リコリス・リコイルで一般人転生者が頑張るお話 作:Shohei Hayase
主人公プロフィール(2話までの内容に対応)
一ノ瀬 咲紀(いちのせ さき)
年齢:18才
誕生日:3月10日
血液型:A型
身長:167cm
体重:55kg
所属:DA本部→DA支部『喫茶リコリコ』
等級:ファーストリコリス
来歴
前世ではただの人間であり、大学生として卒業した所までは記憶していたが、いつの間にか孤児として転生し、DAに見出されリコリスとしての訓練を受け続けてきた。
『DAを変える』という目標の下に、自身の全てを擲って挑み、数多の策謀を以てそれを成功に導いた。
能力
人間の脳は、理論上約40Pflopsの演算性能を持つとされる。「京」の4倍、「富嶽」の25分の1に匹敵する途方も無い数値だ。
しかし我々は、その演算性能を十分に使えているわけではない。そうであったら、数学オリンピックで優勝できる人材がそこら中に転がっていることになる。
であるが、同様に、人間の脳はその演算能力を100%、余す所なく使っているのもまた事実。
では、人間が扱えない演算能力は、一体何処に在るのだろうか。
ジークムント・フロイトは、この答えを氷山に求めた。
自我がアクセスできる「意識」とは、「意識」という巨大な氷山の、水面に出ているほんの一角に過ぎない、とする説だ。
ならば、能動的に無意識から演算能力を借り受けられるようになれば、人は何処まで飛躍することが出来るのだろうか。
咲紀が「咲紀」としての自我を確立する際に捨てられた、心の中の自我を構成するパーツ……それらを組み立ててもう一つの自我としてでっち上げ、無意識内に存在する演算領域を借り受ける技術。
人間の脳を正しい意味でコンピューターとして活用し、高精度な弾道予測および行動の「起こり」を予測することで擬似的に0.15秒先の未来予測を可能とする。
経験から導かれる予測であって確定ではなく、それが極めて高精度で行われる為に未来予知に近しい物になっているに過ぎず、初見の動作には対応できない。
また、演算に追いつけるだけの肉体を確保するために発動中は肉体制御に関係する神経伝達物質が優先して分泌され、それ以外の分泌量は下がる。
あくまでも「無意識を切り分ける」技術であるため、演算領域として切り分けた脳領域の制御は失われる。これは常に演算が待機状態となっているためで、たとえ超深部演算を停止しようが、削除しようが、その領域は元通りにはならない。
咲紀は初起動時に「肉体の出力制御」に関わる部分を白紙化したため、実質常に火事場の馬鹿力が働いている状態となっている。
各種バリエーション
超深部演算の常時起動は負荷が大きすぎると判断した咲紀が編み出した、超深部演算の応用技術。
一回の起動を2秒に絞り、その2秒のみに最高のパフォーマンスを集中させる。
反応速度は0.05秒にまで到達し、アサルトライフルの掃射中であっても0距離まで近づくことを可能とする。
一度発動すれば、一呼吸……0.2秒程度のインターバルを必要とする。これは起動中にヴァルサルヴァ法を用いて限界を超える力を引き出しているためで、そのために連続使用はできず、使うほどに疲労で出力が下がっていく。
テイレシアスの演算領域を五感の演算領域と繋げ、処理能力を高める技術。
人間の生理的限界まで能力を引き上げることができるが、点火の次に脳に負荷がかかる他、白紙化された演算領域の性能は、五感に特化した演算領域の性能には遠く及ばない。
テイレシアスが(形はどうあれ)咲紀の副人格であるという観点から生み出された、自己診断に特化した技術。
テイレシアスの演算領域は主人格から独立して、人体の各種器官系の状態を把握、操作可能になる。
付随効果として、本来なら主人格が操作できない無意識レベルの肉体運動をテイレシアス側からカットまたは補正し、手ブレなどを限りなく0に近付けることができる。
点火の亜種であり、拡張の亜種でもある。
神経系のレスポンスを限りなく早めると同時に、視覚、聴覚の強化を肉体に施す。同時に脳の処理能力を高める。反応速度を点火と同等まで高めながら、1時間程度は連続起動可能な燃費の良さを両立している。
