寄生虫美女で蜘蛛の世界 作:坂本祐
坂本祐
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時々、呟きます。主にスパイダーマン関係
あと、プロローグの出来が悪いので今度の休みの日に書き直します.
読み返したらパラサイトイヴ要素皆無だったので
その日は一日中、面会謝絶となった。無理もない、目覚めてから通常値のバイタルが一時的とはいえ危険値まで上昇したのだから医者としては生きた心地がしなかっただろう。次の日も様子を見て問題がなければ、その日以降面会が許可されることになった。それが、昨日。つまり、今日は再びメイさんとピーターが来ることになっている。
ピーターパーカー、言わずと知れたスパイダーマンの正体。
神様は酷なことをして下さる。【パラサイト・イヴ】の主人公のアヤ・ブレアに憑依?したと思えば、舞台はスパイダーマンですか。
いやそもそも、この世界線は何処の作品なのだろうか。
正直言って実写映画のmcu、みんな大好きトム・ホランドがスパイダーマンを演じるアース199999は勘弁願いたい。指パッチンで人類の半分が消滅する世界なんてベリーハードを遥かに超えてナイトメアモードだ。生き延びる自信はない。たとえ、アベンジャーズがいたとしても彼等は作中(シビルウォー)でも語っていたように多少の犠牲は仕方ないと考えている。その犠牲者の中に私がいないと断言できる保証はない。
まだ救いのあるのは、サムライミ監督が撮った初期三部作のアース96283、またはリブート版アンドリュー・ガーフィールドが主演のEarth-120703の二作品か。この二作品はモブキャラにはまだ優しい部類に入ると思う。
あと勘弁して欲しいのは、ps4で発売されたMarvel's Spider-Manのアース1048。作中、明らかに市民の死亡描写が多いのだ。特にデビルズブレスの装置解除では訳もわからず、即死した記憶もある。何回MJを殺したことか。合掌。
この通り、スパイダーマンはアメコミの中でも歴史が長く、外伝を含めれば作品数は膨大。前世ではスパイダーマンのファンであった私だが、全ての作品を網羅しているわけではない。
というか、見たくても翻訳されてない作品の方が多過ぎて、追いきれてないのが現実だった。日本の出版社よ、頼むから頑張って全作品翻訳して出版してくれ、と何度願ったことか。そんなことよりも…
もしかしたら、この世界線はどの作品にも属さない世界線なのかもしれない、というかその可能性が大いにある。というのも、病室に訪れたピーターの顔を見たが、私の知るスパイダーマン作品に出演するピーター・パーカーの顔にどれも一致しなかった。
端的に言えば、トビー・マグワイア顔でもないしアンドリュー・ガーフィールド顔でもない、増してやトム・ホランド顔でもなかった。加えて言うなら、PS 4のゲーム版でもないし、数多あるアニメ版のピーター・パーカーでもなかった。
そうなると、今後どのような展開が起きるのか皆目検討つかないが、この際仕方ないと諦めるほかないだろう。というより、もし私が知っている世界線だとしても私と言う異物が入り込んだ時点で未来が変わってくる可能性すらある。それを考えると、未知の世界の方が何かと踏ん切りがつく。
まあ、メインヴィランの正体が変更するなんてこともないだろうし、何とかなるでしょ、と割と楽観視している。それに大凡の道筋から外れることはないと思う。
あと、別件なのだがこの世界線にはスパイダーマン以外のヒーローはいないらしい。
アヤの記憶ではそれらしきものがヒットしなかったからだ。
もし、トニー・スタークがいれば世界的企業であるスターク・インダストリーやあの品がないと評されたスタークタワーがあるだろうが現実にはないし、キャプテン・アメリカがいればグッズ商品または映像が残されているだろうが一度も見たことはない。
