破滅フラグしかない悪役国家に転生してしまった…   作:ハンバーグ男爵

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初投稿です対戦よろしくお願いします


とりあえず我が社の営業はニューロストと恐怖公10往復の刑に処す







13 破滅フラグを打ち破るべく策を講じてしまった…

 

 

「こんッッッのぉ!!」

 

 

樹木と金属が擦れ合うとは思えないような奇音が大森林に響く。

 

復活した破滅の竜王、もといピニスン曰く魔樹ザイトルクワエ。

100m超あるその巨体が動く度大地は揺れ、根本より蠢く側根が波のようにたわんでは森の生命を吸い尽くしていく。その両脇からまるで腕のように生える一際大きな根と枝葉で編まれた触腕とレイラのハルバードが音を超える速度でぶつかり合っていた。

 

吟遊詩人と神官というこの世界ではかなり異色の職業構成であるが、優秀な隊員である《神聖呪歌》によってレイラにかけられた〝敵視誘導〟は正常にその効力を発揮し、思惑通り魔樹は他の隊員に目もくれず彼女一人に苛烈な攻撃を浴びせかける。

 

それをレイラが弾く、弾く。時に舞うような回避を挟みながら、一撃でも掠れば五体ごと弾け飛ぶような威力でしなる触腕をいなしつづけていた。

それは国で最強と誉(ほまれ)高い彼等からしても既に人外の動きであり、同じ事をやれと言われれば苦笑いしながらお茶を濁すのが関の山。如何に彼女が規格外の存在なのか否応にでも思い知らされる。

 

「ふおぉっ!?うひぃ!?

あっぶ!なっ!いいいぃぃぃ!!

ひぃぃこれ結構キツイ!しんどいですわ!

隊長ォ!まだ本部から連絡は来ないんですの!?」

 

「…依然対応を検討中だそうだ。

もう少し粘ってくれ《獄界絶凍》!」

 

「あのお排泄物クソ老人共何をモタモタしていますの、はよ決めなさいな!

人類滅亡の瀬戸際ですのよ!!!

後で全員足の指一本ずつ凍らせてもぎ取ってやりますからね、それはそれはもう丁寧に!」

 

「報復の仕方がエグ過ぎる!?

あと暴言!気持ちわかるが暴言は止めて差し上げろ!」

 

 

2人はなんとなしに会話しているように見えるが周りは衝撃波で枯れた木々が吹き飛び無数の木の根が槍となり襲いかかってくる地獄絵図だ、隊員達はこんな時までいつものテンションで戦っているレイラに呆れつつ、確実に根の掃討をこなしていく。

 

 

聖典内でトップ二人除けば最高レベルの隊長を筆頭に、各隊員がそれぞれの役職に恥じぬ奮闘っぷり。特に目覚しい活躍を見せるのは目に追えぬほどの速度で次々と根を掃討する《疾風走破》ことクレマンティーヌと、周囲に数多の魔法陣を展開させながら魔法で援護に奔走する《無限魔力》だ、魔樹の根相手にレベル差が大きいのもある。

しかしレイラが相手する魔樹本体のレベルは末端の根のほぼ2倍、たとえ数値で分からなくても歴戦の戦士である彼等の勘が「これは無理だ」と訴えていた。だからこそあの戦闘に加勢できない事に歯噛みする。

 

(クソがっ、これじゃねーちゃんの所まで行けねーじゃねーか!)

 

(天災撃杖ぶっぱなすには広さが足りないし、周り巻き込んじゃうよなあ…)

 

「《占星千里》、どうだ!?」

 

「まだ解析中…!

現時点で分かってるのは弱点属性と、魔樹の体力が桁違いに多い事くらい。

もっと近づけば早く測れるかもしれないけど…」

 

《占星千里》のもつ眼鏡、例に漏れず神々の遺した(ユグドラシル産)マジックアイテムである。

名を『英知の結晶』、眼鏡の見た目をしたその神器は相対したモンスターを通し眺め続ける事で段階的にステータスを公開する効果がある。

 

「そんな余裕は無いな…」

 

苦い顔で悪態を吐く隊長。

周りを見渡せばうねる木々の根で地面は覆い尽くされ、眼前にだって捌くのが億劫になるほどの数がひしめいていた。今だってレイラが本体付近の根も〝敵視誘導〟の効果に巻き込んで引き付けていなければこちら側は物量に圧殺されてしまっていただろう。

 

他の隊員達にも加勢できるほどの余裕はない。

現在《神聖呪歌》はレイラへの支援と同時に隊員達へも強化の詩を使っている最中である、その数なんと五種類。各人の強化(バフ)が切れるタイミングで間髪入れず別の詩を入れる事で再発動までのラグをなくしパーティを支えるその手腕には感嘆を覚える。彼女もまた人類の守護者に足る英傑の1人なのだ。しかしそれに掛かりっきりで回避の余裕などありはしない。

 

ピニスンを中心に内側にクレマンティーヌ除く女性陣と瀕死のエドガール、テイマー故に後衛にならざるを得ないクアイエッセ、外側に隊長達でそれを護っている現状なのだが、絶え間ない攻撃の嵐に迂闊に余所見をする事すら許されない。

 

(やべやべやべやべやべーーいですわ!

