リコリス・バレット   作:倉崎あるちゅ

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 一週間更新です




Episode 2

 

 

 

 

 

 ショッピングモールに入っていく(しん)と水川の二人。それを少し離れたところで、ファーストの制服を身に纏う千束が見守っていた。

 

「心ってば、たじたじじゃん。大丈夫なのかなぁ、アレ」

 

 ぷぷ、と彼女は笑う。

 さながら気分は、初めてのデートで緊張する弟を見ているかのよう。

 それにしても、と千束は思う。心が今日着てきたあの制服、わたしと同じファーストじゃん。

 

「いつも訓練してて慣れてたけど、心ってそこらのリコリスより強いんだよなぁ」

 

 なにせ、卓越した反射神経と洞察力を持って弾丸を回避する千束に、命中させたのは彼が初めてだった。DA時代でも彼女と模擬戦をして命中させた者はいない。

 しかし、まだまだ彼は千束の足元にも及ばない。だから彼女は心を訓練するのだ。

 

 死なせたくないから。

 それは彼だけにとどまらず、敵も味方も同じことなのだが。

 

「あー、アキさんはあーいうお店かぁ。心ならもう少し大人っぽくしてもぜんっぜん大丈夫な気がするな……」

 

 仕事じゃなかったらすぐにでも二人と合流したい、とうずうずする。けれどそれはできない。なぜなら今の彼女は仕事中であり、彼らから離れてはいけないからだ。

 

「ま、今は我慢我慢……っと!」

 

 言い聞かせるように呟き、千束は再び二人のあとをつける。

 

 ほんの少し、胸に引っ掛かりを覚えながら。

 

 

 

 

 α

 

 

 

 

「ここっすか」

「ここだね」

 

 俺とアキさんが来たのは少しオシャレな喫茶店。

 ショッピングモールの中に存在し、交際し始めた時に来ていた場所のようだ。

 店内に入ると、客はまばらだがカップルの姿が目立つ。

 俺たちもその例に漏れることなく、カップルとして見られているだろう。少し恥ずかしい気がする。

 

「ほら、座ろうよ」

 

 そう言ってアキさんは窓際の席へと向かい、俺はその隣へ腰掛ける。

 目の前にはショッピングモールのテナントが見え、各所に設置されたベンチを見てみれば、そこにはリコリスの赤い制服──ファーストの制服を着た白金色の髪をショートボブにした美少女がいた。

 

「なんであいつあんな顔してんだ」

 

 ジトリとした目でこちらを向けて、どこかで買ったのであろうカフェオレのストローを咥えている。

 ……まぁ、大体の検討はついているが。

 すっ、と視線を下にすると足元には、先ほど買った私服たちが詰め込まれた紙袋が置かれていた。

 

「コーヒー二つお願いします」

「かしこまりました」

 

 注文を終え、一息つく。

 ちらと横を見ると、アキさんは楽しそうな笑みを浮かべており、心底この時間を楽しんでいるように見えた。

 

「久しぶりにちゃんと買い物できて嬉しいよ。ありがとね」

「いえ、俺の方も選んでもらって、ありがとうございます」

 

 いいのいいの、とアキさんは笑う。

 それから少し、二人で他愛もない話をしているとコーヒーが届いた。

 店員が立ち去った後、早速一口飲む。

 うん、美味しい。けど、いつもこれより美味いコーヒーを飲んでいるからか、物足りない。

 やはり、先生のコーヒーは格別だったんだな、と再確認しながら、俺はもう一口飲んだ。

 

「それで? この後どうしようか?」

 

 カップを置いてからアキさんは聞いてくる。

 正直まだ決めていない。というか、何をすれば良いのかわからない。

 なにかしたいことはあるかと考えてみるが、なにも思い浮かばない。

 そもそも俺は交際経験なんてないしな。

 

「あとなんかあるか?」

 

 インカムに手を当て、俺は彼女に訊く。

 

『えぇ……そこわたしに訊く? 少しは自分で考えてみたらどうかな? 将来の彼女が可哀想だぞー』

「うるせ。わからないんだから仕方ないだろ」

『まぁ、もういい時間だし、アキさん送って終わりでもいいと思うよ』

「了解」

 

 コーヒーを飲み干し、俺はアキさんに顔を向けた。ふと、こちらを睨む男が見えた。

 先日見た写真の男──アキさんの元交際相手の宮崎という男だ。

 

「アキさん、ここは俺が持ちますよ」

「え、いいよ。歳下に奢られるのは気が引けるし」

「いいんすよ」

 

 伝票を持って席を立つ。

 アキさんに、このことを伝えるわけにはいかない。万が一周囲を見渡してしまい、バレたと勘づかれては困る。

 確実に正確に、この件を解決しなくてはならない。ハッキングされている可能性が出ている以上、ストーカー行為よりも重い犯罪を犯すかもしれない。

 

