俺「百合の邪魔をする奴は殺す(迫真)」 作:yakitori食べたいね
♪月♡日
今日は暇だったから自分の能力の確認をした。
俺は勝手に神様に貰ったこの体が特典なのだと思っていたが違うかもしれないと思い、確かめることにした。
・超絶射撃能力
東京全土を範囲にした超射程・大威力の通常攻撃・高精度の狙いに超速連射の弓
・千里眼
少し未来すら覗けるほどの眼力
・試したことはないが耐久耐毒もありそう
・つよい(こなみかん)
まあ書くとこんなものか。
結構強いな、流石大英雄。
何を試そうか。
毒でも食べるか?
ただなぁなかなか毒なんてないよな。
スーパーで買っても不振がられるし。
墓地にでも行くか。
彼岸花食べよ。
♪月€日
まさかの事実が判明。
俺氏、霊体化が可能。
もしかして英雄アーラシュじゃなくて英霊アーラシュだったの??
だから霊体化出来るの?
でも俺のマスターいなくね?
単独顕現でもしてんのかよ。
♪月¢日
明日はバイトの日、準備しよ。
言っても弓と矢を手入れするだけだが。
仮面はいつもの某ライダーのお祭りマスクだ。
かっこいいよね。仮面ライダー
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「これは予想外でしたね」
嬉しそうに老人が言った。
ただその口は開かず車椅子の上で、体は機械に補助されていた。
「墨田区周辺は何本も川に囲まれてて都心を水上バスで色んなところを渋滞を気にせず移動できるんです!」
元気そうな白髪の少女が言う。
老人が遠くを見る仕草をして言う。
「やっぱり折れてしまっていますね…」
「折れていないのを見たことがあるんですか?」
向いていた方向には巨大な折れた塔が立っており、それを補助するかのようにビルが建てられていた。
「いえ、東京に来るのは初めてです。娘と約束してたんです。「一緒に見上げよう、首が痛くなるまで」って」
「あの世で土産話ができる」
「まだまだ始まったばかりですよ〜!」
水上バスを降りて暫くすると、巨大な門
雷門が遠くに見えた。
街はお祭りのようで人で溢れかえっておりみんなが笑顔だった。
「正式名称は風雷神門、創建年数は西暦642年で正式名称の通りに左に雷神、右には風神、浅草寺を災害や争いから守る神様!…あ、ガードマンですね!私とたきなと同じ♪」
「私たちは松下さん専属の!」
「可愛い神様ですね」
日常を楽しんでいた。
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「あれが延空木ですね」
もう一度彼女達は水上バスで移動をしていた。
「11月には完成らしいです」
「設計に知り合いが関わってるんです」
あれは日本の平和の象徴として建てられる建造物だ。
それに携わる人物と知り合いなのはかなり珍しい。
「えぇ!?すご!」
「そう、彼は未来にすごいものを残してる」
「じゃあ完成したら見にきてくださいね、またご案内しますよ」
一瞬、老人は呆然としているようにも見えた。
そうして言葉の空白があった後、心からの声を出すように
「えぇ、またお願いします。君は素晴らしいガイドだからね」
少女が微笑んだ。
「今日は暑いですね、ちょっと中で休ませてもらいます」
車椅子を操作して彼はバスの中へと入っていった。
「おいおい、随分と楽しそうじゃないか」
「…君は何故ここにいるんだい?頼んだ仕事とは違うはずだ」
「あんたが楽しそうで恨めしくて化けて出てきたって言ったら信じるかい?」
そう嗤って答える男の顔には縁日の仮面が付けられていた。
「対象があなたを監視中だ、仮にも依頼主に死んでもらっちゃ困るって考えるのは不自然な考えか?」
「いいや自然だ。ただ何も問題はない。君はスペアに過ぎないのだから、それまで待機だけすれば良い」
「クク、そうかい爺さん。いや爺さんかどうかもわからないか。取り敢えずあなたが死んでも報酬は手に入りそうで安心したよ」
「君は何故それを…」
「ん?見ればわかるだろ。相手が起きてるのか寝てるのかぐらい」
「ふん…流石と言ったところか」
「口調ずれてるぜ?「爺さん」?」
