とあるオタク女の受難(ジョジョの奇妙な冒険編)。   作:SUN'S

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第8話(ディオ・ブランドー)

ジョジョの友人を名乗る忌々しい女のせいで、俺は不快な気分を味わっている。あの女は、このディオを見るなり逃げるように帰った。

 

そのせいで病気が悪化した。それでは俺が何かしら彼女を傷つけたと思われるっ!そして、このままではジョージ・ジョースターにすら警戒されかねん。それだけは何としても避けなければいけない。

 

まったく忌々しい。

 

さっさと病魔に蝕まれて死んでしまえっ!いや、それだけでは腹の虫が治まらない。ジョースターと同じく、あの忌々しい女と婚約して、二つの家を支配すれば良いのだ。

 

その頃には女も病で死ぬ。もし生きていたとしても親父と同じように毒を盛ればいい。

 

〈五日後〉

 

ふん、憎たらしい女だ。

 

俺の手紙や贈り物への返答は一つもない。ジョジョにいたっては手紙を書いては引き出しに入れ、いっこうに手紙を送ろうとしない。

 

えぇい、なんだ、あの体たらくはっ!

 

ふと気がつけば俺はよりにもよってジョジョなんぞに「手紙を書いたのならさっさと送れば良いだろう、それともお前は意気地無しのはな垂れか!」と訳のわからない言葉を掛けていた。

 

これは、いったい、どういうことだ。

 

あの女と二人で会ってからというもの、俺の意思(・・・・)とは関係なく言葉を発する。あの時、あの女になにか仕込まれたのか!?

 

ジョジョのやつは人が変わったようにすり寄ってくる始末だ。このままでは、俺がっ、このディオがっ!ただの意地っ張りで友達思いの甘ったるいやつに思われるではないか!!

 

「ディオ!君のおかげで彼女から手紙が届いたよ。ありがとう、君がいて良かった!」

 

「えぇいっ!そう近寄るな、お前がすり寄ってくると犬も寄ってくるのだ!」

 

「はははっ、ディオは相変わらずダニーが苦手なんだね。それなら心配ないさ、ダニーは絶対に噛んだりしないよ!」

 

そうではない、そういうことではないのだ!!俺はお前と仲良くするつもりも犬と馴れ合うつもりもない。おい、やめろ、俺に抱きつくんじゃあないっ!

 

〈七日後〉

 

これで、ようやく元通り。

 

ジョジョの大事な犬を箱に詰めて焼却炉へぶち込んだ。ジョジョのやつも絶望し、脱け殻になるに違いない。そう思っていたのに、なぜ犬が生きているのだ。それも火傷一つない。

 

まるで最初から焼却炉に入っていなかったようだ。いいや、そんなはずはない。たしかに、俺は犬を入れたはずなのだ。

 

わ、わけが分からない!

 

まさか、あの女は魔女だったのか。そうでなければ辻褄が合わない。しかし、そんな存在がいるとは考えられない。くそ、何もかもが忌々しい。

 

「ディオ、ダニーったらすごいんだぜ。このボールを投げたら前足でキャッチするんだ!」

 

「それは、すごいじゃあないか」

 

俺だけでなく犬にも何かしたのか!?

 

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