絶対に百合に挟まらない司令の懐刀系性癖山盛りTSヤニカス不死リコリス   作:千年 眠

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「突然の面会、すみません」

「サイトウから話は聞いている。手短に済ませろ」

 

 俺たちは司令とその助手の背中を追って、第一訓練棟と第二訓練棟を繋ぐ渡り廊下を早足で歩いていた。

 目線をやることもしない司令は一見して冷たく見えるかもしれないが、事実、スケジュールはそれほどまでに切迫している。

 これから政府の客一行に、ベクター短機関銃を使った対テロ戦想定のCQB訓練を見せなきゃならないんだ。サード・リコリス同士のチーム戦形式だから、セッティングに少し時間がかかる。

 俺は隣を歩くたきなにアイコンタクトをとった。

 

「二分間。それ以上は引き伸ばせない」

 

 意を決したように頷く彼女の姿を見ていると、罪悪感がどうしようもなく胸を刺した。

 本当なら俺だって、こんな回りくどい小芝居なんかしないで真実を告げたいよ。

 ウォールナットがラジアータをクラックしたから銃取引現場の通信は途絶しました。あなたはスタンドプレーが原因で処分されたんじゃなく、セキュリティホールを隠蔽するための生贄にされただけなんです、ってさ。

 俺は周りが思っているほど職務に忠実じゃない。俺はDAのためではなく、自分と、自分が大切に思う人のために生きている。

 友人の力になれるなら組織に背くくらいわけない。

 だから三人で遊んだ(リコリコと契約した)日の夜、俺は記録の残らない秘匿回線で彼女に、どこまで知りたい? と密かに聞いた。

 彼女は何も、と答えた。

 レベル(セブン)機密取扱資格所持者──楠木司令や俺を始めとするDAの基幹スタッフや、我々の上位組織に所属するやんごとない方々(とびっきりのクソども)以外は、一連の情報を知ってはならないことになっていたから。

 もし規則違反が発覚すれば、原隊復帰への障害になりうる。そういう判断だった。

 

「私は銃取引の新情報となる写真を獲得し、提出しました。この成果ではまだDAに復帰できませんか」

「復帰?」

 

 でも、知らないばかりにこうして傷を負うことになる。

 

「何の話だ」

「成果を上げれば、私はDAに──」

「そんなことを言った覚えはない」

 

 司令はにべもなくそう言った。取り付く島もない様子に、たきなは狼狽した。

 俺はもっと、彼女のために何かできたんじゃないのか? そんな考えが頭の中をぐるぐる巡る。

 巡るだけで、名案は出てこない。

 

「サイトウ、リコリスに求められる第一の要件はなんだ」

「……命令に忠実であることです。我々は殺害対象の命も、それ以外の命も、容易く奪うことができます。故にその能力は、綿密な作戦計画のもとに行使されなければなりません」

「そうだ。リコリスは兵士だ。コントローラブルでなければならない」

 

 お前はその要件を満たせなかった。

 渡り廊下の先、第二訓練棟八階。学科教室群。

 授業中の幼い訓練生達が鉛筆を走らせる小刻みな擦過音だけが微かに聞こえる密やかな空間に、司令の無感情な声が淡々と染み入る。

 無人の廊下に響く四つの靴音のうち、一つが止まりかけて、しかしすぐに遅れを取り戻すために歩調が早まった。

 静寂の中で司令は呟くように続ける。

 

「商人はサイトウと千束に拘束させ、販路を吐かせる手筈だった。しかしお前の発砲で全滅だ。行方をくらました一〇〇〇丁の銃はいつ誰を撃つとも知れん」

 

 楠木さんは司令部の(ちょう)だ。組織を管理し、最高の効率で稼働させることが責務になる。そこに個人のセンチメンタリズムが介入する余地はない──させてはならないんだ。

 

「……無礼を承知で申し上げます、司令」

 

