夜間に歩いて別の場所へと移動している俺だが、三日目となると慣れてきたのか壁沿いに走る事は無くなった。
いざという時に逃げられなかったらとか、そういった事ではなく。ただ単に面倒くさくなった。
バレなきゃ良いんだよバレなきゃwww
「あ」
「あれ?人?」
そう言い周囲警戒を怠ったその時だった。
曲がり角から突然人形が見えた。グリフィンドールだ。
ヤバイ。捕まる。
「クッ!!」
「あ!こら〜!!まちなさ〜い!!」
あの銃はなんだ!?ハンドガン?あ、思い出した!!あれM1911だ!!ゲームでよく見たよ!!
「チッ!!速すぎだろ!?流石は機械仕掛けか!!増援を呼ばれたら不味い!!ここは穏便に済ませるか………ああもう!!動くな!!」
銃を向けて言う。
照準は完全にヘッドへ重ねられてブレない。
すると彼女は動かなくなった。
「そのまま動かないで。あんたと戦いたくはない」
「………ならなんであなたは逃げるの?」
「…………認めない。人の優しさ等……俺は認めない」
可能性は認める。
「だから………あんたらにこの身体を許す訳にはいかない。俺には見たい未来があるんだ」
「………未来?」
「ああ。あんたにも、夢があるだろ。その夢が叶う未来さ」
「私は………私の……未来………」
「………無いのか?」
「ううん。ただ………私が……指揮官の隣だなんてそんな未来を」
「叶えるんだ。あるなら……叶えろ」
「………………」
あ、ちなみに俺の夢はHAREMしてウハウハする事です。それにはこの身体は小さすぎる。時間が必要だ(悪役感)
「ありがとう。叶えてみるよ!!」
「応援してるぜ」
そう言い俺達は握手した。
そして、離して………は、離して………離して!?
「ま、まさか!?」
「はい、連行ね〜」
「ウギャーーー!!鬼畜!鬼!悪魔!!お前の夢なんかやっぱり破綻しちまえ〜〜!!!!」
―ドナドナ―
こちらスネーク。敵施設に潜入した。現在独房にて室内調査を行っている。え?カメラ?いやぁ………バレたらその時よ。
とりあえずベッドの下とか壁とか見てみたが………すっげぇ………何も無いわ。
「ダァ〜………なんもねぇ………寝るしかねぇじゃん」
と言いベッドへ寝転がる。
が、残念。あるんだなぁこれがぁ!!
俺のチートは【基地私物化】だ!!基地が何処までなのかまったくわからないが、この独房部屋も基地の範囲らしいな!!
勝った!!完全勝利!!
【掌握まで、後35時間】
………………………………………………………………
あ、寝ます。
――
「あ、やっぱり居たの」
「ええ。居ました。しかし、本人確認書類も情報もありませんでしたので現在独房にて隔離中です」
「そうか………とりあえずこの作戦が終わるまでそこに置いといてくれ。問題はこっちだ」
そう言いディスプレイを点ける。
映し出されたのは荒い画像の中に居る一際大きな存在。
「………これは……」
「エクスキューショナー。特大のブレードとハンドガンによる近接戦闘を得意とする奴だ。コイツがここに居るという事は、俺達の探している
「では………明日は………」
「ああ。明日になる。今夜はゆっくり休め。整備も怠るなよ」
「了解しました。それでは、失礼します」
「ああ」
そう言いまだディスプレイに移されているエクスキューショナーを見る。
彼女達は一体何故我々を攻撃し、殲滅するのだろうか………
「この奇襲が成功すれば救出できるはずだ………M4A1」
それまで、どうか逃げててくれ。
ディスプレイが切り替わった。
ディスプレイに映っているそれこそ我々の探している民間人だ。