元素と小説は使いよう   作:チル姐

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(バージョンの事前ダウンロードが終わったので)初投稿です。

Wi-Fiって、正義なんですよね。

さて、みんな気になるポカロルスことグロシ(フリーナ)の性能がついに発表ですね。

そしてさらに、ナヴィアさんもピックアップされることが判明(9割9分)しましたよね。

…財布を、殺す気なのか?!運営さんよォ?!

こちとら、ミュルジスパイセンやらミサカやらプトレマイオスやらをお迎えするのでいっぱいいっぱいなのに…、どれだけの魂を吸い取っていけば気が済むんだ?!(自業自得)

こうなったら…

金!

暴力!

フィックス・リリース(native)!

決闘を開始しなきゃあなぁ?!(強欲の壺)

…ガシィ!(腕を力強く掴む音)

な、何ィ!?お前はシュヴルーズ隊長だと?!

何故だ?!特巡隊が到着するのはまだ遅い筈!それなのにどうして?!

ま、まさかそれは…!ポケットワープポイント…、だと…?!

は、ハハッ…!どうりで計画が上手くいくと思ったんだ…!

こりゃぁ、俺様の計画の頓挫は確実だ。

だが!ただで終わるわけにゃいかないなぁ!

いくぞ、超必殺!星穹列車アタァァァァァァァアアアアアアアック!!!!

外したッ?!

背中痛ァッ!!

「ちょ、なんで僕に向かって飛んでく、うわーーー!!!」



こうして、筆者の暴走は、ポカロルスの尊い犠牲と共に止められたのです。

惜しい奴を亡くしました…。

「僕は死んでないぞ!!!!!(捻挫)」




グロシを、引くゾ!

 

 

 

田中の怪異。

 

 

 

それは第四の壁を超えて彼方の常識で語ってしまうと、「過労により併発される症状」のことである。

 

 

 

疲労のあまり、面白がる基準が変容してしまう。

 

疲労のあまり、些細なことに怒りを覚えてしまう。

 

疲労のあまり、思考が陰鬱になってしまう。

 

疲労のあまり、気分が高揚して思考と行動が噛み合わなくなってしまう。

 

 

 

健康的な人物が、疲労のあまり、普段の振る舞いとは異なった行動をしてしまうその様のことを、此方の常識に当てはめると、「怪異」と言うことになるのである。

 

 

 

コレを、『怪異』として扱うのは、その現象の要素全てを遍く照らし返した言葉であるとは言えないのだが、実際に生きる空間に於いて集合に包含するという面で、何も間違ったことと必ずしもならない。

 

このことを説明する上で、壁越しの面々には『怪異』と言う概念がこの空間に於いて如何様な扱われ方をするのかを先に説明せねばならない。

 

この空間、すなわちテイワット大陸で、『怪異』とは稲妻発祥とされる言葉ではなく、璃月発祥の言葉なのである。その意味は『妖魔、業魔など、この世の遍く全てに蔓延る、生命繁栄に仇為すもの』という容易に想像できる意味と、『思惟を尽くそうとそれについて計り知れない謎が残り続ける怪しい事象』、そしてこれを転じて『生ける者の裡に潜む狂気、あるいはこれに類する諸事象』という意味が存在する。

 

前者であれば、『人でなし』という蔑称ーーーテイワット大陸には、人ではないが人に仇なさないものも存在している(この蔑称自体、人類普遍を重視した見方ではあるが)ので一概にはこの言い方は適したものであるとは言い難いーーーが当て嵌まるだろう。

 

稲妻での、魑魅魍魎名椎ノ合戦にて、人を喰らい人外を淘汰した妖怪共は、この『怪異』に入るだろう。

 

そして、璃月に於いては、かつて帝君の愛する民を護るべく、その命運の尽きるまで存護を貫いた護法夜叉に立ち塞がった妖魔業障の類共は、間違いなく『怪異』に入るだろう。

 

 

 

しかしながら、中々に皮肉となるのだが、次の意味については、前者の意味での『怪異』を破る存在とされる護法夜叉、仙人、龍王、そして帝君自身でさえ、『怪異』とカテゴライズされてしまうのである。

