上越新幹線「あさひ1号」の車内にて。
そこへ、車掌がやって来た。
「すみません、乗車券を拝見させていただきます。」
「はい、切符です。」
「どうも。」
と、車掌は乗車券を渡した。
8時57分、歩夢が乗った上越新幹線「あさひ1号」は長岡に到着した、長岡から特急に乗り換えて北陸へ行くのです。上越新幹線の連絡と特急は長岡からは特急「かがやき」、新潟方面へは特急「北越」とL特急「いなほ」が新幹線と接続しているのだ。
長岡駅・在来線ホーム
「やっと長岡に着いたわ、次の北陸本線の特急「かがやき2号」は9時04分か。」
と、歩夢は電光掲示板を見た。
一方、愛は鉄道公安隊の南公安官に連絡した。
東京中央鉄道公安室・公安特捜班
「はい、東京中央鉄道公安室、えっ!?歩夢ちゃんが。」
「うん、置手紙を残して出て行っちゃったの。」
「何、それ本当か。」
「うん。」
「わかったよ、すぐに行って見るよ。」
南は高山を連れて、シオンと侑と愛を待つ歩夢の家へ向かった。
「置手紙を残して行方不明。」
「ええ、今日の朝に出て行ったまま、行方不明になったの。」
「なるほど、この置手紙を残して出かけたんだね。」
「ええ。」
「一昨日歩夢と喧嘩したの、私。」
「えっ、それで出て行ったのかな。」
「考えられますね。」
「あっ、そう言えば。」
「何か、心当たりありますか。」
「さぁね。」
「どこへ行ったか、わかるか。」
高山は、侑と愛に聞いてみたが心当たりはないそうだ。
「でも、女がひとり旅ってするのか。」
岩泉は侑に言った。
「そうね、そこまでは。」
「うーむ、歩夢がひとり旅するって事は。」
「あっ、そう言えば、歩夢はこの手紙を読んでせつない気持ちになってひとり旅に行ったんじゃないか。」
侑は、南と高山に歩夢のもう1通の手紙を渡した。
「ああ、一昨日の速達ですね。」
「なるほど、その手紙を読んだ歩夢は哀しい気持ちになってひとり旅に出たんだね。」
「うん、手紙を残して出て行ったのは事実だから。」
長岡駅
ホームに、特急「かがやき2号」が入線して来た。
「金沢行か、これに乗ればいいのね。」
まもなくー、9時04分発特急「かがやき2号」金沢行が発車します、ドアが閉まりますご注意ください
と、駅のアナウンスが流れた。
ファーン!。
9時04分、特急「かがやき2号」は長岡を発車した。
歩夢が乗った特急「かがやき」は長岡で新幹線と連絡し、北陸地方を結ぶ特急列車である。長岡を9時04分に発車し、直江津、富山、高岡、終着金沢へは11時34分に到着する。
特急「かがやき2号」の車内
「やっぱり一人だと寂しいわ、でも、窓を見る日本海は美しいわ。」
と、歩夢は窓を眺める日本海を見ていた。
長岡を発車すると、柏崎と直江津を過ぎ、特急「かがやき2号」は北陸本線に入った。
「もう、北陸へ来たのね。」
ファーン!
と、警笛を鳴らして、特急「かがやき2号」は東滑川を通り過ぎて、歩夢は高岡へ向かった。
高岡駅
たかおかー、たかおかー、高岡です、城端線・氷見線は乗り換えです
と、アナウンスが流れた。
11時09分、歩夢が乗った特急「かがやき2号」は定刻通り高岡へ到着した。
高岡市は、本州のほぼ中央にある富山県の北西部に位置し、市内の西側は山間地域、北東側は富山湾が広がるなど、自然が豊かな地域です。また、400年余りの歴史を持つ高岡には、伝統工芸や祭礼・歴史的建造物が数多く継承されており、見どころがたくさん。平成27年には、文化庁が設立した「日本遺産」に、高岡市の2つの物語が認定されました。
歩夢は、高岡の城下町へ巡ることにした。
「やっぱり何度来ても、高岡は1人でもいいかもね。」
そして、歩夢は。
次回にご期待ください