「さ、行きますよ」

 

 アキさんを連れて代金を支払い、店を出る。男は接触してこない。

 

「男が現場にいる。見えるか?」

『おぉ、敵意丸出しだね。でも、()()()()()()()()

 

 そこだ。

 ハッキングしていて、場所も状況も把握しているのに、わざわざ出てきた。

 

「ハッキングしてる奴とストーカーしてる奴は別。複数犯か、あるいは全くの別か」

『かなりヤバな人たちに狙われてるよ、アキさん』

 

 まったくだ。

 最悪ハッキングしてる奴は知り合いに依頼すれば、ハッキングなんてものをできないようにしてやれる。だからコイツは極力無視していい。今問題なのは、アキさんをつけまわす男。念のため警戒しておく必要がある。

 

「アキさん、今日は帰りましょう」

「え、ええ。そうね。いい時間だし」

「送っていきますよ」

 

 アキさんの手を引いて歩き出す。

 やはり徒歩じゃなくてバイクで来て正解だったな。

 

「あ、夕飯の買い物してもいいかな?」

「いいっすよ、バイクの収納にまだ入ると思うんで」

 

 接触してこなかったということは、接触するタイミングではない、接触する度胸がないか、のおそらくその二択。

 夕飯の買い物くらいなら余裕がある。

 

「ごめんね」

 

 申し訳なさそうに言うアキさんを横目に、俺は小さく笑う。

 

「気にしないでください」

 

 ありがと、とアキさんはお礼を言った。

 近場でしか買い物ができなかったと言っていたし、羽を伸ばすくらい構わない。

 

『……ねぇ』

「なんだ?」

『近すぎじゃない?』

 

 不意に彼女から通信が入った。そうだろうか、と俺は疑問に思う。

 というか、少し不機嫌じゃないか? 

 

「なんだよ、お前も買い物したいのか?」

『はいはいそうですよそうですよ。それより、あの人』

 

 あの人と言われて、俺は振り向いて商品をとる仕草をする。

 視界の端に映る、地味な男。

 隠す気がないくらいの敵意が俺に突き刺さる。

 

『とんでもないくらい睨んでるよ』

「嫉妬ってのは恐ろしいな」

『だね』

 

 はぁ、とため息をつく。そして俺は小声で彼女に話しかけた。

 

「この仕事が終わったら先生連れて買い物行こうぜ」

『お、いいねー!』

 

 なに買おっかな、と嬉しそうな声を上げる彼女は、いつもの調子に戻ったようだ。

 俺は苦笑しながら、視線をアキさんへ戻した。

 

「荷物持ちますよ」

「大丈夫? 服だってあるのに……」

「鍛えてるんで」

 

 ぐっ、と購入したものを持ってみせると、おお、とアキさんはわざとらしく驚いた。

 

「意外と力あるんだね」

「これでも現役の高校生なんで」

「ふぅん……それじゃ、お願いしようかな」

 

 レジで会計をして、バイクへ向かう。

 駐車場から出る前に、アキさんは立ち止まって俺を呼んだ。

 

「ねえ」

「どうしました?」

「ありがとう。やっぱり君たちに頼んで良かったよ」

 

 えっと、と言い淀む俺を見て、アキさんはくすりと笑いながら続けた。

 

「君たちがいなかったら今頃わたし大変なことになってると思う。本当に感謝してるの」

「それは……」

 

 まだだ。まだこの人の危険は孕んだままだ。しかも、俺とカノジョが想定していたストーカー被害ではない。ハッキングや複数犯、もしくは別人の同時ストーカー行為。

 だが、それを伝えるのは今じゃない。

 アキさんがしっかりと家に入り、彼女と合流してから伝えなくてはいけない。

 

「どういたしまして。収納ボックスに荷物入れて帰りましょう」

「うん、そうね」

 

 ふわりとした笑顔を見せたアキさんがバイクの後部座席へ座る。

 彼女の後ろ姿を見つめる男がいるのを、俺は確認して眼を細めた。すぐにヘルメットを被り、エンジンを吹かす。

 

「出るぞ」

『はーい、いつでもどうぞー!』

 

 彼女に声をかける。次いでアキさんにも声をかけた。

 

「掴まっててくださいね」

 

 こくりと頷くのを察し、バイクを動かして駐輪場から出ていき、俺たちは道路へと飛び出した。

 

 

 

 

 β

 

 

 

 

 アキさんの家にお邪魔し、彼女と合流してリビングで三人集まっていた。

 

「あの、話って?」

 

 アキさんが首を傾げてそう問う。

 俺と彼女は頷きあい、アキさんを見た。

 

「アキさん、落ち着いて欲しいんですけど、いいですか?」

 

