元素と小説は使いよう   作:チル姐

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(難産だったので)初投稿です。



この前漸くガチャが疑似天井まで行きましてね(無課金)。

金色に光ったわけですよ。

最高じゃねぇかと録画を回したわけですよ。

代理団長が来たんですよ。

うーん、なるほど?

やはり凸とは有り難い反面、途方もない虚しさを獲得するものなんだな、としみじみとしちゃいました。

鶴おばどこぉ?!



それはそれとして、海灯祭が来ましたね!

皆さんは交換キャラ誰にしましたか?

私はボッチャマもイィィヤッハァァァ!!も完凸してるので、何故か疑似天井まで行っても来てくれなかったGAMING君をお迎えしましたよ。

…強くね?(確信)

いや、星4アタッカーとして及第点どころか理論値叩き出してないかな君ィ!(GLDLF所長)

私は驚きましたよ。

驚きすぎてオドを集中しちゃいましたよね…(一般通過ユーリエフ)


一話 電車を寝過ごして起きたら県を二つまたいでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

守るとは何か。

 

摩耗ることでもない。

 

過酷ることでもない。

 

それは即ち、護持ることである。

 

 

 

お姉ちゃんの勤めとは、下を守ること。

 

お姉ちゃんの義務とは、下を照らすこと。

 

 

 

恐ろしいものだ。

 

時に縛りとは強い力を与えるが、時には大いなる代価を求めるものでもある。

 

諸刃の剣ということではない。

 

それならば持ち手を掴めば怪我をしないだろう。

 

これはただの手榴弾だ。

 

自分の元で炸裂するという代価を背負い、その炸裂を武器にし得るという利潤を得るだけの、欠陥構造だ。

 

 

 

はたして、彼女はそのことに気づいているのだろうか。

 

一人で踊り、独りで躓き、孤りで斃れる。

 

滑稽だが、確かに悲惨だ。

 

 

 

 

 

なあ、お前のことだよ。

 

 

 

一人芝居、やめなよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、吟遊詩人との語らいよりしばらく時を経て、芥川が遅めの夕食をエンジェルズシェアにて取っていた時のことである。

 

彼はこの酒場に来て、この酒場の客としては珍しく、酒は飲まずにノンアルコールカクテルを傾け、奇遇にもカウンターに立っているワイナリーのオーナーと、キッチンで彼が注文した「かにみそとハムのグリル野菜」を調理しているチャールズと共に談笑していた。

 

事件が起こったのは丁度彼等が稲妻の鎖国政策についてあれやこれやとと話を巡らせ、とうとうその話題の結論が緋櫻毬や鳴草などの稲妻特産品の輸出入が余りにも滞っているのは、単純に稲妻国内外問わず不利益を被っているので、少なくとも通商について何らかの策を講ずるべきなのではないか、という非常に建設的なものへと至った直後である。

 

 

 

「最近は風災も強まっておりますから、このような通商の問題は出来る事なら皆無とまではいかずとも、少なくあってほしいものなのですが…」

 

「今度の風災、分かっていたことだがやはり影響が大きい」

 

「この酒場で様々な美食を堪能したいと思っているんだ。早く災害が治まってくれるといいんだけどねぇ」

 

「ええ、やはり災難は少ない方がいいものですからね…、ん?」

 

 

 

と、三人が談話していると、チャールズが少々騒がしくなりだした店の入り口に目を向けた。

 

すると、店頭に何某かの足音が沸き立ち、戸口が聊か乱暴に開け放たれた。

 

 

 

ディルックが少し倦怠感を混ぜた視線を扉に向けたので、芥川も背を向けていた方に振り返ってみると、少し焦った顔をしている緑衣の吟遊詩人と、何が何やらわからないといった困惑しきった顔をしている金髪の少女、そして昨今俗世で目にしなくなって久しい妖精の少女が息も絶え絶えに入店していた。

 

