良かった……の?
「とりあえずサボりがいないクラスにヘルプ頼みに行ってきます」
とりあえず1年の教室からかな。
えっと1年C組は……
「あれ?先輩!」
「え?一色さん?なんでここに?」
「前みたいにいろはでいいですよ先輩!引っ越したんですよ。そういう先輩こそ1年の教室になんの用事ですか?」
「いやカクカクシカジカで」
「なるほどー、私説明しときます」
「ありがとーじゃあ別回ってくるからよろしくね」
「その前に連絡先交換しませんか?」
「オケ」
少年移動&説明中……
「とりあえずお願いしてきました。少なくとも1年C組は何人か来てくれそうです」
「そう。とりあえず今日は終わりにして明日からお願いしましょう」
2日後
「数人戻ってきて相模さんがハンコでの確認しに来るのは意外かも」
「なに想定してたのかしら?」
「誰も戻ってこず、相模さんもはんこ渡してほっぽりだす」
「そこまで想定してたのね……というかそれ終わるのかしら?」
「僕が徹夜してなんとかくらい?
まあボランティアもクラスのこともあって少ないしまじで頑張らないとかな」
「ええそうね」
更にその2日後
「ハチ、雪ノ下さんは休み?」
「らしいな」
「誰か見に行ったほうがいいんじゃない?」
「お前がいけよ。多分お前が一番話しやすいと思うんだが」
「平塚先生、こういうことなので行ってきます。多分由比ヶ浜さんには住所知ってると思うので」
電話をかける。
『たろっちいきなりどうしたの?』
「今日雪ノ下さんが体調崩してるらしいからお見舞い行きたいんだけど住所知ってるか聞きたくて」
『あたしも行く!』
「じゃあ校門前集合で」
少年少女移動中……
「ここだよ」
「僕もここに住んでるんだけど」
「じゃあご近所さん?」
「そういうことでいいのかな?雪ノ下さんには連絡してあるけどとりあえずベル鳴らさないと」
『……はい』
「ゆきのん!?あたし、結衣。大丈夫?」
『……ええ』
「とりあえず、話があるから入れてくれない?」
『佐藤くんもいるのね。……10分、待ってもらえるかしら?』
「りょーかい。10分したらそっち行くから」
由比ヶ浜さんがボタンを押し、エレベーターで15階に登る。
由比ヶ浜さんについて行き自分の隣の部屋である表札のない場所に止まった。
由比ヶ浜さんがインターホンを押した。
少しするとガチャガチャと鍵を開けるような音がした。
遠慮がちにドアが開かれ雪ノ下さんが出てくる。
「どうぞ、上がって」
雪ノ下さんに案内され、リビングに入る。
「そこへ掛けて」
僕たちは素直に従った。
「それで、話って何かしら」
「あ、えっと……今日、ゆきのん休んだっていうから、大丈夫かなって」
「ええ。1日休んだくらいで大袈裟よ。連絡もしていたのだし」
「でも一人暮らしなんだから心配もするよ」
「それにすごい疲れてるんじゃないの?まだ顔色悪いし」
言われて雪ノ下さんはその顔を隠すように、そっと下を向いた。
「多少の疲れはあったけれど、問題ないわ」
「それが問題だから休んでるんでしょ?」
僕の言葉に痛いところを突かれたからか雪ノ下さんは黙った。
「ゆきのんが一人で背負い込むことないじゃん。他の人だっていたわけだし」
「わかっているわ。だからちゃんと仕事量は割り振ったし、負担は軽減するように……」
「できてないのに?」
「少しはマシになったけどまだまだかな。そりゃ雪ノ下さんは普通の人よりも仕事はできる。でも体力は人一倍ないわけでしょ?それなのに普通よりも詰め込んだら体調も悪くなるに決まってんじゃん。全部みんなと協力しろとは言わないけど僕たちにだって任せてくれてもいいじゃん。同じ部活の仲間で、友達でしょ?」
「そうだよ。私だってゆきのんがこんなに大変そうなら手伝いたいもん」
「でも、まだ時間はあるし、家でも仕事はしていたから実質的な遅れはないの。由比ヶ浜さんが心配することではないわ」
「そういうことじゃない。ゆきのんが一人背負い込んで、体調を崩しているのが嫌なの。それに遅れはないから気にしないでなんてそんなのおかしいよ」
「そう、かしら…………。……どう思う?佐藤くん」
