TSグリフォーネは今日も頑張る   作:アーヴァレスト

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(今回は投稿が)ハエェェェェイ!!


カーチェイス!!

「今日は涼しいですね」

「しばらくはこの天気が続くそうだ、ドライブ日和だな」

「ここのところパラデウスの奴らも静かにしているし楽できていいわ」

 

基地を出てから涼しい風を浴びながらドライブをしていた

基地から近いとはいえ買い物をする地区まではだいたい40分くらいかかる

自分が来る半年前から整備された道路があるが、それが出来るまでは倍近く時間がかかっていたそうだ

 

「む・・・」

「どうしました?」

「後ろの車が煽ってきて・・・」

 

そう言われて俺は後ろを見る、ジープだ

後ろから人間が何かを取り出して・・・

 

グリクさん!!

振り切る!!

 

取り出してきたのは銃だった!!

 

「振り切るって言っても相手のほうがポテンシャル上でしょ!?」

「それはどうかな・・・?」

 

その瞬間、グリクさんはリアを大きく右に振るような形でドリフトして信号を曲がった

攻撃してきた相手もそれについてくる

 

「ほう、流石にこれにはついてくるか」

「頭ぶつけたんだけど!?」

ちゃんとシートベルトしない貴様が悪い。見ろ、グリフォーネはしっかりしているぞ?

「いや俺もするって分かった瞬間にしたんで人のこと言えねぇっすよ!!」

 

エンジン音が変わっていることに気づいた、やはりこの車・・・改造車だ!!

 

「ターボ付いてるんですか!?」

「あぁ、しかもただの後付ではない、しっかり計算されてチューンされている!!」

「シーケンシャルターボか!!」

 

ZC31Sは本来NA(自然吸気)エンジンのM16Aを搭載している

水冷直列4気筒DOHCのVVT(可変バルブタイミング)エンジンで本来過給器(ターボ)の仕様はないエンジンだが、指揮官は大胆にターボ化したようだ

 

「しかもおかしな音してないし!!どんなうまいチューンしてんだよ!!」

「やけに詳しいな」

「そりゃ死ぬ前の世界の親父の愛車だったんでね!!エンジンサウンドからマフラー音までガッツリしっかり覚えてますよ!!しかもシフトはクイックシフト換装されてるし!!」

「あんたそれ変態の域よ」

 

お、俺だってそう思っているのに言わなくてもいいじゃないですか、モリドーさん・・・

 

ちっ!!RPG!!

躱す!!

 

後ろを見たら敵がRPGをぶっ放してきた、それを告げた瞬間グリクさんはサイドブレーキを思いっきり引いてドリフトターンして着弾を器用に躱し敵車両とすれ違うようにターンさせた

しかもこの間、広めとはいえたった2車線道路で他のどの車両にもぶつからないどころかガードレールにも当たらない神業だ

 

「いや運転うま!!」

「指揮官ほどではない、彼女の運転はもっと凄かった」

 

グリクさんが指揮官を称えている!?

それはいいとして敵がしつこいな!!

 

「武器はありますか?」

「持ってくるのを忘れていた」

「そもそも武器取り上げられてまぁす!!」

「肝心なところが抜けてやがる!!俺もだけど!!」

 

残念なことに全員武装を持ってきてなかった、幸い俺は護身用で名前にもなっているグリフォーネの改造元であるマテバ、モデロ6・ウニカを持ってきてるが・・・

 

「弾数的にキツイか!!」

「いや、そうでもない。敵の足を止めればいい!!」

「タイヤ狙えって言うんすか!?」

 

だが、それをするしかない状況なのも事実だった。そこでグリクさんが続ける

 

1秒だけだがチャンスを作る出来るな?

やれって言われたらやりますよ!!当たるかは賭けですけどね!!」

「問題ない、やれ!!」

 

モリドーさんが発破をかけてきたので窓を開けて銃を構える

 

「行けます!!」

「よし、やるぞ!!」

 

その掛け声と同時に再びグリクさんがカーブを利用してドリフトする

窓の先に敵の車のタイヤに当たる車線ができた瞬間、発砲した

バム!!という音がして命中したが・・・

 

「ちっくしょう!!コンバットタイヤかよ!!しょせん拳銃弾じゃ効かねぇグレードのモン履きやがって!!」

 

持ってきていたのは.44マグナム弾仕様だったのもあり弾かれてしまった、これでは完全に打つ手なしだ!!

