作者後書きです。
本作は作者の二番目の作品です。作者が今もプレイしているゲーム、ゴッドイーターがもし麻帆良の舞台で戦ったら? そう思って書き始めた作品です。それほど長くはなく短い期間でしたが最終的に多くの読者の方に読んでいただきうれしく思います。今までありがとうございました。これからも作者の作品をよろしくお願いします。
これから先は設定や本編では語られなかった話です。
主人公 酒呑一鬼。
階級 中尉。
顔の設定は……皆様が決めてください。作者がイメージしていた主人公と読者様のイメージが違う可能性が高いのであえて作者は顔や声などの設定は創っていません。
神機 酒呑童子の神退治
裏話。
ゴッドイーターである酒呑が気や魔法を使えばより強くなったのではないかと思う読者の方もいたかと思いますが、この作品では使えません。単純に魔法を覚えるほどひっ迫した状況ではなかったので覚えていませんでしたがもし覚えようとしていたら酒呑は死んでいます(笑)。
いや、ふざけてるわけじゃないです。オラクル細胞を考えるとそうなっても可笑しくはないかなと……。オラクル細胞はありとあらゆるものを喰らう細胞です。体の中にある魔力だって食べてしまいます。気も同じことです。また、たとえその問題をクリアできても他の問題があります。魔力や気を使って身体強化する描写がありますがもしあれをゴッドイーターが使用するとオラクル細胞までもが活性化して偏喰因子を克服してしまいます。
活性化→オラクル細胞の活動によって消費エネルギーが増える→オラクル不足→周りの物を捕喰→周りにある偏喰因子と他のゴッドイーターの細胞を捕喰→偏喰因子を摂取し続けることでオラクル細胞が適応→結果、偏喰因子が効かなくなり喰われる。
こんな流れでゴッドイーターは死亡してしまいます。では強化しなければどうなるか? これも不可能です。魔力を発動媒体に流して魔法は発動します。気もまた同じように符や刀に付着させたり通すことで初めて力を振るいますがその流れをゴッドイーターは持っていません。というより外の流れをオラクル細胞が存在していることにより流れを斬ってしまいます。その為いくら頑張っても魔法が発動しないのです。こんな状態では魔法世界に行ってもまともな戦闘なんて夢のまた夢ですね。ですので魔法世界編はありません。
未来から来た神機 超
種族 アラガミ
神機 特殊人型神機 タイプアース
設定。
アラガミの存在する世界ではどこにでもいるような浮浪児だったがある日違法研究者のモルモットとして攫われた。そこでありとあらゆる研究材料に使われ続けた結果、体の八割がアラガミ化しており普段は平気だが興奮状態などに長く晒され続けると異常な食欲を見せ始める。アラガミとしての本能が強くなってしまうためにこうなってしまう。実際研究者を超は食い殺している。しかし、その時の精神的な傷やトラウマなどで記憶を失っている。酒呑が真実をごまかして教えたために解剖される寸前に助けられたと勘違いしている。
他の検体もいたが特殊人型神機製造実験によって超以外の検体はすべて死んでいる。また、超は人間でもある。そのために理性を残すために無意識的に大脳付近の脳細胞は人間の細胞で構成されている。これは実験でほかの検体では見られなかった特徴でもある。ほかの検体はすべてここがアラガミ化しており正常な思考能力を失い失敗作として処分された。
異常な状態に長くさらされ続けた結果、長い間暗闇に一人で居る事や鎖など拘束する類いのものがトラウマ化している。ただ、かつて酒呑に救われたときに科学技術で助けられたという側面を知っているため科学に関するトラウマは持っていない。
終末捕喰について。
この世界の終末捕喰は本来もう少し後に発生するはずだったが火星の魔法世界の消滅により多くの人間が地球に流入し始めたことで終末捕喰の条件がそろい、オラクル細胞が発生した。しかも、そのオラクル細胞に気が付かずに魔法使いと地球人で戦争をし続けた結果、アラガミ対策が全くない状態でアラガミと戦うことになった。その為酒呑の世界よりも多くの人間が亡くなり人類は五億に届くか届かないかレベルまでになった。
魔法使い。
