織田信長が本能寺の変後に天文18年へタイムスリップ?そして何故か現在の戦国時代大好き少女とシンクロしてしまった!   作:華瑠羅

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信長な話を聞いた元松平家家臣達の筆頭である酒井忠次は信長に

「そうすると、その弟君というより周りが表向きとして信長様を世継ぎとして認めてないと… そして、裏では弟君と母上殿を良い様に使い支配したいと… そういう事でございまするな?」

 

「うむ。じゃが、まだ挙兵する程の準備は成してない。関節的に何らかの妨害行為があるであろうと踏んでおる。」

 

「それは… 例えば、どの様な?」

 

という問いに竹千代が割って入って

「斯波家を操ってると思われる織田信友と何らかの繋がりをとか、思っておるやも知れぬぞ?」

 

「竹千代が申す通りなら、勘十郎側を一網打尽に出来るが… そこまで馬鹿ではあるまい?もし、そんな事が父上側に露呈してみろ… たちまち謀反の疑いありと見なし、勘十郎共々皆殺しに成りかねん!」

 

酒井「信長様はあくまでも、騙されておる弟君と母上殿をなんとか助けたという事で間違いないですかな?」

 

「うむ。が、林よりも母上が暴走する可能性が無きにしも非ずでな… そうなると。芋ずる式に勘十郎も咎めを受ける事になるのは必定じゃ。あの父上の気性ならな…」

 

「そうなれば、どう対処致しまするか?我らは皆、信長様の決意を聞きたいのでござる!」

 

「そう急かすな!信長様も…」

と、竹千代が信長に助け舟を出すが信長は真剣な面持ちで

「お前も父に裏切られた身… ワシも母上が勘十郎可愛さに、その様な馬鹿な考えを持っておるなら極刑も致し方ないと思っておる。」

 

竹千代「それはいくら何でも…」

 

「ワシを貶めるならまだ良い!しかし、父上が今まで築き上げて来た尾張で信用が根底から崩れてしまうのだ。が、何度も申すが… そこまで馬鹿ではないであろう。」

と、信長は思っていた。

 

 

その頃、尾張の勘十郎の居城である末森城では今まさに、信長らが懸念していた話し合いが成されていた。

 

 

勘十郎は母の申す事に激怒して

「父上はいったい何を考えておるのだ?あの《うつけ》にこの尾張を明け渡すとは!そう思わぬか?秀貞。」

 

「まさに!若の申す通りにございまするぞ!(まさか、この時期に《うつけ》に当主の座を明け渡すとは… 落ちぶれたとしこ思えぬ!上手く若を操ってという、ワシの目論みが御破算に成ってしまいかねんではないか!)で、奥方様。殿は何と?」

 

「信光殿との話では本家を滅ぼすと、聞き及んでおります。信光殿は密かに信長様の後ろ盾にと動くようで…」

 

すると勘十郎は

「馬鹿な!事あるごとに《うつけ》を馬鹿にしていた、あの叔父上が何故… どうなのじゃ!秀貞!」

 

「はっ!それについては、殿に命令され否応なくといったところでしょうな。(そうじゃ!あの信光殿が《うつけ》に味方するわけがなか… いや、もしや《うつけ》を当主に据われせてワシの様に裏から… ええい!せめて、信光様に会う機会さえあれば、その真意が聞けるが… 藪を突くのも… そうじゃ!)奥方様。信光様に会う機会を作る事は可能でござりましょうや?」

 

「秀貞殿を信光殿に会すという事ですか?」

 

「そうではなく奥方様に会って頂き、あの《うつけ》に付いた訳をそれとなく聞き出してほしく…」

 

それを聞いた勘十郎は激怒し

「人が大人しく聞いておれば、お前はそこまで偉いのか?馬鹿者がぁ!そういう事はお前がすればよかろう?」

 

「いや、しかしですな…(ええい!余計な事をぬかしおってぇ!お前こそワシの駒に過ぎぬわ!)」

 

「しかしもへちまもないわ!母上。秀貞の申す事は忘れて下され!母上はワシの傍にいてくれるだけで良いのでございまする。」

 

「よくぞ申した!私はいつでも可愛い勘十郎の傍におりまするぞ。」

 

 

そのいつもの溺愛する光景に林は

「(またか…)権六!信光様の動向を逐一調べよ!あの《うつけ》の支援に出兵するような動き有らば、すぐに調べよよいな!(とは申したが… 若の目を盗んで奥方を上手く使い、信友と幾分かの縁があるのを利用し《うつけ》の企てを密告させるしかあるまい。若には悪いが、使える駒は多い方が… ふふふ。)」

と、信長がまさかと思っていた企てを実行に移すのだった…

 

 

そうとは知らぬ信長は今川兵の目を盗み、自身の城に元松平家家臣らを救出する事に成功したのだった。

 

 

 

つづく

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