 

「ちょっと、敵の車の後ろ!!」

「なに・・・つっ!?」

 

俺も再度後ろを見る、敵の車の後ろにシルバーのセダン・・・いや、あの車は!!

 

アルテッツァだとぉ!?

 

猛烈な勢いで敵車両に接近していたアルテッツァがいた

一瞬顔が見えて運転しているのが指揮官だと分かる

数週間前に入手したばかりの車で来た時から熱心に弄っていたのを知っていたが・・・

 

「速い!!」

 

俺が見ても驚くほど速い動きで敵車両を抜き去って並走してきた

助手席に乗っているLAFIさんがついてくるようにと合図してきたので頷いて返答する

そこでこちらもエンジンの音が違うのが分かる

来たときは完全純正の1G-FEエンジンだったが・・・

 

「あっちもフルチューン済みかよ!!」

「何が違う!?」

「こっちと違ってターボ化してないけどそもそもエンジンパワーが違う!!あっちは直6こっちは直4!!指揮官の車の排気量は2000CC!!しかもエンジンは優秀な1G-FEのBEAMS、VVT-i採用型!!マシンとしてなら指揮官の車のほうが強い!!」

「そんなに違うの!?」

「気筒一個で別モンだよ!!それだけ排気量も増えて燃料も食うし車重も重くなるけどね!!」

 

<アルテッツァ シャマール>

 

「ほう、いい運転技能だ。キレイにドリフトしている」

「そんなことを言ってる場合ですか?相手はコンバットタイヤのようですが」

「そういうお前はMGLを持ってるようだが?」

「これなら防げないでしょう?」

「まぁ確かに。一発で仕留めろ、弾がもったいない」

 

グリクの運転するZC31S、二代目スイフトスポーツと並走しながら私は感想を言っていた

広めに作ってあるとはいえ所詮2車線の道路でどこにも当たらずドリフトできるだけでも相当の腕だ。

しかもそれが初めて乗る車ならなおさらである

 

「次のカーブでドリフトするぞ」

「了解、一発で破壊します」

 

それから数秒後、カーブに入った瞬間にサイドブレーキを引いてドリフトした

窓を開けて発砲待機していたLAFIが敵車両のフロントにグレネードを命中させ、爆発炎上する

 

「次に来るときは軍用車で来ることだな」

「まぁ、その時はスティンガーでも使いましょうか」

「弾頭はタンデムにしろ」

「言われるまでもありませんよ」

 

それからしばらく走り、グリク達の目的地に着く

駐車場で並ぶように車を止め、同時に降りた

 

<ZC31S グリフォーネ>

 

「助かりました、指揮官」

「追われてるのを見て追いかけただけだ、あの距離でよく気がついた」

「グリフォーネのお陰です、彼女の警告がなければ一撃で終わっていました」

 

駐車場で同時に降りたら指揮官が話しかけてきた

グリクさんは褒めているが俺のお陰なんてそんな・・・俺は見えたから言っただけで・・・

 

「相変わらず目がいい、スネーキングスキルもだがな」

「指揮官はなぜこちらに?」

「出来上がったのでスペック確認にな、それに個人的に菓子を買いに」

「我々と同じか。では一緒に」

「あぁ、そうだな。一部は私が出しておこう」

 

そうして俺達は様々な菓子を買っていった

結構な量になったので二台に分けることになったのは言うまでもなかった。まぁ、一部配送をお願いしようと思っていたのが不要になったのでその分増えたので仕方ないだろう

ちなみにお菓子をよく食うのはハンドガンの子とマシンガンの人達だ

 

「しかしまぁ、トランク容量が少し少ないわねぇ?」

「もともとそういう車なんで。一応リアシートを倒したら荷台スペース増えますけどね」

「すればよかったのに」

「その時はモリドー、お前をあっちの車に載せよう」

「なぁんでぇ!?」

 

グリクさんのモリドーさんに対するあたりが非常に強い

グリクさんいわくなんかイラつくらしい

 

「後で試験対策だ。次は合格させてやるぞ」

「スパルタは嫌」

「よし、地獄を見せてやる」

「すみません、やめてください」

 

速攻で諌められてた。なお俺は早々に諦めている。だってこの人・・・

 

「取らなくても良くない?」

「徒歩で市街地に歩いていくか?」

「何時間もかけては嫌・・・取るしかないかぁ・・・」

 

そう、割と脳天気な考えだからだ

まぁ、戦闘時には非常に強い人なので信頼は出来る人だ




本話はDeja vuをヘビロテしながら書きました!!
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