 彼女が真面目な表情で前置きをし、実は、と、

 

「お腹減ったんでご馳走してもらってもいいですか!」

「おい」

 

 彼女は一気に破顔し、そんなことを宣った。

 真面目な雰囲気が台無しになったぞ。さっきの前置きはなんだったんだよ。

 そんな調子を見て、アキさんはふふっ、と笑う。

 

「もちろん。そのために結構買ったんだから」

「おおー! わたしも手伝いまーす!」

「ありがとね、千束ちゃん」

「うひひ。あ、心は休んでな。疲れたでしょ」

 

 今日一日、あまり人と接していなかったからか、彼女のテンションが高いような気がする。

 

「ああ、悪い。そうさせてもらう」

「はいよー。ゆっくり休むといいよ」

 

 じゃあ料理手伝ってくるね、と彼女は言ってパタパタとキッチンの方へ向かった。

 それを見送ったあと俺はソファに座ってスマホでをいじる。

 

「先生に銃の手配を頼むか。念の為ライフルも用意してもらって……」

 

 独り言を呟きながらふと思い出した。

 そういえば、彼女は非殺傷弾──すなわちゴム弾を使用するんだった、と。

 使う銃は、今制服の下に忍ばせているXDMでいいか。だが、やはりライフルは念の為用意してもらおう。

 

「お待たせしましたー」

「うおっ!? って、早いな」

 

 いつの間にか隣にいた彼女に驚く。

 テーブルにはオムライスとサラダとスープが置かれていた。

 

「いやぁ、アキさんってば卵焼くの上手くってさぁ! わたし無理」

「だろうな」

「あぁん!? じゃあ心は卵こんなに上手く焼けんのかよ〜」

 

 だからそのチンピラみたいな反応をやめろ。

 オムライスの卵だろ。なら焼ける。レストランに出てくるふわふわのやつをな。

 そう言ったところで彼女は信用してくれないだろうし、実際に焼けと言われそうで、言い出せなかった。

 

「ん? どうしたの心」

 

 じっと見つめていたら不思議そうな顔をされた。なんでもない、と答え、いただきますをして食べ始める。

 味は文句なしに美味かった。

 

「ん、うまいっすね」

「ありがとう。口に合ってよかったよ」

 

 少しだけ安心したようにアキさんは笑う。

 

「いやぁ、手伝うって言ったのに全然役立たずでさー」

「そんなことないよ。ありがとね千束ちゃん」

「なんだ、料理できないのか」

「違うってー。自分が食べるくらいのしかできないの」

 

 喫茶店でもホール担当だし、別にいいか。

 しかし意外だな。この顔のいい錦木千束はある程度なんでもできると思ってたんだが。

 歴代最強のリコリスとしては天才的だが他は一般人並みらしい。

 

「……その方が人らしいか」

 

 彼女に聴こえないように小さくボソリと呟いた。

 アキさん手製のオムライスは彼女に大好評のようで満面の笑みで口を動かしている。

 

「美味しいぃ〜!」

「千束ちゃん、口元にケチャップついてるよ」

「えぇ、どこですか?」

「ここだよ」

 

 アキさんが指差したところを拭っている。

 アキさんは本当に面倒見のいい人だと思う。だからこそ執着されるわけだが。

 空いた皿を今度は俺が片付け、三人分のコーヒーを用意して戻ってくると、アキさんが真剣な表情でスマホを見つめていた。

 

「どうかしました?」

「ううん、ちょっと気になるニュースがあって」

 

 彼女が首を傾げて問うと、アキさんはスマホを差し出して答えてくれた。

 

「大学に進学してから東京に来たんだけど、小さなガス爆発みたいなのが多いなって」

 

 スマホの記事には、この間彼女と俺が赴いた事件でのことだった。記事の内容は小さなガス爆発として扱っているが、この件はリコリスが関わっている任務だ。

 彼女たちリコリスには戸籍がない。だからパスポートだって取れないし、家だって貸してもらえないし、生きていく上でいろいろ困ることがある。

 しかし、そこはDAが介入し、自衛隊の駐屯地のような基地が存在する。

 戸籍がない故に死んでも記録に残ることはない。

 

 事件は事故になるし、悲劇は美談になる。

 

 それが、電波塔事件で()()した錦木千束から聞かされたことだ。

 

「たしかに多いっすね。けど、最近はガス会社も管理を徹底してるって聞いたんで、大丈夫ですよ。きっと」

「そうそう! それにアキさんの家はオール電化だしそんなの起きないですよー」

 

 俺と彼女がそう言うと、アキさんはこくりと頷いた。

 コーヒーを飲んで一服したところで、さて、と俺は話を切り出す。

 

「話の続きですが、単刀直入に言います」

 

 俺の雰囲気が変わったのをわかったのか、アキさんは背筋を伸ばす。

 

