TSグリフォーネは今日も頑張る   作:アーヴァレスト

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なお失敗する模様


このケモミミマッドに復讐を!!

「チッ・・・あのケモミミマッドめ!!なぁにが試験装備のテストだぁ!?ガラクタ寄越しやがってぇぇぇ!!」

 

ある日、俺は一人ビルの中で吠えていた

このビルは基地の監視の目を盗んで非合法な取引が行われていた場所である

そこにカチコミを掛けて相手の目論見(戦力を集めて基地を襲おうとしていた)を木端微塵とする作戦が決行されて自分も駆り出された

その際、ケモミミマッドと自分が呼ぶ相手・・・ペルシカリアに試験装備を渡されたが、これがまぁ役立たずにも程がある品物で、途中で頭にきて敵の骨ごと破壊して捨てた

そして作戦が終わったのちに我慢できず吠えたのである

 

「だいたいなぁ、建物の中じゃあ長柄の武器なんざ役立たずにも程があるんだよぉ!!」

「荒れてるわね・・・」

 

同じく参加していたUMP45がボソッと呟くのも無理ないほどに俺は怒り狂っていた

 

「寄越すんならソードオフのショットガンにしやがれってんだよクソがぁ!!」

「なら復讐すれば?ペルシカ一人くらい楽でしょ?」

「そんな事出来るわけ無いでしょ・・・」

「消すだけが復讐じゃ無いわよ?()()()()()()()()()()()()()()()()()なんだから」

 

UMP45の発言に閃きが浮かんだ、正しく天啓である

 

「UMP45、一つ聞いて良い?」

「何かしら?」

「ペルシカのあの猫耳、感覚繋がってると思う?」

「・・・辞めたほうが良いわよ?」

 

発言に間があった、これはイケる

 

「よし、恥ずかしい思いを受けさせてやる!!」

「あ、ダメだコレ」

 

そして意気揚々と帰還して受けた一言が・・・

 

「緊急メンテのお時間よ!!」

「嘘だそんなことぉ!?」

「いや、あなたのフレームに予想外の負荷がかかっていることが判明したからあとどれくらい持つか見るだけよ?」

「え、マジで?」

「えぇ、コレを見てちょうだい」

 

渡されたタブレットには下腹部と背部上面のフレームが黄色く塗られているデータがあった

それは負荷のかかっているところに色付けしたものだとすぐにわかる

 

「ということで、メンテナンスベッドに寝なさい」

「嫌と言ったr」

「何かしら?」

 

言っている最中にスタンガンどころか端子がむき出しのぶっとい電線を出された、しかも放電音まで流れているスペシャル仕様だ

 

「何でも無いですぅ・・・」

 

さすがの俺でも耐えられない、あんな高圧電流叩き込まれたら

いや、耐えれる方を探すのが大変だろう

 

「で、またここに来たと・・・呆れてものも言えないですね」

「は、ははは・・・」

 

で、またも電子の世界に飛び込んでいた

前回と違うのはちゃんとした手段(特殊なプロトコルでの接続)で来たことくらいである

そのお陰か前のような異常事態は起きていない

 

「私とバーテックス以外でここで自由に動けるのはアナタくらいです、他の戦術人形であれば表層を掠る程度が限界のこの空間に入れているのですから」

「ふぇ・・・?」

 

気がつけば、LAFIさんの横に彼女を幼くした外観をした女の子が居た

この子がバーテックス・・・?

 

「どーも!!よろしくね!!」

「よ、よろしく・・・」

「にしてもお姉ちゃんの言う通り不思議な人だね?この空間に2度も負荷無しで来れるなんて相当だよ?」

「そうなの・・・?」

 

そういうとLAFIさんは無表情で・・・

 

「頭がスカスカか、もともと感覚オンリーの人間か、あるいは我々の同類くらいですね」

「褒めている所が何一つもねぇ・・・」

「キャパがそれだけ大きいってことだと思うなー!!」

「馬鹿ともいえますがね」

「「ストレートすぎる!!」」

 

LAFIさんの声に同時に反応していた

この子とは馬が合うようだ・・・子供と馬が合うなんて・・・

 

「そろそろ時間じゃない?」

「え、早くないですか?」

「ここでの1分は現実世界において1時間になります、メンテナンスはもう終わりですよ」

「マジか・・・」

 

たった3分居ただけなのに現実では3時間も経っていることに驚いた

それだけここの情報密度は高いということだろう

 

「それじゃあ、また」

「またねー!!」

 

バーテックスは元気な声でそう答えてくれた、そして同時に視界が暗転し現実世界に戻ってくる

 

「いい夢は見れたかい?」

「目の前にケモミミのマッドが居なければ心健やかに帰れたんですけどね」

「おや、なかなか辛辣だねぇ?」

 

服を着て斜め後ろに立つ、集中しているのか彼女は俺が後ろにいることに気づいていない

そして・・・

 

「フー」

「にゃあぁぁぁぁぁぁ!?」

 

息を吹きかけたら良い反応だった、シッポも付いていたら付け根部分をサワサワしていただろう

 

「な、なななな、何するのよ!?」

「日ごろ無理難題に付き合わされるからつい」

「・・・そう」

 

あれ、声がめっちゃドスの効いた冷たいものに・・・逃げるんだよぉ!!

 

「ノゥ!?」

「躱すんじゃないわよ!!」

「殺す気か!?」

 

投げられたのは手術で使われる道具の一つ、メスだ

しかも投げられた先の壁に深々と刺さるレベルで研ぎ澄まされている

 

「あ、あっ・・・あぁぁぁぁ・・・!!」

「覚悟は良いかしら?」

「ぎゃあぁぁぁぁ!!」

 

そして一晩中お仕置きをくらった・・・何があったかはあまりにも恥ずかしいので教えない




というわけでペルシカにイタズラ仕掛けて速攻でやり返されるという話でした
不憫可愛いグリフォーネちゃそ・・・
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