更新は不定期ですが挨拶だけは忘れないようにしたいです。したいだけですが。
「にゃう~」
おやおや。いらっしゃい、猫ちゃん達。
キミ達は毎回、どこから入ってくるんだろうねー。
おじさんは不思議だよ。
よいしょっと、ちょっと待っててね。
今キャットフードを用意してあげるからね。
おっと、そんなに急がなくても沢山あるから大丈夫だよ。
だから催促で爪を立てないでくれるかな?イタタ、分かった分かった。
ふぅ、おじさんの服がボロボロになっちゃったね。
次からは爪研ぎを用意して置かないとダメかな?
爪の伸びすぎもあまり良くないって話だしね。
「あ、あの…」
やあキャットちゃん。よく来たね。
ほらほら猫ちゃん達、キミ達のご主人様が迎えに来たよ。
……うん?どうしたんだい?キャットちゃん。
何やら難しそうな顔をしているね。お茶を出すから座っててくれるかい?
「あ、ありがとう」
いやいや、可愛い女の子のためだからね。感謝されるほどでもないよ。
それで、一体どうしたんだい?いつもの悩み事かい?
「その……私、どうしたらいいか分からなくて…」
悩み事の多い年頃だからねー。おじさんも昔のことを思い出すよ。
よし、おじさんも出来る限りのことは協力するよ。
なんて言ったって、キャットちゃんはココに来る数少ないおじさんの友達だからね。
わわっ、どうしたんだい猫ちゃん達。急に飛びついて来たりして…。
もしかして、自分たちも友達だって言ってくれてるのかな?そうだったら嬉しいねー。
「彼、全然私の気持ちに気付いてくれないの」
いやいや、そうとも限らないよ?キャットちゃん。
なにせ思春期の男の子は照れ屋さんだからね。
ほら、よく聞くだろう?好きな子に意地悪しちゃうっていうアレだよ。
その子もキャットちゃんの気持ちには気付いているけど、素直に態度に出せないだけかもしれないよ。
「でも、一度も私の方を見てくれないし…」
そういう時は、キャットちゃんの方からもっと積極的に攻めないとダメだよ。
いいかい?男の子っていうのは皆、女の子の気持ちには鈍感なんだ。
そんな鈍感なところも理解しながら、男の子の矜持を保ちつつ自分の気持ちも伝えなければいけない。
いやー、男の子っていうのは面倒臭いねー。
けどその面倒臭さを含めても恋を諦めない女の子って魅力的だよね。
おじさんはすぐに色々と諦めちゃうから、キャットちゃんの恋には全面的に協力するよ。
「み、魅力的…にゃ!?」
そうそう、恋をしている女の子は魅力的だよ。
なにせ普段の三倍は輝いて見えるっていうしね。
「そう、そうよね!もっと積極的に行かないとダメよね!」
うんうん。その息だよキャットちゃん。
今は女の子の方からもリードする時代だからね。
草食系の男の子にはそのぐらいが丁度いいよ。
「えぇ!小鳥なんて猫が食べちゃうんだから!」
妙に生々しい言い方だけど、おじさんはそれをどっちの意味で取ればいいのかな?
本当に食べるなら調理方法とか色々問題があるんだけど…。
「おりがとう、おじさん!私、ようやく決心がついたわ」
そうかい?だったら良かったよ。
あ、帰るならこの猫ちゃん達も連れて行ってね。
他の先生に見つかったら、おじさん大目玉の上に雷まで食らっちゃうからね。
まぁ此処に来る先生なんてあまりいないけどね。ハハッ。
「さようなら、おじさん」
はい、さようなら。また明日……は休みだから、明々後日ね。
おじさん、結果を楽しみにしてるよ。
……さて、キャットちゃんと猫ちゃん達が帰った所で、この毛玉の掃除でもしようかな。
夏先だから、最近は抜け毛の量も結構多いねー。
爪研ぎの他に、ブラッシング用のブラシでも買ったほうが良さそうだね。
「デートなんて邪魔してあげるんだから!」
…………えーと、今のはキャットちゃんの声かな?
もしてして、相手の子ってすでに彼女持ちだったりするのかな?
だとしたら……その、見知らぬ男子生徒君、ごめんよ。
何だかおじさん、恋する女の子に要らぬ助言をしちゃったみたいだ。
後日、キャットちゃんから男の子との距離が縮まったという報告を受けた。
これは喜んでも良い、のかな?
あんなにキャットちゃんの言うことを聞くほど懐いている猫ちゃんなら学校にまでついてきそうだよね。
だけど沢山で来たら絶対に誰かに見つかるよね。
見つかっても誰かが匿ってればそりゃあ見つからないよね。
という想像(妄想?)が広がりました。
だからなんだ、という話ですが。