「ショッピングモールでの買い物、喫茶店、そして駐車場。それらでストーカー行為をしている男を見ました。写真を見せてもらった宮崎という男で間違いない」

「……」

 

 複雑で残念そうな表情が浮かんだ。

 

「そして、もう一つ。おそらく、今回の件は複数犯、もしくは複数のストーカーを受けていると判断しました」

「えっ?」

 

 意図しないことを言われたからか、アキさんが困惑する。

 そんなアキさんに、彼女はニッ、と笑いかけた。

 

「大丈夫ですよアキさん! わたしもいるし、心だっているんで!」

 

 彼女はグッと親指を立ててウインクをする。

 

「そうだよね……。うん、ありがとう二人とも」

 

 アキさんは不安そうだったが、その瞳には光が宿っていた。

 俺はコホンと咳払いを一つし、本題に入る。

 

「俺の予想だとハッキングによる位置の把握、その後連絡を受けた宮崎が行動していると思います」

 

 ちなみに、と俺は付け足す。

 

「先ほど部屋の中を探して盗聴器も確認しました。バレないよう破壊してます。おそらく、犯人は電池やコンセントが抜けたと誤認するはず」

「ってことは、明日あたりにでも来るんじゃない?」

「可能性がある。アキさん、怖いと思いますけど、鍵は変えずにそのまま明日は大学に出てください。証拠を押えたい」

 

 恐る恐るといったようにアキさんは頷いてくれた。

 恐怖しかないだろう。家に盗聴器を仕掛けていたのだ。交際していた時から仕掛けていたのかもしれないけども。

 

「ごめんね……こんなこと頼んで」

「気にしないで下さい。というより、怖い思いをしているのはアキさんなんだ。我慢させて、すみません」

「そーいうことです!」

 

 俺は少しだけ笑顔を、彼女はにひひ、と笑って安心させる。

 

「それじゃあ今日はもう遅いんで帰ります」

「明日また会いましょうねーアキさん!」

「ええ。今日は付き合ってくれてありがとう」

 

 俺と彼女は玄関まで送ってくれるアキさんに手を振り、家を後にした。

 

「近くに監視カメラ、ドローンなし……男の人もいないね」

「あぁ。盗聴器で把握していたと確証していいな。明日で証拠を押さえて、上手く行けばそのまま拘束できるけど」

「どう出るかだね」

 

 あぁ、と相槌を打つ。

 バイクに跨ると、彼女もヘルメットを被って後部座席に跨り始めた。

 

「おい」

 

 原付があるだろ、と言外に抗議するとまぁまぁ、と彼女が言う。

 

「こっちの方が楽じゃん? それにまた後ろ乗りたいんだよねー!」

「ったく……」

 

 仕方なく彼女をそのまま後ろに座らせると、しっかりと腰にしがみついてきた。

 

「よし、ちゃんとしがみつけよ。落ちたら置いていくからな」

「わかってますー!」

 

 バイクを走らせると彼女はこの間のように歓声を上げた。

 遅い時間なのだしやめて欲しい。

 

 

 

 

 γ

 

 

 

 

 千束を家に送り届け、心は自宅に帰ってきた。

 とある番号をスマホで打ち込み、電話をかけ始める。

 

「お、よかった。まだこの番号使ってたか」

『まぁな。君との繋がりは有意義かもしれないと思ったからだ』

 

 返ってくる声は男のような合成音声で紡がれる。

 

「実は頼みたいことがあるんだ。金は払うから受けてほしい」

『ほう? 陸上自衛隊特殊作戦群、次期群長殿がボクに依頼とはね。なんだい?』

 

 相手のその言葉に詰まりながらも、心は苦笑いを浮かべた。

 

「なに、ストーカー被害にハッキングを仕掛ける奴がいるから、ソイツの場所を割り出して欲しいだけなんだ」

『……本気で言ってるのか?』

「おうとも。こんなことにお前を使うのは気が引けるが、徹底的に潰しておきたい。なんせ、今回は俺やリコリスが関わっているからな」

 

 リコリス、と言うと相手はふむ、と考え始めた。数秒後、相手は溜息混じりに呟くように返答する。

 

『いいだろう。君が渡せる範囲で構わないから情報を貰う。金はいらない』

「……交渉成立だ。情報はお手柔らかに頼むぞ」

『それは君次第だ』

 

 ブツリ、と電話は切られた。はぁ、と心は嘆息する。

 

「さて、と。……寝るか」

 

 就寝する準備を整え、心はベッドに飛び込んだ。

 意識が遠のく瞬間に、スマホに通知が鳴った時、イラッとしながら無理矢理入眠した。

 

 

 

 





 リコリコ二次がだんだんと増えてきましたね。
 小説版も予約したし、円盤も予約したので不備はない……。

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