装備開発したら変なのばかり出るんだけど…   作:北風少佐

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レイシフト(出撃)開始!!




召喚の媒体

 

『工廠』

 

「さーて、装備開発するぞー!!」

 

「提督、今日は何を開発するの?」

 

 今日の秘書艦は雲龍である。

 

「今日は偵察機を狙うか」

 

「そうね、最近数が足りないものね」

 

「うちも戦力が整ってきたってことだな。まぁそれに装備の数が追いついてないけど……」

 

 そう言いながら苦い笑みを浮かべる。

 

「えっとー、資源の量は……これくらいだな。よし! スタート」

 

 装置に資源を入れをボタンを押せば、装置が動き出す。

 

「そういえば前回珍しい物出たんだよね」

 

「それって神通が持ってるあの刀かしら?」

 

「そうそう、あれ回避とか速度とか凄い上がるらしくてあれ持って以来、神通は被弾無しだよ」

 

「……すごいのね、その刀」

 

 そうこうしてるうちに開発が完了した。

 

「さーて、何が出るかなっと」

 

 装置のを開くとそこには不思議な形をした虹色の石が3つあった。

 

「……なにかしら、これ」

 

「なんだろうねコレ」

 

 手に取り観察する提督と雲龍。

 不思議な形……言葉にするなら星型八面体とも言うべき形をしている。よく見たら分かるが少し発光している。

 

「んー、ホントになんだろうなこれ」

 

「新型の砲弾……とかはないかしら?」

 

「こんな砲弾あったらその製作者に是非とも会いたいね」

 

「冗談よ」

 

 そんな事を言いながら、頭を悩ませる2人。

 

「あれ? 提督と雲龍さん。どうしたんですか? そんなに難しい顔して」

 

 そこへ工廠の管理人である明石が近づいて来た。

 

「お、明石。いい所にきた。ちょっと見て欲しい物あるんだよ」

 

「見て欲しいもの?」

 

「あぁ、装備開発したらまた変なの出てきてな。これなんだが……」

 

「わ、綺麗な石ですね。これが出てきたんですか?」

 

「えぇ、3つ出てきたわ」

 

「なるほど……わかりました。2つ預かってもいいですか?」

 

「いいぞ、1つはこっちで持ってればいい?」

 

「はい、それでお願いします!」

 

 そう言いながら3つのうち2つを明石に渡す。

 

「じゃあ、調べ終わり次第報告に行くので戻ってもいいですよ」

 

「おーけ、頼むわ」

 

 ──────────

「よし、これで書類も全部終わったな」

 

「そうね、お疲れ様です。コーヒーでも淹れる?」

 

「お願いするわ、砂糖とミルクマシマシで」

 

「体壊したらいけないから適量入れておくわ」

 

 そんな冗談を言いながら机の上で例の虹色の石を転がす。

 

「お前は一体何に使えるんだー? 虹色石よー」

 

 そう1人呟く

 

「使えなかったらどうしようか……執務室の棚にでも飾るかぁ?」

 

 そんな独り言を吐いてると、執務室の扉がノックされ明石が入ってくる。

 

「失礼します、提督。調査の方が終わったので報告に来ましたよ……って? あれ? 雲龍さんはどうしたんですか?」

 

「あぁ、いまコーヒー淹れに行って貰ってる」

 

「あぁ、そうだったんですか」

 

「それで、何か分かったか?」

 

「えーっとですね……調べたところこの石、応急修理要員や応急修理女神などと同じダメコン装備なことが分かりました」

 

「ほー、ダメコン装備か」

 

「はい、しかも効果は応急修理女神よりも上です」

 

「応急修理女神より上? どういうこと?」

 

「簡潔に言うならば、『艦隊6隻全て沈みかけても全員完全に修復して、しかも燃料、弾薬、失った艦載機まで満タンになる』ってことです」

 

「……なんだその壊れ性能!?」

 

「えぇ、私も分かった時ビックリしました……まぁ、応急修理と同じく1回使ったら消えますけどね」

 

「そりゃ、そうか。それでも3回分あるのか……」

 

「使い道に悩みますねー」

 

「まぁ、しばらく使うこともないだろうし保管しとくか。大きな作戦も無いし」

 

「それに提督、そんな危険な作戦立てないでしょ?」

 

「まぁね。とりあえずご苦労さま、明石。なんかあったらまた頼むよ」

 

「はい! お疲れ様でした!!」

 

 そう言い退出する明石。

 それと入れ違いで雲龍が戻ってきた。

 

「いま明石とすれ違ったのだけど。報告に来てたの?」

 

「あぁ、そうだよ。おかげで色々分かったよ」

 

「そう、それは良かったわね。それであれが何か説明はしてくれるかしら?」

 

 そう言い少し微笑む雲龍。

 

「あー……分かった。説明しよう。だけどコーヒー飲みながらでいいか?」

 

「えぇ、もちろん。冷めてしまうものね」

 

 そう言いながらコーヒーの入ったカップを渡される。

 

「さて、どれから話したものか」

 

 そう言う提督の顔は少し困り顔であった。

 

 




『別の世界』

「あれー?おかしいなぁ?」

「どうしたんですか?先輩」

「いや、聖晶石が1回分足りないんだよねぇ」

「聖晶石が…?数え間違えなどでは…」

「いや、確かに無いんだよねぇ。どっかで落としちゃったのかな?」

「他のサーヴァントの皆さんにも言って探すのを手伝って貰いますか?」

「いや、大丈夫だよ。1回分くらいまた集めればいいし」

「そうですか…ならいいのですが」

「あっ、クエストの時間だ。行こ!マシュ!!」

「はい!先輩!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『聖晶石』
「とある世界で英霊を召喚するために用いられる石。
3つで1回召喚できるらしい。
だが、欲しい英霊に出会えるかは運なのだという。
どこか建造と似たところがある。

ちなみに欠片を集めて生成することも出来るが、何故かそれに必要な数は7つ。星型8面体のはずなのだが…
謎多き石である。」
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