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ISの小説書きたくなった
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ならばやるしかあるまい!
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やるとしたら面白いストーリーにするぜ!
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やりたい放題だぜYAHOO~!!!(今ここ)
というわけでよろしく!!
デブリや小惑星に対応する高い攻撃力。そしてなんと言っても、操縦者をあらゆる衝撃や事故から守る絶対防御。そしてカスタマイズ可能。そのすべてが揃っている次世代宇宙服だ!
…いや、やばすぎてわけがわからないよ。どうやって作ったの束博士?ガチで最初見た時はフェイクニュースだと思ったよ。
実際俺と同じ考えを持つ人は結構多く、あの時のスレ版は色々な意味で面白かった。でも、そんな考えも一瞬で変わってしまった。
20XX年、白騎士事件。あれがすべての引き金だった。
ISが発表された数日後、突如として世界中の軍事サーバーがハッキングされた。その上、日本に向かって2000発以上のミサイルが発射された。誰がどう見ても国家存亡の危機である。例え生き残ったとしても二次被害はきっと避けられないし、何より無数の命が落ちるだろう。誰もがそう思っていた。
けれど、そんな危機も束の間。突然現れた謎のIS「白騎士」が全てのミサイルを撃ち落し、被害なしの結果で幕を閉じた。
そしてISは、その白騎士事件のせいで兵器と見なされた。更に研究の結果、なぜか女性しか使えないという事実が明らかとなった。そのせいで女尊男卑の風潮が激しくなった。気がつけば女性権利団体なんてものがが増えて、世界が滅茶苦茶になってしまった。
ISによってもたらされた「欲望」の渦は、多くの人を。男女問わず全員を巻き込んだのだ。
──女性はISを使う事が出来る。だから私たちは男性より優秀。
——男性よりも、我々女性が権力を持つべき。
──女性こそ至高!男性は所詮、時代遅れの生き物!
このように、過激派の女性がドンドン増えていた。もちろん全員の女性がそうではなく、いい人もいっぱいいるのだが。
けど…ある日、父さんと母ちゃんが初めて喧嘩した。あの日の母ちゃんはまるで別人で、昔ながらの暖かい気持ちも、優しい愛も全部無くなった。母ちゃんにあったのは、果てしない漆黒の「欲望」だけ。
母ちゃんは変わってしまった。ISのせいで、あんなに優しかった母ちゃんが化け物みたいになってしまい、俺の大事な家族がバラバラになった。
憎い。母ちゃんを、みんなをあんな風に変えてしまったISが、俺は憎い。
…でも4年後、その激しい憎しみすら上回る感情が芽生えた。あれは第一回モンド・グロッソが開催したの時のお話。父さんとお母ちゃんが離婚してから、俺は父さんと共に引っ越した。
生活は一応維持できるが、やっぱりISのインパクトはすさまじく。父さんの給料が毎月落ちていた。あの時の俺はまだ小5で、出来る精一杯はちゃんと勉強して、家事をするだけ。
「…どうすればいいんだ、俺」
憎い、辛い、寂しい。
何もできない自身の無力さが、今のこの社会が、俺は憎い。
そして今のこの状況、周りに味方がいない今に、辛さを感じた。
母ちゃんがいないこの家…ホントは寂しいと思っているけど、言っちゃダメだ。言ったら父さんが心配しちゃう。
父さんに心配されたらダメだ、俺は男なんだ、これくらい我慢できる。
「…もう宿題と家事終わったし、テレビ見るか」
『さぁ第一回IS世界大会、モンド・グロッソ決勝戦!勝つのは一体誰なのでしょうか!』
まだISの番組だ。クソ、なんか別の番組とかないのか。ISに興味ねぇよ。
「ちっ、やっぱりISか。そういえばなんか世界大会とかやってたっけ…くだらないな。別のチャンネルに…」
『おっと! ここで日本代表、織斑選手が動き出した!』
——その時、すべてが変わった。
『速い!もはや誰にも追いつけないスピード!なんと美しい姿でしょう!そしてその強さはまさに、一騎当千!!』
「…すごい」
あの時、ISを見た。テレビ越しに映った真っ白な機械は、まるで我がものと言わんばかりに悠々と空を飛んでいた。飛翔するミサイルや戦闘機を意に介さない様はとても勇ましかった。
