ワンオフアビリティがガチャの件について   作:オトナシ

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日本語って、ウルトラ難しいぜ!
それでも頑張いるから、よろしくお願いします!!


ちなみに今回もやりたい放題です(小声)



第一話「フラグ回収はもはや美学」

流れ星──流星というのは、天文現象の一つ。

宇宙に存在する(天体)が落ちて、地球の大気圏内に突入して発光したものである。

 

しかし流れ星はその熱に耐えきれず、燃え尽きてしまう。燃え尽きる前にそのまま地球に落下してきた星は、隕石になるんだ。

 

まあ話はちょっとズレたけど、何が言いたいのかというと──

 

──この腕時計、どう見てもやべぇ!

 

なんで流れ星から腕時計の見た目をしたISが飛び出すんだよ。

なんで勝手に俺の右腕に装着するんだ。

なんで喋るんだよ、訳が分からねぇ!

 

しかも自己紹介する時に第四世代とか言ってたし…いやまだだ!もう一度確認するんだ!

 

「あ、あの…ホントに、第四世代?」

 

【はい!プロトタイプですけど、第四世代のISです!】

 

F〇ck、これはガチであかん。

 

各国のISの主流は、用途の多様化をメインにしている第二世代。

そして現在、各国は第三世代に向けて研究を進めているが…これが中々上手くいかず。実戦レベルどころか、実験機が生まれたらもう万々歳のレベルだ。

それを上回る第四世代だなんて…ダメだ、考えただけでもヤバすぎて笑うしかない。

 

 

それに、この腕時計がうちの庭に落下した瞬間、大爆発が起きた。俺もデカい声を上げてしまった。

近所の人が絶対こっちに来るだろうし、一夏の家だって割とこっちに近いから、彼もいつか来るだろう。

 

もし腕時計(こいつ)がバレたら研究者や、過激派の女権団体が動き出すに違いない。

例えなんとか逃げ切っても、そっち側(政府)からの圧力が絶対来る。

 

…あれ?これ詰んだじゃね?

 

「あぁヤベ、胃が痛い…」

 

【あ、あの!だ、大丈夫ですか?】

 

「いやなんでもない、ちょっとアレだ、このボロボロになった庭をどうしたらいいのかとか考えているだけで胃が…」

 

【あ、なるほど。そうだったのですか!確かにこのままだと大変ですね!】

 

こいつチョロインか?

疑いとかないのか、それでいいのかよオーバーテクノロジー。

 

「しかもそろそろ父さんが帰ってくるから、早く片付けないと。あとバレたら俺の人生は文字通りデッドエンド一直線だから…」

 

【なるほどなるほど、興味深い…分かりました!だったら、その「文字通りデッドエンド」を回避するために、()()使()()()()()()()!】

 

 「いやそれは言っちゃいけない!?確かに正しい言い方かもしれないけど、それでもダメだ、特にその声でそれは!!」

 

萌え声でそのようないけないセリフを言うのはダメだと思います、色々な意味で。

 

「──ってか使うって、俺は男だぞ。IS適正はない筈だが」

 

【大丈夫です。IS適正はすなわち、IS自身が使い手を認めること。ただの入り口に過ぎません!イッチさんなら大丈夫ですよ、できます!】

 

「へぇ~IS適正ってそういうもんなんだ…うん? おいちょっと待て。お前今イッチと呼んだ?まさかお前、さっきのスレ荒らし野郎か!?」

 

【はい!あと野郎ではないです。レディなのです】

 

お前だったのかよぉ!

まさかのISご本人がスレ版に入ったのか。しかしこいつ、キャラが濃いな?!

 

【とにかく私を使ってください。ほらそこにボタンがあるでしょ、押して!】

 

「ああもう、仕方がないな──分かったよ、押せばいいんだよな押せば!」

 

小さなボタンを押すと、起動音が鳴り時計が青く光る。

光を放ったまま時計の中央、ダイヤルの部分が盛り上がって。その中に宿る青き星の中には、一つの疑問符(クエスチョン・マーク)が映されていた。

 

「…え?何これ。なんかテレビに映ってたISと違うけど…」

 

【もちろんです、第四世代ですから。これから私の単一仕様能力(ワンオフ・アビリティー)について説明したいと──】

 

「とりあえずもう一回押せばいいか、オラぁ!」

 

【──話を聞いてください!!】

 

