タイトル適当すぎワロタ。
ぐぬぬメインこっちじゃないのに、こっち書きやすすぎるぅぅぅびくんびくん。
「あ、お兄さんおかえりー」
唐突すぎる紫ちゃん襲来。
疑問詞を浮かべる俺を、紫ちゃんが笑顔で迎えてくれます。可愛い。
特に面白くもない学校から帰ってきて、部屋に入ると紫ちゃんがいました。
……いやいやいやわけわかんないから。なんで俺の家知ってるの? あとなんで俺のベッドに寝っ転がってるの? そしてなんでそんなに可愛いの? 撫でていい?
幻想入り&とんぼ返りで幻想郷から帰ってきて、二日が経ちました。この二日間、暇さえあればあの出来事を振り返っていたような気がします。
なんだか、夢のような時間で、本当に夢だったんじゃないかとさえ思いました。
でも、確かに紫ちゃんをおぶった感触も、藍ちゃんを撫でた心地も、橙さんの料理の味も覚えていたので、あれは夢ではなかったと断言できます。
正直友達に言って自慢して回りたいところですが、証拠も無いし、アレな人扱いされるのは確実なので自重しました。
次は写真でも撮って見せて回ってやりましょうか。……うーん、なんかイヤだな。よく考えると誰にも見せたくない。
独占欲らしき何かが湧いたのでやめておくことにします。どちらにせよ、面倒なことになるのは間違いないですし。
まあ、ともかくあれから二日経ったわけです。というわけで紫ちゃんがここにいるのはおかしい。いや最高なんだけど。だって可愛いんだもんよー!
「紫ちゃん、どうしてここに?」
「お兄さんと遊びに来たのー!」
満面の笑みで言う紫ちゃん。二日ぶりでもやっぱり可愛いです。天使。大天使ゆかりんで売り出せるレベル。その笑顔で世界の七割が救われます。ただしきっとその笑顔を争って第三次世界大戦が勃発する可能性も否めないと思う。
何の話だ。
ああ、そうでした。そういえば俺、自分じゃ幻想郷に行けないから誘ってーみたいなことを言ったんでした。だから紫ちゃんは律儀に迎えに来てくれたんでしょう。可愛いなぁ。
「ああ、そっか。よし、じゃあ遊ぼうか」
「ホント? やったー!」
特にこれから用事もありませんし、断る理由はありません。二つ返事で快諾しました。
……それはいいんですけど、その、俺のベッドに座るのやめてもらえませんかね。ちょうど家族が誰もいない時に俺の部屋の俺のベッドに座って見上げられるとイケナイ気分になっちゃうんですけど。男はみんな狼なんですよ? 所でなんで狼なんでしょうね。『襲う』だから別に他の動物でも良さそうですけど。ほら熊とか。
うん、果てしなくどうでもいい。
「どうかしたの?」
あぁ、紫ちゃんの純真そうな顔が眩しい。
いやなんでもないよと返して、ピンクな妄想を膨らませていた自分に自己嫌悪していると、紫ちゃんが俺の部屋を見回して言いました。
「お兄さん部屋綺麗だねー」
「そうかな? まああんまり物も置いてないしね」
確かに俺の部屋はベッドと本棚と机くらいしかありません。
本棚も漫画がちょこっと入っているくらいです。エロ本なんて以ての外。……いやぁやっぱ時代は電子媒体ですよ。なんでもできるよ。そうiPhoneならね。ぐふふ。
……なんだろう、急に死にたくなりました。
「うん、それになんだか良い匂いがする……」
ちょっと待てその行動はダメだ。
ゆ、紫ちゃんが俺の枕を抱えながら目を閉じてクンクンしています……!
これは、誘っているんでしょうか。いやこれもうOKサインなんですよね? 俺色々とかなぐり捨てて紫ちゃんにダイブしてもいいんですよね? とりあえずパンツ脱いでいいかな。
よし決めました。父さん母さん、俺は今日大人になります。ついに呪われた装備『童貞』を外す時が来たのです。
とりあえずしばらくあの枕カバーは変えないことが決定しました。……今夜寝るのが楽しみだなぁ。
ゲスくなんてないです。ええ。
「じゃあ俺、ちょっといろいろ準備してくるね」
「はーい」
あんまり直視してると本当に警察のお世話になっちゃいそうなので、なるべく目を逸らしながら、とりあえず制服を脱いで着替えます。……いや勿論部屋の外に出ましたよ?
