元素と小説は使いよう   作:チル姐

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(生きてるので)初投稿です。


新編 第一章 風を捕まえる異邦人
生存報告


 

 

 

 

 

平穏を護るものに、最大限の祝福を。

 

平穏を崩すものに、最大限の悔恨を。

 

羅針盤の指し示す先を、ただ目指し。

 

墜ちる先をも、綿密に嚮導してゆく。

 

奇跡なんて望むべくもないし、或いは奇跡を作ろうなんて思わない。

 

さてもさても祭りの如くに。しかしながらも葬儀の如くに。

 

騒ぎ歩き静々走り、叫び臥せり黙し暴れる。

 

逆さまに順繰りに、私はただただ在るくのみ。

 

 

 

彼女はただ、普通の女の子だった。

 

ただ、だれにとっても普通であることができるだけの、普通の女の子だったのだ。

 

彼女に求められたのは、姉であること。

 

だから彼女は一人のお姉ちゃんになった。

 

天真爛漫、皆を明るさで照らす、太陽のような女の子。

 

そんな「お姉ちゃん」を、彼女の神話は映し出したのだ。

 

 

 

…「それ」を求めているのは彼女だけだと云うのに。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テイワット大陸には現在七つの国が存在している。

 

 

 

 

 

契約を重んじ、自らの磐石なる歴史を誇る璃月。

 

 

 

永遠を希求し、自らの独特なる国風を誇る稲妻。

 

 

 

知恵を涵養し、自らの秀逸なる聡慧を誇るスメール。

 

 

 

正義を遵守し、自らの華麗なる裁決を誇るフォンテーヌ。

 

 

 

戦争を肯定し、自らの雄邁なる咆哮を誇るナタ。

 

 

 

慈愛を焼灼し、自らの悲愴なる篤厚を誇るスネージナヤ。

 

 

 

そして。

 

 

 

自由を存護し、自らの無垢なる希望を誇るモンドである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どの国にも多様で珠玉の文化が根付いているが、中でもこの国には刹那的でありながら不変的な、美しい文化が根付いている。

 

 

 

 

 

 

 

「久々に来てみるが、相も変わらずこの城の風は透き通った香りをしているものだ」

 

 

 

 

 

 

 

昨今の冒険者協会主催のジェブラ賞において、八重堂出版の王道冒険小説「枝葉物語」が大賞を受賞し、もはや彼の名を冠した新たな文学賞を作成すべきかとまで議論されているほどの、新進気鋭の小説家・芥川敦は、実家のある璃月を遠く離れて、取材旅行と称し二週間の旅行をここモンドにて満喫しているのである。

 

 

 

 

 

 

 

今日の彼は毎時もの黒外套を羽織ってはいない。この時点で彼を知る人間は驚いた顔を隠すことは能わないだろう。現に、彼の出立を見送った(ことになった)某鶴は「貴様が黒くない様を見ると寒気がしてくる」と辛辣にも言われた程なのである。彼女が聊か弁舌の棘を取り払うのを怠る節があったとしても、彼の纏う色が黒くないというのは違和感を厭が応にでも与えるものであるのだ。

 

 

 

 

と、ここまで酷評してきたのだが、彼が実に着ている服装がとんでもなく「ダサい」ものであるかといえばそういうわけでもないのである。

 

 




(ちゃんと編集するので)失踪します。

(アンケートは)ないです。

サユッ(早柚が現れた)

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