ダイヤルを押し込んだその瞬間。

大きな青い光に、俺は包まれた。

 

全身に黒と青の装甲を纏って。

足の部分にはタイヤ、背中には二つのブースター…そして肩に積んでいるホイールとエキゾーストパイプ。

まるでフォーミュラのような、流線型のデザイン。

 

これが、俺が求めていた…

自分自身を、世界を変える()

 

「──これがIS、か…なんか思ったより軽いな。しかも全身装甲(フルスキン)タイプ。悪くねぇ、気に入った」

 

【Generate.Arbitrarily.Characteristics.History.Archive(無作為的属性生成履歴アーカイブ)──G.A.C.H.Aシステム、起動完了。】

 

「うん…ん?じぇ、ジェネ…?って、ガチャ?今ガチャって言った?」

 

【はい。これが私、BN-10の単一仕様能力(ワンオフ・アビリティー)です!あのダイヤルを押すと、ランダムで新しい武装やパッケージ、姿を生成し、それらを記録します!】

 

ガチャまんまじゃねーか!

 

【装備の名前はイッチが決めないといけません。あとせっかくなので、私の名前も決めてください!】

 

「名前?」

 

【はい!私、名前がないので!】

 

あぁ、そう言えばこの腕時計、名前がないのか…

まぁ確かにBN-10はどう見ても名前より生産番号だしな、名前を決めないと。

 

(でも腕時計か、なんか、昔で見た特撮ヒーローの変身アイテムに似てるな)

 

確か小学生の時だったな。あの時の俺は他の子と違い、とある特撮ヒーローに夢中になった。

その名はザ・X(テン)。主人公は10歳の子供が演じており、子供の煩悩や成長・未知への挑戦などを描いた「次世代の子供たち」へ向けた作品。

 

(ホント、懐かしいな、あの時はよくおもちゃで、母ちゃんと口喧嘩したな…)

 

仮面ライダーや戦隊などの有名なヒーローと違い、こっちは三十一話で打ち切られたローカルヒーロー。

その理由も理不尽で、とある大手プロダクションの要望でに放映時間枠を譲ったから、だった。

それでも俺は、昔からずっと。あんなヒーローになりたかった。

 

(そうだ、せっかくだから…元ネタとして使うか)

 

未熟ながらも周りのため。精一杯頑張って自分を変える、あのようなヒーローに()()()()()()

 

「じゃあ…君はこれからは『オムニバース』。そしてこの姿は、『ソニックマグナム』としよう。あと、俺の名前はイッチじゃない、高丘健介(たかおか けんすけ)だ」

 

【―ユーザー名、形態及び機体名称の登録、完了しました。これより私は、BN-10改めて『オムニバース』。あなたの専用機として活動します】

 

「俺の専用機…か。やれやれ、まるで夢のようだが。これ現実なんだよな……フラグ立ったせいなのか?

 

【はい、立派な現実です!】

 

全てがここから始まる。

俺自身、俺の周り、そして――この狂った世界を()()()()()()

だからまずは、このカプセルを何とかしないとな。バレだら絶対まずいし。今の時間だと、周りはあんまり人がいないのが幸いだ。

 

「さって、まずはこのカプセルをなんとかしないとな…ふんっ──ん!?」

 

あれ、重い。なんか思ったより重いぞ、このカプセル。

いやいやいや、さすがにそんな事はない。

ISは最低でも、重機と同等、まだはその以上のパワーを持っているはずだ。

 

「オムニバース、これはどういう事だ?」

 

【分析中…なるほど!どうやら『ソニックマグナム』はスピード特化している姿で、素のパワーはあんまり持っていない様子です】

 

ええ…スピード特化って、この場合だと逃げる事しかできないじゃん。

 

【はい、この場から逃げた方が最適解だと思います!】

 

いや最適解って、急にメカぽくなってきたな。

 

「一理あるだが、却下」

 

【え?どうしてですか?バレたくないなら逃げた方がいいと思いますけど】

 

「いや、手掛かりを残したらまずいって。そもそも君の存在自体がやべぇから」

 

【…はい?】

 

「分からないなら考えろ、ISなんだろ?…声出すけど、壊すか」

 

【では早速、武装の出し方を「オラ!!」って!まだですか!?ちゃんと話を聞いてくださいよ、もう~!】

 

うるせぇ! 早くしないとまずい状況になるから!