けれど俺はISが憎い。家族を壊したからだ。母ちゃんをあんな風に変えてしまったから。
『決まりました!!第一回IS世界大会、モンド・グロッソ優勝者は織斑千冬!今、ここに!ブリュンヒルデが誕生しました!』
でも。それと同時に…いや、それ以上に。俺はISに憧れている。自由に空を舞えるISが羨ましい。そんな力を持っているISが、欲しい。
「ああ、もし俺は…あの人のように、あのような翼を持っていたら——」
きっと、変わるだろう。この無力な自分を、この社会を——きっと、もっと面白い世界を作る事が、出来るだろう。
その日、俺は自分に誓った。
地べたを這い、泥水すすってでも。例え厄介な奴らを敵に回しても。俺はいつか絶対、
そしたらきっと…変わるだろう。
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(…あれから、何年経ったんだろ)
運命のあの日から時は流れて、俺は地元のとある中学へ入学。今は立派な中学3年生になった。
けど俺の周りは、そんなに変わってなかった。父さんと母ちゃんは離婚のまま。母側からの連絡はナッシング・ゼロ。中学生はバイトできないから、家計の稼ぎが出来ず。しかも最近、父さんの仕事の時間がドンドン増えている。
…結局、何も変わらなかった。周りも、俺自身も。
(はぁ…IS、使いたいな…でもやっぱ無理か…そろそろ諦めた方がいいか…)
「健介、おい健介、大丈夫か?なんかボーっとしてるぞ?」
「うん…?あ、悪い一夏、話の途中で…ちょっと考え事で」
でも悪い事ばかりじゃない。こんな俺でも友達が出来た。この黒髪イケメンは、その友人の一人の織斑一夏。あの織斑千冬の弟で、一言でいうと俺と近い生き方をしている男だ。
あとモテる。なぜか分からないけど、こいつだけ滅茶苦茶モテる。とりあえず爆発しろ。
「健介が考え事なんて、珍しいじゃねえか。で、何を?」
そしてもう一人の友人は、赤髪バンダナ男の五反田弾だ。実家で「五反田食堂」という定食屋を営んでいる。あそこの飯はめちゃくちゃ美味い。しかも安いからホント助かる。
これが今の俺の日常だ。いつもの放課後で、この三人で一緒に歩く帰り道。前は4人だったけどな。
「え?いや、ちょっと未来の事をね。ほら、そろそろ卒業するじゃん俺たち。それに関してちょっと」
「「あ~」」
「確かに、俺たちもそろそろ卒業か~。そう言えば、二人は大学に行くのか?」
「いや、俺は行かない。このまま千冬姉ばかり頼ってるといけないからな。早く高校卒業して、仕事を探したいんだ」
「それは当然行く!俺はいつか絶対、ISを乗ってみせる!だからそのために勉強するぜ!」
「うん、知ってた、はい次」
「反応雑だなおい」
「あはは、仕方がないよ、もう何百回それを聞いたしな」
「じゃ高校だと二人は藍越学園か?」
「ああ。進学校だし、安いし、あと家に近いからな」
「多分な。未来は100%じゃないから、分からないけど」
「はは、違いねぇ」
そう、未来は100%じゃない。
「結局計画は変化に追いつかない」。どれだけ綿密な計画を立てていっても、どれだけ努力しても、どこかで事故る可能性がある。
例えるなら高校受験の時でなんやかんやあって、IS学園の試験会場に迷い込んだり、そしてたまたまにその実験用のISを起動してとか。それが未来、確定と不確定の輪廻だ。
「ホントにそういうイベントがあったら面白いだけどな…さすがに無理か…」
「うん? 何か言ったのか?」
「いや、何でもねぇよ。じゃあ俺は買い物するから、先に失礼するぜ」
「おお、まだな!」
「まだあとで~」
さて、帰って晩御飯を作るとするか。親父は朝5時くらいに帰るから、時間的な余裕は一応あるけど…食事というものは大事なんだよ。
仕事から帰って、晩御飯あるかどうかでテンション、そしてその日の疲労を癒すことができるがどうかを決まるほど大事だ。
を決めるほど大事だ。
「今日は親父の好物のカレーにするか、まず買い物しないと」
◇◇◇
玉ねぎ、にんじん、ジャガイモ、牛肉、カレーのルー…よし、全部揃ったな。
昔だと毎回買い物行くときに我慢できずおやつをよく買うけど、さすがに今だとそういう事はしないな。ホント、時間ってすごいな。
「ただいま…って、また悪い癖出たな」
俺の家はごく普通の中古物件、家具などはもちろん同じ中古物、家の中身は3LDK。親父曰く「運がよかった」らしい。老朽化した所は幾つかあるけど、それでも十分。