想定してたより魔樹硬い!体力多い!倒せる気がしなーい!

つーかよくよく考えたら大人数のパーティーで相手する前提のモンスターに単騎で挑むとか気が狂ってますわね、私グ○ブル廃人じゃねーんですから救援信号出したいんですが!?

え、ダメ?議会で過半数の賛成票が要る?なぁんだいつもの法国ですわね!)

 

 

「おF〇CKでしてよぉぉぉぉッ!!!」

 

 

 

((((またよく分からん事叫んでるよあの女…))))

 

 

消耗し、ジリジリと追い詰められていく漆黒聖典。レイラの踏ん張りによってなんとか持ちこたえられているがこのままでは全滅するのも時間の問題だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だからこそ!今竜王の討伐に踏み切らねば人類に未来は無いとあれほど説明したでは無いか!」

 

声を荒らげる大元帥。軍部を治める彼だからこそ竜王の脅威を正しく理解し、ここで始末をつける他にないと主張した。

しかし他の面々の表情は固い、この場に居る殆どは竜王の再支配に肯定的であるからだ。

 

スレイン法国神都、中央議事堂内。

今この時に限っては人類の運命を左右すると言っても差し支えないこの状況でも悲しい事に、未だ彼等の意見は纏まらないでいた。

討伐に賛成しているのは大元帥、火滅と水明の神官長、そしてレイモンの4名だ。少なくともあと2人は味方に付けないと法国の方針を変更できない。

 

「討伐してしまえばもう二度と竜王を御せる機会は無くなってしまう。エルフ国へ向けての圧力、ひいてはあの忌々しい〝白金の竜王〟を武力で牽制できるまたとないチャンスなのだ。」

 

反対する理由は様々あるが、法国の抱える問題の数々が彼等の首を縦には振らせなかった。

 

まず現在戦争中であるエルフ国。

突如として反旗を翻したエルフ王の強権により始まった泥沼の戦争だ。法国を騙し、当時の第1席次を拘留、強姦し望まぬ妊娠を強制させた罪は重い。世代が変わった今でも中央政府の神官長達はエルフへの憎悪を募らせ、王の首を狙っている。

しかし当のエルフ王は正体が不明であり、実力も行使する力も分からない。元第一席次が敗北したという実績から判明しているのはただただ〝強い〟という事実のみ。

未知の脅威を前にして万全の体制を整えたいという神官長たちの考えも理解できる。

 

 

そしてもうひとつ、評議国に居る強大な存在〝白金の竜王(プラチナム・ドラゴンロード)〟について。

本名をツァインドルクス=ヴァイシオン。

法国が建国されるはるか昔から存命する強大な竜の一族であり、異種族入り交じる多民族国家アーグランド評議国を治める永久議員だ。

彼個人と法国には僅かならぬ因縁があり、国は竜王の監視対象に置かれている現状。エルフ王と同じようにかの竜王もまた強大で、底知れぬ力の持ち主である。

国の切り札とも言える番外席次が表立って活動できないのも奴の監視があるからだ、だからこそ第2の切り札として破滅の竜王は確保しておきたい。

今の所かの竜王に目立った動きはないが、弱い人類はあらゆる手を尽くして危機に備えなければならないのだから。

 

じゃあ番外席次と同レベルの《獄界絶凍》がなんで好き放題出来てるのかっていうと、そもそも中央政府がその存在を把握出来ていなかったからだ。

彼女の出身地は神都より離れたド辺境の田舎領地、神格者としての価値を見出し接触した時には既にその強過ぎる自我に周りは振り回されっぱなしだった。本来なら厳重に管理され、国に仕えるべき才能が突然辺境に生えてこられたら対応なぞできるか。

むしろ今まで自由奔放にさせていたからこそ法国の利益になっているし結果オーライだな、そうに違いない。

 

神官長達は無駄にポジティブだった

 

そんな反対派の彼等を眺めながら、レイモンは内心舌を打つ。

 

(やはり決め手が足りない…

彼等の根本にあるのはやはり異種族への恐れ、種族差で劣勢を強いられる人類に手段など選んでいられないのは分かる。だがそれに固執するあまり大局が見えていないようだ。)

 

ちらりと見据えるのは出発前にレイラが残した射影機だった。

その映像の向こうには今も魔樹と激闘を繰り広げる漆黒聖典の奮闘が映されている、この現場を見ながら「余裕そうだから拘束して封印」などと悠長な事を言っていられるだろうか。

 

「左様、そもそも討伐など可能なのか?」

 

「何を弱気な事を、人類最強の戦闘部隊である彼等が集えば勝てぬ敵などありはしない!

番外席次の出撃さえ認められればな!」

 

「白金の竜王の監視はどうするつもりで?

