TSグリフォーネは今日も頑張る   作:アーヴァレスト

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本編(チート指揮官の前線活動)で現れた二人の存在がこちらにも登場!!

今回はトンデモをやらかそうとする


[コラボ]ニュージーランド騒動編(1)

「ファック!!乗り捨て車両でいっぱいじゃねぇか!!」

「最初から道じゃなくて土のほう走ってりゃワンチャンあったかもなー」

「オフロードだからそうすれば良かったと今更だが反省しているよこの野郎!!」

「うーん、今日は一段とキレやすいな」

 

かれこれ数十度目の障害物回避でキレている俺に師匠はのんびりとした声で返していた

 

「移動する小型熱源を感知。列車だな」

「ふぁ!?」

 

動く車両があったことに驚くが、進路から見て俺達の方が少し遅れることに気づいた

挙げ句こちらはこの先も障害物を回避しなければならないのだ

 

「んー、あちらが早いな」

「ちっ!!」

 

俺も同じ計算にいたり毒づく、それから数十分後、列車の走行音が聞こえ始めた

 

「少しばかり遅いねぇ・・・この路線の規定値75%位の速度かな?」

「運転できるだけでもまぁ良いんじゃね?速いよかマシだろ」

「ま、そりゃそうだ」

 

それから更に数分後、並走状態になった

少しして鳴った警笛にうるせぇ!!と思いながら列車の方を見ると・・・

 

「は・・・?」

「あっ!?」

 

平台貨車にいた二人の女性が、右手人差し指で右目の下瞼を引き下げながら舌を出す、所謂アッカンベーをしていたのを見る

 

「ふっ、ふふっ・・・ふふふっ・・・」

 

キレた師匠がデバイスを操作して取り出したのは・・・

 

「RPGはやめろクソ師匠、デカい音で面倒事起こす気か?」

 

RPG-7だった、しかも弾頭はPG-7VRというタンデム型の対戦車榴弾である

 

「ならコレはどうだ!!」

 

次に取り出したのはM82A2だった、当然こちらは・・・

 

「素の状態でこんな揺れてんのに相手の頭ぶち抜けるか?というかそもそも当てれる?」

「・・・無理です」

「じゃあやめとけ」

「はぁい・・・」

 

そう言うと師匠は武器をしまい、また寝始める

お気楽なものだ、呆れて物が言えない

 

「しかし、これではかなり時間がかかるな」

「車変えるか、先頭にキャリアーがあるぞ、行ってみろ」

「起きてたんかい」

「こんなボロ車で寝れるか。11時の方向、距離380」

 

言われた方向に確かにキャリアーがあった

そこにはいかにも新品です!!というような車が2台ある

 

「運に恵まれたな、2台共オフロードだ」

「タンドラとハイラックスサーフ、どっちも日本仕様・・・?タンドラに日本仕様ってあったか?アメリカ専売だろ?」

「いわゆるジャパナイズカスタムというものだ、日本仕様に限りなく近づけるカスタムの手法さ。この車のカスタムをしたやつの手先は器用だな、見事に日本人向けのカスタムを施している」

「ほーん、んでどっちに乗る?」

 

師匠はあっさりとタンドラの扉を開けていた

どうやらこちらに乗るようだ

 

「やっぱバッテリーは上がってんな」

「こっちもだ、上がってやがる」

「周りの車両とハンヴィーから残っている燃料とかを貰って動かすしかねぇな」

「違うの動かそうとしてるのになにか言うことは?」

「ねぇよ?」

 

俺はハイラックスサーフの扉を開けて整備していた、効率で見れば一台のほうが良いのだが師匠は何もいう気はないらしい

 

「どっちも燃料同じだし、集めるだけ集め・・・少し先にタンクローリーを発見ッ!!」

 

集めるのはダルそうな師匠がラク出来そうで喜んでいた、俺も見たそのタンク車は運がいいことに使う燃料であるガソリンを積んでいた

しかも満載である。ほんのちょびっと・・・具体的には3回分満タンに出来るくらい貰って・・・

 

