俺「百合の邪魔をする奴は殺す(迫真)」 作:yakitori食べたいね
¥月¥日
この間そういえば仕事先でリコリコメンバーに出会った。
何か拳銃向けられたけどそれ自体はいつものことだから変わんないね!
ってかよく見たら制服がリコリスって子達のと同じだった。
つまり千束ちゃんがスパイ…?
ハニートラップとか仕掛けているんだろうか。
彼女ならもう、それはそれはイチコロだろう。
俺の脳内には女豹のポーズをする千束ちゃんの姿が浮かんでいた。
ゲヘヘヘヘ、よだれ垂れた。
¥月〒日
久しぶりにリコリコに行った。
夏になったからか色んな物が増えてた。
かき氷にスイカ。
フルーツ系は結構好みだ。
赤い色、あれ?なんか既視感
¥月○日
同僚にプライベートで出会った。
珍しいこともある、一緒に飯を食いに行った。
ただのファミレスだが肉を食いたい気分だったのでガッツリステーキを食べた。
この間のバイトで金もあったので奢った。
冷静に考えると外歩いてる時にお祭りでもないのに縁日のマスクつけてる奴ってめっちゃヤバい奴じゃね。
¥月♡日
バイト先からまた連絡が来た。
リコリスを殺す仕事だ。
4名の写真を配られた。
その内3名は終わってる、次で一旦終わりらしいが何名かやられたらしいから手伝えとのことだ。
まぁどうせ一緒にやるのはこの間の同僚だろう。
顔見知りなら気が軽い。
¥月%日
学校の奴らにリコリコに通っていることがバレた。
大して仲良くもないのについてきやがった。
マジでコイツら…!
今度絞めよう。
¥月※日
ロボ太の家に向かうと同僚に連絡を入れられてそのついでに飯を奢られた。
この間のお返しだと。
ハンバーガーは美味かったがそれだけだ。
声でかいしバランスバランス煩いんだよなこいつ。
しかも食いかけをテーブルに叩きつけやがった。
汚いし勿体ねぇ…要らないなら寄越せや。
そもそももうちょっと優しくしてあげてもいいんじゃないですかねぇ…
この子高くても高校生くらいでしょ。
やっぱ年上お兄さんが守ってあげなきゃね!
¥月☆日
久しぶりに襲撃された。
仮面付けてたら老若男女問わず俺のこと攻撃してきやがった。
この国スパイ的なの多過ぎじゃね。
ドローンにも監視されてる。
マジやばいな。
まあ移動の時は霊体化使うことが多いから自宅と素顔はバレてないっぽいが。
ってかよく考えたら霊体化って窃盗から住居侵入まで好き勝手出来るのでは??
でも流石に一般市民からお金を盗るのはなぁ…
バイトも半分趣味みたいなもんだし金には困ってないからいいか。
最終手段だわな。
¥月♤日
学校が休みだったので適当に街を散策していたら千束ちゃんとたきなちゃんに出会った。
やっぱり運命…?
普段から配達とかをやってるらしい。
え?学校は…?
口には出さなかった。
てか一緒にいて仲良いね的なことを言ったら二人で同棲してることをポロッとチサトちゃんが漏らした。
え…女子高生二人が同棲…?
最高かよ。
何か腹が減ったので二人に奢ることにした。
流石に女の子に金払わせるわけにはいかんでしょ。
遠慮してたからじゃん勝ちで奢ることにした。
ふっ、ハンタで必勝法を学んだ俺に隙はない!
と思ってたけど普通に負けました。
なんでかって?あっちも使ったからだよ。
どっちも自分の分だけ支払いましたとさ。
かっこつけさせろよ…
そしてその光景を同級生に見られてた。
ガチで切れそう。
¥月$日
同僚にチサトちゃんが襲われてた。
何やってんだお前、殺すぞ。
久しぶりに殺意が湧いた。
あれ?…でもこの感覚、久しぶり、じゃ、ない?
何か同級生の顔が浮かんだ気がするがまぁ置いておいてスーパースペシャルイケメンハートフルお兄さんの俺の手にかかれば同僚に正体を悟られることもなく千束ちゃんを守ることなど余裕なのだよ。
それはそれとしてコイツガチでぶっ潰そうかと思った。
女の子に唾かけるとかクソだな。
なんか同僚はボロボロだったけど女の子の無事に比べたら男の体とかクソゴミみたいなもんやわ。
ハー!困っちまうぜ、これでチサトちゃんも俺に一目惚れかな?