幸い、他に客もおらず、このことについて声を上げて騒ぎ立てるような輩も店にはいなかったというのは、間違いなくこの場にいるだれにとっても幸運だと言うことができるだろう。

 

件の吟遊詩人、ウェンティは連れて来た二人に息を落ち着かせるよう促して、芥川に目線で挨拶をした後に、酒場のオーナーに向かって早めの注文を申し付けた。

 

 

 

「オーナー、えっと…人が少ないところないかな」

 

「二階なら、人は少ないと思うが。まあ今日は貸し切りで人は彼以外にいないのだがな。しかし、そもそも君は吟遊詩人だろう?人が多いところの方が何かとやりやすいと思うが」

 

「あはは…、演奏はまた今度やらせてもらうよ。先に二階に行くね。また後で!」

 

 

 

ウェンティはディルックの回答に曖昧に答えたのちに、「おい!ほんとにここなら大丈夫なんだろうな!」と不安がる妖精と「はぁ、こんなことになるなんて…」と疲弊を示す少女を連れ立って二階へと足早に去っていった。

 

芥川が、知り合いが見せる焦った態度に虚を突かれて呆然としていると、ディルックが少し階段の方に目線を向けつつ口を開いた。

 

 

 

「料理は僕が変わろう。代わりに彼らを見張っていてくれ。あの詩人は怪しい」

 

「は、はい…。しかし、なかなかに鬼気迫る様子でしたが、いったいどうしたのでしょうね」

 

「それじゃ、私は状況を聞いて来ようかい?」

 

「えっと…、誰にですか?」

 

「それは勿論、モンドの『警備員』達に、だよ」

 

 

 

店の問題対処に向けて動き出そうとしていた2人に協力しようと、モンドの現在の状況を然るべき人に尋ねに行こうとし、芥川が椅子を引いて立ち上がろうとしたところで、またも戸口の方が騒がしくなる。

 

今度の来客は礼儀正しく扉を数度叩いた後に、「失礼します。西風騎士団所属のアートとマイルズです。」と断りを入れ、入店してきた。

 

 

 

「すまない、今日は貸し切り営業中なんだ。酒は出せないが、それ以外の用事であれば聞こう」

 

「あっ、ディルック様。それに芥川さんまで。ご無沙汰しております。少々事件が起こりまして、聞き込み調査中なのです。泥棒を見かけませんでしたか?」

 

「何があったんだい?こんなに人を出して。単なる万引き程度なら、騎士団員が大勢かかりきりになるほどの事でもないだろうに」

 

「芥川さんはご存じなかったのですね。泥棒二人が天空のライアーを盗もうとしたのです!」

 

「天空のライアー、ねぇ…。確か、風神様がモンドを去る前に遺した神器の一つ、だったかな?」

 

「ほう?それは珍しい」

 

「ええ、天空のライアーは芥川さんが言ったように風神様の宝物です。これほど貴重な文化財をーーー」

 

 

 

西風騎士団から状況を聞き取るに、「天空のライアー」と呼ばれる神の遺物を何者かに盗まれたのだという。

 

なかなかの大事件に芥川が少し目を見開く中、丁度グリル野菜が完成したようで、カウンターに出来上がった料理を置いたディルックは少々眉を顰めつつ、口を開く。

 

 

 

「金にならないものを盗む莫迦がいるとはな。うちの酒蔵を狙った方がまだ儲かると思うが」

 

「はは、ディルックさん。まさか盗む方の儲けの心配をするとは、着眼点が独特だね」

 

「は、はは…。ディルック様、それに芥川さん、急かすようで申し訳ないですが金髪と緑色の人影を見かけたりしていませんでしたか?」

 

「…うーん、私は見かけていないねぇ。窓にもそれらしいものは見当たらなかったな。…ディルックさんはどうだった?」

 

「ああ、この店には入ってきていないが、窓の外に裏門に向けて走り去るその色の影は見えた。恐らく、あっちの方面に行ったのだろう」

 

