魔法先生と神喰らい   作:koth3

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作戦完了

 目の前にいるこいつを前に俺は笑う。

 

 「弱い、弱い弱い」

 

 動きは鈍重。ウロボロス系の巨体を生かした攻撃もなく、単調な攻撃だけだ。

 これで苦戦しろという方が難しい。

 

 「な!? そんなアホな!」

 

 驚いている女を無視し、俺はさっき喰らった力の総量を確認する。

 こんだけのエネルギーがあるならリンクバーストLv3に匹敵する。

 

 「喰らいやがれ」

 

 俺は持ち物から閃光弾を取出しさく裂させる。

 

 「うわ! なんや、みえへん」

 

 女と同じように神も目を抑えている。

 その隙に俺は神機にオラクルを注入していく。

 

 「チャージクラッシュ!!」

 

 俺の放った一撃はスクナを傾かせるには十分な一撃のようだ。傾いていくスクナにさらに追撃していく。

 失ったオラクルも完全に回復した俺は剣形態を銃形態に変更し、パレットを撃っていく。

 パレットの威力は剣形態と比べ物にならない威力を誇る。

 五発神属性のクシビ_ノーマルを放ち、俺にだけ許された方法を行う。

 イメージはウロボロス。

 一撃ですべてを上空から薙ぎ払う光の一撃を。

 俺の神機は本来ありえない全てアラガミのコアを利用している。

 だからこそ俺はエネルギーを使いアラガミパレットを作り出すことができる。

 

 「コールレイン」

 

 神機の銃口から球体が現れ、上空へ浮かび。

 それを確認すると俺はスクナに背を向けネギの助力に入る。

 

 「敵の殲滅を確認せず背中を向けるなんてどうやら歴戦の戦士かと思ったけど違ったみたいだね」

 

 白髪の少年がネギと戦いながらこちらを向き問う。

 あまりにも間違った問いに俺は笑いながら返答する。

 

 「悪いが俺は戦士じゃないさ。俺はただのゴッドイーターさ」

 

 その言葉に感情のなさそうなこいつは疑問符を浮かべ、眼を見開き驚愕した。

 なぜならそれは

 

 「ぐうううおおおおおおおおおおおっ!?」

 

 スクナが、大鬼神が光の一撃により焼き尽くされているのだから。

 

 「なっ!」

 

 詠唱もなくあまりの高威力を出した攻撃に少年が動揺した瞬間にネギが

 

 「おおおおおお!!」

 

 咆哮とともに力いっぱい手を握りしめ殴りつけた。

 

 「拳で直接殴られたのは初めてだ。ネギ・スプリングフィールド」

 

 そういうと少年はキレた瞳をネギに向け

 

 「なら、これで二人目だ」

 

 吹き飛んだ。

 エヴァの繰り出した一撃で。

 

 「エ、エヴァちゃん!?」

 「エヴァンジュリンさん!?」

 

 エヴァがこちらに笑いながら

 

 「ふん、酒呑。先ほどの攻撃はなかなかのものだったぞ。

 坊や。これから私が最強の魔法使いの魔法を教えてやる」

 

 そういったエヴァは空へ魔法で上がり、詠唱を始める。

 エヴァの繰り出した魔法はスクナを一瞬で凍りつかせ崩壊させていった。

 これほど強力な攻撃は今まで見たことがない。

 そのあまりの威力に俺は目を点にするしかなかった。

 

 「フハハハハ」

 

 エヴァの笑い声とともにネギ君たちがエヴァに駆け寄り、何か話をしている。

 

 「ふう。あー、人間を相手に神機を使うのはやっぱりいやだな」

 

 俺がそう思い、この感情を確認していたらアイツが俺の視界に映った(・・・・・・・・)

 

 「エヴァ!!」

 

 エヴァに放たれた石の槍を俺はエヴァをかばって喰らい貼り付けにされる。

 腹を貫通しているせいか呼吸がしづらい。

 

 「貴様!!」

 

 少年めがけて振るわれたエヴァの一撃はどうやらダミーだったようで逃げられたようだ。

 

 「ぐうっ」

 

 俺は力を込めて槍を折る。

 

 「だ、大丈夫ですか?」

 

 アスナという子が俺を心配して話しかけてきているが、俺よりも今は、

 

 「俺のことよりネギ君の方がまずい」 

 「えっ?」

 

 俺が話したことにより、アスナちゃんはネギ君の方を見る。

 石になりかけて苦しんでいるネギを(・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

 「ネギ!!」

 

 慌てて駆け寄り何か話しているようだ。

 あちらはあちらで大変そうだが、どうやらなんとかするめどは立ったようだな。

 ふう、どうなるかは分からないが生きる意志がネギ君にはあるんだ。きっと何とかなるだろう。

 

 「仮契約」

 

 この光は?

 なんだかわからんがほかの人間の傷は癒えているようだ。

 

 「なんで!?」

 

 声が聞こえたがそちらの方を向く。

 髪の長い子やほかの奴らもこちらを向いている。

 

 「何で治らんの!?

 ほかの人は全員治っているのに!」

 

 木乃香だっけ?

 まあ仕方ない。事情を説明するか。

 

 「無駄だよ。

 今のが魔法ならすでに俺は魔法に対して耐性がある。だから魔法の治癒も効かない」

 「そんな。そんなこと聞いたことありません!」

 

 ネギ君にとってはあり得ないことなのだろうが、まあ仕方ない。

 

 「俺の体はそういう体なんだよ。とはいえ、このままでは死ぬからな。自分で治療するさ」

 

 俺は体中に広がっている偏喰因子を傷口にだけ無くしていく。それにより、槍はオラクル細胞に喰われて消失していく。

 喰らったことで得たエネルギーによりオラクルを結合させ、体を作っていく。

 

 「ふん、神を喰らうための体だからこそできる再生方法か?」

 

 俺の体のことを知っているエヴァと刹那は何をしたのかある程度は理解しているのか納得しているが、ほかの奴はいきなり体が再生し始めたことから顔を蒼くしているな。

 

 「エヴァ、すまないが運んでくれないか?

 今の俺は動くこともきついんでね」

 「良いだろう。坊や、気になるのは分かるが後回しだ」

 

 そう言い、エヴァは俺を担ぎ移動していく。

 これが俺の対魔法使い戦の初陣だった。

   

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