一目じゃないか、知り合いだし。
ってかなんか狙撃されたんだよね。
あんまり銃弾は大きくなかったから多分拳銃だと思うけど。
そんな状況で離れるわけにもいかなかったんだけど連絡入れる前にミカさんとミズキが迎えに来てくれた。
ってな訳で俺はそこから離れて終了って訳。
結局誰が俺のこと撃ってきたんやろ……
───────────────────
「あんたが一連の襲撃犯?」
そう言って男の背後を取って動いても反応できる様銃を前にして構えておく。
「ひでぇじゃねぇかぁ」
「うわ」
こちらを振り向いて言う男の顔は血だらけで、声も心なしか弱っている様だった。
咄嗟に動かれたら困るので常に後ろを取っておく。
腕を伸ばして銃を構えると、その手を掴まれてしまった。
不味い、動かせない。
力、強っ…
やばい何か吐いて…
ビチャッ
男は口の中からペイント弾の中身を噴き出した。
顔を正確に狙ったものだったと、僅かな軌道から見えはしたが、避けられないはずだった。
だが顔には何もかかっていない。
瞑った目を開けると褐色の肌が目の前にあった。
「チサトちゃん?何してんの」
聞き覚えのある、若い男性の声が聞こえる。
彼は周りを見渡すと呟いた。
「んと、これどういう状況?」
彼は、一般人のはずだ。
何…でここに…
「誰だお前」
苛立った様に緑髪の男が言った。
「は?…ああそっか今日は付けてなかったか。取り敢えずチサトちゃんはなんでコイツに銃口向けてたわけ?それ本物?」
お前に関しては血だらけだし…とこちらを向きながら彼は喋っている。
それを隙と捉えた緑髪の男が後ろから殴りかかってきている。
やばい、荒耶さんが近くて撃てない。
「荒耶さん後ろ!!」
「え?何?」
そう言って彼は振り向いて易々と手で受け止めた。
「どしたん」
と彼は首を傾げて言う。
うっそぉ…完全に死角からの攻撃だったんですけど…
「うおっまぶしっ…」
何台もの車のライトで照らされる。
コイツらの仲間が追ってきたのだ。
何人ものサングラス姿の武装した戦闘員が出てくる。
「これは、ちょっとキッツイかなぁ…」
そう漏らす声には悲壮感はなく、むしろこの状況を楽しんでいる様だった。
え、精神力バケモンですかね?
まともな神経で一般人が耐えられる雰囲気じゃないと思うんですが…
「え?感想それだけ?バカなの?」
「うーん何で貶されたのか分からん。怒るよお兄さん」
何でちょっと緩んでいるんだろう。
「おっと」
そう言って彼は少し体を反らして何かを摘んでいた。
銃弾…?
え、は、嘘ん。撃たれたの?
人そっちにいないでしょ。
しかも掴んだの?銃弾。
「やはり化け物か…」
「んだとコラァ!」
「ヒェッ」
そう私たちが茶番を繰り広げている間に、他の人たちが撃たれている。
「どっからだ!」
「グアァッ!足がぁ!?」
それに、助けも来た。
リコリコの車が猛スピードで走ってきた。
ミズキだ。
「千束!乗れ!荒耶君も!」
「ありがとうございます!」
「うおりゃあ!」
車に走って飛び込んだ。
「はっ!」
たきなも飛び込んできた。
狭い…
しれっと荒耶さんは助手席入ってるし…
たきなが体をバンから乗り出して銃を撃つ。
「弾切れです!」
「あのさ…バンバン撃ってるけどそれ拳銃だよね…?」
「ちょっと一旦黙っててくれ!」
「アッハイ」
やばい、ロケランに狙われてる。
撃たれたら普通にやばい。
ナイスくるみ!ただ衝撃がえぐい!
「ぐわぁぁあ!」
ヨシ!このまま逃げ切れ!
───────────────────
「あのぅ…荒耶さん、今回のことは無かったことに…」
「できないです」
「ですよねぇ…」
流石に無理だった。
先生、どうすればいいのでしょう。
最悪バレたことがバレたらこの人消されちゃうんだけど。
「まぁ俺も聞かないけどさ」
うん?
「君らが世を守るSHINOBIということはバラさないであげよう。なんて言ったって俺は優しいからね」
何か…変な方向に勘違いしてる…?
「ば、バレてしまっては仕方がない!そう、女子高生は仮の姿。私達の真の姿は夜のヒーローSHINOBIなのである!」
「……」
横からジト目で視線を感じる。
仕方ないでしょ!バレるわけにはいかないんだから!
