無謀なことに二作同時投稿を強行します。
一話ごとに投稿する話を変え投稿する予定です。
2073年〇月☆日(晴れ)
フェンリル極東支部第一部隊隊長、つまりは俺こと酒呑一鬼だが。
いかん混乱してなんか日記風に思考がなっている。
ひとまず落ち着いて考えてみよう。
なぜこんな目に合っているのだろうか。
「なんなんだこりゃ~!?」
あっ、まったく俺落ち着いていないようです。
俺は休暇を使いアナグラで休んでいたら突然、
ドゴン
という轟音が聞こえ慌てていると緊急アナウンスがなった。
「緊急事態発生、繰り返す。緊急事態が発生した。
アラガミによる攻撃でアラガミ防壁が破壊された。現在居住地および極東支部内にアラガミを多数確認。
ただちに手の空いている神機使いたちは出動せよ!!」
雨宮ツバキ上官の手により、緊急事態宣言が発令された。
「おいおい、冗談だろう!こんなところにアラガミが!?」
「情報が更新された。アラガミの中に第一種接触禁忌アラガミであるスサノオ、ツクヨミ、アマテラスが確認された。ソーマ強襲少尉およびコウタ偵察兵曹長はスサノオの対処。サクヤ衛生少尉、リンドウ少尉がツクヨミに対処せよ。第一部隊隊長はただちに神機を装備しアマテラスと交戦せよ。ほかの隊員はほかのアラガミたちの殲滅だ。情報は腕輪に送った。アナグラの未来は各員の手にかかっている。健闘を祈る。」
その声を聴きながら俺は廊下を全力で走り続けている。
「いそげ、重要施設の隔壁の遮断を」
「神機の調整は!?」
「完了しているよ!!」
「遮断ただいま完了しました!」
「情報バックアップは」
「終わりました」
それぞれの神機使いだけではなく、整備員、研究者たちを含め、全ての人間がフル活動で動いている。
だが、俺が探しているのはこいつらじゃない。
「酒呑!」
探していた人物の声を聴き、そちらを向きながら俺は聞く。
「リッカ、俺の神機は!?」
「ここだよ、気を付けて。以前も言ったけどこの神機はほかの神機と違いすぎるんだから」
「わかってる。酒呑一鬼出動する」
神機を移動する際に収納するアタッシュケースを手にしながら腕輪から送られた情報を頼りに敵、否獲物のもとへと駆ける。
強靭な筋力から発生した速度はすぐさま人間の限界を超え、すさまじい速度をたたき出し、この身を目的地へ運ぶ。さあ、意識を切り替えろ。これからは喰うか喰われるかだ。
そして、支部内の訓練室に入った途端
「■ ■ ■ ■ ■」
アラガミがその姿をさらし、吠える。俺がアラガミの前に立ったこの瞬間から命の奪い合い。いや俺らはそんなこと考えない。ただ、
喰らう
そのことのみを考え殺気ではなく、本能をぶつけ合うだけだ。
「フェンリル極東支部第一部隊隊長酒呑一鬼中尉」
その声に反応しアタッシュケースのロックを開くためのパスワード入力が始まる。
「神を喰らえ!!」
パスワードを認証し、ロックが外れ中から俺の神機を引き出す。
いつみてもあまりにも異様な俺の神機。
新型神機でありながらあの時改造されたとき名づけられた名は
特殊神機。酒呑童子の神退治。
バスターを超える黒い刀身。その長さに剣の腹の中央は棍棒のように膨れ上がり剣のふちはどこまでも鋭く切り裂く刃を持つ。
異様な風貌だが、俺の相棒だ。これさえあれば、どんなアラガミでも相手にできる。
こちらに飛び込んできたアマテラスを尻目に走り、足りない分はステップを使い避ける。
後ろで隙を見せ続けているこいつにそのまま神機を振り下ろしぶち込む。
「■ ■ ■」
悲鳴を上げ、触手で周りを薙ぎ払う。
「どうだ、喰われるという感覚は。初めてだろう?」
そのまま俺は剣形態のまま剣を横に薙ぎ払っていく。
だが、アマテラスもそのままやられぱなしとはいかないようだ
飛び上がりながら触手を伸ばし叩きつけと衝撃波を俺目指して放つ。
「ひゅう~、あぶね。だが」
衝撃波がぎりぎり届かない境目で神機の形態を変えていく。
刀身は引き込み、その代わり、剣の周りから赤い何かが飛び出す。
俺はその飛び出した咢で、
「
目の前の食い物を喰いちぎる。
それと同時に銃形態へ移行し先ほど捕喰したアラガミパレットを俺は撃つ。
これもまたあまりに特異な形体の銃だ。
白い長弓を付けたような姿で見た目は頼りないが破壊力は抜群だ。
「おら、てめえの技を自分で喰らいな」
直線に凄まじい光を放ちながらビームが三つ放たれる。
そのあとを続くように俺はパレットを打ち始める。
「■ ■ ■ ■ ■」
特徴的な体の動きをし、うっすらと光り始めた様子を見て
「活性化したようだな」
だんだんとあいつも弱っているようだ。
このまま押し切らせてもらう。
「行くぞおおおおお」
雄たけびをあげ相手めがけて突進する。
ただただ相手を食い尽くすことのみを考えて。
「はぁはぁ、ようやく終わったか。時間がかかりすぎた」
俺の後ろにはアマテラスが倒れ、オラクル細胞を拡散し始めている。
「諸君、よくやってくれた。全アラガミの殲滅をこちらで確認した。ただちに帰投し、報告を上げるように」
うへ、こんなに働いているのに報告書書き上げないといけないのか。面倒だな。
「特に第一部隊隊長は早く書き上げるように」
げっ、先読みしてやがる。仕方ない書き上げるとするか。
そう思い神機をアタッシュケースに収納し、訓練室を出ようとすると、
くらり
一瞬意識が飛びかけた。
なんだ?いきなりめまいがするなんて。こんなことは今までなかったんだが。
メディカルチェックを受けたほうがいいか?
そう思い、もう一歩歩いた瞬間にめまいなんてものじゃなく体全体が揺さぶられたかのようになり、動けなくなった。
な、なんだ。何が起きているんだ?
俺は何が起きているかわからずに意識を失った。
なんだ?このちゅんちゅんうるさい音は?
そう思い俺は目を開けその風景に驚き混乱し思わず叫んでしまった。
「なんなんだこりゃ~!?」
どうでしょうか。
これからよろしくお願いします。