紫ちゃんに見せ付けるように着替えてもよかったですが、そうしたら俺は大切な何かを失う気がする。その代わりにとんでもない物も手に入りそうですけど。ほら、快感とか。
さて、前回はほぼ手ぶらで行っていたので、今回は何か持っていきたいところです。橙さんに料理のお礼もしなきゃですし。
何か無いかと家の中を物色していると、リビングの戸棚の奥に、来客用のお菓子がありました。外装といい、高そうです。ちょうどいいので、これを持って行くことにします。
他にも飲み物や、母さんが無駄にストックしている、簡単に食べれそうなお菓子を幾つか持って行くことにしました。幻想郷にはこういうのは無いでしょうし、初対面で渡せば、それなりの印象は抱かせられるかなーという浅はかな考えだったり。
最後に靴を袋にいれて適当にバッグに詰め込んで、完了。待ちぼうけだった紫ちゃんに声を掛けます。
「よし、準備できたよ紫ちゃん」
「はーい! じゃあ幻想郷にレッツゴー!」
紫ちゃんが手を振ると例のスキマが現れます。まだ怖いですが、前回みたいに放り出されないだけマシだと思うことにしました。
「あ、お兄さんお兄さん」
「ん、どうしたの?」
「おんぶして?」
ズッキューン。
はい撃ち抜かれましたー。上目遣いでお願いされたらもう断る術はありません。可愛いなぁ畜生!
紫ちゃんが俺の理性をガリガリノコギリで削ってくるんですが。なにこれ、俺切断されちゃいそうです。
フラグ立ってるんでしょうか。ルート確定しちゃいますよ、もう。
甘えるのが上手な紫ちゃん。きっと将来数多くの男を泣かせるんじゃないでしょうか。俺もその一人になるのかなぁ……。悔しいですびくんびくん。
そんなことを思いながら可愛い小悪魔ちゃんを背中に乗せて、人生三回目になる、スキマにインです。
「とうちゃーく!」
出口は八雲家のこの間食事をした和室でした。紫ちゃんが背中で楽しそうに声を上げます。
その声につられてか、藍ちゃんがやって来ました。
「紫さまおかえ……あ、蓮さま。いらっしゃいませ」
「うん、お邪魔してます」
トコトコと駆け寄ってくる姿はそれだけで俺のストレスを八割くらい吸い取ってくれます。抱き締めたい。
さっきスキマを通っている間、紫ちゃんと今日何をするか話していたのですが、今日は紫ちゃんが幻想郷を案内してくれることになりました。
それで遊びになるのかはわかりませんが、どうやら紫ちゃんはもうルートも決定済みのようなので、素直に従います。ていうか正直個人的に紫ちゃんといれるならどこでもいいです。
先に八雲家に訪れた理由は、俺が紫ちゃんに頼んだからです。
藍ちゃんと橙さんの顔を見たかったというのが本音ですが、こないだのお礼をしたいという建前を紫ちゃんに言うと、承諾してくれました。
と、まあそんなこんなで八雲家到着です。少々名残り惜しそうな紫ちゃんをゆっくり背中から下ろして、藍ちゃんに橙さんの場所を聞くと、隣の部屋とのことでしたので、そのまま向かいます。
「あ、蓮様。こんにちは」
橙さんは正座して洗濯物を畳んでいました。
……橙さん見てるとつくづく思うんですが、家事が出来る女の人ってやっぱ超魅力的だと思うんですよね。
正座してるけど背筋もピシッと伸びてて綺麗だし、何より直視出来ないレベルの微笑みが最高に可愛すぎる。橙さん結婚しよう。
「お邪魔してます、こんにちは橙さん。あ、よろしければこれどうぞ」
持ってきた中で一番高そうな菓子折りを橙さんに手渡します。橙さんは一時畳むのを辞め、わざわざありがとうございますと言いながら受け取ってくれました。
よかった。拒否られたらどうしようかと。
あ、でもそういえば菓子折りとかって基本的には受け取らないとマナー違反なんですよね。遠慮されたらアレだったし、やっぱりこういう物を選んで正解だったように思えます。
というかまず他に俺がお礼として払えそうな物ありませんし。
……身体とか? それなら俺にとってただのご褒美ですから幾らでも払いますが。ダメかな。ダメか。
「紫様、今日は何方へ?」
「えっとね、まずは霊夢のところー!」
橙さんが紫ちゃんに尋ねると、紫ちゃんは元気にそう答えました。ちなみに行き先はまだ聞いてなかったので、初耳だったりします。
にしても霊夢?
間違いなく博麗神社に住んでいる『博麗の巫女』である、博麗霊夢のことでしょう。
俺の知っている東方projectの通りなら、紅白の巫女服を着たマジモンの巫女さんです。
『空を飛ぶ程度の能力』も持っており、お茶が好きで、基本的に無気力だけど弾幕ごっこは滅茶苦茶強い。んでもって天才肌。特徴として、俺がわかるのはこんなところでしょうか。
まあ、こういう肩書きはどうでもいいんです。俺にはあまり影響しません。
大事なのは、霊夢の巫女服は袖が分離しており、結果として脇を曝け出しているとかいうけしからん露出スタイルだということです……!