 

そして、例えば人間が空中浮遊を行うという事象ーーー勿論、自らの存在を世界樹にて荼毘に伏し、自らを真名なき我他彼此たる放浪の身へと貶めたどこぞの阿羅漢の場合は、風の元素力の操作によりその身の地面からの解脱を可能にしているし、行脚し諸国にて我慢を忘れた精進を積み七星を統べることとなったどこぞの女傑の場合は、岩元素の持つエネルギーを法力へと変換して、浮遊の術を行っているので、この限りではないーーーについて、その浮遊の原理が理解できず、人々に畏怖や憧れをただ持たせる現象として名を残す時、その存在は『浮遊の怪異』として名を馳せるだろう。

 

そして、最後の意味については、そのまま、生きとし生けるものの中に潜む狂気を示すものだ。

 

私たちは、自らの認可できる領域よりも外に存在する出来事に出会う場合、大抵は自らの存在を守ろうとする。

 

或いは、肉体に傷をつけて、その痛覚で意識を分散させようとする。

 

或いは、阿鼻叫喚を起こし、思考という論理づけの無いままに行動を起こそうとする。

 

或いは、自らの機能を封じて、その不自由を以て自身の意識の容量を増やそうとする。

 

これを、我々は『不定の狂気』と呼び、そしてこれもまた、『怪異』として数えるのである。

 

 

 

人が思う、生命が思う、意識体が思う、「わからない」もの、それがそのまま『怪異』として扱われる。

 

 

 

さて、ここまで『怪異』について話しておけば、『田中の怪異』について様々な話をしたことが注釈づけされた定義として皆々様の頭の中に入ってくるだろう。

 

 

 

そもそも、これは故事成語、昔にあった出来事を語り継ぐ最中に人々の中に定着した言葉である。

 

 

 

 

 

その昔、璃月には多忙を極める仙人がいた。

 

彼は、帝君より賜った能力を存分に扱うため、勉学に励み、修練を積み、諸戦を鎮め、衆人の艱難辛苦を救けてきたのである。

 

そんな彼について、他の仙人が悩んでいることがあった。

 

彼は休むことを怠るのである。

 

先達の夜叉や様々な仙人が、あの手この手を使って彼を休ませようとしたが、彼は帝君と彼の愛する民の為に働く事を何よりの喜びとしており、頑なに自らの身の休息を取ることはなかった。

 

しかしながら、如何に帝君の為、民の為と、身を粉にして働く頑丈な彼の身には、否が応でも疲労は積もるのが世の理である。

 

ある日、彼は、帝君に仕える法術使いと、帝君に助力する魔神、帰終と共に、農作物の収量の計算をしていた。

 

作業を一度休止し、回しに回した頭を休めるため、飲茶を3人で嗜んでいた時のことである。

 

法術使いが、自身が帝君より使う事を許されたある法器についての話を持ち出した。

 

「この法器は帝君に献上されたものなのだが、これは帝君も驚く程の技量が詰まっているのだそうだ。解るか、あの帝君がだぞ。鍛造においてはこの大陸に並ぶものがいないと言っても過言でない帝君が、この法器を私に渡す時、『俺はこの法器に詰まった技量と神秘に深く感心した。これはお前が用いるのが最も良いだろう』とおっしゃったほどのものなのだ」

 

「へぇ〜え?そーんなにすごいんですねコレ。ちなみにこの法器、なんて言う銘なんです?」

 

「あぁ、円い匣の内に日月の神秘を封じ込めたという意味を込めて、『匣中日月』と銘をつけられたらしい。ほら、こう言う字だ」

 

「うわぁ、おっ洒落〜!ねぇねぇ、甘晴?この字お洒落じゃないですか?」

 

法器使いに、法器の銘の字を教えられ、その風貌に感銘を受けた帰終が、彼にその感動を共有しようとした。

 

しかし、彼は自らを苛む疲労に無意識にやられており、話を全く聞いておらず、帰終に呼ばれ、初めてその字を見たのである。

 

