魔法先生と神喰らい   作:koth3

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二日目の格闘大会について参加させようかと思いましたが、神機がないのでは意味がないし主人公が格闘できないので参加しませんでした。そのため、主人公視点のために格闘大会は描写されません。
後、今回は結構なご都合主義があります。でも、これくらいしないと主人公が最後の戦いに参加できないのです。


戦争

 「おらああああああああああ!!」

 

 気合とともに目の前にいる機械の群れに突っ込む。こうなったのも超が魔法を世界にばらすために麻帆良に戦争を吹っかけてきたためだ。

 正面の四脚の機械が発するビームを左にステップでよけ、そのまま横に神機をふるう。両断された機械の後ろから進んでくる機械にも突きを入れて装甲を貫く。

 

 「ちっくしょ! 数が多すぎる! 味方は一人もいないし、それに」

 

 周りにはもはや俺しか残っていない。先ほどの新ルールによって全員どこかに転移させられてしまったようだ。そんな不利な状況の中、さらに機械の奥から一体の巨大な体を持つ、鬼神が来た。

 

 「だけども、この程度で負けるのならとっくのとうに死んでいる」

 

 神機を振り上げて機械たちを吹き飛ばす。何度もすれ違いながら切ることで十体以上の機械を砕く。

 その勢いを保ったまま走り抜けてリョウメンスクナに似た鬼神の前まで行く。

 俺に気付いた鬼神は咆哮とともに腕を振り下ろす。それをガードで受け、腕を振り下ろしたために発生した硬直の間に足元まで行き、足を切り付ける。

 

 「ぐおおおおおおおおおおおおおおおお!?」

 

 鬼神の悲鳴が聞こえるがそれを無視して何度も足を切り付ける。回復した足だがダメージはたまっているようで片膝をつき倒れる。

 

 「捕喰形態(プレデターモード)

 

 神機から出てくる咢で捕食すると同時にその場をステップで移動する。移動し終わった瞬間に今までいた場所に機械のビームが殺到し、地面がえぐれる。

 機械が残り、百。鬼神が一体。まずは機械を全て破壊する。

 ダッシュで機械との距離を詰めていき、神機を一閃する。神機の効果で簡単に両断されるが俺の神機は形状のせいで小型の敵を相手にするのに適さない。大型の敵であるならばバスターに含まれるこの神機は最大の威力を発揮できるがこういったときはナイフなどのショートが一番適している。

 

 「まあ、ない物ねだりをしても意味ないがな!!」

 

 そんな意味のないことを考えながら広場に存在する機械を一掃していく。十、二十、三十。どんどん切り裂いているが完全にダメージが抜けたのか鬼神も立ち上がりこちらを攻撃し始めてきた。

 

 「畜生! 体勢が悪すぎだ。このままじゃ受け止めきれねえぞ!」

 

 何とか機械は七十体まで減らすことに成功したがこちらは疲れが見え始めて、あちらはまだまだ余力がある。疲れで足が鈍った瞬間に鬼神が振り下ろす腕が直撃して吹き飛ばされる。

 

 「がっ!」

 

 息が漏れると同時に衝撃で内臓を痛めたのか吐血してしまった。

 吹き飛ばされたがまだ体は動く。そう思い神機を振り上げ機械の群れに突っ込もうとした瞬間。

 

 「貴方も大変ですね」

 

 え? 今俺の隣を横切った姿は。けれどもあの人は関西にいるはずなのに。

 

 「神鳴流奥義 百烈桜華斬」

 

 機械の残りが一瞬で切り裂かれていく。

 

 「娘から招待状が送られたのでを今日麻帆良祭を見に来たのですが、大変なことが起きているようでしてね。魔法協会のことに私が手を突っ込むわけにはいきませんでしたが、貴方は魔法使いではないので私が加勢しても大丈夫でしょう」

 

 そこにいたのは関西呪術協会の長、近衛詠春だった。

 

 「詠春さん!?」

 「ええ。さあ、私がこの機械を止めておきます。貴方は鬼神を。お恥ずかしながら今の私は衰えていましてね。さすがに二体も鬼神の相手をできるほどではないのですよ。先ほど鬼神の一体を斬ってきたので」

 「わかりました。後ろは任せます」

 「ええ、任されました」

 

 後ろで詠春さんが機械を足止めしている間に俺はあの鬼神を倒す。

 バーストモードはあとわずか。だけど、このわずかな時間でもあれをするには十分。

 

 「封印コード解除。インパルスクラッシュ!」

 

 俺の神機が特殊神機と呼ばれる所以の一つである機構を作動させる。柄の部分から噴射孔が出てきてそこにオラクル細胞が集まっていく。それと同時にチャージクラッシュのためのオラクルが神機に吸収される。

 オラクルとスタミナを消費して放つチャージクラッシュだが、これはそこにさらにオラクルとスタミナを消費させてしまう。さらにはバーストモード時しか使えないなどの制約があるがその威力は俺が持つ手札の中でも最大だ。

 

 「インパルスクラッシュ!!」

 

 チャージクラッシュと同じ要領で振り下ろした瞬間、柄の噴出孔から凄まじい勢いでオラクルが放射される。その勢いはゴッドイーターですら踏んばらないと吹き飛ばされるほどの勢い。それが振り降ろされるチャージクラッシュの速度と威力を跳ね上げさせる。

 インパルスエッジと呼ばれるブレード専用の機構をバスターであるこの神機に搭載することで使用することが可能になった攻撃だ。

 その威力は凄まじく、ボルグカムランの堅い結合を一回の攻撃で破壊してしまう。

 

 「いっけええええ!!」

 

 振り下ろした神機が鬼神に触れると同時に鬼神が悲鳴を上げて真っ二つに切り裂かれる。

 

 「神鳴流奥義 雷光剣!!」

 

 後ろでも詠春さんが機械の群れにとどめを刺してこちらに向かってくる。

 

 「こちらは終わったよ。……どうやら君はいかなければならないところがあるようだね。行ってきなさい。鬼神は私が見張っておくとしよう。ここまで弱ってしまえば私も対処できるからね」

 「ありがとうございます。この場をお願いします」

 

 それだけ言い残して俺は麻帆良を走る。目指す場所は超包子。こんな大それたことをした超だ。おそらく何か超がいる場所に行く方法ぐらい用意しているはずだ。そう考え、俺は超包子に急ぐ。

 頭上ではネギ君と超が魔法で戦い始め、雷と炎が飛びあっている。それを見上げながら今感じた嫌な予感を振り払っていく。今まで感じなかった偏喰因子の力場を感じながら。

 

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