 だからこれは、俺のわがままだ。

 司令には拾ってもらった恩義がある。DAという組織はこの上なく嫌いだが、そのシステムに組み込まれた個々人のことまでを憎むのは、俺には無理だ。

 それにこの人は、俺を人間だと言ってくれた。

 敬意を払いたいと思える人だ。

 でも、たきなだって大事なんだ。

 板挟みなんだよ。

 

「過誤は我々作戦司令部にも存在します。取引時間の予測を誤ったことも、当該インシデントにおいては無視できない要因かと」

「撃たせたのは我々だと?」

「一助になったことは、否定できません」

 

 司令は歩を進めながらも、わずかに首をひねって俺を見た。その表情は、睨んだと表現するには穏やかにすぎ、ただ目を合わせただけというには険しい。

 やめろってことね、わかりましたよ。

 控えめに肩をすくめてみせたら視線が外れた。

 

「それでも、撃たない選択はできた」

 

 決断を否定されて、たきなが黙っていられるはずはなかった。

 

「見殺しにはできませんでした!」

「するべきだった。リコリス一名の犠牲で未曾有のテロを防げるならば、な」

 

 そう言うしかないよな。()()としては。

 真っ当とは言い難くても、それが仕事なんだから。

 胸糞悪い話だけど。

 

「私、は……」

 

 たきなはついに立ち止まってしまった。

 彼女の瞳の揺らぎは、アイデンティティの揺らぎでもあったのだろう。

 俺もつられて、歩みを止めた。

 

「たきな──」

「サイトウ! 来い」

「……すぐ戻る」

 

 ああ、俺はたきなを見殺しにするのか。

 三クラス分ほど離れてしまった司令を小走りで追い越して、突き当たりのエレベーター乗り場の下降ボタンを押す。

 

「話は終わりだな?」

「言い過ぎです」

「ああでも言わなければわからん」

 

 音もなく開いたドアのストッパーを手で抑えて、二人に乗車を促す。乗り込む間際、司令助手の女性は頷くように頭を下げた。

 俺は乗らずに、首だけを戸口に突っ込んだ。

 

「後は勝手にやりますからね」

「好きにしろ。機嫌取りは任す」

「なにも司令が憎まれ役を買って出なくても……」

「お前がやりたかったか?」

「今の役回りだって嫌です」

「文句を言うな。いつまでも未練がましくいられては叶わんだろ」

「そりゃあそうですけど……あっあと、サクラにはもう変なこと言わせないでやってくださいね。司令の仕込みでしょうアレ?」

「吹き込んだゴシップをそのまま喋りそうな奴が他にいなかった。後任の立場も都合がいい」

「威力過剰でした。それにあれじゃサクラが嫌われちゃいます。ああいうのよくないです、本当に」

「……わかった。わかったから手を放せ。閉まらん」

 

 熱弁すると、司令は珍しく鉄面皮を崩して渋い顔をした。七年間一緒にやってきてダメージらしいダメージを入れたのは初めてかもしれない。

 申し訳ないけど、少しだけ胸がすく。

 

「あ、あのー……」

 

 置いてけぼりを食らっていた助手の女性がおずおずと手を上げた。偶然タイミングが合って、司令と俺は同時にそちらを向いた。

 

「聞く限りですと、先の会話は予定調和だったんですよね? それにしては、お二方が一緒に打ち合わせをしているところを見たことがないのですが……」

「こいつなら違和に気付くと踏んだ」

「気付いたので、用意されているであろう筋書きに合わせに行きました」

「え?」

「すみません、話すと長いので、また後で」

「えぇ……?」

 

 ドアを押さえていた手を離すと、司令はすかさず閉ボタンを押した。俺たちのぺースに呑まれた彼女は、最後まで困惑した表情のままだった。

 まあ、そりゃそうなるよな。傍から見てたら意味不明だ。いろんな文脈がすっぽ抜けている。

 いやほら、俺たちこれでも付き合い長いからさ。

 さすがにちゃんとした任務の話は一言一句のニュアンスまでしっかり詰めるけど、それ以外の諸々はお互い口に出さずともなんとなく分かるようになっちゃったんだ。仕事以外で接点なんかないのに。