するとどうしたのだろうか、彼は頻りに首を傾げ、眉を顰め、妙な事を言い出したのである。

 

「…なんだこれは、『田の中にて月を目にす』?凝明よ、貴様、詩でも始めたのか。僕はこの続きを考えれば良いのだな?」

 

これを聞いた二人は、その思考を止めた。止めざるを得なかった。

 

帰終に至っては「へゃ?」とかいう間の抜けた声を漏らしてしまうほどであった。

 

彼の放った言葉の意味を理解してくると、ようやく、彼の思い違いが如何様であるかを理解できた。

 

そうなれば、彼らの中に爆速の速さで擽られる感覚が膨らみ、堰を切ったように笑い始めてしまうのは、不思議なことではないだろう。

 

彼が、大真面目な顔で、詩を考えようとしたのも可笑しいし、何故そうなったのかよく分からない謎の間違え方そのものもまた面白い。

 

腹が捩れ、呼吸ができなくなる程に笑い、何も気が付いていない彼のみが、自分が仲間外れにされている感覚を覚え、その小さな頬を膨らませて不満を露わにするのを、暫く経って法器使いが見つけ、その笑いの訳を話した。

 

「や、いや、何。お前がまさか字の読み違えをこんなにも派手にするとは思わなくてな…。いいか、よく聞けよ。

 

これは『田中目月』ではない。『匣中日月』だ。

 

『匣の中に日月を封ず』という意味であって、決して、た、『田の中にで月を見ゆ』という韻律に富んだ面白…、珍妙極まる意味ではないのだよ」

 

それを聞いた彼は忽ち赤面し、顔を覆って「忘れよ…、今すぐ忘れよ…」と密やかに漏らした。

 

彼のその様な珍しい様を見て、法器使いと帰終は、また大いに笑ったのである。

 

この話を後日、帰終が帝君に伝えた際に、帝君もまた大いに顔を綻ばせ声を大にして笑い、そして彼に「六つの日月が地平を回ったのちの朝より、また月が沈むまで、匣中にて休むことを命ずる」と伝えた。

 

それから彼は、日を六つ跨いだその次の日は、体を休める様になり、その甲斐あってか、彼の活躍はさらに目覚ましいものになっていったのである。

 

 

 

 

 

 

 

講談師が、このことを大いに語り、璃月の民の間でこの話は親しまれた。

 

そうして、この頑張り屋の仙人の事を『目月の君』と呼び、皆が親しむ様になり、彼の様に、「疲労のあまりに、普段はしない様なミスや、普段はしない様な行動をしてしまうこと」を、『怪異』の最後の意味に準えて、『田中の怪異』、と呼ぶ様になったのである。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「へー、じゃあせんせも『目月の君』みたいに疲れちゃってるんだー?」

 

「はは、全く以て否定できないねぇ」

 

「うん、せんせい、悪い子。お仕置きで、七七がせんせいと一緒に寝て、寝やすくする」

 

「それのどこがお仕置きなんです?社会的地位にヒビを入れるとかですか…?」

 

「ちがう。せんせいの寝つきをよくして寝坊させる。締切に間に合わない。うん、完璧なお仕置き」

 

「うっわぁ…、最悪のお仕置きです…」

 

 

 

『田中の怪異』が起こっている時点で、仕事の能率などあって無い様なものである。

 

七七のお仕置きは、芥川にとっては間違いなく有利に働くはずのものであるが、それはそれとして執筆が締切に間に合わないというのは、筆を手にする者にとっては致命的な失敗になりかねない。

 

それを聞き、自分の身にも心当たりのあるアルバイトのモナは、顔を青ざめさせ、締切の恐怖に苛まれるのであった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

食事を終えた3人は、金銭面に異常な欠陥を抱えるモナに多少の『お小遣い』を恵み(モナはあまりの幸運に涙を流し、「この恩は一生忘れません!!!」と感謝を述べていた。その真剣さに、若干胡桃は引いていたのであるが)、芥川邸に戻った。

 

 

 

