時は1980年代の日本の冬木市
60年に一度、この地で行われる大規模な魔術儀式、聖杯戦争が起きようとしていた。
7人のマスターが、かつてこの地球上で偉業を成し遂げた英雄の影法師、サーヴァントを率いて、最後の1組になるまで、殺し合いをする。
そんな中で1人の殺人鬼が
とある家で血を使って魔法陣を描いていた
「みったせ~みったせ~みったしてみったせ~繰り返すつどに――――ん~と五度。ただ満たされる刻トキを破却する……っであってるよな、うん」
殺人鬼は左手に持つ古文書をのぞき込み、首を傾げた。読み上げることには些か苦戦しているようだ。
「あれ?今四度だったっけ?え~っと、みったせ~みったせ~みったしてみったしてみったっせ~っと。よし、これで今度こそ五度ね」
その部屋ではブラウン管テレビがテレビのニュースが流れていた。
ニュースを見た殺人鬼は呟いた
「ちょーとっ羽目を外しすぎたかなぁ」
部屋には死体が転がり血が飛び散っていた
そして、床には縛られた少年が横たわっていた
「悪魔ってほんとにいると思うかい?坊や。新聞や雑誌だとさよく俺の事悪魔呼ばわりするんだよね、でもそれってもし本物の悪魔がいたりしたらちょっとばかり失礼な話だよねそこんところスッキリしなくてさ」
縛られる少年に対し殺人鬼は手に持つ本を見せつけるようにして言葉を発する
「そしたらこんなもの見つけちゃってさ。うちの土蔵にあった古文書?みたいなやつなんだけどさ。どうもうちの御先祖様、悪魔を呼び出す研究をしていたみたいなんだよねぇ。そしたらさぁ、本物の悪魔が居るのか確かめるしかないじゃん?でもねぇ、万が一本当に悪魔とかが出てきちゃったらさ何の準備もなくて茶飲みばなしだけってのも間抜けな話じゃん?だからねぇ坊や、もし悪魔さんがお出まししたら1つ殺されてみてくれない」
そんな言葉を発した殺人鬼に対して少年は声を上げ助けを求めるが声は布によりくぐもり呻き声を発するしかない
「ハハハハハハハハ、悪魔に殺されるのってどんなだろうね!!貴重な体験なんだ、あっ!?いって!!なんだ」
そんな時に殺人鬼の右手の甲に令呪が発現する
そして魔法陣が光出した
そこで召喚されるのは本来ならば殺人鬼・雨生龍之介と相性が良い、キャスタージル・ド・レェであったはずだった
しかしこの時召喚陣より出てきたのは1本のまるで銀河そのままを剣にしたような剣を携えた男だった。
聖遺物による召喚それは特定の英霊を呼び出すための道標にして、余人の介入を許さない強固な召喚
しかし、聖遺物など持っていない龍之介の召喚は相性が良い英霊がランダムで来る召喚、その召喚は座にいる力あるものなら無理やり他の英霊を押しのけて現界ができる。
召喚された男それは、グランドの冠位を得ることすらできる程の力を持つ原初の剣士、割り込む事が出来るのは必然とも言えた。彼は自らの願いを叶えるため、自分の人生に意味をくれた彼女に再び出会うため。
現世にその身を顕現させた。
「サーヴァント、プリミティブのクラスを授かり現界した。貴様がマスターか?」
そんな光景に唖然とした龍之介すけはしばらく止まっていた。その間にプリミティブは部屋を見渡した。そして縛られている少年を見つけた。
「その少年は?」
「そうだよ、あんた悪魔だろ!この少年をやるからさぁ、俺とお話しようよ!」
その言葉を聞きプリミティブは眉をひそめた
その男はかつて自分が行ってきた守り救うという事とは反対にいる人間だと、襲い奪うものだと、相性召喚に割って入った悪影響が早速出てきたと思った、そしてこの人間を生かしては置けないとも。
「貴様は俺のマスターとして相応しくは無い、故に死に新たな生にて真っ当に生きるが良い」
「え?」
理解できないそんな意味が込められたような言葉に返すことも無く自らの剣で眼前の敵を討った。
殺人鬼・雨生龍之介の人生はそこで幕を閉じることになった。
「辛いことがあっただろうしかし今は眠るといい」
プリミティブは少年を眠らせ
龍之介の死体に向き直った
「今はサーヴァントの身、マスターが居なければ現界できない。故にその令呪は頂こう」
そう言ってブランクライドブックを令呪に押し当てた
令呪
それは、歴史に刻まれ世界に認められた英雄達の主たる証
新たなライドブックが出来上がった。
表紙には龍之介とは違う新たな形の令呪が浮かび上がった
「コレで良いだろう、魔力もスキルで問題は無い後は、聖杯戦争で勝つのみ。俺は、再び君に会うために……」
そう言ってプリミティブは家を後にした。
同時刻、アサシンのサーヴァントがアーチャーのサーヴァントにより討たれた。
聖杯戦争は始まりを告げた
ZEROの次は?
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あ?全部やるんだよ(無慈悲)