 まあ、それはどうでもいい。

 俺は立ち尽くすたきなのもとへ走って戻った。放っておいたら、この病的なまでに清潔な廊下の空気に溶けて消えてしまいそうで、なんだか無性に怖かった。

 

「どっちつかずでごめん。あたし……卑怯者だ」

「……あなたが謝らないでください」

 

 たきなは俯いたまま、わなわなと震える唇を動かして、吐き捨てるように返した。

 はち切れんばかりに濃密な感情が言葉の内に秘められているのを感じて、俺は口をつぐむ。

 

「本当はわかってたんです。味方を撃った私が、戻れないことくらい」

「君は味方なんて撃ってない」

「あなたを!」

 

 叫びかけて、黙った。廊下は無人でも教室にはいる。余計なことを喋るわけにはいかないことを、彼女は理解していた。

 

「いいや、撃ってないんだよ。あたしはフキ隊長と一緒にいた。()()()()()そうある」

「それは、そうですが……」

「重軽傷者ゼロ、死者ゼロ。それが、あの時起きたことのすべて。誰も死ななかったのは、たきな。君がエリカを助けてくれたからだよ」

「……サイトウさんは、間に合ったじゃないですか。私が撃たなくても……そう、私が撃つ必要なんて……」

「そんなこと言ったらあたしだって突入後にしくじったかもよ? なあ、もしもの話はやめよう。きりがない」

 

 俺だってわかっていた。

 俺のやり方で彼女を立ち直らせることはできない。事実をもとに主張を否定することは、彼女を救うことにはならない。

 情緒的なケアって苦手だ。

 普通の人間と、不死身の俺とでは、どうしても生き方が大きく違う。感性が噛み合わないことは珍しくない。

 別にいいじゃないか。体に大穴が空いたって。

 痛みなんて、呼吸と同じくらい慣れ親しんだ生理だ。

 血や臓物がこぼれても、洗濯が面倒になるだけ。

 どうせ全部、元に戻るんだから。

 初めから何も起きなかったみたいに。

 リコリスに殺される犯罪者みたいに。

 最初から存在しない。それと同義。

 存在しないものを気にすることはできない。

 でもみんなは気にするみたい。

 どうして? 俺は死なないのに。

 痛いから? そんなの気にしてないのに。

 なのにどうして、俺を痛ましげな顔で見るの? 

 わからない。

 俺にはわからないよ……。

 

「……千束と、話をしてごらん」

「どうして、そこで千束さんが……」

「うまい言い方が見つからないんだけど……あいつなら、たきなの悩みの助けになる。と思う」

「私は──」

 

 中身が男の、不死身の俺じゃ、欠けてるものを埋められない。

 

「──すみません。少し、頭を冷やしてきます」

 

 去りゆく彼女の背は小さく、親とはぐれた子供のよう。

 不甲斐ない。ひたすらに。

 

「どうしたんだ、あの子」

 

 若い男の声がして振り返った。

 

「タチバナさん。見てたの?」

「下で司令とばったりな。暇ならお前のヘルプに入れと」

「ああ……じゃあ、キルハウスを一室押さえて欲しいんだけど」

「オーケー、ボス」

「ありがとう」

 

 彼がDAにいながら、職員が着用する軍装めいた意匠の制服ではなく、一般的なダークスーツを着るのは、出向人員はどちらを着ても構わないことになっているため。

 もっと言えば、その人間が()()()()()なのか。そのスタンスを暗示するものでもある。

 DAと政府。両方に籍を置く者は、意外と多いんだ。

 