「おい、師匠。何しようとしてやがる?」

「車ごと貰っちゃえッ!!」

「やってるのは窃盗なんだよなぁ・・・」

 

そういった瞬間にはタンク車が虹色の光で包まれる

持っているデバイス・・・量子化保管装置の中に保管されていく時の現象だ

 

「よっし、それじゃあ補充しますかね」

「無駄に器用で草」

 

師匠の持っているものは最高グレードの品で、応用も可能な代物だ

実際に保管したタンク車の中にあるガソリンだけを選んで外部に取り出す器用な使い方をしている

 

「ところで気づいてるか?」

「空気が澄んでることなら気づいているぞ」

「おう、それなら良いがな」

「近づくに連れてレベルが変わってきてるな。もう少し進んだら住めるレベルまで下がるだろう」

 

そう言って同時にエンジンを掛けて笑う

一回目の始動でかかるエンジンの状態の良さ・・・最高だ

 

「随分とごきげんなエンジンだ、最高だねぇ」

「状態もいいし、飛ばせるぜ!!」

 

一応、相互に通信できるインカムは持っているのでやり取りに問題はない

同時に運転席に乗り込み、アクセルを数回吹かす

吹き上がりも良好なのを確認し、ギアを入れ・・・

 

「それじゃあ行こうかぁ!!」

 

フルスロットルで走り出す。ギアもすんなり入って快調な動きだ

 

「カズマ、あちらと俺たちどちらが早くつく?」

「新しく車ゲットしたこちらだな、テラフィティ岬への路線はない」

 

あちらは鉄道でこちらを一時追い越したが、残念なことに途中下車の出来るターミナルがないためそのままニュージーランドの首都であるウェリントンまで直通だ

一方こちらは山沿いに作られている舗装道かダートを進んでいけるし、余計な経由をせずに行けるため追い越された分を取り戻して余りある余裕で目的地に着ける

 


数時間後


アレからしばらく後、俺達は目的地に着いていた

車はそれぞれのデバイスに収納し、双方距離を取って散開し他の反応を探る

 

「ここか」

「いい感じのクレーターだな・・・この白い花は?」

「分からん、と言いたいが見に覚えはある」

 

まさかと思いたいが、おそらく当たっているだろう

 

「律者かもしれんな」

「律者?お前が行ったことのある世界の一つか?」

「あぁ、地球を人で例えたらマクロファージの立ち位置に近いな」

「にゃるほど」

 

そうしていると反応を捉えた

 

「グリフィンの戦術人形?」

「なんでここにいる?」

「分からんが、警戒したほうが良いな」

「あぁ・・・」

 

更に数分後・・・

 

「カズマ、7時方向・・・ブッ放していいか?」

「ダメに決まってんだろうが、自分から争い起こそうとしてんじゃねぇ」

「ちくせう」

 

師匠が行った方角に双眼鏡を向けると列車で先を越していった連中の顔が見えた

幸いこちらにはまだ気づいていないようであるが、グリフィンの戦術人形には気づいたようだ

そこで自分もグリフィンの戦術人形に再度、双眼鏡を向けた

その結果絶叫することになる

 

「正気かアイツら!?」

 

クレーター内で蹲る少女に向けて榴弾が発射されたのだ

撃ったのはStg44、完全に最悪な状態になった

 

「律者ってこういうのか?」

「あぁ、この子はその中でも風・・・流体を操る能力を有している、風の律者だッ!!」

 

少女を中心に竜巻が発生し榴弾を巻き込む。巻き込まれた榴弾は空高く上がり炸裂した

それで俺は確信した、その少女の正体を

 

「倒すだけで済むと良いがねぇ・・・幼気な少女を殺すのは流石に良心の呵責が・・・」

「言ってる場合か!!来るぞッ!!」

 

切り札というか、本来使っているデバイスの出番が来た

一応、手段はまだある・・・賭けてみるのも良いかもしれない




NZ騒動編・・・コラボ参戦!!
コラボ先はこちらになります!!
https://syosetu.org/novel/314044/
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