「ふっ…これで俺もヒーローの仲間入り…と言うことか…バレると色々君達も困るだろうからな、勿論言わないでおこう」
そんな茶番を繰り広げながら彼は無事に帰って行った。
私達がリコリコに帰ってから、くるみが謝った後話し合いが始まった。
「さて…千束」
「…はい」
「どうしましょう」
「どうしよう…」
「たきな荒耶さんのこと撃ったでしょ」
「…はい」
「っすぅー……謝罪する?」
でもなぁ、下手に謝ると理由が訳わからんくなるんだよなぁ。
「うぎぎ…」
「…流石にDAに報告しない訳にもいかんだろう」
「でもそれをしちゃうと荒耶さんは消されちゃう…でしょ?」
「そうだな」
って言うかそもそも!
「あの戦闘能力は何なの!下手なリコリスよりよっぽど強いでしょあれ!」
「格闘技が何かでもやっているんだろう」
「いやあ!?空手とかだけであの実力つくならDAいらないよぉ!?」
「だが他につけられる理由もあるまい。彼は普通に学校にも通っている様だし特に組織に入っている訳でもない」
「そのことなんだけどな」
くるみがタブレットの画面をこちらに向ける。
「荒耶秀、17歳宗谷高校2年誕生日は2月5日親は西アジア系の母親と純系日本人の父親、両名とも本人が5歳の時死亡、原因は交通事故。現在は親の遺産と保険金と父方の実家とバイトで生計を立てている…親の死以外は特におかしな点はない様に見える」
「キッッッs」
「今調べた情報を羅列しただけだ!前から調べてた訳じゃない!」
はぁ、とくるみが一息ついてから話を続ける。
「でもな、おかしいんだ。この情報がデータベースに追加されたのは大体半年前…それ以前にはこのデータは無かったことになってる」
「…それって…!」
「そう、まるで急にこの世界にやってきたみたいだ。これは経験あるんじゃないか?」
「スパイ…」
「そう、彼は何かの組織に所属していた可能性が高い。それも国家並みの巨大組織」
「その組織が潰れて逃げて来た可能性が高いということか…」
「先生、ちなみに顔を見たことは?」
その質問に首を振って先生は答えた。
「だが…」と続ける様に言う。
「初めて店に来た時、只者じゃないと思ったのは確かだ。ただ言動から何から一般人と何ら変わらなかったから見逃していたんだが…もし本当にそうだったとしたらとんだ狸だったということになる」
「…でも私はそう思いたくないなぁ…」
「千束…」
パン、と先生が手を叩いた。
「取り敢えずDAに判断を任せよう。殺すも生かすもそれからだ。くるみも一応情報を集めて追いてくれ」
「りょーかい」
何でこんなことになっちゃうのかなぁ…
───────────────────
そんな私の迷いとか思いを裏切るかのような行動を彼はとってきた。
「こんちはー!あれ?何か暗くね?」
コイツ普通に飯食いに来やがった…
「やっぱ馬鹿なんでしょうか」
「たきなちゃんやっぱ俺のこと嫌い?え?俺臭い?もしかして」
「プッ…あははははははは!」
「何わろてんねん!一大事やぞこちとら!」
ムキー!と言うような仕草で笑う姿を見ていると、疑っていた自分が馬鹿らしく覚えてきた。
「全く…君達は…」
先生が呆れたように頭を抱えた。
私達はそれに笑って答えた。
──────────────────────
「楠木…本気でそれを言っているのか?」
「勿論だ。
「そう…か…」
「何だ?今更殺人に忌諱があるお前でもあるまい。千束に絆されたか?」
「そう、なのかもしれんな……どうかその情報を千束達には伝えないでもらえるか」
「…一応聞いておくが何故だ?」
「友達だからさ。相棒でも、家族でもない。あいつにとっての…」
「ふん…まぁいい、わざわざ部外者に機密情報を伝える義務もない…受け入れてやろう」
「…ありがとう」
「では切るぞ」
「ああ…」
ツーツーと電子音が鳴る。
戻る道はないのだと無慈悲に伝えるかのように。
ちなみにアンケートのラヴァテラは花葵の学名。花言葉は奉仕の精神。
社会貢献でもするのかな…?
リリベルあるならこっちもあるやろ(すっとぼけ)
if√アンケート 取り敢えず5個
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リリベル√
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ラヴァテラ?√
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昔から暗殺者√
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孤児√
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善人√