「と、いうことらしいよ?」

 

「かしこまりました。ディルック様、それに芥川さん、ありがとうございます!」

 

「いいよいいよ、お勤め頑張ってね」

 

 

 

何故か二人して騎士団員をはぐらかした後に、芥川が上から顔をのぞかせていたウェンティに目配せをすると、足早に三人が階下に向かって降りてきた。

 

約一名の目線がグリル野菜の方にくぎ付けになっているのをほほえましく思いながら、芥川がウェンティの方を見やると、何と酒を注文しようとしていた。

 

 

 

ところで、ディルックのウェンティに対する態度が聊か冷たいということに、賢明なる読者諸兄姉は気が付いているかもしれない。

 

もちろん、絶賛手配中の吟遊詩人に対する態度としては何もおかしいところはない、と言われれば否定する材料は皆無なのであるが、実のところもう一つ理由があるのである。

 

というのは、この飲兵衛詩人は何度かエンジェルズシェアに来店しているのであるが、その来店日に限ってディルックが不在であったということなのである。

 

両者ともに何ら意図するところのものではないという、天文学的確率レベルの偶然と言わざるを得ない、どころかもはや運命だと言い切りすらできる程であるのだが、実際に起こっているので何とも言えない。

 

所感として、その豪運を何か別のところで使えなかったのだろうか、とは感じた。星五五枚抜き位してるんじゃないだろうか、知るところではないが。

 

 

 

「今日はどれにしようかなぁ…」

 

「カウンターからとった瓶を置け。それは彼が注文したもので、まず酒じゃないし、少なくとも君のものじゃない。そしてそもそも、今日は貸し切り営業だ」

 

「こ、コイツ…、矢継ぎ早にツッコミを入れたぞ!目ざといやつなんだなぁ」

 

「ありゃりゃ、じゃあ敦君に後でおごってもらおうっと」

 

「はぁ、お前さんが負債を増やすのに障りがないのなら別におごってもいいんだけどね。まず君にはやるべきことがあるのではないかな」

 

「そうだな。そろそろ、僕の質問に答えてもらおうか」

 

 

 

さりげなく芥川のジュース(ググプラム100%である)の瓶を分捕ろうとした不届きな盗人容疑者を制止しつつ、ディルックは彼に少し強めの口調で状況を問い質した。

 

 

 

「えーっと、ウェンティが質問に答える前に一つ聞かせて欲しいんだけど、この人たちは誰なの?」

 

「こちらはディルック。この酒場のオーナーの…、そのさらに上のオーナーだ。そしてここに座って料理を食べているのが、かの有名な作家の芥川敦君だよ」

 

「えぇぇ!!正真正銘の有名人ばっかりじゃないか!こんなところで会うなんて想像もしてなかったぞ!!!」

 

「その通り!彼等は有名人だよ。ちなみに、ボクは彼のワイナリーの蒲公英酒が大好きだし、敦君の書いてくれた詩を演奏するのも大好きなんだ」

 

「…衛兵から泥棒の話を聞いた。先に言っておくと、天空のライアーを盗む度胸は気に入った」

 

「あはは、あれを盗むなんて、君たちは間違いなくお馬鹿さんだね。最も、かなり珍しい類のお馬鹿さんだけれど」

 

 

 

彼等が盗人どもの度胸に言及すると、白い妖精ちゃんがかなりムッとした顔をして、如何にも遺憾だといった声色で抗議した。

 

 

 

「盗んでない、真犯人はほかにいるぞ!」

 

「こちらは騎士団のスーパールーキーだよ、モンドの聖遺物を盗むなんてありえないよ?」

 

「スーパールーキー…。ああ、君が。君は、この吟遊詩人と仲がいいのか?」

 

「あはは…、言うほどそんなに仲は良くないかなぁ…」

 

「あっははは!い、言われてるぞウェンティ!」

 