彼女を出撃させたところで奴に見られてしまえばこの国は新たな竜王の脅威に晒される事になるでしょう。」

 

「そうだ、《獄界絶凍》が足止めできているということは封印の芽が摘まれた訳ではない。」

 

「それまで彼女を使い潰す気かい?それこそ現実的じゃないね。」

 

されど会議は踊る

 

再び始まる侃々諤々の言い争い、中央政府のいつもの光景だ。隊員達は今も戦っていて時間の猶予などないというのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

「馬鹿ね、たかが樹一本伐採するのに何をモタモタしているの。」

 

 

 

議場に響く澄んだ声(田村ゆ○りvoice)。

不意を突かれた神官長達が凝視する先の入り口には白黒の髪を靡かせルビクキューを弄ぶアンティリーネの姿があった。

 

「…会議中だぞ番外席次、早々に宝物番へ戻りたまえ。」

 

「嫌よ、せっかくレイラが遊びに来てくれたのに緊急事態で招集を掛けたのは貴方達でしょう?

彼女が居ないと退屈で堪らないわ。」

 

貴方達が相手してくれるのなら別だけど、と周りを見渡せば彼等は気まずそうに目を逸らした。

最高神官長が退出を促すも彼女は何処吹く風か、マイペースにルビクキューの面合わせをしながら飄々とした態度に一部の神官長は顔を顰める。純人間種ではない彼女を快く思わない議員も複数人在籍しているからだ。

そんな中、レイモンに会議に割り込んできた理由を問われると彼女は嬉しそうに大袈裟ぶって言い淀む。まるで悪戯を隠す子供のように。

 

「ねえ最高神官長、私に出撃許可を出しなさい。

そうしたら全部片付けてあげる。神器も神人も全員無事に回収して撤退できるわよ?」

 

「それはできない。

君の出撃には議員達の賛成票が半数必要だ、承知の筈だろう。」

 

「はぁ〜ホンっっトに頭が固いわね。レイラだったらデカい溜め息吐いた後『その凝り固まった脳ミソ凍らせてシャーベットにしますわよ!』って言ってたわよきっと。」

 

 

そんな猟奇的なこと言うわけが無い、と議員達は内心嗤うがふと彼女の普段の言動と自分達への対応を思い出すとだんだん心配になってきた。

 

やべ、本当にされそうかも

 

 

「レイラや《無限魔力》がさんざんお膳立てしてくれてるってのに貴方達ときたら…

これが人類の守護者名乗ってるんだから聞いて呆れるわ。」

 

「…結局のところ何が言いたい、君は我々をからかいに来たのか?」

 

「怒らないでよ最高神官長、私は…

そうね、貴方達の()()()をしに来たの。

とある御方のご意向でね。」

 

とある御方?後押し?

議員達の頭に《?》マークが浮かぶ中、いち早く察したレイモンは慌ててアンティリーネに問いただす。

 

「待て《絶死絶命》!

君が呼ぶ御方とはまさか…」

 

言い切らぬうちに入り口に居たアンティリーネはいつの間にか脇へとはけ、跪く。

開かれた大扉の影から現れた何か、それを理解し驚愕するまでさほど時間は掛からなかった。

 

「まさ…か…まさか貴方様は…!?」

 

震える声で椅子から立ち上がり、歓喜の涙を流しながら即座に床へ跪く最高神官長。他の議員達も座っている場合ではないと次々椅子から転げ落ちるように跪く。

 

スレイン法国。

人類を守護し、繁栄を手助けする事を主命と定めた人類国家。

しかし嘗て六柱存在していた國創りの神々は寿命によって滅び、最後まで人類を守護して下さったのは皮肉な事に異形の神だった。

かの大神には並々ならぬ恩がある、故に法国ではあえて『決して侵してはならぬ、強大にして荒ぶる神である』として奉り、恐れ尊ぶ事でその威光を神都から遠ざけた。その社と本殿は今もレイラの領地である辺境ローグレンツにのみ現存し人と亜人の境界線から我々を見守って下さっている。

その神より遣わされた従属神、闇の神スルシャーナの遺した忘れ形見、竜王の探知すら届かぬ神都最深部に秘匿され議員達が幼い頃より昔からずっと眠りについており、神々亡き今もはや覚める事は永劫ないだろうと歴代の神官長から口々に嘆かれていたそれ。

 

 

 

 

ひとよ たちあがりなさい

 

 

 

 

その御言葉が耳に届いた時、神官長らは滂沱の涙を流さずにはいられなかった。レイモンですら齢50を過ぎた身にして幸運にも訪れた従属神との突然の謁見に涙し、そのお言葉を心に刻み付けている。

それは多くを語らない。

しかし全ての神官長、並びに役職者達が〝頭〟ではなく〝魂〟で理解した。

 

これは激励である

 

至らぬ人類を導く為再び目覚め、重い腰を上げてくださった神からの啓示なのだ。

 

ふっ、と気配が消える感覚。肩にのしかかるようなプレッシャーが消え彼等は自由になった。

そこにはもうかの御方の姿は無い。皆一様に涙の跡を残しながら無言で頷き合い、席へと戻る。

 

「結論は決まった?」

 

結論?この場に限ってはそんなもの話し合う必要などないだろう。大元帥も最高神官長さえも咎めぬ中、にやにやと笑うアンティリーネに代表して指揮官であるレイモンが声を大にし宣言した。

 

 

「番外席次、《絶死絶命》の出撃を許可する。

並びに現場で存命の全漆黒聖典に通達を。」

 

 

 

