俺「百合の邪魔をする奴は殺す(迫真)」   作:yakitori食べたいね

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アンデルセン並みのドロドロバッドエンドの童話風小説が描けるようになりたい人生だった………


The savior was a snob

 

 

 

♪月☆日

 

 

バイト先に個人情報漏れてた。

怖ぁ…

いや別に晒さないならいいけどさ…

正直言って気持ちが悪い。

ロボ太君さぁ…ちょっと配慮が足りんですよ。

 

これは…お仕置きが必要ですかね。

 

 

♪月○日

 

ロボ太が泣いて謝って来た。

こいつ…面白いな…

 

時々いじることにしよう。

そういうと彼は被り物を振るわせた気がするが、まあ気のせいだろう。

 

 

♪月¥日

 

同僚とまた、まただよ?出会った。

ちょうど下校中に寄り道してると普通に出くわした。

いや、何か俺もあっちも「「あ」」

 

って漏らしたのがめっちゃ面白くて笑った。

あっちは人目を気にせずおれを路地裏まで連れて行った。

 

因みに一緒に帰ってたやつは速攻で逃げ帰った。アイツは何回締められたらおれの地雷把握できるようになんだよ。おれの脳内では既にあいつを潰す事が決定していた。

 

ロボ太から俺が味方だということは聞いていたらしく、会話が弾んだ。

 

なんか見覚えあるペンダントを持っていた。

でもアランさん…?知らない子ですね。

真島が言うには千束ちゃんも持ってるらしい。

…そういや見たこと…ある…かも。

いや、自信ないけど確かこの間偶然遭遇した時に私服姿で付けてたような気ががが

 

こういうところがモテない秘訣なんだろうな。

ボブは(略)

 

 

♪月*日

 

リコリコにいったらなんか見覚えのある似顔絵貼ってあって爆笑した。

 

なwにwこwれwww

 

真島じゃね?(冷静)

 

下手すぎて馬鹿にしてたらぶん殴られた。

グーで。

まぁ効かないんですけどね。

 

「なんなんですか!その石頭!」だってよ。

 

タキナちゃんやっぱ俺に容赦なくね?

あれ…?俺お客さんじゃ……

 

まぁ代償代わりに似顔絵を描いてあげた。

やはり俺の天才的頭脳は真島の顔をはっきりと覚えていたのだ(何回か出会ってるから覚えただけ)

 

さぁ、俺を褒め称えよ!そう言って差し出した絵は、美しすぎて声も出なかったらしい。

 

ミズキも、クルミも、タキナちゃんも、チサトちゃんも、果てはミカさんも黙っていた。

 

が、次の瞬間チサトちゃんが爆笑していた。

流石俺、人を笑わせる才能も併せ持ってる。

 

才能が溢れすぎてる…!!

 

ってか気にしないようにしてたけどいつもよりミカさんが他人行儀な気がする。

何でや…?

まあいっか。

 

♪月※日

 

真島と映画を見た。

わざわざ映画館に男二人で行くとか地獄かな?むさくる死ね。

 

アイツはアクション映画が好きらしい。

俺は基本アニメしか見ないから俳優の名前と顔が一致しない。それでも面白いなぁと思えるくらい楽しかった。

アクションシーンが粗雑に見えるのはどうにかならないものかと思ったが。

 

ただそれ以上に許容できない部分があった。コーヒー飲めないのは許容できる。

ただコーラはコカしか認めないは許せなかった。

ペプシうまいだろ。確かに映画館って何故かペプシしかない場所多いけども。

腹立つなぁ…でもポップコーンはバター醤油だったのだヨシ!塩とかキャラメルは外道やわ。

 

 

♪月#日

 

ロボ太から招集がかかった。

真島と一緒に警察署を襲撃するらしい。

 

その時撮っておいた似顔絵の写メを見せた。

あいつは絶句していた。

一枚目は何も言わずに次の絵にスライド、二枚目は首を傾げて、三枚目は言葉を失っていた。因みにチサトちゃん、タキナちゃん、俺の順で見せた。

 

 

襲撃する時に、ロボ太がDAを騙してリコリスが来れないようにするらしい。

少し見直した。

 

お前ちゃんとハッキングできるんだな……

そういうとあいつはヒスってた。

 

そんなに興奮しないでください。

もっといじりたくなっちゃう。

 

襲撃内容…?雑魚狩りでクソも楽しくなかったが、オブジェ作りは楽しかったとしか言いようがない。

 

 

%月○日

 

何か久しぶりにリコリコ行こうと思ったら死ぬほど並んでて草。

何これ…?

並んでいる人に聞くとチョコパがバズったらしい。SNS効果かすげえな。

嬉しくもあったけどちょっと寂しい。これが息子に彼女ができた親の感覚なのか……

 

%月¥日

 

流石にここ最近は混みすぎてお店に行けなかったが、ボドゲやる日には昼休みに行けたので、話を聞いた。

うん…?k

う、うーん…なる程。

流石のセンスって感じ…かな?