「えー!旅人ぉ!ボクたちの仲はそんなに浅いものだったのかい?!」

 

 

 

旅人とやらの衝撃発言に少しだけ場が柔らかくなるが、芥川とウェンティの絡みには構わずディルックは彼女に対して所感をこぼした。

 

 

 

「ふむ…、旅人の君がモンドの危機を救ってくれたとは。聞いたところでは風魔龍を退け、四風守護の神殿を浄化した、ということだ。中々の偉業だ」

 

「えっへへ、それほどでもあるぜ!」

 

「苦労したのはパイモンだけじゃないでしょ」

 

「君のような人材が騎士団に入るなど、もったいない。西風騎士団は、風魔龍の件に関してずっと臆病で、それでいて効率も悪い。外交面も、ファデュイに対して弱いうえに保守的だ」

 

「おっ、おう…。そう、なんだな」

 

 

 

少々(個人の感想)、騎士団に対して思うところのあるディルックは、栄誉騎士の任命についての話をするはずが、徐々に話を騎士団の運営体制に対しての愚痴に無意識に転換させてしまう。

 

旅人としては、未だモンド来訪一週間ほどとはいえ、騎士団がすこぶる活躍している場面を数か所見ているため、「(もう少し評価してあげてもいいんじゃないかな…?)」と思わないでもなかったが、ディルックの妙に鋭い剣幕と重いものがにじみ出た口調から、どうにも戯言の類だとは思われず、「(まあ、そういう見方もあるのか)」と結論付けた。

 

星海を長年旅してきた人間の器の大きさは、伊達ではないのだ。

 

 

 

「チッ…、いい。この話はしたくないんだ。忘れてもらって構わない」

 

「ディルックは、西風騎士団が好きじゃないみたいだね」

 

「目指す道が違うだけだ。モンドに対して、僕は僕なりの期待を持っている。話を戻そう。なぜ天空のライアーを盗もうとした?」

 

「本当に知りたいの?騎士団関係のトラブルに巻き込まれるかもしれないよ?」

 

「ふん、トラブルは怖くないさ。そもそも僕自身が西風騎士団にとってのトラブルの種みたいなものだしね。その質問を聞くべきは僕じゃないだろう?」

 

「ふふ、そうだったね。さて、それではボクの盟友にも同じ質問を問うてみようかな?でも、君の答えは正直予想できているんだけれどね」

 

「ああそうさな。お前さんの予想通り、私にも一枚嚙ませてくれるよう頼むつもりだったよ。きっと小説の題材になるだろうからね!」

 

 

 

芥川の強く、そして好奇に満ちた眼差しを受けて、ウェンティは満足気に頷く。

 

と、芥川の「小説」という言葉に記憶が想起されたのか、パイモンが旅人に楽しそうに話しかける。

 

 

 

「旅人ぉ!こいつの小説はすっごく面白いんだぜ!この前読んだ『恐れ知らずのスメールローズ』は特に面白かったなぁ!また機会があったら一緒に読んでみような!」

 

「おやおや、パイモンちゃんには拙作を楽しんでもらっているようで、幸甚だよ。しかし…、そうか。君が件の『異邦人』、だね?君にも、いつか機会があれば、拙作を楽しんでくれると嬉しいよ」

 

「決まりだね!敦君は旅人との親交を深めているようだし、いい兆しが見えているようだ!それじゃあ、これからボクが真実の物語を演奏してあげよう。ところで…、報酬はくれたりするかい?」

 

「報酬は5モラから天空のライアー。君の物語次第だ」

 

「いいね!じゃあ敦君には、彼女らの食事代を奢ってもらおうかな?」

 

「はぁ…、勝手に私の金銭の行方を決めないでほしいものだ。まあ奢るけどさぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

虚像にまみれた信仰の中から   

 

ワタシが一つ真実を語ってしんぜよう

 

