東京ー南紀白浜 特急「くろしお」の殺意   作:新庄雄太郎

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そして、新たな殺人が起きた。


第四章 第三の殺人

「高山、今和歌山県警から連絡が会ったよ、加藤が釈放されたそうだ。」

 

「そうですか、やはりアリバイがあったんですね。」

 

「ええ。」

 

調査した結果、加藤は前日に金沢へ行き、2日目には和倉温泉へ行き、次の日に輪島へ行っていた事が分かった、金沢市内のホテルと和倉温泉と輪島温泉の旅館を確認してもらい、チェックアウトしていた事が分かった。

 

「と言う事は、犯人は会社に恨みを持つものと考えられますね。」

 

と、三浦は言った。

 

「そうですね。」

 

「彼女は金沢へ行っていたから犯行は無理でしょう。」

 

「そうでしょうな。」

 

そして、第三の殺人が起きようとしていた。

 

「おい、待ってくれよ、話を聞いてくれ。」

 

「うるせぇ!、死ねぇ。」

 

と、ナイフで刺して逃走した。

 

「はっ、キャーッ!。」

 

と、悲鳴を上げた。

 

「被害者は伊山リゾートの専務、山田武夫さん41歳です。」

 

「それで、死因は。」

 

「死因は、ナイフによる出血死です。」

 

「と言う事は、一連の社長と資産家の殺人と関連している可能性があるな。」

 

「ええ。」

 

「第1は社長、第2は白浜の資産家、そして専務の山田。」

 

「つまり吉野は資産家の岡崎に資金援助していたのか。」

 

「ええ、まず間違いないと思われます。」

 

「犯行の手口が違うから、同一人物って事も考えられますね、警部。」

 

「うん、その線で捜査してみるか。」

 

「ええ。」

 

次の日、山田専務の殺人は特捜班でも話題になっていた。

 

「伊山リゾートで殺人か、今度は専務も殺害されるとはな。」

 

「新聞によると、犯人は同一人物と思われるって。」

 

「しかも、ナイフで殺害したから手口も似てるって。」

 

「ほう、吉野社長の時と同じナイフか。」

 

「ええ、考えられるわ。」

 

「高山、目撃者の話では2人の男女が入って来て山田を刺して逃走したって事ね。」

 

「うん、それは考えられるよ。」

 

と、高山は桜井に言った。

 

「男女か。」

 

「それは気になりますね。」

 

「ええ、確かに。」

 

「でも、気になりますね。」

 

と、小海は言った。

 

「うん、やはり何かトリックがあると思うな。」

 

「高山君も、そう思うの。」

 

「うん、でもちょっと気がかりがあるな。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「でも、加藤は殺害は出来ないからね。」

 

「犯人は別にいるって、事も考えられるな。」

 

と、岩泉は言う。

 

「それも考えられるな。」

 

「もし、犯人が男女だとしたら。」

 

「ああ、もし犯人だとしたらな。」

 

「うん、必ず何かトリックがある筈だ。」

 

「そうだな、とにかく調べないとね。」

 

「ええ。」

 

 




男女二人って誰なんだろうか

謎は深まって来たのだ。
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