「俺はそこを使う奴らを呼んでくる」

「追いかけなくても良いのか?」

「たきなは千束に任せるよ」

「あの子がそうか……お前もなかなか、苦労してるな」

「まぁね」

「他にはあるか?」

「大丈夫」

「分かった。それじゃあな──ああ、そういえば」

 

 エレベーターの方に向いた足はそのまま、タチバナさんは振り返った。

 

「いい弱み(レコード)が手に入ったぞ。防衛大臣(ニルヴァーナ)不正献金記録(ライブ・アンド・ラウド)だ」

「さすが! こないだ狙ってた内閣総理大臣(ビートルズ)は?」

「いやあ、さすがに高すぎて競り落とせなかった。でも、周りの人間と交渉して圧をかければ(コレクションの交換に応じてくれりゃあ)、なんとかなるかも」

「うまくいくといいね」

「ああ。ま、時間はかかるだろうけどな」

「懐は大丈夫なわけ?」

「安全マージンと損切りラインは厳重に決めてるさ」

「身持ちは崩さないでよね」

「任せろ!」

 

 まさか夢にも思うまい。

 公には内閣官房寄りのスタンスを示す彼が、戸籍さえない一介のエージェントに真の忠誠を誓っているなど。

 

「今度聴きに行くよ」

「楽しみにしとけ」

 

 俺と二人で、このクソったれな体制を破壊するべく密かに動いていることなど。

 

 

§

 

 

一四〇〇(ヒトヨンマルマル)から訓練だったよな」

「ええ、ですから訓練ですよ」

「おーそうか。じゃあ始める前に一個質問していいか?」

「何でもどうぞ」

「……なんで教官がお前なんだよ! おかしいだろ!」

 

 フキさんのバカでかい叫び声がキルハウスの高い天井まで響いた。

 段々に角ばったヴォールト(かまぼこ)屋根の外側には廊下が通っていて、そこのガラス張りの壁面には大勢のギャラリーが詰めかけていた。白服(サード)がほとんどだ。

 

「なんでってそりゃあ、こんなでも一応高等教官ですから。射撃でも格闘でも、ファースト・リコリスに教える資格があります」

「そういうこと言ってんじゃねー。なんで教官が変更になったんだって聞いてんだ」

「どうしてもやりたかったんで代わってもらいまし──」

 

 あ、フキさんの顔が般若になった。

 

「──というのは冗談で! 本来の教官、病欠してるんですよ。あたしはその穴埋めに」

「マジだったのか……てっきりタチの悪ぃ冗談かと」

「あたし信用ないっスね」

「すまん……」

「いえ、心当たり多いんで……」

 

 へへへへへ、と二人してシケた顔で笑った。

 ところでさっきからフキさんの陰でサクラが小刻みに震えてるんだけど。

 

「あー、サクラちゃん?」

「ぐああ……ぐああああっ……!」

 

 頭抱えて悶絶しだした。え、怖っ。

 

「フキさん、この子どうしちゃったんですか?」

「正気に戻ったとこだ。自分の行動を客観視して悶絶してんだろ」

「ああ、それはかわいそうに……」

「お前のせいだからな」

「ウッス……」

 

 俯いて苦しむサクラにそっとにじり寄ると、彼女は俺の靴が目に入ったのだろう。バネじかけのおもちゃみたいに首を跳ね上げて、俺の両肩を鷲掴みにした。

 

「その、マジでごめん……」

 

 彼女は歯を食いしばり、吐息だけの悲鳴を上げながら俺を前後に激しく揺さぶる。抵抗しなかったからぐわんぐわんと視界が揺れた。

 

「どうしてくれんスか……! どうして……!」

「す、すいませんでした……」

「返せよぉっ……!」

「えっと、何を?」

「私のは……は、は、ハァッ!」

「え?」

「聞くなあっ!」

「あっはい」

 

 首をひねってすがる思いでフキさんを見た。

 んべ、と舌を出された。薄情者! 