神が未だ神になり切れなかった時のことである

 

そこには仰天なる王が在った

 

王の偉大なる恩恵は従順な臣民に施される 

 

王は天理の代弁者を唯一許された存在である

 

王の類まれなる執政は即ち世界の摂理である 

 

王に愚かにも疑念を抱くことは思考の崩壊を意味する

 

王は則ち絶対である

 

王の暴威に曝された民たちは   

 

息をするだけで身が崩れる

 

王の庇護に与った民たちは

 

息をするだけで力が溢れる

 

身が崩れる痛みを受けた民たちは

 

神に助力を恃んだ

 

力を持たない神は大いなる羽を望んだ

 

即ちそこに大龍喚ばれて民を盛んに存護した

 

その羽は民を王威より守るため

 

その顎は民の暗雲を喰らうため

 

龍は民に感謝を捧げられ

 

龍は民に安心を与えた

 

しかし姦計の輩が龍を侵す

 

毒に侵され薬に冒され

 

龍は変転した

 

その羽は民を暴威にて弄るため

 

その顎は民の幸福を貪らうため

 

龍は民に怨恨を投擲され

 

龍は民に不穏を与えた

 

月日は進みすべては摩耗する

 

民も龍も始めを忘れて

 

いつしか総てが全てを忘れた

 

後に残るは魔龍のみ

 

その瞋恚を忘れて

 

ただ空虚な怒りで身を炙るのみだ

 

自業自得というなかれ

 

勧善懲悪と述べてくれるな

 

これはもう戻らない禍根の話

 

彼に待つ救いはいつかきたるだろうか

 

それを知るは神と異邦のみ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先ほどの叙事詩は、一体…。これは重要な秘密のはずだ。なぜ僕に見せた?」

 

「何故、なんだろうねぇ。うん、風向きが変わろうとしているからだろうね。ーーーどうかな?ディルック?」

 

 

 

誰も聞いたことのない、誰にも聞かせたことのない、一滴の悪意の為した悲劇の瀑布の話は、強かにディルックや旅人たちの身体を穿った。

 

ディルックは自らの為すべきことを考え、パイモンは悪龍の真実に眦を重くして、旅人は旅先の物語の絶望と希望を確かに感じ取っていた。

 

 

 

「…面白い。少し時間をくれ。情報をまとめよう」

 

「一応聞こうか。敦君は?」

 

「風向きは変わった、んだろ?ならばその風向きに従ってやるまでだよ」

 

「ふふ、心強いね」

 

 

 

ウェンティに優し気な声色で背中を叩かれた芥川は、何とも言い難い「浅い」笑いを顔に浮かべ、瞬時に何時もの柔和な笑顔にもどした。

 

そして、その優しい顔のまま、旅人とパイモンに助言を施した。

 

 

 

「旅人、それからパイモンちゃん。君たちには聞くところによれば『栄誉騎士』の肩書があるらしいね?だったら、疑いの目は君たちには向かない筈だね。さっき渡された指名手配には金髪と緑色、としか書かれていないし、パイモンちゃんのことなんて一切書かれていないからね」

 

「わかった。それと、私の名前は蛍。よろしく」

 

「ああ。そうだね…、よろしく、だ」

 

 

 

芥川の言に付随させて、ディルックが念頭に置いておくべき重要事項をこれでもかというくらいの無表情で吐き出した。

 

彼には、感情の閾値に達したときに表情がなくなる仕掛けでもあるのかもしれない。

 

 

 

「だが吟遊詩人。君は酒場から出ない方がいい」

 

「それなら願ったりだ!ボクは今から敦君に奢ってもらうんだからね!」

 

「はァ、ウェンティ?君に奢るのは今日は五杯だけだよ?このあとディルックさんが帰ってきたら話し合いをするんだからさ」

 

「えぇ~!!!いいじゃんいいじゃんいいじゃぁん!!」

 

