Fate/聖剣の剣士   作:エドアルド

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英霊達の邂逅

 

冬木のとある港では剣戟が繰り広げられていた

2本の槍を巧みに使うランサー

不可視の剣を振るうセイバー

2人のサーヴァントによる攻撃の応酬は数分にも満たないながらもとてつもない密度で行われていた

 

「これが、サーヴァント同士の戦い……」

 

アイリスフィールはこの攻防を見て唖然としていた

人であって人でないものサーヴァント

現代の人間にとっては埒外の戦いだった

 

その2人の剣戟を見るものは

ランサーのマスター、ロード・エルメロイ

セイバーのマスター、衛宮切嗣

アイリスフィール・フォン・アインツベルン

久宇舞弥

ライダーとそのマスターウェイバー・ベルベット

アサシンとそのマスター言峰綺礼

アーチャー

バーサーカーのマスター間桐雁夜

そして、プリミティブである

 

一夜にして全てのサーヴァントが姿を見せないながらもこの戦いに参加していた

 

2人の攻防は一進一退しかも片方が傷付けばマスターにより治されるため決め手に掛けた戦いが続いていた

そんな時

 

『ランサー何時まで遊んでいる。宝具の開帳を許す。早々に片をつけろ』

「わかりました、我が主よ。セイバー貴様との戦いは素晴らしいものだったしかし、マスターがせっついてくるのでなそろそろ本気で相手をしよう。」

「来るがいいランサー。貴様の宝具を捩じ伏せ私が勝つ」

 

ランサーは短槍を捨て長槍を両手に持ち槍を覆っていた布を解く

 

「セイバー貴様の剣を暴かせてもらう!」

 

そう言い突っ込んで行くランサーそしてその槍を迎撃しようと己が剣を槍に振るったセイバー

槍と剣か打ち付け合った瞬間セイバーの剣を隠していた風が暴かれた

 

「ッ!?」

 

セイバーはたまらず飛び退き距離を取るが

そんなセイバーをランサーは追いかけ槍の一撃をみまう

否応なしに得物どうしがぶつかりその度に眩い光とともにセイバーの剣が見える

その事に焦ったセイバーは自ら攻撃を仕掛け早々に終わらせようとするが

 

セイバーはこの時気づいて居なかったランサーが短槍を捨てた場所まで戻ってきていることを

 

突如としてランサーは自分の足で短槍を蹴りあげ握りしめてセイバーへと見舞った

 

「ッ!?」

 

セイバーが罠にハマったことを気づくも既に遅い

その一撃はセイバーの手の斬り裂いた

 

「アイリスフィール、回復を!」

「やってるわ!でも確かに魔術は発動してるわ!なのになんで傷が!?」

 

セイバーの傷が治らない事に焦るアイリスフィール

 

「我が魔槍ゲイ・ボウら治らぬ呪いの傷を付ける槍。そしてもう1つの魔槍ゲイ・ジャルグは魔術的効果を打ち消す槍。そしてセイバーよ貴様の真名は知れた」

「そうか、2本の魔槍に魅力のホクロ、フィオナ騎士団ディルムッド・オディナ、それが貴行の名だな」

「かの騎士王に名前を知られているとは光栄だ。それでどうする騎士王よ、その傷でまだ戦うか?もっとも逃がす気は無いがな」

「フンッ!心配されなくとも片腕が使えなくなっただけで勝てると思わない事だ」

「それは失礼した」

 

そして再び2人は構えぶつかり合う寸前

 

二人の間に雷と共に1台のチャリオットが降りてきた

 

「我が名は征服王イスカンダル!此度の聖杯戦争においてライダーのクラスを得て現界した!」

 

そのサーヴァントは自分のクラスだけでなく真名までも自分で暴露した。真名はその英霊の弱点から得意とする事まで全てを名前1つで知る事すら出来る重要な情報である。自分の情報をいきなり暴露したコイツは案外馬鹿なのかもしれない

 

「……な、何を考えてやがりますかこのバカはぁ!!?」

 

どうやらそれはマスターと思われるライダーの戦車にのる青年も同じ様で慌てふためき、更にはデコピンを喰らって悶絶している様に顔には出さないが思わず憐憫の情を向ける物が出る始末だ

 

 

「ええい、こんな時ばかり騒ぎよって。

良いから黙って見ていろ。遠方より観させてもらったが、セイバーとランサー、貴様らの一騎討ち、誠に見事であった。間に割って入ったことは済まない。だが、どちらかが脱落するのは惜しいと思った。故に、1つ、我が軍門に下り、聖杯を余に譲る気は無いか!?さすれば、余は貴様らを盟友として遇し、世界を制する悦楽をともに分かち合う所存である!」

「「断る」」

「むぅ、即答か」

 

イスカンダルの呼び掛けに対しての返答は拒絶であった

 

「今はサーヴァントとして我が主を裏切るつもりは無い」

「私はこれでも王であった故に貴様の軍門にくだるなど言語道断!断らせてもらう」

 

セイバーとランサー、2人ともがイスカンダルの提言を拒絶した。

 

「ぬう、こりゃあ交渉決裂かぁ、残念だなぁ。

貴様らの様な英傑と共に世界を駆け巡る、想像しただけで最高だとは思わんか。」

 「断られてるじゃんか!お前、ホント何のために出て来たんだよぉ……」

「そりゃあ坊主。古今東西の英雄が集う聖杯戦争。こんな機会2度もあるまい、なればこそ全員纏めて征服したくもなるだろう。」

「はぁ?」

 

ウェイバーはイスカンダルの言葉の一部に疑問を持つ。

全員纏めて、と言ったか?

 

「古今東西の英雄が集い戦うこれ程心惹く清廉な決闘、これを無視できる英雄などおるまい。そうとも、他にもおるだろうが!!闇に紛れて覗き見してる連中は!!己が胸に誇りを抱く英霊ならば!今! ここに! その姿を現すが良い!!なおも顔見せを怖じる様な臆病者は!征服王イスカンダルの侮蔑を免れぬものと知れ!!!」

 

イスカンダルの怒声が港に響き渡り、そして僅かな静寂が広がる

 

「よもや、この我を差し置いて『王』を称する不埒者が一晩に2匹も湧くとはな。」

 

港の電柱の上に黄金を纏ったサーヴァントが現れた

そして

 

「そこまで言われちゃあねぇ、1人の剣士(仮面ライダー)としては出てこなくちゃ」

 

剣を携えた1人のサーヴァントがその身を押し潰さんばかりの覇気を纏いながら現れた

 

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