ケロイド   作:石花漱一

20 / 90
九、帰らねば…(中編)

 気が付いたのは、賢助が「もう寝るかな」と言って立ち上がった時だった。田上は、手にスマホを握ってこそいたが、何も見ておらず、だからと言って何も考えてもいなかった。半分寝ていたようなものだ。

 なので、賢助の声を聞くと、目を開けているのに目を覚ましたように少し驚いて、それから、次いでスマホに目を向けた。すると、隣にいたタキオンも賢助の言葉に反応したからなのか、本を閉じるとこちらのほうを見に来た。

 田上は、後ろの壁に寝転がるようにして寄りかかっていたので、タキオンが田上のスマホを覗き見るときには、少し覆いかぶさるようになっていた。

 田上の顔に影がかかった。電灯を塞いで田上に覆いかぶさるその影は、楽しそうにそのスマホを覗きに来ていた。

 田上は、嫌そうに「何か用?」と聞いた。すると、その影は今度は田上の方を向いて、面白そうに笑いかけた。

「君はずっとニュースを見ていたのかい?」

 田上のスマホは、ニュース画面のままだった。田上は、その画面をチラッと見て、それから、タキオンを見ながら電源を消すと言った。

「あんまり」

「じゃあ、今までの間何をしてたんだい?」

「なんにも」

「なんにも?…それなら呼吸も?」

 田上は、タキオンをジロリと睨んだ。タキオンは、からかうようにこちらを見つめている。相手をしてほしいのかもしれない。田上は、そう思うと、はぁとため息をついて、タキオンの体をどけながら自身の体も起こした。

 それから、トイレに行っていた賢助が戻ってくるのを見てこう言った。

「もう寝ないとな」

 だが、タキオンはこれを聞いて、少し頬を膨らませた。

「君、昨日のような事はしないでくれよ」

 その言葉に田上は少し驚いたから、こう返した。

「…お前、結構空気を読まないというか、度胸があるよな。普通だったら、あんまりそういう話題には触れたがらないぞ」

「度胸があることくらい、君なら当然知っているだろう?」

「それは、当然だけど、やっぱり今日のタキオンを見てると、お前の不可解さが身に染みる」

「それは面白いだろう?…ぜひ、私を理解できるようにしたまえ。その方が色々と都合がいい」

「都合?」

「都合さ。君は私の助手でもあるんだから、私を理解できた方が言葉いらずに色々なサポートをしてくれて楽だろ?」

 タキオンがそう言うと、田上は先程のタキオンの面倒くさい絡みを仕返すようにこう言った。

「今でも俺は、大分言葉いらずなサポートを頑張っているつもりなんだけどな」

 タキオンは、眉をひそめた。田上のしようとしていることを理解したからだ。

「君も意地悪な物言いをするなぁ。…今まで以上に、だよ。今まで以上。別に悪い意味で言ったわけじゃないさ」

 そう言うと、タキオンは立ち上がった。

「君、先に…布団で寝転がっていてくれ。この際、どっちの布団でもいい。私は、君の寝ている方の布団に寝る」

 そして、トイレの方へと歩いて行った。だが、田上もトイレに行ってから寝たかったので、タキオンを待って、それから、少し眉を寄せて布団の部屋に行ったタキオンを残して自分はトイレに行った。

 

 トイレに行って帰ってくると、父親に就寝の挨拶を告げて、田上は隣の部屋に入った。そして、襖を閉めた。襖を閉めると、中は真っ暗になった。どうやら、もうタキオンは寝転がっていたようだった。布団は、昨日の夜の時から畳まれないまま今まで敷かれていた。だから、タキオンは田上が敷くのを待たずして寝転がっていたというわけだ。

 暗闇の中からタキオンの「踏まないでくれよ」という声が聞こえた。ただ、暗闇にまだ目が慣れていない田上が、無様な姿を晒さずにタキオンの元までいくのは難しかったから、これ幸いとその襖近くにあった、幸助が元々寝ていた布団に腰を下ろし、そして、寝転がった。すると、また暗闇から声が聞こえてきた。