 

何もいうまい。

 

%月€日

 

初めて千束ちゃん家に行っちゃった♡

きゃっ♡じゃねぇよ殺すぞ。

普通に考えて俺スーパーキッッッショイな。

行きつけの喫茶店の従業員の家を特定して向かう…完全に厄介ストーカーですねやってること。いや仕方ないねん。アイツがどうしてもって頼むからさ…許してぴょn(殴

 

まぁそんなことは置いておいて流石に家の中に入る事は憚れたり。だって…女子の家に入るのはhurdle高いじゃないですか?

そもそもただの付き添いでしか無かったわけだけどなっ!!

 

 

 

 

 

───────────────────

 

 

 

ロボ太は、優秀なハッカーだ。

 

単純なハッキング技術においても、世界的にかなりの実力を有しているし、作戦立案能力も並み以上にはある。

 

実際、アランの使徒である吉松が頼りにする程度には実績を残している。

他の凡百のハッカーどもがクラッキングを試みても無駄な労力に終わるその実力は、なるほど世界一を名乗っても問題ないほどのものだ。

 

ウォールナットという例外がいなければ。

 

何十年と昔から存在する謎のハッカー。

誰一人としてその素顔を確認した者はおらず、実力は折り紙付き。

 

どんな手段を用いても超えられない絶対的な壁。全世界のハッカーの目標。

そう謳われる人物にとってはロボ太は遥か格下の存在に過ぎなかった、と思われている。

 

その自覚が、ロボ太にはあった。

 

だから、物理的手段に訴えた。

傭兵を雇い、情報を与え確実に殺した。

それで彼の矮小なプライドは満たされたのだ。彼は、名実ともに世界最高のハッカーとなった。

 

なれた…筈だ。

 

 

 

ロボ太は目の前の二人の男を見る。

一人は、柄の悪い緑髪の男。

一人は、祭りで売っている某仮面のライダーの仮面をつけている男。

 

名を緑髪は真島で、仮面は弓兵で通している。

 

それが本名かどうかもわからないが、コイツらは彼が吉松に使うよう指示された駒だ。

 

駒として扱うにはどちらも自我が強すぎるが。

 

それでも彼は真島を上手く活用できていた。

リコリスに興味を持たせ、指示に従うようにすることを結果的にとはいえできていた。

 

 

彼は…弓兵はどうだろうか。

彼は優秀すぎるほどに優秀だ。

それこそ、ロボ太の支援など必要ないほどその実力は高く、本拠地さえ見つければDAごとリコリスを皆殺しにできる。

そう断言できるほどの化け物。

 

彼は真島以上に素性が知れない。

常に仮面を付けていて、外しているのを見たことがない。

以前口元だけは見ることができた

彼は食い意地が張っている。

後は真島と比べても遜色ない程の変人ということか。常識を欠いているわけではない。

端的にいうならばイカれている。

 

人を殺して、それを笑えるか?

血に染まった手で人を愛せるか?

血みどろの汚れた金で飯を食って笑顔になれるか?

 

彼はその質問に考えることもなく可能だと答えるだろう。

アイツには枷がない。人とのしがらみも、普段の生活も、簡単に捨てられる。

彼の行動原理はわからない。ただ、通常の倫理観を有した上で、彼は自分自身の考えに則り行動している。それだけは事実だ。

 

ロボ太は弓兵を苦手としていた。けれど、好感は持っていた。

故に本当に必要とした時に最後に頼りにしているのは彼だった。

 

リコリス襲撃などの困難な事案を彼に任せることはかなり多かった。

 

そんな男の正体に興味を持つことは、必然だったとも言えよう。

 

ロボ太は録音しておいた機械音声を解読し、彼の本当の声色を知った。

だが、そこからが問題だ。

 

何もわからなかった。

 

顔も、家庭事情も、家の場所すら分からなかった。

そこでロボ太はある人物に頼ることにした。

それは、自分自身を雇っている人物のボス。

普段はあまり助力をしてもらえない彼だが、今回は何故か簡単に情報を渡してくれた。

 

それはロボ太よりも彼の方が情報収集能力が優れているということなのだが、それにロボ太は気づくことはなかった。

 

 

彼は普通に暮らしている学生であり、普段は学校でも生活している。成績優秀で、聖人とまではいかないが、困っている人を救う善人。絵に描いたような優秀な人物だ。

実際友人も多く、好感も持たれている。

 

 

ロボ太は恐怖した。日常を持っている人物がここまでの化け物になれるものなのかと。

友人と笑うその笑顔の裏には、一体どんな感情が秘められているのか、ロボ太には理解できなかった。

 

以前までの彼の評価は、殺人に一切の抵抗を見せない暗殺者で寧ろそれを楽しんでいる様に感じた。ただそれは暗殺者としての教育を受けたからだと勝手に察していた。

 

だが、渡された情報にはそんな経歴は一切なく、ごくごく一般的な日常を送る学生の情報しか書かれていなかった。

 

生まれながらにして壊れた存在の末路が、アレなのだとロボ太は察した。

 

 

 

 

 

 

───────────────────

 

 