超の世界では魔法使いには二つのグループがある。一つは地球の魔法使いからなるグループと火星から来た魔法使いで作られた『正義の魔法使い』。ただ、正義の魔法使いは世間的にカルト集団扱いされている。実際彼らが戦争を仕掛けてきた所為でアラガミ対策を満足に取れなかったというのがフェンリルの公式見解であるため。しかし一部の魔法使い(スプリングフィールドや近衛家などは世間的にも認められている。けが人を魔法で治療したり、アラガミから多くの人間を逃がす時間を稼いだりと命がけで人助けをし続けた為)は認められている。
超の呪印の意味
超が体に書いていた呪印は体の中にあるオラクル細胞を魔力に変換した後流すためのルートを決めるための道標だった。ルートには残されていた人間の細胞を通るように上手く自分でオラクル細胞を操作していた。また、脳細胞の一部をiPS細胞のように培養して他の細胞の場所に埋め込んで始めて魔法を使うことが可能だった。自身の体であるオラクル細胞を直接魔力に変換する激痛と魔力が常に同じルートしか通らないので人間の細胞が焼ききれかかるなどの問題があるが超はそれでもオラクル細胞で戦うことより魔法を使って戦うことを望んでいた。ゴッドイーターの戦い方では確実に死者が出てしまうが魔法ならその犠牲を出さない可能性があったためそうした。
カシオペア
超曰く奇跡の象徴。満足な人員も技術も資材もない中あそこまで完成に近づいたのは予想外だった。また、世界樹が生き残り続けていたのも大きな成功の要因。未来での世界樹からはアラガミが嫌う偏喰因子が出ておりそれをもとにゴッドイーターの技術は完成した。不完全な品を使った為に違う次元軸の酒呑が巻き込まれた。この世界で改良を加えて完成した品は三品。それぞれ超、ネギ、酒呑が持っている。
世界について
・酒呑の世界(ゴッドイーターの世界)
・ネギの世界(ネギまの世界。今作の世界)
・超の世界 (ネギの世界とは違う運命をたどった悲惨な世界)
酒呑が去った未来。
それほど大きくはないが白く綺麗な店内。明日から開店するレストラン『ゴッドイーター』の店内で料理長が明日の準備をしていた。明日使う予定の食材がカットされていたり、スープのためのだしを取っている。
―うん。これで良し!
下準備を終えてその料理長は帰る準備をし始めた。その料理長はかつてからの夢をかなえた五月だった。
そんな彼女の腕に古い紅い腕輪がきらりと光る。料理人が付けるようなものではないがそれでもそれは彼女のお守りだった。それの液晶が光を放ち始める。
―え!? 何これ!?
その光輝く画面には、『登録者の生体反応を周囲に確認』そう書かれていた。画面を見ていた彼女は思わず言葉をこぼしてしまう。
―登録者? ……まさか!!
慌てて画面から目を離して辺りを見回すと出入り口にあの人がいた。
「久しぶり。五月」
―酒呑さん? 何で?
「超がな、五月に開店祝いで俺をこの世界に半日だけ転移させたんだ。いきなりだったんで何もプレゼントは持ってこれなかったがそれでもおめでとう!」
涙がこぼれてくる。ずっと会いたかった人に会えるなんて!
「おめでとう、五月」
「酒呑さん……」
私は泣きながら彼に飛びついていた。
「五月」
「少しで良いんです。半日でも良いです。このまま抱きしめていてください」
「分かったよ」
そう言って強く強く私を抱きしめてくれる酒呑さん。ああ、幸せです。
これを持って本当にこの作品を終わりとさせていただきます。この設定ではわからない事や気になった点がございましたら気兼ねなくお尋ねください。必ずご返信させていただきますから。それではまた違う作品でお会いできることを願っています。
その世界では七騎の英霊が戦っていた。だがその戦いにありえないイレギュラーが混ざる。
蟲の翁に望まぬ服従を強いられ、それでも幼いマスターのために戦い続けるゴッドイーター。
目の前で零れ落ちていく泥を見ながら少女は彼に問いかける。
「あれを如何にかすることはできる、酒呑?」
「君が望むなら。神になってでもあれを喰らい尽くすよ。大丈夫。俺はゴッドイーター。神を喰らう英霊さ」
零れ落ちる悪の神を見ながら彼は手元の巨大な剣を振り上げる。
「さあ、行くぞ!」
嘘予告でした。お目を汚して申し訳ありません。