つまり、アイアンマン、キャプテン・アメリカを筆頭とする世界最高峰のヒーローチームであるアベンジャーズが結成されないということでもある。
これに関して言えば、良かったのか悪いのか一概には判断できない。
というのも、もしアベンジャーズがいたら各々の作品のヴィランがお祭りだと言わんばかりに登場するために被害も甚大になってくる。その点、スパイダーマンのヴィランだけであるなら、宇宙的規模で滅亡などというはちゃめちゃが押し寄せてくる展開になるとは思えない。
スパイダーマン単体の作品では市民の被害は他のアメコミヒーローの中では比較的軽微な部類に入るからだ。それが、アベンジャーズ作品になれば飛躍的に被害が急増してしまう。ぶっちゃけた話、スパイダーマンはNYが舞台の物語で、アベンジャーズは世界的宇宙的規模の話なのだ。スケールが違えば被害も違うのは当たり前だ。
だが、スパイダーマンの他にヒーローがいないとなれば、原作にもあるようにヴィラン達が徒党を組んでスパイダーマンに襲いかかったのなら、多勢に無勢で為すすべもないかもしれない。
他のヒーローがいれば助けてくれるだろうが、この世界線では残念ながらいないのだ。
いや、ヴィランを改心させて仲間にするという手もある、カーネイジにヴェノムと共同戦線をはるといったように他のキャラでもそのような展開に持っていけることができれば随分と話が楽になる。
さて、一旦この話は脇に置いておこう。次の問題は…
「この度し難い状況をどうするか…だ」
看護婦にもらった手鏡で自身の顔を眺めながら呟いた。其処に映るのは、綺麗な金髪をショートに切り揃え、汚れのしらない真っ白な陶器を思わせる肌、緑色に輝く瞳、誰もが見惚れる美少女。試しにニコッと笑うと、鏡に映る私は予想を遥かに超えるくらい可愛かった、結婚しよ。いや無理だわ、この美少女、自分だったわ。
「アヤ・ブレア……」
アヤ・ブレア、スクウェアが発売したゲーム【パラサイト・イヴ】の主人公。容姿は作中でも美女として描かれていた。その性格は正義感が強い女性で、そんな彼女に自分が憑依した。いや、憑依なのか?彼女の記憶を全て見てからどうも曖昧になってきている。
以前の私が夢で今のわたしが現実の自分であるように思える。精神は肉体に引っ張られるとは何処かで聞いたことあるが、まさか本当だとは思わなかった。夢ならば覚めてほしいが、どうやら現実らしく何時迄も現実逃避しているわけにもいかない。
さて、アヤ・ブレアという主人公が登場するゲーム【パラサイト・イヴ】とは、どんなゲームなのか。
それは、突然変異の進化を遂げたネオ・ミトコンドリアと人類の存亡をかけたアクションゲームである。
物語の発端はクリスマス・イヴのオペラ座ハウスで起きた人体発火現象による怪奇事件。オペラ座に居合わせた人々が次々と人体発火現象により焼死する中、ただ一人、主人公のアヤ・ブレアのみ人体発火現象が起きず、事件の犯人と思われる舞台女優でイヴと名乗る女性からネオ・ミトコンドリアの存在とネオ・ミトコンドリアによる人類からの解放を告げられる。
警官であるアヤは、事件の真相となぜ己だけ人体が発火しないのかと謎を追いながら、道中襲いかかるネオ・ミトコンドリアにより変異した生物のクリーチャーを倒していき、事件の犯人であるイヴを止める、というのが大凡の物語だ。
【パラサイト・イヴ】において最も重要なのは、やはりネオ・ミトコンドリアとミトコンドリアだろう。この二つが物語の根幹にある。
まず、ミトコンドリアとは、学校の授業でも習った通り、生き物の細胞に必ず存在し、生物の体内にありながら独自の遺伝子を持つ。これだけ聞けば、まるでミトコンドリアが寄生虫のような存在に思えるかもしれない。
だが、ミトコンドリアがなければ生物は生きていけないのだ。ミトコンドリアの作り出すエネルギーがあるからこそ、我々は生きていける。