「誰かを頼る、みんなで助け合う、支え合うってのは一般的には正しい模範的な回答だと思う。でも、理想論でしかない。それで世界が回っているならいじめも、犯罪も戦争だって起きない。政治とかお金とかそういうのだって必要なくなる。必ず誰かが貧乏くじを引いて、押し付けられて、誰かが泥をかぶらなきゃいけないのが現実。だからみんなに頼れ。とは言わない。でも雪ノ下さんのやり方はおかしい」
「じゃあ、正しいやり方を知っているの?」
「絶対正しい回答なんてありえない。でも、雪ノ下さんの今までの行動とは少し、いやだいぶ違ってる。そこにおかしいと言えただけ。そりゃ今回の場合雪ノ下さんが舵を取るのが最善ではあるからあんまり強くは言えないけど、弱音を吐いたって今攻める人はここにはいない。それこそ由比ヶ浜さんに話を聞いてもらうとか色々やり方はあったでしょ?」
「……そう、ね……」
「あのね……少し、考えてたんだけどさ、たろっちの言う通り、誰かとかみんなとかじゃなくて……。あたしたちを頼って?何ができるかはわからないけど、それでも絶対一人で抱え込むよりは楽になるはずだから……ね?」
「…………」
沈黙が流れる。これ以上話すこともないと思い帰ることにする。
「じゃあ、僕は帰るね」
「え、あ、あたしも……」
玄関へと向かうと、雪ノ下さんも見送りのために玄関まで来た。
「二人共」
「なに?」
「っその……。今すぐは、難しいけれど。きっといつか、比企谷くんも含めてあなた達を頼るわ。だから……ありがとう」
「っっ……うん!」
「じゃあ、また明日」
「うん。またね。ゆきのん!」
そう言って雪ノ下さんと別れ、一度マンションを出た。
「送っていったほうがいい?」
「ううん。大丈夫。それより、同じマンションにいるなら偶に、ゆきのんが無理してないか見に行ってほしいな……なんて」
「僕も心配だし、たまには見に行くよ。ほんとにやばそうだったら陽乃さんとかにも連絡するつもり」
というか隣の部屋から僕が出てきたら表札と違うのにってなると困るから早いうちに説明しとかないといけない以上今日にでもと思ってるわけだし。
「じゃあ、またね」
「うん。またね」
着替えてすぐに隣の部屋に行きインターホンを押す。
するとまた、少ししてから雪ノ下さんが出てきた。
「佐藤くん?なんでまた?」
「今年の1月に隣の部屋に引っ越してきたものです。表札もなく、いないと思って挨拶をしていなかったので」
「え、でも表札は佐藤じゃなかったはずじゃ……」
「そういうのも含めて説明するから入れてくれない?」
「いいわ。でも……しっかり説明してもらうわね?」
少年説明中……
「だから姉さん頑なにあなたの名前を呼ばなかったのね」
「やっぱそこでバレるか」
「姉さんは気に入った人の名前は絶対に覚えるはずだもの。それを呼ばないなんてなにか事情がありますって言っているようなものね」
「因みになんでレストって名乗らないんだと思う?」
「それ言っていいのかしら?」
「もう気にしないことにした。因みに答えは便所ってあだ名がつけられたから」
「restroomなら休憩室と判断できるんじゃないかしら?」
「いや、WC」
「アウトね」
「それはさておき、もしこれからもここで作業するって言うなら僕を呼ぶこと。隣の部屋だからすぐに行くから。いい?」
「ええ。心配かけれないもの」
ちなみにこのあと普通に作業して解散した。
以降雪ノ下さんが文実が原因で体調不良になることはなくなった。
葉山嫌われすぎですね……
というか八沙希まだが大量にいるの普通に驚くんですが……
あ、葉山アンチにするかは次の話が更新されるまでを期限とします。
葉山アンチの場合多分オリ雪です。
台本形式(セリフ前に名前あり)の方がいい?
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台本形式にしろ
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第本形式の方がいい
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別にいらない
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入れるな
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作者に任せる