 

 

 

その命に替えても竜王を討伐せよ

 

是は、人類を救う戦いである

 

 

 

 

アンティリーネは、《絶死絶命》は、鮮烈な笑みをもって命令への回答とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう何度目の激突か、触腕とハルバードによる剣戟は依然終わりを迎える気配はなく、余波で森が削れていく。

レイラ以外の隊員達も尽きる事ない根の猛攻を凌ぎ、体力の限界を迎えようとしていた。隊長やレイラがまだ元気に動き回れるのは単純にレベルが高いからだ。

 

「オラへばんなよ《人間最強》、その筋肉は見せ筋かァ!」

 

「ッまだまだやれるさ。お前さんは元気だな《疾風走破》…」

 

「鍛え方がちげーんだよ鍛え方が!」

 

巨大戦斧を振り回す《人間最強》の背中を守るように立ち回り、背後の根を三本まとめて串刺しにし斬り捨てるクレマンティーヌ。

レイラと一緒になって領地を侵略から守り、亜人を殺して密かにレベルが上がり続けていた彼女はいつの間にか聖典きっての戦士に成長していた。

特に近接戦闘においては他より抜きん出てており、持ち前のスタミナと高速戦で敵を翻弄し急所を迷いなく串刺しにできるだけの技量を持ち合わせている。

 

「幾ら潰しても減ってる気がしねえぞコレ!

隊長、このままじゃジリ貧だ!」

 

「盾の人ぉ!後ろから来てるよ!」

 

「おっとさせるか…よっ!《無限魔力》殺れ!」

 

「はいはーい《灼炎弾(フレアボム)》っと。」

 

ピニスンが指さす方へ移動し、大盾で的確に根を防御、すかさず《無限魔力》が弱点である炎系の魔法で根を爆破し燃やし尽くす。

このドライアード、なかなかいい仕事をしてくれる。地中を通して根の動きが把握できるピニスンから事前に情報を得て先回りで動けるのは盾役の《巨盾万壁》にとって大きなアドバンテージだ。

 

その時、クアイエッセの使い魔を通して隊長の通信機に連絡が入った。

 

 

「…皆に通達だ。

現時点をもって竜王の再封印は放棄、以降は討伐を作戦の最優先事項とする。」

 

やっと決めたか!と隊員達が口々に騒ぐのも束の間、新たな問題が浮上した。

そもそもどうやってこのデカブツを討伐するのか?である。

根であるなら隊員達にも対処は可能だ、だが大元の魔樹は隊長もしくはレイラクラスの戦士でなければ話にならない。

2人を魔樹に当てるとして、戦力が足りなさ過ぎる。更に困った事にマジックアイテムによる観察を続けた《占星千里》曰くこの魔物は「ドン引きするくらいの生命力がある」らしい。比較対象が他にこの世界に居ない為どの程度かは不明だが、とにかく規格外の体力を誇る個体なのだとのこと。

 

「それに《神聖呪歌(先輩)》の具合も良くなさそう、今までずっと異能力を使い続けてるから…」

 

そう心配そうに呟く《占星千里》の隣で彼女は今も歌による支援を行っている。

歌で皆を強化する《神聖呪歌》の能力は魔力の代わりに喉を酷使してしまう、故に毎日の発声練習は欠かさないのだがそれでも彼女の喉は無敵ではない。使い続ければ痛めるし最悪潰れてしまう事だってあるのだ。

 

 

「やっべぇですわ!

皆さん屈んで身体を小さくなさい!!」

 

 

突如として耳元に木霊する令嬢の叫び声。

普段の余裕綽々な態度とは違う切羽詰まった声音に不思議に思い隊長が見上げるとそこには自分達の直線上に聳え立つ魔樹と、その中間にはレイラの姿。

 

突如として動きを止めた魔樹はその左右に裂けた口を大きくかっぴらき、此方に向けて明らかに何かを〝溜め〟ている。

隊長が気付き、同じくレイラが撃杖を地面に撃ち据え巨大氷壁を出したその直後。

 

耳障りな雄叫びと共に魔樹の口内から放たれるそれに氷壁は5秒と保たず粉砕され、直線上に立つ隊員達に襲いかかった。

 

「…ぇ?」

 

戦闘員ではない《占星千里》の目には何が起こったのかすら理解できなかった。

分かったのは魔樹の繰り出す破壊音と圧倒的な風圧、それから向けられている自分が死ぬだろうということくらい。

おそらく他の隊員達も同様だろう。

悲しいかなこの世界の半分は空想(ゲーム)なのだ、熟練者が行っている技術の高さを初心者が理解できないように、レベル差があり過ぎると低い側は文字通り「何が起こったのか分からない」。

知覚外の高速であったり、知覚外の力であったり、頭で理解が追い付かない。気付いた時にはもう死んでいるか四肢のどこかを失った後。

 

まさに人智を超えた光景。

そんな感覚を今その身で味わっている彼女は意識が飛びそうになる中、どうにか踏ん張って耐えていた。

何故彼女がまだ生きているのか?