今回は警察署長のパソコンにロボ太のUSBを差し込んでそこからDAにハッキングを仕掛ける為の基点を作り出す作戦らしい。

機械のことは詳しくは分らんが、多分凄いことなのだろう。

 

ただ、内心つまらないなとは思っていた。

SATでもないただの警察署…リコリス達も来ないうちに仕事を終わらせなくてはいけない。

制限が多く、少し面倒ではあった。

 

 

 

その退屈が裏返る。

 

 

 

やっていたことはただただ逃げ惑う警察官を撃ち殺していただけだった。

俺たち2人は一直線に所長室へ入り、中にいた所長は拳銃で脳天を撃ち抜いて殺した。

 

そして端子をパソコンに差し込んだ。

任務はこれで完了、さあ帰ろうという時に事件は起こる。

 

 

 

『宣戦布告だろ?気楽に行こうぜ』

 

編集された機械音声と共に、奴は言った。

そうして既に死んでいる所長の頭を掴んで、ドンと机に叩きつける。

 

次の瞬間、どこからともなく取り出した矢をその頭に突き刺した。

 

仮面の奥の表情は、俺には窺い知れない。

ただ、その行動は俺の心に突き刺さった。

 

最ッッ高だお前!!

 

 

確信する。

俺はこの瞬間のために日本に戻って来たのだと。今まで外れていたジグソーパズルのピースがハマったような感覚。

命を賭して愉しむ悦楽、それを俺が信じることが大事だということを、この一瞬で気付かされた。

 

たった今この場で、俺はコイツと共に命を賭けることを決めた。

 

ヨロシクな相棒。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただしペプシはコーラじゃない。

 

 

───────────────────

 

 

荒耶は今、とあるマンションの一室の前で人を待っていた。

そこはとあるリコリスのセーフハウスであり、これまでもチンピラ供を使って襲わせてきた場所だった。

仮面を取り付け、仲間の帰還を待つ。

今はただ、邪魔が入らない様に守っているだけだった。

 

そしてこの家は錦木千束の家であり、侵入している人物は真島。

彼は、同じアラン機関に支援されている錦木千束に興味を持ち、個人的に接触することを試みた。

だが彼もただの馬鹿ではない。

セーフハウス内が常に監視されていることを考え、連絡させなかったとしてもDAからリコリスが派遣される可能性を考慮して、荒耶に支援を求めた。

それを荒耶は少し渋ったもののすぐに了承。

ただ、「…襲うなよ」と条件付けた上での了承だった。

 

その時点で、2人の間ですれ違いが起こっていることに誰も気づかない。

真島は"殺すな"との意味で襲うなと言ったと考え、荒耶は「(性的に)襲うなよ」と言っていた。

やはり頭の奥底がピンクで染まっている人間は考えることが違うものである。

 

彼は、部屋のドアの前で待っていた。

流石に女子の家に侵入することは、彼の良心が痛んだ。

 

壁に背を預けながらイチャイチャパラダイスと表紙に書かれた官能小説と思われる本を読む仮面をつけた青年は、間違いなく不審者と言える立ち姿だった。

が、幸いにも平日の昼間から遊ぶ子供などおらず、誰にも見つかってはいなかった。

 

カンカンカンと階段を登る音が聞こえる。

彼はただの住人だろうと考え、一瞬頭の隅に入れた後そのまま本を読み進めた。

 

パシュン、と空気の抜けた様な音が聞こえた。それは、サイレントをつけた銃声であることに彼は気づかない。普段なら物音が鳴る中でも気づくことができたが、彼は本に熱中していた。

 

その為、放たれた銃弾は正確に彼の側頭部へと当たった。

その衝撃で彼はよろめき、本を手放した。勢いよく離された本はマンションの柵を綺麗に通り抜けて下に落ちていった。

彼は、撃たれたことよりも、そちらを気にしていたようだ。

彼は四つん這いになって項垂れていた。そこに何発もの銃弾が次々に放たれる。

 

撃った張本人であるたきなは、冷静さを欠いていた。千束と連絡がつかない状況で以前遭遇した画面の男が家の前で佇んでいたのだ、動揺しても仕方がないだろう。ただ、それ以上に驚いたことは実弾で撃ったはずの弾は、男の頭を間違いなく捉えたはずなのに、彼は死ななかった。

たきなは見えていた。男の側頭部に当たった銃弾が金属に当たる様に火花を散らして弾かれたことを。

見た目では冷静を保っていた彼女だったが、内心かなり焦っていた。

あくまでリコリスとして学んだ殺し方は人の殺し方。化け物を相手にするときのマニュアルなんてないのだ。

 

焦ってとにかく銃弾を撃っているときにドアが開かれる。

中からは緑髪の男…真島が現れた。

その事実は今まで以上の驚愕をたきなに与えた。

思考が一瞬の間フリーズする。

 

その一瞬の間に彼は真島を抱えて逃げようとする。

 

「じゃあな!リコリス!」

 

そう真島が叫んだと同時に仮面男は加速して、あっという間にいなくなってしまった。

 

 

 




続き来ないと書けない(泣)

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