テイレシアスの本質にして究極。自身の演算領域を超並列ニューロコンピューターとして扱い、数学的計算を実行させる。純粋演算能力で250TFlopsを誇り、ニューロン構造を活用した投機的実行や組み合わせ最適化を活用した場合、演算能力は4PFlopsにまで到達する。
10年後の咲紀が主に使用する技術。演算領域は元の1.8倍に拡大され、それらを半分に分割することで超深部演算の各種機能を90%の性能で2つ起動することが可能になる。
演算領域の拡大には新たなる脳の領域が必要であり、咲紀は既にそれに比するだけの代償を払っている。
装備
ベレッタM93R
口径 9mm
銃身長 156mm
ライフリング 6条右回り
使用弾薬 9×19mmパラベラム弾
装弾数 20+1発
作動方式 ショートリコイル
発射方式 セミオート/3点バースト
発射速度 1100RPM
全長 240+45mm
重量 1170g+
左脇のショルダーホルスターに装備。ドットサイトとバレル部分と一体化している軽量な小型コンペンセイターを装備し、精密射撃能力に注意を払っている。咲紀の主武装であり、実弾、非殺傷弾を選んで装填している。基本はセミオートで発射し、火力制圧が求められる際のみバーストで発射する。
デザートイーグル・スクエア
口径 10.9mm(0.429in)
銃身長 190mm(7.5in)
全高 159mm(6.25in)
全幅 31.75mm(1.25in)
ライフリング 6条右回りポリゴナル(1:19")
使用弾薬 .44マグナム+P+ 340gr(22g) 2750J
装弾数 7+1発
作動方式 ショートストロークピストン/■■■■■■■/■■■■■■■■■■■■
発射方式 セミオート/■■■■■■
発射速度 ■■■■■■■
銃口初速 500m/s
全長 307mm(12.1in)
重量2000g
DAの装備局に無理を言って作って貰った、咲紀のエマージェンシーウェポン。
外見はデザートイーグルの7.5inモデルであるが、中身は色々改造されている。
M26 MASS
口径 12ゲージ
銃身長 180mm
作動方式 ボルトアクション
発射方式 セミオート
装弾数 5発
全長 440mm
重量 1.27kg
学生鞄の中に斜めに収納されている。突入時のマスターキーとして使われ、ストックを廃止しグリップのみを装備することで全長を大幅に短縮している。
基本的に戦闘では使用されないためどこかに放り投げられることが多い他、任務によってはそもそも装備されない。
No.5/HK417A3カスタム 20"「エンベディッド」
種別 DMR/SR
口径 7.62mm(0.3in)
使用弾薬 .300 Winchester Magnum 190gr(12.3g)
全幅 79mm(3.11in)
全高 214mm(8.425in)
銃身長 508mm(20in)
ハンドガード 407mm(16in)
ライフリング 4条右回り(1:11")
装弾数 10/20発
作動方式 ショートストロークピストン、ロータリーボルト
発射方式 セミオート/フルオート
銃口初速 930m/s
連射速度 420RPM
全長 1167mm(45.94in)
空虚重量 4990g
基本重量 8472g
Leupold VX-5HD 7-35x56mm
Mk4 34mm Aluminium High Matte
Steiner DBAL-D2
SUREFIRE SOCOM762 RC2
M203A2
TDiARMS M203 Picatinny Adapter
Grip Pod Systems International GPS
セットアップ
バレル SOCOM762
トップ VX-5HD
レフト DBAL-A2
アンダー M203A2+Adapter+