 

そこにレイラが立っているからだ。

 

魔樹が口から放ったのは無数の種子で作られた弾丸だった。

一粒がボーリング玉程もある大きさの種子、それが音速を優に超える速度で迫り来る。先程紙のように貫かれた氷壁からして、人体に当たればどうなるかなんて想像に難くない。

 

「くうぅぅうううううあああああああッッッ!!!!」

 

それをレイラは斬っていた

 

凄まじい激突音に耳を潰されそうになるなか、ちゃんと目で追えているのか一発一発丁寧に、背後に居る隊員達に当たらぬよう軌道を逸らし捌いていく。

 

うぎィッ!?!…ぃぃぃいッたいですわねぇっ!!!」

 

その最中、金属の弾ける音がして彼女のハルバードが砕かれ宙を舞う、弾丸を斬り続けた衝撃に耐久力の限界を迎えたのだと理解する間もなく、無手になった彼女は怯まず直撃コースだった最後の一発を右手で殴りつけるように横へ薙ぎ、逸れた弾丸は幾つもの巨木を貫いて彼方へと消えていった。

 

「ご、《獄界絶凍》…ひぃっ!?」

 

心配する《占星千里》が顔を青くする視線の先、先程弾丸を弾く為殴りつけたレイラの右腕にはハルバードの破片が突き刺さり惨たらしくへしゃげ、指はあらぬ方向へねじ曲がっていた。見ての通り重症である。

 

「ふーッ…ふー…ッッ!!」

 

「早くポーションを!《獄界絶凍》無事か!?

すまない、僕でも反応できなかった…!」

 

「…腕も飛びませんでしたし…問題ありませんわ…

私も、まさか氷壁を破る威力だとは思いませんでした。

…ッ全員ピニスンちゃんの所へ、一箇所に固まりなさい!」

 

間髪入れずレイラは隊員達を集め防御魔法《氷雪結界・聖刻(スノーボールドーム・アイギス)》を発動。覆うように展開された7枚からなる青白いドーム状の層が張られ、一拍遅れて襲い掛かる根や触腕の攻撃から身を守る。

 

「すげー…」

 

「緊急用の物理防壁です、長くは持ちませんしその場凌ぎにしかなりませんわ。

あ、ポーションどうも。」

 

慌てる《占星千里》から渡されたポーションを喉に流し込み、その独特な味に顔を顰めながら元通りになった腕の感触を確かめる。

 

(便利な世界ですわよねぇ、現実だったら全治何ヶ月もかかる粉砕骨折なんですけど…

おかげで命が軽い軽い。

しっかしどうしましょうかしら。幸いさっきのタネマシンガンは必殺技みたいですので連発はしてこないようですが、即席とはいえ私の氷壁を破るだなんて…腐っても高レベル帯のモンスターって所ですかね。舐めてましたわ、反省しないと。)

 

囮作戦は無駄になっちゃいましたねえ。と元通りになった腕を確認し、冷静に周りを眺めてみる。

まだ《神聖呪歌》の詩の効力があるのか魔樹は執拗にレイラを狙っているおかげで結界の外は地獄絵図だ、うねる根が今でも結界にまとわりつき凍らされ、それでも物量で押し潰してこようとするし、本体の触腕も凄まじい勢いで攻め立てている。

 

(私なら〝止める〟事はできても殺し切るのは不可能、決め手が足りませんわ。)

 

レイラに拘束の手立てがない訳ではない、奥の手を使えば拘束、或いは長時間の足止めは可能だ。

しかし発動に多大な時間を要する為詠唱中は無防備になるわ、発動してもその場に留めるだけで体力が天元突破したこの個体を始末できるだけの攻撃力は無いわで容易に使えない。

しかし放っておけばこの魔樹は一帯の水源を吸い付くし、成長したその根は他国へと侵入するだろう。時間を掛ければ掛けるだけ不利になっていく。

 

「あわわわわもうダメだ、おしまいだあ!」

 

「ンなこと分かってんだよ諦めんな!さっきからうるせえなコイツは!?」

 

喚くピニスンを抑え込む《巨盾万壁》、共闘したおかげか2人には妙な信頼関係が生まれているらしい。

追い詰められたと判断したのか歌うのを止め、若干喉が枯れてしゃがれ声になった《神聖呪歌》がポーションで喉を潤しつつ隊長に問い掛ける。

 

「けほっ…結局全員まとまってしまいましたね。

隊長、どうします?」

 

「中央が討伐を決意した以上、討伐可能だと判断できるだけの理由がある筈だ。

可能性としては…」

 

「番外席次の投入、ですか?」

 

頷く隊長、《無限魔力》だけ凄い嫌な顔をしたのをレイラは見逃さなかった。

 

「あの方が?

僕のテイムモンスターにはなんの報告もありませんが…どうやって此処へ?」

 

《一人師団》ことクアイエッセはそのビーストテイマーとしての腕を駆使し、連絡用の使い魔の他にレイラの供回りとして数匹の戦闘用魔獣を向かわせると同時に探知に優れた魔物を数匹、森じゅうに散開させている。念の為の策として野良モンスターによる不要な横槍を防ぐ為だ。

伝達と探知と戦闘の三役同時使役にはかなりの実力を要求されるが彼ならば隊長も安心して任せることができる。

かなりの広範囲を索敵しており、効果範囲は森の出口である法国付近にまで及ぶが番外席次らしき影を見たという報告はまだ入っていない。

 

彼女が来るとしたら徒歩、といっても一般的に考えられる徒歩の速度ではないので探知が反応できない可能性も有り得るが…

 

「…ッ!

