ごぉぉ
!
!
高瀬まゆみ救出へ向かっていた光一とジローを突然の地震が襲った。
ごぉぉ・・・・・・
ほどなくして、揺れは収まったが
「いったい、どこから」
「まさか!!」
二人は異変が起きた場所を察知するや、慌ただしく移動した。なぜなら、そこは
「なんという」
「有り様だ」
目的地である地獄谷だったからだ。
見るも無残に荒れ果てた様子を見て、愕然としつつ、二人は辺りを見渡すと
「これは」
「どうしたんだ」
なんと、辺りに何やら機械の残骸らしきものが一面に散らばっていた。
「どうやら、僕らがここに来るまで、ドンパチがあったみたいだ」
「何だって」
ジローは分析の結果、こう結論づけた、その時だ
「誰だ!」
物陰から何かが現れた!それは
グリーンダヌキ!!
だった。
「お前はダークの」
「キサマ・・・・・」
とっさに身構える二人。それに対し、
「お前たち、運が悪かったな」
とグリーンダヌキはこういい放ったが、どこか様子が変だ。
「なっ・・・・・・」
「もうじき奴が来る。そして、お前らも俺の仲間同様・・・・・」
彼は2人にこう警告するやいなや
ごごぉ
!!
突然、地震が起こり、地割れが地面に走った!その瞬間!!
ドーン
地中から巨大な怪獣が出現した!!
ヒュー
一方、地獄谷から飛び去った円盤の姿があった。
「まさか、あんなことになるとは」
その内部にいたのはダークの支配者:ギルだ。彼は
「まぁいい、奴がキカイダーらと上手く潰しあってくれれば、こっちの儲けものだ」
こうぼやくと地獄谷を後にするのであった。この
「あぁぁ」
ボスに見放されたことを知ったか知らないグリーンダヌキは出現した巨大な怪獣を前にし震え上がっていた。
「ひぃぃー」
恐怖に堪えきれなくなって、彼はシッポを巻いて逃げだしたが
バァァ
ギャアァ---
怪獣が放った光線により、粉々にされてしまった!
!
!
これを見たジローと光一は瞬時に
チェンジ
サンダー
変身し、臨戦態勢に入った!!
グウォォォ
怪獣はキカイダー・サンダーマスクの二大ヒーローを相手に怯ます、巨体を揺るがし大暴れをする!その姿に
「なんてやつだ!!まるで破壊のことしか頭にない魔獣!まさしく、ハカイダーだ!」
サンダーマスクは怪獣をこう名付けたのであった。
ブゥーン
尻尾を振り回すといった
グウォォォ
このハカイダーの猛攻に
「このままでは」
「やられる!」
追い詰められるキカイダー・サンダーマスク
「こうなったら、一か八か合体攻撃だ」
「よーし」
かくして、二人は決死の合体攻撃に打って出た!!
『電光クラッシュ!!』
グウォォォ
ハカイダーがそれをくらうと大爆発が起こり、砂塵が起きた!!
タァタア
それからしばらくして、廃墟になっていたダーク地獄谷秘密基地を探索する謎の影があった。
「おや」
それは何かを発見し、凝視していると
「こ、こ、こ」
!
ある声を聞いて、振り向くと
「こ、こ、こ」
そこには一糸もまとわない姿で何やら寝言を呟いたまま失神している女性が倒れていた。
(この人は)
影は彼女を抱きかかえた。その時だ
「ジロ-!!」
と後ろから大きい声で呼び掛けるものが現れた。
それは
「光一!」
であった。彼は
「もうじき、ここの基地は爆発する」
とジローに伝えるや
「ま、ま、まゆみさん」
目的である女性を発見して驚いた!
「よし、わかった。早くここから出よう」
「おぅ」
こうして、二人はまゆみを救出すると基地からずらかる。ほどなくして、
ドーン
大きな爆発を背にして、飛び出すサイドマシンの姿があった。
「あら」
すっかり、日が暮れて夜になった中、横浜の高瀬邸でジローと光一の帰りを待っていたミツコは
ガジャ
二人の帰還を告げるマシンの音を聞くや、そそくさと飛び出したが
「じゃあ、彼女(=まゆみ)のことを頼んだぞ」
「えっ」
ジローは後を任せて去っていた。彼はダークの秘密基地で光明寺博士に関する手がかりを得たのだろう。そして
「光一さん、ジローは」
「彼ならさっき出ていきました」
「なんですって!!」
直後にやってきたミツコはこれを知って驚くと、
「すみません、私はこれからジローを追います」
こう宣言した。次に彼女は
「わかりました」
これを承諾した光一に抱かれ眠っている高瀬まゆみが
「 こ、こ、こ 」
!
と呟いていることを察し
「あなたたちのお力になれず、申し訳ないですが、ご武運を祈っています」
こう言った。
「ええ、こちらこそ ご武運を 」
そして、光一はこう返事をすると、
「それではサヨナラ」
会釈をして去っていくミツコを見送るのだった。
この時、夜空を照らす月を雲が覆っていた。まるで
光一とまゆみ・ジローとまゆみ
二人のカップルを待ち受ける不吉な未来を示すかのように
(終?)