「君、私の隣で寝るんじゃなかったのかい?」

「目が慣れていないんだよ。お前を踏みたくないから、ここで寝る」

 田上は、そう言い訳をした。途端に、隣の布団でガサガサと衣擦れ音がして、何か大きなものがこちらに来るのが分かった。それは、タキオンだった。

「まぁ、君がこの布団で寝るというのなら、私も移動するまでなんだけどね。それで逃げ切れたつもりかい?」

「そりゃあ、超高速のタキオン様から逃げ切れる気なんて毛頭ありません」

 田上は、わざと畏まった口調にして、自分の不満を少しだけ表現した。その表現なんて意に介さずにタキオンはこう言った。

「そうだろう?そうだろう?せっかくの最後の夜だ。今日は、朝まで起きていよう?」

「お前はバカか!明日帰られなくなるだろ」

「一夜、寝ないことくらい君にも私にも造作のないことだろ?」

「そうだけど、寝てないって気分自体が悪いときもあるの」

「そんなことはないさ。慣れてるんだから」

「ある!」

 田上は、そう断言した後、こう言った。

「この襖の近くで話すのは不味い。父さんに話し声が聞こえる」

 もう隣の部屋の電気も消えていて、襖から差す微かな光も消えていた。そして、静寂のみがこの家を包んでいた。だから、小声で話していても聞こえるような気がするその声を、襖の傍で話すわけにはいかなかった。田上としては、父親に夜にこそこそと仲良さげに話しているのは聞かれたくなかった。だが、タキオンは違ったようだ。「えー」と不満の声を漏らすとこう言った。

「今更、移動するのは面倒臭くないかい?それに、私はこの場所気に入ったよ。壁の近くに寄り集まってると、特に君の逃げ場がなくなっているようで安心する」

 タキオンが、そう言うと、田上は心外そうに「俺は逃げやしないよ」と言ったが、「さっき逃げようとしたじゃないか」と逆に言い返された。そして、隣にいて掴んでいた腕を殊に強く握りしめて、田上を痛めつけた。

「やめてくれよ」

 田上は困ったように言った。すると、タキオンはその言葉に気を良くしたようで、掴んだ腕を自分の枕にしながら「すまないすまない」と軽く謝った。それで、田上は動けなくなったかのように思えたが、やっぱり父親に聞こえていると思うと居心地が悪かったのでタキオンにこう頼み込んだ。

「タキオン、向こうの布団を動かしてあげるから、せめてあっちの壁際で話そう?ね?なにも変わらないと思うけど、どう?」

 タキオンは、少しの間考えた後、「いいよ」と返事をした。

「早くしたまえよ」

 そう言われると、田上は、起き上がって移動を始めた。暗闇の中だったが、目が慣れてきたので大分スムーズに布団を動かすことができた。田上は、布団と壁の間にあった僅かな隙間を埋めると、そこに寝転がった。

 タキオンは呼ばないでも来た。田上は、タキオンをわざと呼ばなかったのだが、その魂胆を見抜いていたようで、「君は少し意地悪になってきたな」とぶつくさ文句を言いながら、壁際の田上に詰め寄ってきた。そして、その腕をまた枕にして、田上と布団の中で向かい合った。

 それから、暫くは二人とも喋らないでこのまま寝ていくかに思えたが、タキオンだけは目をしっかりと開けて田上の顔を見つめていた。カーテンの隙間から差し込む月明かりが、部屋の中を明るく照らしていた。タキオンは、この目の前の男にしがみついて最大限甘えたい衝動に駆られたが、唾を飲み込んだだけで何もしなかった。代わりに、こう話しかけた。

「もう、最後の夜だよ」

 微かな囁き声だったが、田上はぱちりと目を開け、タキオンの顔を見た。目は瞑っていたものの全然眠たそうではなかった。

「最後の夜だよ」

 そう返した。タキオンは、少し寂しくなって、田上の左手を握った。すると、田上もその手を握り返して、再びこう言った。

「もう帰らないといけない」

 暗闇の中に澄んだ瞳が輝いた。だが、タキオンはその輝きには目を留めずに言った。

「まだその時じゃない。まだ、もう少しだけ時間はある」

「いいや、帰らなくちゃならない。時間はすぐに過ぎ去る。…腹を括れ。怯えるな。…もう引き返すことはできない」

 田上がそう言うと、タキオンは少しの間黙し、次いで言った。

「君は、行くときもそんな事を言っていたな。――後戻りはできない。…そんなことを言っていたよね?」

「…どうだったかな。分からない」

「いいや、言っていたさ。私はしっかりと聞いたね。……また、あそこに帰らないといけないのか。あんまりいいもんじゃないよね。土壇場になって私の気持ちがどうなのか分からなくなってきたよ」

「帰りたいのか帰りたくないのか?」

 田上の言葉にタキオンは、曖昧に頷いて、こう言った。

「君がさっき――もう引き返せないと言っていたけど、もうその心は決まってしまったのかい?」

「…少なくとも俺は。ただ、お前が残るというのなら、俺も残るよ。絶対にお前を一人にしないし、無理もさせない。…俺は、お前の良いトレーナーでありたいから」

「良いトレーナー……」

 タキオンは、そう呟いた後、タキオンは暫くの間押し黙り、田上がその目を閉じて再び眠りにつこうとしたときに、やっとこう言った。

「トレーナー君、少し、ほんの少し私を抱きしめてくれないか?」

 田上は嫌そうな顔をして、「なんで?」と聞き返した。

「…抱きしめられるって、何と言うか……落ち着くだろ?だから、…こう、私の明日への不安も静められるかな~って」

 タキオンは、しどろもどろになりながら、こう答えた。

「……抱きしめられないと不安は消えないのか?」

 田上は静かに言った。タキオンは、暫く返答に迷った後こう言った。

「抱きしめてほしい」

 タキオンの胸は、今や心臓の脈打ちで張り裂けそうになっていて、息も少々荒くなっていたが、それでも大分平静を保ちながら話した。田上の方はと言うと、普段の様子から見るに、これは冷静すぎた。まるで、話の半分も現実の事とは受け止めていないかのようだった。しかし、だからと言って、適当にタキオンを抱きしめようとはしなかった。