このように、ミトコンドリアは人間においてなくてはならない存在なのだ。
そして、【パラサイト・イヴ】においてもう一つの重要な存在、ネオ・ミトコンドリアとは、通常のミトコンドリアが進化したものである。
通常、ミトコンドリアは、細胞の核の命令に逆らえない存在なのだが、突然変異により上下関係が逆転。その結果、ネオ・ミトコンドリアと自称する自我を持った細胞が宿主の生物を乗っ取り、突然変異を起こして異形となるのだ。ネオ・ミトコンドリアにおいて最も恐ろしいのは、他の生物の体内にあるミトコンドリアに干渉できることである。
つまり、生物であればネオ・ミトコンドリアの支配から逃れられないことを意味する。即ち、触れられてしまえば、呼応するかのように人体が発火するか、または異形となってしまう。作中では語られなかったが、ネオ・ミトコンドリアにも干渉する為に必要な距離があると思われる。
そんな悪魔のような存在のネオ・ミトコンドリアだが天敵が存在する。それが、主人公のアヤ・ブレアなのだ。彼女のミトコンドリアはとある事情により特別であり、ネオ・ミトコンドリアによる力を抑制または押さえ込むことができる。
加えて、アヤは特殊なミトコンドリアを使用した超常的な力【パラサイト・エナジー】を有し、例を挙げるなら敵の弱点を見破るスキャン、体力を回復するヒール、ダメージを無効化できるバリアなどなどファンタジーゲーム顔負けのことが出来るのだ。
しかしながら、これは【パラサイト・イヴ】だけの話で続編に当たる【パラサイト・イヴ2】ではよりファンタジー要素が追加される。それらに関しては、正直言ってミトコンドリア要素は果たして何処なのかとツッコミたいところもあるが、この際置いておこう。
そして、【パラサイト・イヴ】の作中においてこう語られた、アヤの力はミトコンドリアの進化系であるネオ・ミトコンドリアの同等の存在、または覚醒と…
手鏡に映る私の顔を眺めながら、現状を確認するも考察の域から出ず結論が出ない。ため息をついて、手鏡をしまうと自分の手のひらを意味もなく眺めた。
「ミトコンドリアの覚醒か、そんな気配全くないけど…」
いや、覚醒しないほうがいいかもしれない、もし私が【パラサイト・イヴ】におけるアヤ・ブレアと同じ力を手にしてしまえば、作中のような悲劇が起きてしまう可能性が遥かに高くなってしまうのだ。サノスの指パッチンほどではないが、【パラサイト・イヴ】も中々に市民の被害が大きく、最悪スパイダーマンでさえもネオ・ミトコンドリアの支配から逃れられないかもしれない。それは、即ち死を意味する。そうなれば、この世界がどうなるかなんて分かったもんじゃない。
憂鬱のあまり頭痛がし始めたため、窓の外の景色を眺めて一旦思考を放棄することにした。今日も天気がいい。こんな日は二度寝するのが一番だ。まだ、パーカーとメイ叔母さんが面会にくるまで時間はある。今のうちに二度寝しよう。
すると、いつもお世話になっている看護婦、サシャさんがひょっこり廊下から顔を出した。もしかして、ピーターとメイ叔母さんが面会に来たのかな?いや、違う。サシャさんの顔が少し翳りが差している。一体、如何したのだろうか。
「アヤ、ちょっといいかしら?」
「あ、はい。どうかされましたか?」
「警察の方が面会に来てて…」
どうやら、警察の方が取り調べに来たらしい。
パラサイトイヴ、スパイダーマンの説明で誤りが有れば教えて欲しいです…
こんなダメな作者でごめんよ…(ヘタレ親父風
あと、めっちゃ悩みましたがアベンジャーズの面々は登場しないことにしました。
早い話、他のヒーローやヴィランはMCUの映画作品しか知らないのが現状なので…
アベンジャーズ、登場してほしいとの要望が多ければ修正しようと思います。
その場合は、実写映画に登場するキャラのみになってしまいますが…