ポケライブ!〜One More Sunshine Story〜 作:チーケー
ウラホシの森に一つの人影あり。
どうやらペンドラーと交戦中のようである。
「ペドォォォ」
果南「ニョロモ、みずでっぽう!」
少女が指示を飛ばすと、弾丸のような水滴がすごい速度で打ち出される。
「ニョロッ!」
パシュッ
ドパァァァン
森にすさまじい破裂音が響き渡る。
「ペド・・・ォ」
その一発で勝負は決まり、ペンドラーは地面へと倒れ込んだ。
果南「やっぱり心配で来てみて正解だったみたいだね・・・。」
「ニョロ!!」
〜〜〜〜〜〜
ダイヤ『そういえば、この時期ってペンドラーの繁殖期じゃありませんでしたっけ?』
ダイヤが思い出したようにそう呟く。
果南『えっ?ダイヤ、それホント?』
ダイヤ『ええ、何かの本に書いてあった気がしますわ。』
果南『そうだったら曜たちが危険だよ。ペンドラーはただでさえ攻撃的な性格なのに、こうしちゃいられない。ダイヤ、ちょっと行ってくる!』
ダイヤ『ちょっ、果南さん!?』
ダイヤの制止も聞かず、果南はウラホシの森へと向かっていった。
〜〜〜〜〜〜
果南「森に入ってからペンドラーに襲われっぱなし。に、しても流石に気が立ちすぎなような気がする・・・。何か他に原因があるのかも。」
森の怪しい雰囲気を感じつつ、果南は先を急ぐことを決める。
果南「急ごう、引き続きよろしくニョロモ!」
「ニョロ!!」
〜〜〜〜〜〜
ジーーーー
そんな彼女を見つめる一機のドローンロトム。
???『流石は前年度オトノキリーグ準優勝者ですね。』
〜〜〜〜〜〜
【side 千歌】
「ペッド〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
私たち4人は他のよりも一回りほどでかい(よーちゃんがそう言ってた)ペンドラーから逃げ回っていた。
千歌「いや〜まさか桜内さんもいるとは思わなかったよ〜。へへ。」
善子「あんた、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!?折角、撒いてきたのになんで連れてくんのよ!!」
初めて会うお団子をつけた女の子に怒鳴られる。
千歌「な、なんかごめん!」
その様子をじーっと見ていたよーちゃんが嬉しそうに口を開く。
曜「やっぱり善子ちゃんだ!やっほ!」
千歌「曜ちゃん、知り合い?」
曜「うん、私と同じシャインシティに住んでる娘。ウラホシスクールにも通ってるよ。」
梨子「善子・・・?さっきはヨハネとか言ってたような。」
それを聞いた桜内さんが怪訝な表情をする。
曜「ああ、それは昔からだからあまり気にしないでいいと思うよ!」
善子(・・・ムム、なんで曜までここにいるのよ〜〜。)
と、雑談を続けながら逃げていると桜内さんが口を挟む。
梨子「それよりも悠長に話してる場合じゃないでしょ!どうにかしないと!そろそろ走るのも限界よ・・・。」
そう言った桜内さんには既に疲れの色が見え始めている。
正直、私もそろそろ走るのは限界だ。
曜「それもそうだね、ここはやっぱり戦うしかないんじゃない?」
それを聞いたよーちゃんがトレーナーの基本、バトルすることを提案する。
善子「それ本気?あんなでっかいの、私たちでどうにかなると思えないんだけど。すごい怒ってるし。」
確かに見るからに大きい。
並大抵の攻撃ではびくともしなさそうだ。
でも、
千歌「やろう!みんなでやればきっとできるよ!」
そう、やるしかない。ここを乗り越えて私はポケモン図鑑をゲットするんだ!
みんなの顔を見てみる。
笑うよーちゃん、真剣な顔つきの桜内さん、やれやれと言った表情の善子ちゃん。
みんな、覚悟を決めたようだ。
曜「よし決まり!私が一瞬、足止めするからその間にポケモンの準備して!いくよ!タマザラシ!ペンドラーの足元にこなゆき!」
「タマッ!!」
早速と言わんばかりにタマザラシを繰り出し、指示を飛ばすよーちゃん。
やっぱり私よりもバトル慣れしてるなぁ。
足が凍り、一瞬止まるペンドラー
その隙をついて善子ちゃんがポケモンを繰り出す。
善子「病み上がりだろうけどお願い!天界より追放されし漆黒の翼!ヤミカラス!降臨!!」
「ヤミッ!!」
それに続こうと私もポケモンを準備する。
千歌「桜内さんは下がってて!後、ヨーちゃんのことお願い!」
梨子「う、うん!」
「ヨギ!?」
ヨーちゃんを梨子ちゃんに任せて私は先程ゲットしたばかりのこの子を繰り出す。
千歌「いくよ!コアちゃん!」
「zzz・・・」
相変わらず、コアちゃんは気持ちよさそうに寝ていた。
善子「あんた、やる気あんの!?」
千歌「コアちゃんはこういう子なの!!」
曜「2人とも来るよ!!」
「ペッド〜〜!!」
息つく暇もなく、未だ足が凍ったままのペンドラーはその状態から技を繰り出す。
ヤミカラスへと毒針を吐くペンドラー。
それを軽々、飛ぶことで避ける。
善子「空からいけば有利よ!ヤミカラス、つばさでうつ!!」
「ヤミッ!!」
バシンッ
ペンドラーには効果抜群の飛行タイプの技がヒットする。
しかし、
善子「くっ、やっぱりレベル差が違う!?」
「ペッド〜!!」
ペンドラーは怯みもせず、足の拘束を無理矢理に剥がすとそのまま空を飛ぶヤミカラスに向け技を放つ。
「ヤミッ!?」
ペンドラーのポイズンテールがヤミカラスに炸裂!