七七を風呂に入れ終えて、寝巻きに着替えさせた彼が、七七と共に居間で冷たい茶を飲んでいると、胡桃が後ろから肩に腕を置いて、腹の立つ表情でニヤニヤしながら尋ねてきた。

 

「それで〜?ぷにぷにの七七ちゃんの体を堪能した変態のせんせー、感想をどうぞ?」

 

「きもちわるい」

 

「グハッ…」

 

 

 

七七の容赦ない一言、リフトオフ。

 

 

 

胡桃のなけなしの信用も、リフトオフ。

 

 

 

誰も得をしない、散々な結果である。

 

 

 

「そんな妙な弄り方をするからだこの阿呆…。そもそも私は欲情はしない体だから、その手の話題は意味がないと前に言っただろうに」

 

 

「ぶーぶー、こういう弄り方をしてあたふたするのを見るのが楽しみなのにぃー。はーいせんせーは私のお楽しみを一つぶんどりましたぁー。責任をとってこの私をお布団まで運ぶよーに!」

 

 

「はいはい、仰せのままに、お姫様?」

 

 

「ん(憤懣やる方ない)。せんせ、七七も連れて行かないと、進捗終わったって、勝手に手紙だす」

 

 

「そんな事しない様に。全く、そんな確実に人に被害を与える脅し方をどこで覚えたんだか。はい、七七くんは背中に乗りなさい」

 

 

「ん(密告)、蛇のせい」

 

 

「よし、次あの蛇しばく」

 

 

 

 

そのまま3人は寝室に向かっていった。

 

今日も璃月の小説家は、平和を享受したのである。

 

どこぞの蛇が被害を受けることが確定しているが、平和ったら平和なのである。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「全くもう!急に不卜盧に来たと思ったらこれまた急に頭をシバくなんて!なんて奴だ!」

 

「いや、お前、七七くんに変なこと教えただろ?」

 

「一体全体私が何を教えたって言うんだ!」

 

「ん(ハンケツを出す)。相手を確実に従わせる、脅し方」

 

「あー、うん、教えたなぁ…」

 

「白朮、判決を」

 

「有罪ですね、長生。今日の昼ご飯は没収です」

 

「そんな殺生な?!交渉術の一つや二つくらい七七に教えたって良いじゃないか!」

 

「「それはそれ、これはこれ(です)」」

 

「ちくしょう!!!!」

 

 

 

 

 

……平和だな。

 

 




ここに私は、

諭示裁定カーディナル=コハル説を提唱します。

これは、過去の判決内容の履歴から演繹的に証明できることです。

その演繹の例を挙げましょう。

①明らかに判決として罪の有無が認められているならば、それに従う

コハルは、言葉遣いこそ強気ではありますが、自分の思った事を言うのが恥ずかしいため、あまり強気に自分の意見は言えません。

そのため、500年も平等を保ってきたヌヴィレットさんや、正義の国で審判を学ぶ法律家の意見には基本的に賛同をします。

例、連続少女失踪事件など

②本人が無罪だが、『エッチ』な場合

コハルはスケベです(誤謬恐れず)。自分がエッチだと思った場合、思わず死刑にしてしまいます。

しかし、それでも信頼できるヌヴィレットさんや法律家達が無罪を主張する場合、その意見を和らげて、有罪判定にします。

例、タルタリヤ事件(明らかにタルタリヤは無罪でしかないが、タルタリヤはエッチである。どうなってんだあのベルト)

③被告人がとんでもなくエッチな場合

ある程度融通のきくコハルカーディナルですが、どうしても許せない場合があります。それは、あまりにもエッチ過ぎる場合です。

ヌヴィレットさんが止めても、あまりにもエッチな人間には死刑を下さずにはいられません。

タルタリヤも、明らかに無罪である証拠がなければ危うかったでしょう。

例、水神(どこがエッチなんだって?言わせんな恥ずかしい)

以上の審判結果の演繹により、諭示裁定カーディナル=コハル説が立証できるのです。

なお、コハルの下す死刑には毛ほども効力がないので、どうせフリーナは助かるでしょう。





QEDしたので失踪します。

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