結婚を認めるつもりはない」と言ってきた。
ふむ、私は結婚する予定はないぞ?
そう聞き返せば憐れみの視線をウェザー・リポートに向けていた。うむむっ、なにか二人は通じ合っているのか?そんなことを考えながら、ようやく出てきた皆にこっちだと呼び掛ける。