俺「百合の邪魔をする奴は殺す(迫真)」   作:yakitori食べたいね

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番外編:Similar things attract each other

 

 

 

 

「たのもーー!!」

「静かにしてください、お店ですよ」

「あっはいすみません……」

 

今日は一段と機嫌がいい。

この人は荒耶さん。

最近できた常連さんらしい。

 

「おっ、くるみちゃんもお疲れ様〜。チサトはどこ行ったの?」

 

ん、と煎餅を口に咥えたまま指を指す。

後ろを振り向くと真後ろに私の真後ろに立っていた。

 

「千束…何やってるんですか…」

「んふふードッキリ!」

 

「ヘイ!チサト!」

「ヘイ!アラヤ!」

 

「「ヘイヘイヘイヘーイ!!」

 

なんかハイタッチのコンボしてから肩組んでる。

仲良しだな…

 

「あっそうだこれお土産〜」

 

そう言って高そうな紙袋を差し出した。

中身を覗くと「とらや」と書かれていた。

 

「なんかもらったモナカ一緒に食おうぜ〜」

「えー!これ高いやつじゃん!いいの!?」

「いいのいいの!俺も臨時収入入ったし、そもそもこれ貰い物だし」

 

「ふわぁ〜…」

なんて言って千束は喜んでいる。

 

「ありがとうございます!」

「全然!…やっぱりこないだのボドゲ大会の時からなんか垢抜けたね、俺がいない間になんかあったの?」

 

そういえば彼は途中から抜けていたから私達が帰ってきて参加したことを知らないのか。

 

それを伝えると

 

「えー!何で俺に教えてくれなかったのさ!」

「だってあなた教えたら夜遅くまで来ようとしてたじゃない。子供は早く帰って寝る!常識でしょ?」

「くっ…昼間から酒飲んでる人に常識を問われるとは…」

「ちょっとそれどういう意味よ」

 

「ま、まぁまぁ…」

大の大人と高校生がしょうもないことで喧嘩しているのを見るのは、少し面白い。

 

「ミズキ…こうなったら…」

「ええそうね」

 

「「大富豪で決着をつけるッッ!!!!」

 

「いやしょぼ」

「ストレートに言うね君!!?」

 

ミカさんが流石に止めに入ってきた。

 

「一応店内だから静かにね。常連さんしかいないとはいえ営業中だからさ」

「了解しましたっっ!」

 

そう言ってメニューを彼は手に取った。

 

「じゃあ取り敢えず団子と煎茶で」

「はーい!少々お待ちくださーい!」

「うん!元気でいいね!!可愛い!」

 

「えっ?そんな事実言われても困ります…」

 

顔を赤らめて千束がそう言う。

なんか腹が立ったので輪ゴムで狙撃してやった。

 

「ふっ」

「何これ」

 

千束には避けられ、荒耶さんには普通に受け止められた。

何でこの人たちわかるんだよ…!

 

「やっぱ才能…かな?」

 

かなりピキッときた。

 

「才能って言えばそのペンダント…たしかアラン機関?のものだっけ」

「そうなんですよ!可愛いでしょ!」

「似合ってるねとっても。やっぱ素材がいいのさ」

「口説いてんのかてめー」

「唐突な怒り!?何でそこにキレたの????」

 

「あはははははは!流石のツッコミだぜ!荒耶の兄貴ィ!」

「何で三下キャラになってんの……」

 

やっぱテンション高いなこの人達。

 

「そういや何の才能で貰ったの?」

「そりゃもう、ねぇ?」

 

そう言って千束は腰に手を当て、くびれを強調させる。

 

「おお…神はここにいたのか…」

「ふっふっふー、崇め奉りたまへ!」

 

ははーなんて言ってチンアナゴみたいに腕を揺らしている。

やっぱなんか既視感あるな…

 

「兄妹みたいね」

「それはどっちが兄か姉なのかで大事になると思うんですがもちろん俺は兄ですよね!ね!」

 

そういうところがガキっぽいんだよなぁとどうか伝えてあげて欲しい。

 

「そんなこと言ってるから弟なのよあなたは」

「何だとぉ!この妖怪婚期見逃しめ!」

「はい!私に言っちゃいけないことダントツNo. 1の地雷踏み抜きましたね!ぶっ潰しまぁす!」

 

「落ち着け!お前ら。荒耶も座って食え、団子だぞ」

「わーい!お団子だー!」

 

「やっぱガキね」

「あ゛ぁ゛??」

「何でも〜?」

 

「ミズキ!大人気ないぞ!少し落ち着け!」

「はぁ、仕方ないわねぇ」

 

『地下鉄脱線事故からおよそ1週間が経ちました。今回の事故について会社側は……」

 

「この事故怖いよねぇ…」

「怖いものなんてあるんですね」

「ちょっとそれどういう意味かな?」

「いえ、てっきりわーびっくりだなーくらいにしか考えてないのかと思って…」

「やっぱ君俺への当たりなんか強いよね!?なんかしたっけ!?」

「特に何も?」

「わーもしかして本音でやってんの?こっわ」

 

「まぁなかなか地下鉄が脱線するって聞いたことない時間だよねぇ」

電車なら理解できるけどさ。ちょっと乗りづらくなっちゃうよね。まあ乗るけど」

 

あっそこはちゃんと使うんだ……

 

「だって通学路だよ?普通に困るじゃん」

「そこは神経図太いんですね…」

 

カタン、と団子の串を置いた。

 

「下げますか?」

「いや、今日はそろそろ帰るよ。ご飯支度もするし」

「荒耶くん帰るのー?今日は早いねー」

「用事あるからさ、会計よろしく〜」

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

「もしもし、こちら弓兵(アーチャー)御用件は何でしょうか」

「殺してもらいたい人物がいる」

 

老人の声が聞こえる。

何となく気持ちが悪い声だ。

 

「対象はジン、サイレント・ジンとも呼ばれる男だ」

 

「承知しました♪」

 

 

 

 

 

 

 

 




日常会
多分もう二度と無い

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