7.62mmNATOに対応するHK417を.300WinMag仕様に改造した銃。リム径の拡大に伴って高さ、幅が1mm増加している。高威力弾でも精密な射撃を可能とする為、バッファチューブのリコイルスプリングが強化されている他、ストック部分にスプリングが追加されている。原型銃からフルオート機構を継承してはいるが、狙撃銃の本分にはそぐわず、お守りに近い。
DMRと狙撃銃の中間を埋める銃であり、サイレンサーがデフォルトで装着されている。
各キャラの印象
咲紀→千束
今生最大の親友。自身の行動規範のすぐ下に千束が来る程度には優先順位が高い。千束に向ける感情は親愛と友情と親子愛が混ざったようなもの。
千束→咲紀
最高の親友。何よりも咲紀が大事。しかしたきなに対する仕打ちにはそれなりに引いていた。みんな仲良く! 咲紀を10年ぶりに見たとき、一瞬別人なんじゃないかと思った。
咲紀→たきな
戦闘単位としては不合格。それどころか赤点レベル。報告書に書いてあるよりヤバかった。千束に窘められたのでこれからは優しく指導する。
たきな→咲紀
DAの変化が自分の想定よりも大掛かりなものだったので戸惑っている。理詰めで上からブン殴られるので苦手。かつて任務で会ったときよりも人間味が減っているようで怖い。
千束→たきな
10年間自分を閉じ込め続けた監獄に初めてやって来た相棒。最初から大分好印象だったが、沙保里さんを囮にするのはどうかと思う。
たきな→千束
テンションが高い、押しが強い。ただ咲紀よりはリコリスについて理解があり、優しく指導してくれるため好印象。
咲紀→ミカ
千束の恩師であり、DA改革の理解者でもあるため、ちょくちょく裏で連絡を取っていた。千束は聞いていないが、実は彼女の日常生活は殆ど咲紀に知られている。
ミカ→咲紀
教え子の知り合いであり、頻繁に連絡を取り合う仲。成功するかどうか不明の賭けを成し遂げてしまったことを素直に喜ぶべきかどうか迷っている。10年話していて、だんだん口調が変化していることに恐怖を覚えている。
咲紀→楠木司令
実はそんなに嫌っているわけではない。DAにはDAの秩序があり、彼女はそれを守る立場の人間であると理解しているから。それはそれとしてDAぶっ壊しますね。お前の意見は聞かない。
楠木司令→咲紀
クソガキ、殺しても死なない。
咲紀→クルミ
とんでもなくやばい奴。大人びた思考の割に精神構造は子供のそれ。要監視対象。
クルミ→咲紀
鬼! 悪魔! 咲紀!
各種小ネタ
回想編tips
①千束と咲紀は幼少期に互いに影響を与え合った仲。なので千束は原作よりも周りを見れるようになり、性格が良くなった。
②"咲紀"と融合し、残滓すらもテイレシアスに食われて消滅した『咲紀』だが、深層心理レベルには彼女の影響が多く残っている。そのため、相当に緩んでいる環境下では普通の女の子らしい反応をする。
③千束の持っていたP320Cは、彼女が東京に行くときに咲紀に譲られた。10年が経過してもメンテナンスを続けており、実戦投入可能な状態を保っている。
1話分tips
①咲紀はテイレシアスの影響もあって健啖家……なのだが、エナジーバーやゼリー飲料で栄養補給をする生活を送ってきた。野草は食べたことがある。
②たきなに対して当たりが強いのは、千束が負傷する可能性を少しでも減らすため。それと、放っておくと何をしでかすか分からないことが判明したため。
③咲紀の性格が10年前と激変しているのは、有り体に言うと「スれた」から。リコリスがいなければ治安維持もできない日本に失望し、前世より遥かに犯罪の多い世界に絶望し……それでも平和を願って、少女は走り続ける。
2話分tips
①咲紀の味覚はだいたい犬猫レベル(人間と比較して4〜5分の1)で、苦味だけは常人と変わらない。咲紀は塩マシマシのポテトフライが好きだが、栄養管理の観点から滅多に食べない。
②咲紀は料理の腕前自体はそこまで悪くないが、味覚が常人と異なるため極端に濃い味付けをして失敗する。咲紀の作った麻婆豆腐を食べた千束は3日寝込んだ。
③ウォールナットに対してキレたのは、千束と咲紀が最強のリコリスである、という経歴に傷がつくことを恐れたため。今後の計画にはその立場が必要だったから。