白猫と鬼滅がダンジョンに行くのは間違っているだろうか 作:エルにー
ガラッ
飛行島の皆が住む拠点の前に襖が現れ、そこからカオスと炭治郎が出てきた。
「あ!カオス様に炭治郎さん!お帰りなさい!」
そう言って出迎えたのはエレノアだった。
「ただいま。皆は中か?」
「ハイ。中で皆んな待ってます」
カオスの質問にエレノアは答えた。
「では、これからの会議と併せて報告会にしよう」
「分かりました」
そう返事して、3人は拠点たる館へ入っていった。
ガチャ
「ただいま戻った」
「お帰りなさい、カオス様に炭治郎さん」
館の中の一室に入ると、アイリスが出迎えてくてた。
近くの椅子に巌勝とカガミが座っており、カガミの隣にはある人物がいた。
「グローザも元気そうだな」
「はい。おかげさまで」
グローザと呼ばれた女性は車椅子に座ったままそう答えた。
彼女はグローザ・ノアイユ。カガミの黒の時代の時の婚約者であり、黒の姫君と呼ばれている。
そんな彼女がなぜこの世界にいるのか。それは『世界』の同情とも言えるだろう。帝国の砂浜に転移させられ、一方的に説明された飛行島の仲間たちの中に彼女はいた。
彼女を含め、それは嘘や罠であると信じなかった。しかし、賢者であるフムニールが真実であると言った。そして彼らは何をやっても無駄だと悟った。
その後、立ち直れた者達は己の国に帰ったり、共に世界を放浪としたりと旅立っていった。
グローザはそのどちらでもなく、自暴自棄になっていた。黒の時代からカガミを慕っていた彼女は、少なからず彼に依存していた。彼女にとって彼以外の居場所はなかった。
1年半近く無理な依頼を受けていた彼女は、疲れから魔物の道連れにしようとする攻撃をまともに受けてしまい、さらに洞窟の崩壊に巻き込まれてしまった。
運良く彼女は生きていたが、足を押し潰され、動けない彼女はまたカガミに会える事を願って意識を失った。これを哀れに思った『世界』は彼女の傷を治してカガミ達の元へ送った。
突然飛行島に現れた彼女にカガミ達は混乱したが、すぐにベッドへ運んだ。
その後、起きた彼女はカガミに泣きついて、泣き疲れてまた眠ってしまった。
また起きた彼女に何があったか聞き、カガミ達は突然居なくなった事を謝っていた。
見ていたカオスの提案でグローザもファミリアに入ったが、実は後遺症で足が麻痺しているのか歩けなかったのだ。
オラリオに来るまでの半年間リハビリに励んでいるが、その成果は著しいとは言えないものである。
そんな事もあり、グローザはこの世界にいる。
「……という事が話し合いの結果決まった」
「……今の治安の悪いオラリオではあまりできないか」
「まぁ、仕方がなかろう。8年前の黒竜討伐に失敗し、1000年続いていたゼウスファミリアとヘラファミリアは壊滅した。悪人にとってはチャンスだっただろう」
「何か出来る事が有ればいいですが……」
「助けたいという其方の気持ちはわかるが、これはオラリオの問題。要請が有れば助けるがな」
その言葉にアイリスは落ち込んだ。
「まぁ、友人を助けるため、とかならいいと思うけど」
「炭治郎。我のセリフを奪うな」
「カオス様が意地悪なのが悪いですよ」
「なんだ!ならオラリオで友達を作ればいいだけの話じゃない!」
キャトラがそう元気よく言った。
「光の王も甘いわね。まぁ、そんな所に私たちは惹かれたのでしょうね……」
グローザは小さく呟いた。
「さて、今後の方針だが……変わらずまったりする事だな」
「たまにはダンジョンに行くのも良いかな。お金を稼げるし、特訓にもなるかな?」
「後はグローザのリハビリか」
「むう……半年で成果が出ないものなのか……」
カオスはグローザのリハビリの成果が出てない事に憂いていた。
「筋肉に問題はない……神経系なのか……?」
「魔法的要因も調べましたが、ありませんでした」
巌勝とアイリスは調べた事を言った。
「そういえば、オラリオにも医療施設はあるのよね?」
キャトラがそう聞いた。
「世界一の都市だし、あるだろう。一回、見てもらった方がいいか。歩けるようになれば良いが。やはり『世界』が直した事が起因してるのか?」
「その可能性はあると思います。あの時、私の足は完全に押し潰されていたので」
カオスにグローザはそう言った。
「ま、カガミ様に甘えれる大義名分が出来たと思えば損はないわ」
フフフ、とグローザは微笑う。グローザ自身はあまり歩けない事は気にしていない。理由は上記の通りである。
カガミ達と再開してから、グローザは好意を隠さず、歩けない事をいい事にカガミに甘えている事が多い。流石にお風呂などはアイリスやエレノアに手伝って貰ってるが。
……そのせいか、アイリスとエレノアのカガミへのボディタッチが増えたのは気のせいでしょう。
「……しかし、まったり過ごすと決めたとはいえ、カガミらはまだ若かったな」
「そういえば、そうですね。3人とも20を超えた位でしたっけ」
「何、やりたい事が出来ても我は咎めん。まったりするのはあくまで方針だ」
「何はともあれ。私たちはゆっくり過ごす事には変わりない」
「ハイ!堅っ苦しい話は終わり!ねぇねぇ!早速オラリオに散策に行かない?」
キャトラによって話は終わりになり、談笑を始めた。
「しかし、あれだな」
カオスは膝に乗っているキャトラを撫でながら言葉をこぼす。
「まったりこそ至高だな」
否定はしません。
まぁ、良い加減な終わり方ですが、今回はここまで。
次回からアストレア・レコードですが……どう書きましょうかね?
大筋はダンメモ通りで、裏で彼らが暗躍する感じか。それか彼らが出る事によって全く違うルートに行くか。
なんか、どう足掻いても彼らがまったり出来る未来が見えないのはなぜでしょう?
アストレア・レコードで前者にしろ後者にしろ、アーディは助けたいですね。キャトラを可愛がりそうですし、将来的にベル君を弟のように接しそう。
こうして考えますと、自分に文才がない事がヒシヒシとわかります。
ま、それは置いといて、少し考えて次回を書いていきます。
それでは
どの時期がいい?
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『死の七日間』の数ヶ月前
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『死の七日間』の後
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原作開始のちょっと前
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原作開始後のどこか