あと武装なんか出すより、拳の方が早い!(断言)

 

「超高速ラッシュだ! 行くぞ!」

 

そしてパワーがないなら連打でカバーだ!これならきっと―――

 

 

 

 

 

「痛って~!!このカプセル、硬すぎィ!」

 

 

 

 

 

―――ごめん、無理(即落ち二コマ)

 

 

 

初めてのIS操作とはいえ、全力で殴ったはずなのに。

このカプセル、ビクともしねぇ。

 

ソニックマグナムはスピード型とはいえ、さすがにこれはヤバいだろ。何だこのカプセル、ヤバすぎる。

…あれ?なんかのマークがついていない?

 

「何、このウサミミが付いたにんじんマーク、トレードマークか?」

 

【はい、これは束お母さんのお気に入りです!私もこのカプセルも、お母さんが作ったものですから!】

 

なるほど…ってなんかやばい名前が出たんですけど、気のせい?

 

「束って…まさか、あのISを作った、あの篠ノ之束博士!?」

 

【はい!みんなの母ちゃんです!ちょっと変な人でもあるけど…】

 

篠ノ之束博士。

彼女はISを作った張本人で、出身地は日本、だがそれ以外は謎だらけの人物。

噂によると、彼女は今、世界中で逃亡生活しているらしいが…

いやでも、普通に考えると、第四世代のプロトタイプなんかは、あの束博士しかできないし…

 

「だったら、なぜそのプロトタイプがここに?」

 

【私がここに来たのはスレ版のおかげで、健介さんに興味が湧いたので勝手に来ました。いわゆる家出です。】

 

「うそーん!?」

 

一体何なんだ今日は…俺、何かしたのかな。ハイクを読まなきゃいけないの?

あと家出って何!?どうやって家出したの、ISなのに!?ただの腕時計なのに?!

あぁぁダメだ!頭が情報に追いつかない!

 

「こうなったら仕方がない、最後の手段だ、このまま穴を──「おい健介、大丈夫か。なんかそっちから煙が…出て、いた…けど…」──!?」

 

我が家の前に、一夏がやってきた。

いやあのさ、来ると思ってたけど。想定したけどさ。

早すぎるだろお前、まだ三分しか経っていないぞ。どこの赤い彗星だ。お前ん家行くときは十分くらい掛ったはずだぞ。

 

「……やっべ、これはまずい」

 

「IS!?どうしてここに!?」

 

うん、こうなると思った(白目)

一夏は声より、顔によって人を認識するタイプだからな。

普通のISはともかく、ソニックマグナムは全身装甲(フルスキン)タイプ。俺の顔が隠されている今だと…

 

「家の扉が開いてる……お前、健介をどうした!」

 

うん、お察しの通りです。

いや、何もしてねぇよ。戦闘態勢に入るなバカ。

 

【バリバリ警戒してますね、どうします?武器出します?それとも逃げます?】

 

物騒な考えをやめろ、このバカ腕時計が。

もっと冷静に考えてよ、冷静的に。

 

【冷静に、ですか?】

 

そうだ、俺のやり方を見せてやろう。

まずは一夏の警戒を解く、そのために()()()()()()

 

【あれって、なに?】

 

まずは合掌、そして礼。

 

「ドーモ、イチカ=サン、ソニックマグナムです」

 

【…え?何、何これ?】

 

そうか、腕時計は分からないのか、ならば説明しよう!

これはアイサツた。

 

【挨拶なのは分かるけど!それって意味あるの?!】

 

確かに普通の挨拶だと意味がないが、このアイサツだからこそ意味がある。

そして一夏なら、きっと分かる。

 

【いやいや、さすがに分かるわけがー】

 

「ドーモ、ソニックマグナム=サン、イチカです。って、忍殺語…! まさか、健介なのか!?どうしてISに?!」

 

【嘘!?ほんとに分かったの!?】

 

さすが一夏、ちゃんと分かったな。

あの小説の第一部フルセット、貸した甲斐があったぜ。

 

「いや、説明すると長くなるので、とりあえず入れよ、まずはご飯だ」

 

【…男の人って、凄い...なのか?】

 




ちなみにIS適正などは独自設定…独自解釈?です。
だって、原作は何も話していないもん…

あのちなみに最後の部分は夜テンションで書いたから、多分後ほど変わると思う。
多分、うん、多分。

25/08/2022 めどさんからの誤字修正を貰いました、ありがとうございます!

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