麻帆良際当日に俺は待ち合わせも場所で五月を待っていた。何故だか知らんが超から妙に服をほめろとかエスコートしろって言われたんだがいったいなんだったんだろうか?
-お待たせしました。酒呑さん。
「ああ、五月。俺も今来たところだよ。ん? 新しい服か? 似合っているけどそんなにおめかししなくても良かったんじゃないか?」
-い、いいんです。今日はこの服にしようと決めていたんです
「そうか。じゃあ、まずはどこを回ろうか?」
結局二人で相談し、毎回すごい出来の大学関係の模擬店から回ることになった。実際見てもすごい技術を使われておりこの技術だけで俺たちの世界でなら十年くらいは生活できるんじゃないか?
「あれ乗ってみるか?」
俺がさしたのは二人組でアトラクション内の的を撃っていくというゲームだ。ベルトコンベアーのように流れる道につけられた、卵を半分に切ったような機械に乗って進んでいくらしい。
-そうですね。乗ってみましょうか。
五月は絶叫系のものとか乗れなさそうだからな。ああいったものなら安心だ。
実際並んでいた時に知ったが結構難しいらしくハイスコアは結構低い。
「がんばってください。満点の場合はこの豪華セットが商品になります」
そういって案内の人が出したのは麻帆良際のすべての施設で使える商品券一万円分だった。
確かにそれだけあれば十分豪華だよな。そう思いながら乗り物に乗って動き出すのを待つ。
「では、ギャラクティカの隊員二名様。いってらっしゃいませ」
滑らかに走り出した乗り物中で俺と五月はそれぞれ銃をとり、準備をする。
-がんばりましょう。酒呑さん
「五月もがんばれよ」
五月は忘れているだろうがこれでも俺はゴッドイーターだ。しかも新型神機を使う。つまりは銃器の扱いは慣れている。そのために今はコースの中間くらいだろうが、ノーミスだ。
-すごい! 今のところパーフェクトですよ、酒呑さん!!
「あはは。まあ、このくらいはできないとツバキ上官にどやされちゃうからな」
あれ、気のせいだろうか。ツバキ上官の名前を言った瞬間から五月の空気が変わったような……。いや、間違いなく変わっている! 今回は小熊だけどやっぱり威圧されている!!
なんで!? 今機嫌悪くなるようなこと言ったか?
「あ! ほら、次の的が!!」
必死にごまかすがいまだ隣から小熊の気配が……。
とはいえ、少しづつ弱まってきている。
-えい! えい
「よいっしょと。そら」
俺が撃った弾はレーザー光となって的の中央にあたる。一方五月は撃った弾がは狙いはいいがタイミングが悪く少し外れてしまう。
「五月。こうしたほうが、って、なんで赤くなっているんだ?」
-き、気にしないでください!!
? まあ、本人がそう言っているんだ。気にしないでおこう。五月の構えている銃に俺が照準を微調整して撃たせる。
「いまだ!」
-は、はい!
撃たれたレーザー光はまっすぐ的の中央にあたり、得点となる。
-あ! 当たりました。酒呑さん
「ああ、こうやれば当たるだろうさ」
片手で俺の分を撃ちながら五月の方も補助する。あっという間に五月もハイスコアに近づいている。
「ここまでくれば大体分かったかな? そろそろ放すけどいいか?」
-あ、あの。もう少しこのままにしてもらっても?
「わかった。じゃあ、このまましようか」
二人で協力しながら撃ち続けてようやくゲームが終了した。
「おめでとうございます!! 満点クリアの賞品です。どうぞ」
「ああ。ありがとう」
出口まで来ると担当の子が近寄り商品を手渡してくれる。せっかくだ。この賞品で何か食べ物でも買うとしよう。
「五月、チェロスか何か買うか?」
-料理を買うなら料理研究部はどうでしょうか?
「それもそうだな」
五月の提案に賛成し、俺たちは料理研究部のベースの方へ行く。確か今日は二年生の子たちが担当だったはずだ。三年ほどじゃないが二年生も十分技量が身についており、食べるのが楽しみだ。すこし浮かれて歩くのが早くなってしまい五月に笑われてしまった。
-ふふふ、そんなに急いでも料理は逃げませんよ?
少し、いや、かなり恥ずかしくなり、苦笑しながらほほをかいてしまう。
料理研究部でポップコーンなどを買って食べながら、いろいろなとこを回った。まあ、楽しみながら麻帆良学園を回ることができてよかった。
うん、突っ込まないぞ。後ろで大勢の人間が撃たれている姿なんて。
やっぱり恋愛は苦手です。