離婚前の家とは全然違うけど、それでも…たまに無意識に、「ただいま」を言う。
「さて、今日は宿題とかないし、早めにカレーを作るか」
ホントはもっと役に立ちたいけど、今の俺が出来るのはこれだけ。
確かに、俺はまだ中学生。中学生はちゃんと学校で勉強したり、部活したり、青春を楽しむこそ正解。それが「ルール」。
──あぁ、そうかもしれないけど。それが正しいかもしれないけど。ふざけるなよ。
結局、「力」なんだよ。
ルールというものは結局、力を持つ奴らの遊び場。今のこの世界はまるで、鏡のようにそれを反映している。
確かに力は所詮力、ISはまだ、その力の一つ。けどその力の持ち主たちが…いや、話さない方がいいか。
「これでよしっと、火を弱火に…あとは時間潰しのためスレ版でも見るか。」
光ある所、闇あり。ISが現在、一番影響力を持つ兵器だ。
だから最近、ISに関する批判やアンチコメント、ネガティブなニュースなどを表に出すのが禁止されている。
だから、俺たちは
50:隔壁内の匿名さん ID:Yxl7nt8ux
今更だけど、どうしてISが出た後に女の人達全員ハイになったんだよ、訳が分からないよ
51:隔壁内の匿名さん ID:wwyJtdgvw
ホントそれ、まるで麻薬だよ。
52:隔壁内の匿名さん ID:nAKm6OVld
しかも女性権利団体が半端ないペースで活動を増えている…
最近こっちまで影響が出たぜ、ヤバイよヤバいよ
このISアンチ掲示版は俺のように、ISのせいで人生が狂ったり、自信が狂気の塊になった奴らの集まる場所。
今日もまた、このスレ版で狂人たちが集まっている。俺もこの狂人の一人だ。
狂人しかないからたまにやべぇ事が起こるけど…スレ民を集めたのは俺の責任だ。だが俺は謝らない(スレを作った本人)。
「おお、やってるやってる、今日もやっているな、さって俺も…」
今日はどんな話をするかな…やはりISかな?
いやでも、別の話をしてもいい気がする…
54:■■■■■■■ ID:isOMNIB10
どうして男の人って、そんなにISを嫌うの?
「なんかやばい地雷が来たけど!?」
55:隔壁内の匿名さん ID:7KMTH9x4j
>>54
は?(半切れ)
56:隔壁内の匿名さん ID:t6dnxm26V
>>54
さてIS信者だなお前、よし狩りの時間だ!
57:隔壁内の匿名さん ID:aQuvSvgaA
>>54
オレァクサムヲムッコロス!
58:隔壁内の匿名さん ID:XJvVq1Gwl
>>54
げぇ、まーたあっちスレの人が来たのかよ
ってか何そのID
59:隔壁内の匿名さん ID:MbVYIZwHK
お前ら暴れすぎだろ(待ってろ、今すぐIPアドレスを確認してやる)
60:隔壁内の匿名さん ID:7KMTH9x4j
IPアドレスニキお願いシャス!
「うわぁ…ヤバイ事になっている」
そう、ここのスレ民はたまにこのように切られる。しかもこいつら地味に有能なんだよな…
って、やばいなこれ。地雷踏んだよあのコメント。ここはアンチスレって気づいてないのか?
61:隔壁内の匿名さん ID:MbVYIZwHK
うん…は?は??
62:隔壁内の匿名さん ID:7KMTH9x4j
どうしたですか、アドレスニキ?
63:隔壁内の匿名さん ID:MbVYIZwHK
IPアドレスが見つからん。
ヤバイ、パソコンの調子g
【ユーザーID:MbVYIZwHK が ログアウト しました】
64:隔壁内の匿名さん ID:/D3GSH6B
アドレスニキ!?
65:■■■■■■■ ID:isOMNIB10
どうして男の人って、そんなにISを嫌うの?
66:隔壁内の匿名さん ID:Jvb7LdcE
アドレスニキ大丈夫か?!
うわなんかリピート入っている、なんだこいつ(困惑)
66:隔壁内の匿名さん ID:pGYU2Wvc
これはあかん(白目)
どう見てもヤバイ匂いがプンプンするぜ。
「ログアウトされた?いやさすがに偶然…と思えないな、ハッカーかな?」
いや、その可能性は低い。ハッカーは普段マイペースな奴で、このようなふざけた真似はしないはず。
「いいじゃねえか!乗ってやる!」
70:1 ID: OT909IxRG
>>65
俺たちの人生が、ISのせいでボロボロになったからだ。
71:隔壁内の匿名さん ID:7KMTH9x4j
おお!イッチだ!イッチじゃねえか!
久しぶり!!元気にしてた?
