チート持って黒の組織で楽しくお仕事します   作:Zホホ

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Q.名探偵コナンは面白い?






就職しました!

 

 

 

○×月××日(火曜日)

 

 正社員として就職先が決まり、両親が死んで親戚にたらい回しにされる日々が終わりを告げたので、今日から心機一転日記を書いていこうと思う。

 

 まずは自己紹介から書いてみようか。

 

 私は前世の記憶と特殊能力を持っているちょっと変わった女の子。好きなことは食べる事、得意なことは食べて運動する事、苦手なことは勉強だ。

 

 ふむ、これぐらいか?他に書くことが思いつかない。まぁ、他に何かあったら追記していけば良いか(^ ^)

 

 

 追記、特殊能力は″悪食″っていって何でも食べられる代わりに食費が馬鹿みたいになる能力だよ。コレのせいで親戚にたらい回しにされたと言っても過言では無い。クソだな!

 

 

 

○×月◆◆日(水曜日)

 

 組織からナイフと黒い防弾性のコートに銃が送られてきた。何て名前かは知らないけど、銃カッチョ(о´∀`о)

 

 普通は就職して直ぐに銃何かが支給される事はないんだけど、フリーの時代に頑張った事が評価されたらしい。良かった〜面接の時にメチャクチャ、プレゼンしたり資料配ったり袖の下したりしといて。

 

 それはそうと日本じゃ黒いコートは目立つし、銃やナイフなんて持ち歩いたら職質のとき困るから仕事以外じゃ身に付けられないなぁ。

 

 いや、コートだけならワンチャン……………。

 

 でも…………、うぅ〜む。

 

 

 

○×月×◆日(木曜日)

 

 明日は初めてのお仕事。

 

 緊張はするが、仕事内容自体はヤラかしたチンピラを処刑するという、何度かフリーの時に殺ったことがある仕事なのであんまり心配していない。場所も時間も用意してくれるらしいしね。

 

 でも前世で読んだ漫画やアニメのように、油断や慢心で失敗する大間抜けにはなりたく無いので、今日は銃をピカピカにして早く寝て英気を養おう。

 

 

 油断慢心ダメ絶対。

 

 

 

○×月◆○日(金曜日)

 

 一瞬だったぜ!

 

 呼び出されたチンピラの背後に近づき、首を360°にグキリしてお終い。何も言うことのない簡単なお仕事でした。

 強いて問題を言うなら折角持ってきた銃を一度も抜かなかったことかな。いつか次元大介みたいに銃だけで敵を倒す神技をしてみたい。

 

 死体に付いては雑用係と名高い回収班に任せ、私は監督役の人の奢りで高級寿司を食べることが出来た。

 何でも仕事をした後の組織員のメンタルケアや福利厚生は類を見ないほど凄まじいらしく、簡単な仕事終わりの贅沢すら経費で落ちるらしい。

 

 何やかんやで、腹八一分目で止められたけどとても素晴らしい瞬間だった。

 

 

 

 天国は地上にあったんだね。

 

 

 

○×月×△日(土曜日)

 

 口座にお金が振り込まれた。

 何とその額50万。唯のチンピラを殺るだけで50万とか旨味過ぎ。このままじゃ仕事大好き人間になっちゃうぜ(*´∀`)♪

 

 しかし、私の食費を考えれば50万でも1週間節約して食べねば直ぐに無くなってしまうので、要注意だ。でも、毎日腹一分目にすらならない食事を続けるより断絶良い。

 

 それはそうとこの組織、基本組織の正式な仕事は継続して下されるらしいが、幹部クラスから仕事を個人的に貰うことも出来るようだ。

 

 今回は監督役だった人がとある作戦に私を推薦してくれたそうで、受けるも受けないも自由。そして、何とその報酬は約1000万に昇りボーナスを入れたならばもうウハウハ。   

 涎が止まらん。

 

 

 受けないという選択肢は無いね!

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

○○時○○分○○秒

 

 

真夜中。

 

 何処かの町の路地裏で、タトゥーを身体に刻み惜しげもなく晒す男がイライラと体を揺らしながらライダーの火を頼りに暗闇を照らし1人立っていた。

 

 男は町の不良集団を纏める長であり、警察も無闇に手出しできない絶大な武力を持っている。そんな男を待たせる者がいたならばその者は翌日に死体となって山奥に捨てられているだろう。

 

 しかし、今回は別。

 

 裏社会で舐められないためにバックに付けた企業の命令に部下の1人が背いてしまったのだ。部下は既に粛正したが、部下の責任は上司の重大責任。

 

 今日はその弁明のために、何時もの明かり一つない路地裏に来なければならなかった。

 

(クソ!おせぇ、一体いつ来るんだ!)

 

 だが、いつまで経っても企業の人間が来る様子はない。

 嵌められたか?と考えるが、向こうもバカじゃない。自分をあんなくだらない部下のミスで消すより生かして使う方がよっぽど利益になることは分かっている筈。

 

 

 男がイライラしながら周囲をキョロキョロしていると、突如真上から黒いコートを来た何者かが猫のように音一つ立てず男の背後に着地した。

 極限まで気配を消し音を僅かでも漏らさない恐ろしき絶技は、男の直ぐ後ろに着地した事にも気付かせていない。

 

 何者かは流れるように自然な動作で手を伸ばし、男の頭に添えると。

 

ーーーグルンと男の首は360°回った。

 

「…え、は?」

 

 技術と筋力によって成された暗殺術に一地方の悪の1人でしかない男が気付ける筈もなく、死んだことすら朧げに呆気なく最後を迎ることとなる。

 

 

 そして今しがた殺人を行った何者かは暫くそこに留まり、何人かの清掃員の格好をした者達が来たのを確認すると路地裏の暗闇の中に静かに姿を消したのだった。

 

 






A.間違いなく面白い


主人公は1人で仕事を探して受けていた時代をかなり評価されてますね。身元もしっかりしていてノックという疑いは僅かしかありません。

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