ヤミカラスは吹っ飛ばされ木に叩きつけられる。
善子「ヤミカラス!!」
「ヤミ・・・。」
そのまま戦闘不能になってしまった。
曜「タマザラシ、こなゆき!」
「タマッ!!」
ペンドラーの興味がタマザラシに向く。
曜「善子ちゃん、今のうちにヤミカラスをボールに!」
善子「え、ええ!」
善子は急いでヤミカラスをボールへと収める。
「ペド〜〜〜!!!」
次の瞬間、タマザラシに『メガホーン』が炸裂する。
曜「タマザラシ!!」
ヤミカラスと同様に奥の木まで吹っ飛ぶタマザラシ
「・・・タマ。」
曜「・・・つ、強い。」
千歌「今だ、コアちゃん、たたきつける!」
こっそりとペンドラーの後ろへと回り込んでいたコアちゃんに指示を出す。
木を振りかぶってペンドラーにありったけの力で叩き込む。
「ペドオオォォォ!!」
それをものともせず回転しながら『ポイズンテール』を炸裂させる。
その勢いにたまらずコアちゃんも吹っ飛ばされる。
千歌「コアちゃん!!」
善子「何なのよ、こいつ!強すぎでしょ!!」
圧倒的な力の差。
一体、どうすればこんなのに勝てるのか。
「ペッド〜〜〜〜!!!」
私たちのポケモンを倒してもペンドラーの猛攻は止まらない。
視界にヨーちゃんの姿を捉えるとそのまま桜内さんもろとも『メガホーン』で突っ込んでいく。
梨子「えっ・・・。」
曜「桜内さん!!」
よーちゃんがとっさに飛び込み、桜内さんを突き飛ばす。
しかし、よーちゃんはもう間に合わない。
千歌「よーちゃん!!」
善子「曜!!」
勢い止まらないペンドラーはそのまま曜ちゃんへ『メガホーン』で突っ込んだ。
ザザッ
瞬間、近くの草むらから何かが飛び出したような気がした。
そしてすさまじい爆風と共に土煙が上がる。
煙が晴れるとそこにいたのは、
「ソーーーーーナンス!!」
よーちゃんを守るようにペンドラーの技を受け止める青いポケモンの姿だった。
「ソォォォォォォ!!」
そしてペンドラーの攻撃をペンドラーもろとも跳ね返した。
「「「「!?」」」」
「ペドォォ!?」
急な出来事にペンドラーも驚いたのか、足元をふらつかせる。
「ソーーーナンス!!」
嬉しそうにポーズを決める青いポケモン。
千歌「あのポケモンは?」
私は思わず桜内さんのスマホを取り出し、図鑑検索していた。
梨子「あぁ!?それ私の!!」
【ソーナンス】 がまんポケモン
ひたすら 我慢するポケモンだが 尻尾を
攻撃される ことだけは 我慢できない。
攻撃されると 体が ふくらみ 反撃が
強力になる。
何かを思い出したのか、よーちゃんは声を上げる。
曜「まさかキミ、あの時の!?また助けてくれたの!?」
「ソーーーナンス!!」
その言葉に肯定するように深く頷くソーナンス。
曜「懐かしい!!そっか進化したんだね!」
どうやら言っていた小さい頃に会った子らしい。
「ペッドオオオォォォォ!!」
ペンドラーが再びこちらへと向かってくる。
先程、跳ね返されたことに怒り、「とっしん」を繰り出してきた。
善子「ちょっ、今はそんな場合じゃないでしょ!?来てる来てるわよ!!」
慌てる善子ちゃんの前に出て、ペンドラーを受け止めるソーナンス。
「ソーーーナンス!!」
そのまま先程のようにペンドラーを吹っ飛ばす。
「ペッドーーー!?」
善子「やるわね、あんた!」
千歌「よーしここからだよ!!やろう!ヨーちゃん!」
私は桜内さんに抱かれたヨーちゃんへと声をかける。
「ヨギ!?」
ここから私たちの反撃だ!
TO BE CONTINUED...