72:隔壁内の匿名さん ID:aQuvSvgaA
>>71 いや今はそれを話すタイミングじゃねえだろ
頼んだぞ>>1!
73:■■■■■■■ ID:isOMNIB10
人生が、ボロボロに?
それはどういう事?
74:1 ID:OT909IxRG
ああ、そうだ。
すべての男…ではないけど、ここに居る皆はISのせいで何かを失った。
仕事、家族、夢…それぞれ大事な物を失った。だから嫌いなんだ。
それを奪ったISを、そして今のこの社会を。
75:■■■■■■■ ID:isOMNIB10
ならば、君もまだ、ISを恨む一人なの?
76:1 ID:OT909IxRG
ああ、そうだ。けどその同時に俺はISに憧れている。
だから俺はISが欲しい!その翼、俺はどうしても手に入れたい!
77:隔壁内の匿名さん ID:7KMTH9x4j
出ました、イッチの欲張り宣言!
久しぶりに見たぜ~
78:■■■■■■■ ID:isOMNIB10
…複雑だな、人間は、でも興味深い。
教えてくれてありがとう、君が私の探していた人なんだね。
じゃあ、まだあとで。
79:1 ID:OT909IxRG
人間はいつも複雑だよ…ってそれどういう意味!?
【ユーザーID:isOMNIB10 が ログアウト しました】
「…なんか疲れたな、一体何だよ、あいつは」
確かにうちらISアンチスレは色々とヤバイ人が居るけど、このタイプは初めて見たぜ。
ってか何?「君が私の探していた人なんだね」って、それ一体どういう意味?考えるだけで頭が痛い。
「考えない方がいいかもしれない…あ、流れ星」
窓の向こうにいるきらりと光る流れ星。緑の尾を伸ばして、空を駆けるあの姿は実に綺麗だ。
そして流れ星のゆく先は、何もない空の向こう側。
「流れ星か…誰かさんがいったけな、星に願いを…っと」
なあ、流れ星よ。もしホントに願いを叶える力があるなら、この願いを叶えてほしい。
――俺に、
俺は目を閉じて、そのまま願った。叶うわけがないと知っているのに、それでも祈った。
「まあホントに願いが叶うわけなんてない…は?」
なんか急に流れ星が進路変更した気がするけど、気のせい?
「いやいやいやいや~さすがに…」(チラ
気のせいじゃなかった、クソが。しかもこっちに来てるぞ?!
「流れ星くん!?違う!そうじゃないよ!MA☆TTE!来るな——せめて庭にしてくれよ!」
まるで俺の声が聞えるように、流れ星はそのまま家の庭へと墜落し——大爆発を起こした。
「うっそマジで!!? ってか庭が…庭がヤバイ!」
俺はそのまま扉を開けて、墜落した隕石の元へ駆け寄る。隕石がいる場所は一目瞭然、あのデカい穴だ。
まさかほんとにこのような低確率事件と出会うといか…今日は色々な意味でついてねぇぜ。
「カプセル…?」
空から落ちた流れ星、その正体は一体黒色の大型カプセル。そしてカプセルがまるで俺の視線に反応するかのように、勝手に開いた。
「う、腕時計?」
カプセルの中にいるのは奇妙なデザインをしている腕時計。黒と白のカラーインクと、まるで星のようなマーク。どう見ても普通の腕時計じゃない。
「・・・」
人は突然事故、または未知に対しての反応は大体二つに分ける事が出来る。未知への恐怖か、または未知への好奇心。
これに関しては正解などない。恐怖は危険から身を守るために必要なもの、いわゆる人類の最終防衛ライン。
そしてその一方の好奇心、一番単純な言い方をすると…「知的探究心」がうずうずして、耐えきれずにやっちゃった感じ。
結局人々はそれぞれ、だから正解などない。
ちなみに、
「ッ?!!?」
俺が手を近づけるその瞬間、まるで生きているかのように。その時計は俺の手首に飛びかかり、完全に俺の腕へとくっついた。
「う、う、腕にくっついてる!?おい待って!何これ、俺知らないけど…ってとれない!何だよ、これは!?」
【どうも、初めまして、私は第四世代プロトタイプIS、名前はBN-10と申します、以後、お見知り置きを】
「…は?」
なんか女性ぽい、しかもボカロみたいな人工合成した音声が聞こえる、気のせいか?
【…あ、あの?どうしました…?もしかして音量調整ミスったとか?】
「ギャアぁぁぁ!腕時計が喋った!?」
【えぇ!?そ、そっちですか?!】
2022・08・13 めどさんから誤字報告を受けました、ありがとうございます!ここからもよろしくお願いします!