人生終了主人公タイプX完走RTAはっじまっるよ〜。
起きましたね。
まずははじめに筋肉を付けましょう。腕の上げ下げに足を動かしてとにかく時間を短縮します。
あ、ヤッベ。お母さん来たわ。
とりあえず笑ってやり過ごしましょう。
このお母さんメンタルヤバイのであまり迷惑かけなアッツ!?
熱湯掛けられた!?ハッ!!これはあれか!!炎耐性を習得できるチャンスか?
あ、無理っすね。アッツ!!
あ、お母さん目が覚めた?
うっわ。泣いてる。メンヘラはヤバイってよく分かんだね。
情緒不安定なお母さん…………ふぅ……
さて、倫理観のおかしいお母さんですがまあこれでもこの世界では優しいほうなのでね。はい。
3年後に死んじゃうんで今のうちに貰えるもんは貰っときましょう。
しっかしデケェ。メンヘラってスットントンかと思ってたが、ボン・キュッ・ボンのメンヘラって……………ウッ!!ふぅ………
さて、さっさと筋肉付けて立たないとですね。
ちなみに主人公。今さっきの熱湯で喉をやられて声が出せなくなるというストーリー設定があったけどなんとか回避したぜ(瀕死)
さて、どうしようか。そろそろ次の段階に移るべきか?
現在ハイハイができる歳らしく、ヨチヨチ歩きまでもう数週間といった所だと思える。
タイプXは主人公死亡して世界救出しながらヒロイン全員生存とかいうものだ。他にも条件があるが、それは後々どうにかする。
次の段階とはそれすなわち「話す」であり、ぶっつけ本番のタイプXなんでヒロインがどこからどこまでなのかまったくわからん。
もしかしたらこのお母さんもかもしれない。
さて、どうしようか。いや、話すか。
「あうあう」
赤ちゃん言葉その一。あうあう。
相手は尊死する。
「ごめん………本当にごめん………」
あ、聞いてねぇ。聞け!!聞けよオラァ!!
チッ!!作戦その2!!とりあえずあうあう行って気を引く!!
「あうあう………う〜あう!!」
「ごめん………ごめん………………」
あ、ダメみたいですね。赤ちゃんだもんねしょうがないね(レ)
はぁ〜………もういいや。
はい、次々〜。
―3年後―
あ〜あ。どうしよ。
お母さん生き残っちゃったよ。ナイフ一本で試験体TB50になんで勝ったんだよ。ウッソだろお前。
ヤバイ。このままでは本当にヤバイ。俺の想定から逸脱しようとしている!!
でもここでお母さんを殺すのはなんか嫌だ!!(変なプライド)う〜む………まあ、いっか。
大丈夫大丈夫。なんとかなるなる。
よし。鍛錬続けよう。
―5年後―
いやお母さん逞しすぎだろ。お前のポテンシャルどこに秘めてたんだよ。
ていうか親離れしないとそろそろ厳しいんだけど毎回家出したらすぐに捕まるんだけど。なんなんだよ一体!!
しかも監視者の隊長って………そこ原作のお義母さんの所ぉ!?
原作では5年前のあの時に一人の女に拾われて訓練されて学校に転入するっていう感じなんだけど………そのお義母さんが現在お母さんの部下になってるんだよね。あんた本当にナニモンだよお母さん。
ちなみに俺喋れなくなりました。理由。熱湯。
いやぁ………適切な処置がどれだけ大切かわかったね。
まあいいや。さて。ここら辺で探すか。タイプX完走に必要なキーアイテム。
その名も試験体TB03の資料。
原作では辛い訓練に嫌気が差した主人公は家出。そしてこの資料に出会い(もしくは幼馴染に出会い)訓練を続けて強くなる事を決心する。
との事だ。が、家出したら原作の場所に辿り着く前にお母さんに捕まってヘラったお母さんの対処に追われるからここは一つお母さんにお願いするとしよう。
ちなみに俺の名前はエクスだ。お母さんが父と別れ、自分の名前を付けると更に嫌われると思われ家名が無い。草
「エクス。本当にすぐに帰ってきてね?」
GPSが仕掛けられているバックを持って頷く。お母さん何でもかんでもGPS仕掛けるからな〜………身体にも埋め込んで。鏡で見るまでわからなかったよお母さん。
さて、許可をもらったので早速外へ出掛ける。夜の散歩の許可を取るのは本当に厳しかった(13時間説得)
しっかしこうして外を見るのは初めてだな。いつもはお母さんの目を気にしてあまり見てなかったが、こんな世界なのか。
山に作られた都市で標高800mの街だ。
山を削って平らにした所に街を立てたので段差が少なく。歩きやすい。
さて、そんな場所のここですが。Bブロックと言われる場所の何処かに人知れず営業している雑貨屋があるらしい。
その店の中の商品に例の資料があるらしい。ちなみに幼馴染が出来るのはAブロックなので幼馴染というデバフをお嬢様キャラに掛けたい場合はそっちに行きましょう。ちなみに幼馴染というアドバンテージが無かったらそのお嬢様に気に入られてそのままペットとして扱われる罠ルートが発生のでお気を付けて。
さて、とりあえず歩き回って行きましょう。フムフム。フムフムヌクヌクアプアア
ん?あれは………おおおおお〜おおぉお、おお、お、おおぉお、おおぉお嬢様ァ!?
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~。
ハッ!!取り乱してしまいました。申し訳無い。
あれは幻覚。「あの」あれは幻覚。「あ〜の〜!!」あれは厳格。おっと、「お〜い?」これは威厳。えっとそれでそれで「あの!!」
はいなんでしょうかぁ!?と思い顔を見る。
なんでぇ?なんでここにお嬢様が居るのさ!?
「突然すみません。迷子になってしまったのですが、Aブロックってどっちなのでしょうか?」
やっぱ迷子か。紙にAブロックの簡単な地図を書いて渡す
「良いんですか!?ありがとうございます!!」
………………………………う〜む。心配だ(親並感)
付いていくか。時間ならたっぷりあるし。
「へいお嬢さん。ちょっといいかなぁ〜?」
あれれ〜?おかしいぞ〜?
なんであんたがナンパしてるんですかサトシさん!?うわ!酒臭!!酒飲んでるのかよ!?
あの髭を生やした如何にも酒と女が好きそうなイケオジはサトシさん。
あの電気ネズミとか水忍者カエルとかのやつじゃない。あれは作画崩壊しすぎだ。
それで。このナンパ助けたら絶対に「お礼させて」からの「これからよろしくね」パターンだなぁ………ん?いや待てよ?
ここで幼馴染になったら後々上手くいくくね?
例えばだが、あの資料を持ったとして、後々のキーアイテム探しながらのヒロイン救出はどう考えても難しい。
ならばここでお嬢様の悩みを解決してお嬢様キャラじゃなくて淑女キャラでなんでも言うこと聞いてくれる幼馴染って良くね?使えるやん(ゲス)
よし、やるか。
そこのお兄さん。ごめんね。彼女俺のなんだわ(予想)
「」(現実)
「ああん………なんだテメェ?」
あ、そういや喋れないじゃん俺。
しかたねぇ!!
お嬢様の手を握って走る。
「あ!おい!!そっちは!!………ったく。迷子の女の子を案内しようとしたらなんでこんな事に………クソ!!」
もう書きません。