「いやだ」と一言言うと、田上は、話は終わったと言わんばかりに目を閉じた。決して、物凄く眠たくて、気分がうつらうつらしているというわけではなかったのだが、どこか夢現な雰囲気があり、それがタキオンを困らせた。

 タキオンにしてみれば、頑張って言ってみたのだが、それを真面には取り合ってもらえなかった。だから、怒ってみればいいのか、悲しめばいいのか分からずに、暫く田上の眠っている顔を見つめた後、少し悲し気に眉をひそめてこう言った。

「嫌だ?……それは、もう少し融通は利かないのかい?」

 田上は、またパチリと目を開けた。そして、再度「いやだ」と繰り返すと、またその目を閉じた。とうとうタキオンは困り果てて、にっちもさっちもいかない状況になった。田上に迷いなど微塵もなさそうだったから、そこに漬け込む隙も当然なく、タキオンは行き場のなくなった自分の想いと一人で布団の中で戦う羽目になった。

 タキオンは、不安そうに田上の顔を見たが、月明かりに微かに浮かぶその顔は普段の優しさが消えて、冷酷無情な石の仮面のように見えた。少し恐ろしくなって、タキオンは体を身じろぎさせた。だが、身じろぎをしただけで、その場から動くことはなかった。やっぱり田上の懐の方が居心地がよかったからだ。それでも、嫌な感じは残っていて、そのことにタキオンは段々腹が立ってきた。だから、タキオンはこう言った。田上が起きていようがいまいがどちらでもよかった。少なからずストレス発散のためで、少なからず田上を起こすためだった。

「ケチ、意地悪、バカ、阿保、間抜け、クソ野郎、バカ、ケチ、意地悪」

 そう言うと、田上の頬をグリグリと拳で押して、自分は眠りにつこうとした。田上は、頬に痛みを感じたが、身じろぎ一つしなかった。タキオンは、田上が何か言うのを期待していたのだが、目を瞑って耳を澄ませても何も聞こえないと分かると、いよいよ怒ってふて寝しようとした。しかし、それには時間がたくさん必要で、田上が本格的な眠りについた二十分後にようやく眠りにつくことができた。

 タキオンは眠りにつくと、夢を見た。だが、その夢の内容は、起きた時には忘れていて、タキオンの口から語られることはなかった。一つだけ言えることは、いい夢ではなかったということだ。

 

 朝起きると、タキオンは昨日の怒りをすぐさま思い出して、田上を起こした。そして、それと共に今日が最終日だということを思い出して、途方もない寂しさも感じた。それもあって、タキオンは田上が起きると、感情の行方が分からなくなり、不機嫌そうに「おはよう」とだけ言った。田上は、平気そうに伸びをして体を震わせ、次いで大きな欠伸をし、「おはよう」と呂律の回っていない口で言った。

 タキオンは、田上が平気そうなのに腹が立った。だけども、その怒りを最大限見せないようにしながら「今日で帰るんだね」と話しかけた。田上は、その言葉に「そうだね」と返した。全くもって平気そうである。それが、ますますタキオンの癇に触り、少し強めにこう言った。

「君、やっぱり優しくなくなった。前は、もっと私のことを気にかけてくれていたのに、私が不機嫌だってことも分からないじゃないか」

「それは自分で言うことか?」

 田上の言葉を聞くと、タキオンは大きな声を上げた。

「聞いたかい?今の言葉。やっぱりどうかしてるよ、君。私は悲しくって悲しくってしょうがないよ。だって、君が優しくないんじゃ、その唯一の取り柄が失われたも同然だからね」

 タキオンの芝居がかった口調に、田上は眉をひそめた。そして、言った。

「その戯言ばかり言ってる口を閉じろよ。……それにしても、もう昼で帰るのか。…寂しくなるなぁ」

「…人の話なんて聞こうともしないんだな。本格的に見損なったぞ、トレーナー君」

 タキオンが、そう言っても田上は何も聞いておらず、タキオンは不機嫌になるばかりだった。

 田上が、起きて隣の部屋に歩いていくと、まだ父親は起きてはいないようだった。だから、田上が戻ってくるかもしれないと思って、タキオンはまだ布団の中で待っていた。しかし、田上は隣の部屋に行って、そのままトイレに行った後、戻ってくることはなかった。やはり、タキオンの事は無視して、炬燵に潜ると自分のスマホを見つめ始めた。