隊長、魔樹の〝すていたす〟が変わってる!」

 

と、隊長が考えに耽っていた時。

《占星千里》の叫び声と、バキバキと何かが軋む音がしてハッと我に返る。

 

「おい…オイオイオイ!ヤベェってこれは!」

 

「…まぁじ?」

 

唖然とする隊員達、顔を上げた隊長も同じ表情にならざるをえなかった。

 

『魔樹』というカテゴリに属している以上、この竜王はその場に根を張り動くことなどないと思っていた。故に地下で根を広げ、面制圧による侵攻を隊長は予測していたのだが…

 

魔樹の下腹部より盛り上がる2本の巨根が幹を支え、持ち上げている。人体的に言うならそれはまるで「脚が生えている」かのようだった。

 

「お前…歩けるのか…」

 

思わず隊長もそう呟くしかない。

 

封印の魔樹ザイトルクワエ。トレント系の大型種に分類され、もとはゲームの中ボス程度だったそのモンスターは遥か昔に起きた〝揺り返し〟の影響を受け、異世界へと転移した。

ただの文字列だった設定は現実に反映され、植物だったのも影響したのか大森林の豊富な水と栄養を遺憾なく吸収し、それはそれはよく成長した。転移場所が人里離れた森の奥地だったのも大きい、ユグドラシル基準だとせいぜい大人数パーティで挑む初めての高体力、超大型モンスター程度だった彼は今やレイドボス並のHPと形態変化まで兼ね備えた究極の存在へと生まれ変わったのだ。

二本足で立ち上がったことによりその全長は約150m超、影で隊員達がすっぽり覆われてしまうほど。

 

「クワエが立ったぁ!!!」

 

何故か妙に馴れ馴れしい口調でレイラが叫ぶのと同時、踏みつけた片脚が音を立てて結界と激突し激しい揺れが一同を襲う。

同時に硝子の割れる様な音が何度か響き結界の表層が叩き割られた。

悲鳴をあげる隊員達、魔樹の足の裏までくっきり見える至近距離で流石のレイラも冷や汗を掻く。

 

「あっぶねえええですわ!

一撃で障壁4枚持ってくのは強烈過ぎますって!強度上げるのにどんだけ苦労したと思ってますの!?」

 

きいいいいっ!とヒステリックに吠えてみせるレイラだが内心必死だ、隊員たちを死なせないようにするには彼女が結界を維持し続けなればならない。でも守ってばかりでは攻撃に転じることも出来ず。

攻め手の不足にやきもきするレイラの上から再び巨木の踏みつけが襲い掛かる。

 

「このッ…!執拗いですわね!」

 

瞬間、レイラが結界の内側に指で書いたのは見慣れぬ文字。

三文字程度のそれが淡く輝いたと思うと踏みつけを直撃させた脚が大きく跳ね、反動で勢い余った魔樹が尻もちをついた。

予想外の出来事に何が起こったのか分からずポカンと立ち尽くす隊長達を他所に驚愕する《無限魔力》が慌ててレイラへ駆け寄り問い詰める。

 

「は?レイラちゃん今のどうやったの!?」

 

「ダメ元でやったら出来ちゃいました!

私が一番びっくりですわよ!」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()なんて頭おかしいでしょ!!私にも教えて!」

 

「状況考えてくださるぅ!?」

 

襟を掴まれがっくんがっくん揺らされるレイラ自身もぶっつけ本番で成功させたらしく自分で発動しといて狼狽え方が半端じゃなかった。

しかし依然として危機的状況に変わりない、さっきの一撃で遂に限界を迎えた結界がひび割れ、更に根の猛攻を受けて一部が欠け始めた。

 

クレマンティーヌがいち早くそれに気付き漏れ入った根を処理するが、今度は本体の魔樹がその巨体を起こし三度踏み潰そうと脚を振り上げる。

 

万事休す、誰もがそう思ったその時

 

 

 

 

魔樹のすぐ横、何も無いはずの空間から突然生まれた黒い渦から()()()()2()()、勢い良く飛び出し幹へと激突した。

 

苦悶の呻き声を上げながら今度は横倒しになる魔樹ザイトルクワエ。

同時にまとわりついていた根が一瞬にして微塵に刻まれ、救世主は結界の外へ降り立つ。

 

レイラもよく知る顔が不敵な笑みを浮かべ、やってきた。

 

「弛んでるわね漆黒聖典。」

 

 

 

 

 

 

 

 

キタアアアアアアアアアアアア!!!

 

番外ちゃんキタ!これで勝つるぅ!