毎回思っていたんです。あの格好リアルで美少女がやったらどうなるんだろう、と。……うっは、妄想が止まりません。
正直興奮してきました。よし。早く行こう紫ちゃん。おじさん興奮しちゃったよ。
「御夕飯は如何なさいますか、紫様」
「帰って来るよ!」
「分かりました。何かリクエストはございますか?」
「うーん……お兄さんは何が食べたい?」
紫ちゃんと藍ちゃんと橙さんの姉妹丼(見た目だけですが)が食べたいです。
そう全力で叫びたいところですが自重します。
に、にしても俺が食べてくことは決定事項なんですね。
苦笑いしながら橙さんに視線を送ると、微笑みながら、用事が無ければ是非どうぞと、言われてしまいました。
まあ、ありがたく今日も厄介になりましょう。
でもリクエスト。リクエストか……難しいです。まず外の料理名が幻想郷で通用するのでしょうか。
「あ、外の料理の名前を言ってくだされば、だいたい作れますよ」
補足ありがとうございます、橙さん。ところでこの人、本当にエスパーなんじゃないだろうか。気遣い出来るとかいうレベルじゃないよこれ。
橙さんの援護射撃が出たので、自由に考えてみます。……あ、思い付いた。
「肉じゃが、とか」
何故か一番最初に思い浮かんだのがこれでした。でも案外悪くない采配かもです。昔は肉じゃがの上手な女性は人気だったみたいな話を聞きますし。間違いなく橙さんのなら美味いんだろうなぁ……。
特に問題なかったようで、了承してくれます。
そのあと、紫ちゃんと橙さんは何か話す用事があったのか少し話し込んでしまいました。
ずっと見てても微笑ましいのですが、ふと視線を逸らすと、もっと微笑ましいものを見つけてしまいました。
「んっ……しょっ」
藍ちゃんが埋れそうになりながら、洗濯物を持って、向こうから歩いて来ました。こちらから見えるのは足だけです。プルプル震えています。
……超可愛い。さっき橙さんが畳んでいたのは第一陣で、残りが来たということでしょうか。
「手伝うよ」
「っあ、蓮、さま。いえ、そんなお客さまに、そんなことをさせては……」
なんだろう、無性にエロい。
見るからに辛そうなので、放っておくわけにも行きません。上から三分の二ほど、受け取って上げました。
「大丈夫だから。ね?」
「あっ……ありがとう、ございます」
「いえいえこちらこそ」
「……?」
可愛らしいものを見たらお礼が必要ですよね。知らぬは本人ばかりなり、っと。
さっき橙さんが畳んでいた辺りに藍ちゃんが置いたので、倣って上から下ろします。
てか思ったけどこれ三人の着たor使った物なんですよね……。一枚くらい持って帰ってもバレないだろうか。クンクンさせてください。
「蓮さま、ありがとうございました」
「ん、どういたしまして」
「蓮さまは、今日もこちらで夕飯をお召し上がりになりますか?」
「うん、紫ちゃんに決定されちゃったみたいだ。ごめんね、短期間で二回も」
「いえ、お気になさらないでください。それにしてもまた紫さまが勝手に……」
むぅと可愛らしく唸る藍ちゃん。マジで可愛い。どのくらいってもう思わず頭を撫でちゃうくらいです。
「んっ……」
「気にしないで。俺はありがたいし」
「そう、ですか……」
っていつの間にか本当に撫でてました。いけね、最近欲望が抑えきれなくなって来てる気がします。
藍ちゃんは撫でられると、目を細めて気持ち良さそうにしてくれます。あぁぁぁぁ可愛い。こんな反応されたら撫で続けるしかないですよね。
「あー! 藍ずるい! 私も!」
橙さんとの話が終わった紫ちゃんが、こちらに突撃して来ました。
なんで俺こんなに幼女にモテてんでしょう。……幸せ。幸せ。
「ズルくないです。それより紫さま。また蓮さまのりょうしょうを得ず……」
「あー。はい。二人とも落ち着いて」
ちょうどよく紫ちゃんの頭も目の前に来たので、藍ちゃんと二人まとめて両手で撫で回します。それでコロッと静かになっちゃう二人が可愛すぎて鼻血出そうです。
「モテモテですねー、蓮様?」
そこに悪戯っぽい笑みを浮かべた橙さんも参戦。
……幻想郷ってやっぱただの楽園だと思います。
次こそ霊夢さんが出せる。
感想などお待ちしておりまっする。