「コイツ、芥川の前ではやたら子供っぽいんだな…」

 

「では僕は少し出る。旅人、注文があるならそこにいるウィリアムに頼んでくれ。ウィリアム、二番テーブルに彼女らを案内してくれるか。僕はワイナリーまで資料を取りに行ってくる」

 

「畏まりました。では後ほど」

 

「うん!それじゃ、後での会議に向けて、まずは栄養補給と行こう!」

 

 

 

 

 

旅人とパイモン、そしてウェンティは、思い思いに注文をする。

 

芥川はその様子に苦笑を浮かべながら、ウィリアムと会話したり、ウェンティと軽口をたたきあったり、パイモンを揶揄ったり、旅人に話を聞かせたり、騒がしく時を過ごした。

 

この騒音は、彼らの物語の開幕の鐘となるのだろう。

 

 

 

ーーー彼らはそれを知らず、ただの虚軸の樹が彼らを見詰めるだけである。




やーい!お前ン家(シャーレ)、おっばけやーーしきぃ!
(特別意訳:周年キャラ水着18禁(ハナコ)しかいないの恥ずかしくないの?)

ということでドレスを着たヒナ、略してドヒナ(既視感)と市民プールに行って水も滴るいい中年男(高三女子)になった水着おじさん(字面の犯罪臭)を当てていきま…

早くないか??(うへぇ〜、おじさんじっとしてると太ももが痙攣してくるから10連目で早めに来ちゃったよお〜)

き、気を取り直して…



〜一時間後〜



ぬわぁーーーーん!!(蚊YK)

その後80連くらい紫が見えません!

青封筒が丸見えであります!(某高地並感)

し、しかし、我々(1人)はあゆみを止めるわけにはいかない!!

イクゾー!

デッデッデデデデッ(アロナ登場)

カーン(紫に光る音)

デデデデ(サインをおねがいします!)

…お、落ち着け!(ゴールデンエッグス)

ここで紫でも、今までピックアップが働いたことはないじゃないか!!

ここで慎重に祈願を行うのが、原神うっかり火渡り廻聖最大betプレイヤーとしての心得だろうが!!(実話)

サインを慎重に書くぞ…

いきますよ…いきますよ…(あ ろ …)

イクイクッ(ぬ)

うわーァァァァァァァアアアアアアア(ミ蚊)

ミスを…ミスをしてしまった、だと?!?!

このままでは私の栄華がおわ…

WRYYYYYYYY?!?!(紫2枚)

そ、そんな…!バカな!ありえない!

アロナはサインのミスには厳しいという評判が世間(ごく一部)では囁かれてるはずなんだ!(確信)

ここでピックアップが出るはずが…



「あなたのために、頑張るわ」(過労の音)



ひ、ヒナァァァァァァァアアアアアアア!!!???!!?!?!

よ、漸く…漸く来てくれたのだな…!

私はとても、おやおやしていますよ!!(黎明)

だがしかし、私にはもう一枚紫が残っている!

正直勝ったも同然だが、しっかりみていこうじゃないか!

突撃ィィ!!



うん、お待たせ!
これからはなんでも私に任せてね⭐︎(語尾クッキー⭐︎)



な、何やってんだミカァァァァァァァアアアアアアア!!!(字義に違わず)

お、おまえ、すり抜けの確率、え、他生徒と同じだったろ?!?!

お前だけ確率が上がってるとか、なかったはずだろ?!?!

…どうやら私は、夢を見ているようです。

ユメダケド!

ユメジャナカッタ!


【挿絵表示】




小生、新たな気づきを得ましたぞ…。

おじさんこそが、おじさんをおじさんたらしめる、最大のおじさんなのだ…という気づきです。

テクストを繰り回して遊ぶ趣味に、たまに興じるのも、真理を表現する上では悪くないものですな…。

では(小生の過酷な執筆で力尽きたので)失踪します。



やっぱり原神関係ねぇなこれ。

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