 

「わりと真剣に悩んだんスよぉ! 自覚なかっただけで私本当は()()なのかなってぇ! 教官も()()なのかなってぇ!」

「深読みさせちゃってごめんね……」

「だってこっちに来るときに何か言ってたじゃないっスか! 聞こえなかったけど! そんなの嫌でも気になっちゃうでしょお!?」

「それは……あたしはやめときなって。独り言で」

「え」

「いや、リコリスより特別危ない仕事してるから、そういうの、断ってて……」

 

 揺さぶりが止まった。肩を掴む力は更に強まる。

 てか俺を見上げるサクラの顔が近ぇ! あとなんか上階の方がキャーキャーうるせぇ! お前らが期待してるようなのじゃねぇからな! 

 

「……返答次第では私はあんたを許せないかもしれない。でも、答えてください」

 

 とんでもなく真剣な顔で言われたから、つい頷いてしまった。いや、この状況でNOを突きつけられるわけなくない? 

 

「あるんスか。こ、こ……告白、されたこと」

「何回か……あの、サクラちょっと近──」

「男スか!? 女スか!?」

「全部、リコリスの子からだった」

 

 サクラは目を瞑って、大きく深呼吸した。

 俺は嫌な予感がして顔を背けた。

 

「ズバリあんたはどっちが好きなんだよ……!」

「はぁ!? 何言ってんのお前!?」

「サクラぁ、その辺にしとけ。みんな見てんぞ」

「いいえ先輩、やめません! 男が好きでこんなことしてんだったら不誠実なんてもんじゃあないでしょ!」

「相手の勝手な勘違いに誠実も不誠実もねーよ。そもそもサイトウは誰にもアプローチかけてねぇんだよ。まずそれをわかれ!」

「それでもっス! 答えてください教官!」

 

 理屈が通ってねぇ。そのくせ勢いだけは凄い。だからなんだか答えなきゃいけない気がしてくる。何なんだよこいつ押し強すぎだろ! 

 答えてやる義理なんてない。でもなぁ、答えなかったら絶対ずっとうるさいよな。それも嫌だなぁ。

 

「……お」

 

 言いかけて、やっぱり黙った。サクラが異常な眼力でこっちを見てくる。もう一度顔を背けた。

 真面目な話、俺は元々、男だったんだと思う。四歳より前のことは覚えてないけど、それでもその時から、体は女でも性自認は男だった。

 トランスジェンダーとは似ているようで違う。自分でも何が違うのか、決定的なところはまだ言語化できていないが、とにかくそれとは違う感覚があるんだ。

 とはいえ便宜上は、事実とは異なるが、俺は単なるトランスジェンダー男性、ということになる。

 体が女の男。着たい服は男物だし、恋愛対象も今の所──

 

「女の子、です……」

 

 電気ショックを食らったみたいに、一度びくりと跳ねたきり動かなくなってしまったサクラの腕を払い除けて逃げた。今度は俺がフキさんの陰で震える番だ。

 別に隠してたわけじゃなのに、なんで口に出すとこんなに恥ずかしいんだろう。

 やたら熱い顔を両手で覆い隠した。こんな姿、誰にも見せられたもんじゃない。

 

「あー、あのさ」

 

 しゃがんで丸まった背中にフキさんの手が置かれた。衣擦れの音がしたから、多分、俺に合わせてわざわざ膝を折ってくれたんだろう。

 

「うちのアホがすまん。もっと強く止めるべきだった」

「うぅ……」

「すまん……!」

「はいはいお待たせー、千束ですよー。じゃ、ちゃっちゃと模擬戦始めましょ──え、何この空気。昼ドラ?」

「千束、ちょっと待て。こいつに立ち直る時間をやってくれ……」

「わ、耳赤……こんなサイトー初めて見た……」

 

 結局、顔の火照りが落ち着くまでかなりかかった。

 因果応報というには、代償が重すぎやしないかな。




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