 タキオンは、何度も隣の部屋に呼びかけて、自分の布団の所に来るよう呼びかけたが、返事一つ返ってこないともう諦めて、トレーナーの悪口をぐちぐちと言い始めた。それでも、気を引くためにいろんなことも言ってみたが、何一つ効果はなかった。だから、もうタキオンは本格的に諦めて、自分の本を読み始めた。この本は、もう昨日の夜には読み終わっていたが、それ以外の本を持ってきておらず、だからと言って暇つぶしに自身のスマホを見つめる気もなかったため、タキオンは適当にページを捲りながらこれから田上をどうしてやろうか考えた。

 契約解除を盾にして脅すことも考えたが、それほど大きな問題でもないからそれは却下された。だが、それ以外の方法がどうにも頭の中でまとまらなかった。パラパラと捲っている本が集中を掻き乱したせいもあったし、田上への怒りが集中を掻き乱したせいもあった。それが、どうしようもなくなった時にタキオンは一度天井を見て落ち着こうと考えたが、すぐにそわそわしだして、またページを捲り始めた。

 それからは、もう田上のことなど考えないで、本の内容だけに集中した。そうすると、時間は上手い具合に過ぎていって、朝八時となった。

 

 賢助が起きて、朝食はパンだということを田上に言っているのが聞こえた。それを聞くと、タキオンも朝食を食べようかな、と思い立ったが、隣の部屋に田上がいることを考えるとそれをやめた。そして、パラパラと本を捲りながら、タキオンは自分が賢助と話をしたいことも思い出して、どうしようかなと思い悩んだ。

 中々、タキオンの都合通りにいかないようだった。だから、そのことを思うと、再び怒りが湧いてきて、その怒りが原動力となって起き上がった。そして、田上に何も言わないまま、賢助に朝の挨拶をして、トイレに行き、そして朝食のパンを食べるために座った。相変わらず、田上の隣に座ったが、その距離は今までになく開いていた。

 田上も何も言わなかった。まるで、他人同士のように何の言葉も発さずに、何の会話もしなかった。タキオンは、その時に微かな淡い期待を抱いていたのだが、それすらも打ち砕かれた。田上は、人が変わってしまったようだった。いつもの優しい気配はない。

 その事に父親の方も少し困惑しているようだったが、パッと見た限りでは何も変わらなかったから、何も言わなかった。タキオンは、父親の方とぽつりぽつりと会話しながら、朝食を食べた。田上も父親と話こそしたが、タキオンとは口をきかなかった。別に、何か目に見える形で大きな喧嘩をしたわけではないのだが、田上はなぜかタキオンと話したがらなかった。

 田上にしてみれば、普段と変わらず動いているつもりだった。少し帰ることに対して緊張こそしていたが、なるべく普段通りに振舞っているつもりだった。ただ、タキオンに対しては少し気丈なふりをしていたのだが、これがいけなかった。田上の頭には、固い壁があるようで上手くタキオンの声が通らなかった。気丈なふりも度を超せば、ただの冷たい男になってしまうのだ。田上がこれに気が付くまでには、まだ少し時間が必要だった。

 タキオンは、まだ暫く怒っているようだったが、田上にふと気が付いた事があって、こう言った。

「お前、父さんと話したいことがあるんじゃなかったのか?」

 すると、タキオンは少し驚いたような顔をした後、黙って頷いた。

「いつするんだ?今から?それとも後で?」

 田上がこう続けたから、タキオンも話さざるを得なかった。だから、暫く上の方を見つめて考えた後に言った。

「じゃあ、今からしよう」

 そして、父親の方に向かっても言った。

「お父さん、今回の旅の目的にトレーナー君の家族と話すことがあったんです。…言いましたっけ?」

 賢助は、急に話しかけられて戸惑ったが、その後に言った。

「……多分、……言われてない?と思いますね」

「では、今から話す時間をいただけますか?トレーナー君には席を外していただいて」

 タキオンは、そう言って、チラリとトレーナーの方を見た。そうすると、田上もタキオンの雰囲気を察して、そそくさと立ち上がった。そして、言った。

「俺は、外にいたほうがいいみたいだね。…話が終わったら、どっちか電話かメールかどっちでもいいから寄こしてね。俺は、あの交差点付近にある店でなんかしてるから」

 その言葉にタキオンは無言で頷き、賢助は「ああ」と返した。そして、田上が出て行こうとするのを見送った。タキオンは、当然立ち上がりもしないで、手元にあった暖かいお茶を啜った。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。