 

「《絶死絶命》…!」

 

「まさか、本当に貴女に来ていただけるとは…」

 

あ、そうか。

皆さん驚いてるようですけどこっちが普通の反応ですのよね。私だけ遭遇率が異常なだけで、本来は存在すら許されない、外観アノール〇ンドみてえな聖堂の奥の奥に秘匿されたレアキャラクターですし。

ていうか魔樹を横殴りにしたのドラゴンじゃなかったですか!?という事はまさか…

 

【見ない間に随分と煤けた面をしているではないか、レイラよ。】

 

「ムンちゃん!?ヘジンマール君もどうしてここに…いやどうやって此処へ来ましたの!?」

 

【と、突然番外席次さんが領地へやってきて無理矢理…】

 

【領地の方はゲバルト殿が「任せろ」と。

なにやら面白そうな事になっているではないか。】

 

義母上(ははうえ)、ワクワクが隠せてないです。眼が真剣(マジ)ですよ…】

 

 

魔樹の方を睨みながら獰猛に笑うムンちゃん。うん、戦闘狂ですわね!それに付き合わされるヘジンマール君可哀想!

ていうか魔樹が倒れる直前に見えたあの渦、《上位転移(グレーターテレポーテーション)》でしたよね?そんな高位魔法が使える方なんて法国に1人しか居ませんわ!

確信をもってアンティリーネちゃんへ首を向けるとそれはもう無垢な笑顔で答えました。

 

「後で貢ぎ物ヨロシク、これ前借りだから。」

 

「本人の居ない所で私を担保にするなぁ!!!」

 

思わず素が出ちまいましたわよ!

またあの御方の力を借りましたわね番外ちゃん!?私のお菓子を担保にしてぇ!

 

けれどけれど、これで魔樹と同レベルの矛と盾が揃いましたわ!

 

「隊長、決めに行きますわよ。

番外ちゃんと2人で本体を足止めなさい!」

 

「なぜ?私の異能力なら動きを止める必要なんてないでしょ。」

 

ン〜慢心!慢心ですわよアンティリーネ!

相手は同格で何をしてくるか分からないモンスター、《The goal of all life is death》の効果をざっくりとしか知らない彼女が不用意に使って万が一撃ち漏らすなんて事があれば大惨事ですし、あの木偶の坊がボス特典で自己蘇生機能を持っていたら目も当てられません。

私の記憶が正しければかのスキル、即死耐性は問答無用でブチ抜けますが、死んだ後に発動する蘇生効果に対しては無力ですし。再発動可能になるまで何日掛かるかも不明ですからね。

 

なのでその不安要素を埋めるため、私が奥の手を使います。

発動までに時間が掛かり、動けなくなるうえに敵のヘイトも集めるであろうこの魔法を使うのは現状不可能だと思っていたのですが、ムンちゃん(メイン盾)アンティリーネ(メイン矛)が居てくれるなら問題ないでしょう!

 

「貴女が力を効果を発揮するまでの間、あの木偶の坊には何もさせませんわ。

なので魔法発動までの間、皆様におかれましては詠唱中の私を全力で守護(まも)って頂きたいんですの。

因みに1日一回しか使えないうえ攻撃が掠りでもしたら詠唱失敗ですので気合い入れて介護して下さいませ♡」

 

「ハードルが高いな!?」

 

「けど面白そう、良いわ乗ってあげる。

他の連中もそれでいいわよね?

大きいのは私と隊長で相手するから、貴方達は小物から死ぬ気でレイラを守りなさいな。傷一つつけちゃダメよ。」

 

アンティリーネちゃんの登場で一瞬呆けていた各々が瞬時に己の役割を理解し、大きく頷きます。

ほんと、漆黒聖典って優秀なんですよね。全員状況対応能力半端ないですし、非戦闘員のナッちゃんや《占星千里》ちゃんすら覚悟ガンギマリなの宗教の力様々ってぇ感じです。

クアイエッセ様はヘジンマール君となにやら話しているご様子ですし、他の男連中も傷付きながらも戦意は上々、遠慮なく守られてしまいましょう。

 

「『神聖呪歌』は引き続き強化を頼む、無理そうなら僕は外してくれて構わない。」

 

「ご冗談を、全員に満遍なく祝福を届けてみせます。喉も潤いましたし。」

 

「《占星千里》、《無限魔力》、僕と一緒に来て貰えますか?ヘジンマール殿と共に陽動を行います、結界の中に居るより機動力もあるし、安全でしょう。」

 

「わ、私?!分かった…」

 

「りょー。クアちゃんとヘジンマール君の組み合わせって珍しいねぇ。」

 

「って事は俺と《巨盾万壁》、《疾風走破》で《獄界絶凍》の護衛って訳か。

ハハ、この期に及んで根っこの相手とは気が滅入る。」

 

「嫌なら止めても良いけどぉ?

ぶっちゃけアタシ一人でもねーちゃんの護衛くらい楽勝だしぃ。」

 

「ハッ、言ってくれるな!

