東京ー南紀白浜 特急「くろしお」の殺意   作:新庄雄太郎

6 / 7
遂に、犯人がわかった。

どんな、列車トリックを使ったのか


第六章 家政婦の犯行

「そうか、犯人は紀伊勝浦で「南紀」に乗って伊勢へ行ったのか。」

 

「はい、伊勢神宮へ行って確認しました。」

 

「それで何か分かったか、高山。」

 

と、高杉は言う。

 

「伊勢神宮へ行ったら、40代の男に会うために待ち合わせしていたと分かりました。」

 

「もしかしたら、家政婦が怪しいって事になりますね。」

 

「ええ。」

 

「殺害された資産家の岡崎は、家政婦が誰かに電話して注射剤を渡した。」

 

「なるほど、それで毒殺したのか。」

 

「はい、恐らく家政婦が。」

 

「可能性があるな。」

 

と、高山は言う。

 

「でも、どうやって南紀白浜へ帰れたんですかね。」

 

「そこなんだよ。」

 

「伊勢から東京へ行ったって事は、名古屋から新幹線に乗って東京へ行ったんだ。」

 

「その通りだ、犯人はこれを利用したんだよ。」

 

「えっ。」

 

「これに乗ったんだよ。」

 

白浜発 10時57分 特急「くろしお3号」に乗車

 

紀伊勝浦着 12時26分 下車

 

紀伊勝浦発 13時20分 特急「南紀6号」に乗車

 

松坂着   15時40分 下車

 

松坂から伊勢へ

 

伊勢から名古屋へ

 

名古屋発17時40分 東海道新幹線「ひかり18号」に乗車

 

東京着19時32分 下車

 

「8時には、犯行可能だよ。」

 

「そうか、犯人は「くろしお」と「南紀」と伊勢鉄道と「ひかり」に乗り次いで犯行を行ったんだよ。」

 

「じゃあ、犯人は家政婦の三田村 敦子とその40代の男は共犯か。」

 

「ええ、まず間違いないでしょう。」

 

「高山、帰りは。」

 

「東京へ一泊したんだよ。」

 

「そこからは、新幹線に乗って白浜へ向かったんだよ、高山。」

 

「菅さん、何か分かったんですか。」

 

「と言う事は、東京から新幹線「ひかり」に乗って、新大阪で「くろしお」に乗って白浜へ行ったんですか。」

 

「南紀へ行くのなら、新大阪や名古屋で乗り換えるとは限らんぞ。」

 

「それ、どういう事なんだ、高山、菅さん。」

 

「それはだな。」

 

「わかった、京都から白浜へ行ったんですか。」

 

高山は、菅原と南に言った。

 

「その通りだよ、高山。」

 

「なるほど、新幹線に乗って京都から特急に乗って白浜へ行ったのか。」

 

と、高杉は言う。

 

「そうです、班長、南主任。」

 

「菅さん、もしかして特急「スーパーくろしお」じゃないですか。」

 

「そうだよ。」

 

「京都を発車して、新大阪、天王寺、そして南紀へ。」

 

「直通何だ。」

 

と、三輪は言う。

 

「そうだ。」

 

「そうか、三田村はこれに乗ったんだ。」

 

「そうだ。」

 

高山は、時刻表を調べて見ると。

 

東京発6時14分 東海道新幹線「ひかり101号」に乗車

 

京都着8時58分 下車

 

京都発9時10分 特急「スーパーくろしお7号」に乗車

 

白浜着11時43分 下車

 

「なるほど、京都から白浜へは「スーパーくろしお」に乗ったのか。」

 

「はい。」

 

「ええ、犯人は家政婦の三田村だ。」

 

「でも、問題の40代の男の方は。」




そして、40代の男は何処へ逃げたのか。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。