そう言って彼は去っていった。
「まぁ羨ましかったのは本当だけどよ」
「は?」
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「松下さん?」
ふと千束が振り向くと彼が消えていた。
「松下さん!どこ行ったの?」
悲壮感を漂わせながら言葉を漏らす。
デパートやビル付近を走り回ったがどこにもいない。
「あ……」
彼は建物の前でこちらに背を向けて佇んでいた。
「松下さん、行きたいところがあったんですか」
「ジンが来ているんだね」
「えっ、うあ…」
こちらへ彼が振り向く。
「アイツは私の家族を殺した。確実に私を殺しに来るはずだ。日本にいる限り、アイツは絶対に殺しに来る」
「なら、一度店に帰りましょう。避難してからどうするか考えましょ?」
「私には時間がないんだ」
建物の上から銃口をジンが構える。
「千束!逃げて!!」
悲痛に塗れた声でたきなが叫ぶ。
正確な銃撃は手元をしっかりと捉え、銃口をずらすことに成功した。
ジンはそれに狼狽え、目を瞑ってしまう。
その隙にたきなはジンへ突進し工事現場へと落ちてゆく。
私は走り出していく。
死なせられない、死んで欲しくないと言う願いと共に。
「ジンを殺すんだ」
後ろから声が聞こえる。
私は振り向いた。
彼は何と言ったのか、聴き間違えではないのかと。
その期待を裏切るかのように彼は言葉を続ける。
「私の本当の依頼はジンを殺してもらうことだ」
「え…?」
「君のペンダントの意味を私は知っている。君には使命があるはずだ」
気分が、良くない。
吐き気がする、他人の命が失われていくことに。
彼は、何を言っているのだろうか。
嘘をついていたのか。
ああ、本当に…
「大丈夫!?」
ミズキが走ってきた。
死ぬほど息が切れて。
「ミズキ、松下さんよろしく」
「りょう…、かい…」
もはや死に体のようですらあるミズキを傍目に私は走り出した。
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「アラン機関は、君の、その命を……」
ジンを制圧し、たきなも無事だったと安心した時のことだった。
トス、と何かが刺さった音が聞こえた。
後ろを振り向くと、ジンのその頭蓋に青く輝く矢のようなものが刺さっていた。
千束も、私もその光景を理解することは叶わず、呆然としていた。
「たきな松下さん!」
「はい!」
こういう時に自分がリコリスなんだと自覚する。
ジンが死んだことではなく、冷静に状況を判断できる、してしまう。
思考を切り替え松下さんを庇う為に車椅子を走らせる。
先程まで彼がいた場所には先程の矢が刺さっており、松下さんへの殺意を如実に表していた。
前を向くと、突然正面から矢が迫ってきていた。
"死"
その単語が私の脳内に広がった。が、たきなが矢尻に銃弾を当てることで軌道を晒すことができていた。
矢は逸らされた後、その延長線上にあった鉄筋を優に貫通する程の威力を見せた。
「やっばいねこれ」
「…?松下さん?松下さん!」
千束が言葉を溢すが、彼は返事を示さない。
なん…で…
矢は当たってない筈なのに。
その一瞬の隙が生まれた瞬間、松下さんの頭に矢が刺さった。
ああ、だから千束は……
「任務完了だ。報酬はちゃんと振り込んでおけよ」
男が声を放った。
編集された機械音声。
聴き慣れた音だ。
「ああ、勿論だ。ありがとう、奴を殺してくれて」
返事をする人物は今までの老人の声ではなく、大人の男と言った風の声だった。
「まあ、妨害はあったわけだが…特に問題でも無い。また何かあれば連絡してくれ」
電話越しに機械音が反響している。
そして、彼は暖かな声でまた言った。
「ああ、またお願いするよ」
絶対ジンこれから活躍あるよなぁ…と思ったが無事退場。
暗殺者に人権なんてない、ガキでもわかる一般常識ですね(脳死)
前回と口調が違うのはオリ主が公私を分けるスタイルだからです。
8/29
初期から大幅編集
if√アンケート 取り敢えず5個
-
リリベル√
-
ラヴァテラ?√
-
昔から暗殺者√
-
孤児√
-
善人√