……本当にお前は強くなった、《人間最強》の名も返上しなきゃならんかもなァ。」

 

「オイ止めろ、俺だって《獄界絶凍》の奴に盾役を奪われて落ち込んでんだ。戻ったら鍛え直しだよチクショウめ。」

 

「オッサン二人の傷の舐め合いだぁ、気持ち悪う。」

 

「「オッサンちゃうわ!」」

 

 

ああ、これだから。

これだから人間が好きなのです。

絶望を前にして、泥にまみれても尚、進む事を諦めない。ゲームなどでは絶対に再現できない現実(いま)を全力で謳歌する人の輝きをどこまでも私は愛しましょう。

 

民を治める王も、鋤を振るう農民も、商いに精を出す商人も、皆生きている。1と0 の羅列などでは決して再現できない生きた人間。

それが世界の理不尽如きで脅かされて良い道理などこの世の何処にもあってはならない。

 

民に寄り添い、慈しみ、人の営みを次代へと繋ぐ事こそ領主の使命。

理不尽な淘汰を〝生存競争〟などと銘打つのなら、私は全力でそれを覆す。世界が勝手に決めた摂理(データ)限界値(ステータス)も全て踏みにじって、人類の足掻きを偽りの神に突き付ける!

それがこの世界を愛したお母様の願いであり、交じり者の私が遣わされた天命なのだから!

 

 

「どんな時でも華麗に優雅に、一片たりとも慢心なく任務を遂行するのが一流の漆黒聖典でしてよ!」

 

こんな所で彼等を失うなんて事、認めてたまりますか。

 

見せてあげましょう魔樹ザイトルクワエ。

貴方がこの世界で規格外の成長を遂げたように、私もユグドラシルでは成し得る事のできない技術と力で完膚無きまでに打倒して差し上げます。

さあ、最高の理不尽を堪能なさい!

 

 

 

 

 

「お見せしましょう、私の超位魔法を!!!」






氷雪結界・聖刻(スノーボールドーム・アイギス)
レイラの考案したオリジナル魔法
内側に行くにつれて強度の増す7枚の防壁をドーム状に展開し攻撃から身を守る、物理攻撃には自動カウンターとして触れると氷属性のダメージを付与。
炎属性が弱点だが例のごとくレイラの異能力が付与されているので突破するには相当な労力が必要。
元は第6位階《氷結界(スノードーム)》という防御魔法を7層重ねて強度を上げたレイラ仕様。《魔法三重化》で出すよりコスパが良く、《魔法最大化》に及ばずとも劣らない性能で多人数を守る際に重宝する。


◆本作における漆黒聖典ざっくり早見表◆

第1席次
隊長
ロン毛のイケメン、槍使い
みんなのまとめ役並びにレイラのストッパー(ストップできるとは言ってない)
最近の悩みは周囲から婚活を迫られていること


第2席次
《時間乱流》
合法ショタ、双剣?双槍?使い
異能力は某クロックアップや某タイムアルターのような加速系?
レイラの作る料理がお気に入りで会議には欠かさず出席する、子供舌


第3席次
《四大精霊》
おじ様キャラ、精霊召喚が主体の魔法詠唱者?
異能力で自身よりレベルの高い上位精霊を従えることができるとかそんな感じ
フールーダに負けず劣らずの魔法狂い、ただ彼とは違い1人で黙々と鍛錬を続ける努力型


第4席次
《神聖呪歌》
漆黒聖典女性陣の中では最年長のお姉様、信仰系+吟遊詩人の変則構成職
異能力は声に様々な祝福を付与する事、職業も異能力に合わせて組み上げた
着痩せするタイプ
最年長?レイラと年1つしか変わりませんが?変わりませんが??


第5席次
《一人師団》
クインティアの兄のほう、ビーストテイマー
レイラによる無自覚魔改造の被害者、許嫁の尻に敷かれる
ヘジンマール君と仲が良い

第6席次
《地砕罰剣》
オールバックの金髪チャラ男、大剣使い
異能力に頼らず自力で出世街道を駆け上がってきた実力派
外見のせいで判断されがちだが根はまじめ、モテる


第7席次
《占星千里》
聖典内最年少、普段は学生、情報系魔法特化型サポート枠
異能力は千里眼
自身の所属する魔法学院のOBが聖典の偉大な先輩(レイラ、無限魔力、神聖呪歌)ばかりで気後れしてる


第8席次
《巨盾万壁》
ゴリマッチョその1、タンク職
本編で一番最初に殺された聖典メンバー、それ以外に情報無し
盾両手持ちとかダ〇ソかよと作者は思った、まる


第9席次
《疾風走破》
クインティア妹、フェンサー
レイラ無自覚魔改造の影響を最も受けた者の一人
レベル上がり過ぎ武技極め過ぎでつよつよ女になってしまった
ぼくのかんがえたさいきょうのくれまんてぃーぬちゃん


第10席次
《人間最強》
ゴリマッチョその2、戦斧使い
見た目の通りパワープレイが得意、大体の事は筋肉が解決してくれると思っている
筋肉筋肉、やっぱ筋肉だな


第11席次
《無限魔力》
ダウナー系魔法詠唱者
異能力は前話に説明したので割愛
魔改造被害者、レイラとマブダチ、
一緒にルーンの勉強しよう?しょうがないにゃあ


第12席次
《天上天下》
アイエエエ!?ニンジャ!ニンジャナンデ!?
原作のティア、ティナを越える実力者であると明記されているので奴は相当なニンジャカラテの使い手なのだろう
不信心者に誅を下す異世界カラテ!天上天下=サンのエントリーだ!








なんか疲れてるわ、雑でもゆるして
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