私の名前は餅野アズキ、世間一般で言うところの転生者というやつだ。
といっても異世界トラックとか神様には遭遇して無いけど。
そして前世で普通のアニオタ社員だった私はわりかし平和な島の村娘として今世を楽しんでいる。
ただ私の住んでる村が『ペンギン村』という名前で、他に『サイヤ村』と『ドラクエ村』があって島中を恐竜やモンスターが徘徊してて本屋さんに行くと鳥山ロボが立ち読みしてたり月1で大猿が現れたりするだけの平和な島だ。
平和な島ったら平和な島なのだ。異論は認める。
そんな鳥山ワールド全開の島で今日ものんびり散歩をしてると古紙回収の車とそれを追いかける則巻博士に遭遇した。
ドタドタと古紙を撒き散らしながら走って車を追いかける則巻博士を見送り(今日も平和だな〜)と思いながら散らばった新聞やチラシを集めて面白い記事が無いかと読んでいるとその中に1つ、目を疑うような記事が混じっていた。
『ゴールド・ロジャー、ローグタウンにて公開処刑!!』
速報:鳥山ワールドだと思ってたらワンピースだった件について。
私は真実を確かめる為、島の中央にそびえ立つ神精樹在住の神龍さん宅に突撃した。
アズキ:この世界はワンピースの世界なんですか?
神龍:そうだ。
アズキ:なんで鳥山ロボとかアレコレいるんですか?
神龍:アニメコラボしたからだ。
アズキ:そっかー(脳死)。
神龍:そうだ。
以上、神精樹在住の神龍さん宅からお送りしました!
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衝撃の事実を知ったその日、私は早速今世の両親に相談して無事旅に出る許可を貰う事が出来た。
と言っても今すぐに旅立つ訳では無い。
原作開始はまだ何年も先だし弱肉強食な大海賊時代を生き抜く為の力も足りない。となればやる事は1つ、修行である。
特に対能力者御用達の覇気は覚えておきたいしCP9の六式も使ってみたいなぁと思う。この辺は転生者あるあるだよね。
という訳で原作開始の年まで修行する事にした私はサイヤ村で気のコントロールと格闘術を習い、ドラクエ村で様々な武器の使い方と魔法を教えてもらい、ペンギン村で則巻博士と協働で色々とハイテクな船を作り、たまに鳥山ロボのネーム作業を手伝い、原作知識補完の為に神龍と一緒にワンピースのアニメとか見ながらコタツみかんという生活を続けていた。
そんな修行三昧?のある日、おやつ用に買った型崩れフルーツセットを食べているとやたらと不味いフルーツが1つだけ混じっていた事があった。
その時はフルーツが傷んでたのかもと思って飲み込んでしまった部分以外は野良恐竜に食わせて終わったんだけど、後日アラレちゃんに川遊びに誘われた時に泳げずに溺れかけた事で私の中にもしかしてという思いが沸いた。
んで、案の定私は悪魔の実の能力者になっていた。
泳げなくなったのはすごく残念だけどそれはそれとしてどんな能力なのかワクワクしながら調べた結果、悪魔の実は『ミニミニの実』という名前で系統は超人系というのが分かった。
能力は私自身と私が触れたものは『なんでも』小さくできる能力で、例えば私自身を小さくして小人になって活動したり、大岩の重さだけを小さくして遠くに投げ飛ばしてみたり、50本以上の木材を小さくして一気に運んだりとかなりやりたい放題できる能力だった。
戻す時も途中で止めたり出来るし、個人的にはかなり当たりの能力だと思う。
そうして日々の修行に悪魔の実の能力強化が加わってから早数年、ついに私がこの島から旅立つ日がやってきた。
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「ほいよっと…!」
私が船に乗り込み帆を広げると見送りに来た両親や島の人達から大きな歓声が上がった。
中には建造中にも何度も見に来ていた人もいたけど海に浮かんだ船を見るのはまた違った気持ちになるのだろう。
私だってそうだ。試運転や耐久テストでこの船にはもう何度も乗ってるけど今から冒険に出るんだと思うとワクワクが止まらなくてニマニマしてしまうのだから。
ついでに言うと実は則巻博士と一緒に作ったこの船は私が能力者になったのもあって当初の設計からは大きく外れている。
というのも私の能力で重量とサイズの問題を片っ端から無視出来るようになったからだ。
そして「じゃあアレコレ積めるもの積んじゃおーぜ!!」ってなるのは当然の事ながら、途中からDr.マシリトまで混じってきてドンドン魔改造された結果、私の船は陸海空を走破出来る様になっていた(笑)。
船の材料は剪定で切り落とした神精樹の枝を余すことなく使う事で木造船ながら耐久力はかめはめ波やメラゾーマを受けても無傷の超耐久!
船体横には風が無くても進める様にパドルを追加して地上では船首下部に取り付けたタイヤと合わせて三輪車の様に走る事が可能!
更に帆を畳んで増加装甲内部の折りたたみ式の翼を展開し後部高水圧ジェットを起動すれば私の能力も合わせてサニー号のクードバーストよりも遥かに高く遠くへ空を飛ぶ事が出来る!!
他にもたっくさん魔改造して出来上がった船に〆として島の神でありメタ話が出来る親友の神龍から名を貰い『神龍号』と名付け、帆には鳥山ロボに神精樹と神龍をイメージしたイラストを描いてもらったのだった。
そしてさらになんと神龍が旅の餞別として願い事を1つ叶えてくれると言うではないか。
ならば遠慮なくという事でーー
・何があっても壊れず無限に水を汲める水瓶が欲しい
・何があっても壊れず無限に撮影が出来るカメラ(チェキ)が欲しい
・ありとあらゆる病、状態異常にならない身体にして欲しい
・仙豆を好きなだけ作り出せる能力が欲しい
・望んだ人物、場所の方角が分かる能力が欲しい
ーーと書いた紙を渡して「この紙に書いた願いを叶えて」と言うと神龍は呆れた顔をしながらもしっかりと願いを叶えてくれた。
まさにやりたい放題ここに極まれりって感じだね!
サンキュードラゴンボール!
「水よーし、食料よーし、各種機能よーし、天気よーしで点検完了!」
出発前のチェックを全て終えて船の甲板に出る。
そして見送りに来てくれた皆に聞こえるように私は声を張り上げた。
「それじゃあ行ってきます!!」
すると私の声に負けないくらいの「がんばれ」と「行ってらっしゃい」を皆がくれて、それを嬉しく思いながらも私は船を発進させた。
そうそう、実はこの島って空島だったんだよね。
って事で翼を広げてアイキャンフラーイ!!イエーイ!
主人公プロフィール
名前:餅野アズキ
年齢:22
身長:147(能力者になって成長が止まった)
父:勇者の血族
母:サイヤ人の姫
気弾カラー:黄緑
好きな必殺技:かめはめ波、ビッグバンアタック、メラガイア
出来る変身:大猿、自然体超サイヤ人1
こんな感じの主人公が好きに冒険するお話です( ˙꒳˙ᐢ )ウィッ