好きなウルトラマンに転生したけど、トレーナーやっています!   作:断空我

8 / 11
今回、新たに物語へ関わる人達登場です。

この人が出るって、たぶん、予想していなかっただろうなぁ。

それと、今回、色々とボカしていた内容が一部、明らかになります。

後、オリジナル設定があります。

ダブった?やりたいことをやるために考えたらこうなった。


誕生!トレーナーの後輩達

「さ、サブトレーナーですか?」

 

ある日の朝。

 

理事長室に呼び出された俺は呆然とした表情で尋ねる。

 

秋川やよい。

 

この学園の理事長にしてウマ娘の為なら自腹を切り崩してでも目的達成を成そうとするある意味、ウマ娘バカな人。

 

暴走してたづなさんに怒られる事はあるものの、多くの者が彼女を尊敬している。

 

「指導!キミの実力もあれば、後輩育成とサブトレーナー、両方の指導ができるだろうと判断した」

 

バサッとセンスを広げて笑う秋川理事長。

 

話によると今日から俺はサブトレーナーと後輩制度の両方の面倒を見なければならないらしい。

 

あれ、結構、重労働になりそうな予感が。

 

「本来はサブトレーナーか後輩育成のどちらかの予定だったのですが、担当のトレーナーがウマ娘に拉致されたので」

 

「あ~」

 

たづなさんの説明でなんとなく状況を理解した。

 

「まぁ、それであれば、俺達のチームも人数不足なところの目をつむってもらっているわけですし」

 

「承認!では、今日からよろしく頼むぞ!」

 

「今回の件でチームの解散期限は引き延ばせますけれど、なるべく早いうちに五人目が入るといいですね」

 

「まぁ、スカウトは頑張っているのですが、中々」

 

あの噂がまだ歩いているから困ったものである。

 

「悪辣!あの噂の件が残っていることは私達も悲しい事である。だが、それすらキミやチームのウマ娘達は乗り越えられるであろうと信じている!」

 

「ありがとうございます」

 

「こちら、トレーナーさんが指導をする後輩とサブトレーナーです」

 

たづなさんから書類を受け取る。

 

一人はサブトレーナーの男性。

 

もう一人は今年、トレーナーとしてトレセン学園に就職する後輩の女性。

 

両方とも癖がないといいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後輩育成

 

それは少し前にトレセン学園に設けられた制度である。

 

ある程度、実績を積んだトレーナーの下に新入りや一~二年下のトレーナーが指導を受け、より視野を広げる事を目的とした制度。

 

立候補すれば、上層部が選定して受けられるようになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サブトレーナー。

 

トレーナーの補佐を行う事もあるが、指導を受けて、一人前のトレーナーとして成長する為の制度である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この後輩育成とサブトレーナーの違いがあるとすれば、後輩育成はウマ娘のスカウトをしても問題ない事、サブトレーナーは上司である先輩トレーナーの承認を得る事くらいだろうねぇ」

 

「ほへ~。そんな面倒そうな業務をウチのトレーナーがすることになったって、イジメちゃうん?」

 

「ん?そうなのか?私はトレーナーの実力が認められたと思っていたんだが」

 

「あらあら、トレーナーさんをぎゅぅぅってしてあげないと」

 

いつものチームガレージ。

 

トレーナーからメールで内容を聞いたタマモクロスの話を聞いてタキオンが説明し、うんざりした様子のタマモクロス、不思議そうにしているオグリ、今にも出ていきそうなクリーク。

 

いつも通りのような光景が広がっている。

 

ガチャリと扉が開かれた。

 

「お、トレーナー?」

 

扉の向こうにいたのは一人の女性。

 

スーツを着こなして、髪の一部を後ろで束ねている。

 

童顔でありながらその目は強い意志を宿しているように見えた。

 

胸元についているバッジから彼女がトレーナーであることがわかる。

 

「すいません。ここはチームM78ですか?」

 

「せやで~」

 

タマモクロスが答えて彼女は会釈する。

 

「本日付で後輩育成を受けることになります。桐生院葵です。よろしくお願いします」

 

「おやおおや、キミがモル……トレーナー君が担当する後輩君か。残念だけど、彼はまだここにきていないよ」

 

「え、そうなんですか?業務連絡で指導担当のトレーナーのチーム教室へ行くようにとあったんですが」

 

「む?トレーナーは確か、理事長室に呼ばれて向かったぞ?」

 

「なんや?入れ違いかぁ?」

 

「まぁまぁ、すぐにトレーナーも来ますからここで座っていてください」

 

「あ、はい」

 

クリークに誘導されてソファーに腰掛ける桐生院。

 

タマモクロスが紙コップに注いだお茶を渡す。

 

「あ、ありがとうございます」

 

受け取る彼女だが、お茶を飲まない。

 

「安心せえぇな。怪しい薬とかは入れてないから」

 

「失敬な。私はだって来客の時は真面目にするさ」

 

「余計な事いうなや、この人が警戒して飲めなくなるやろ!」

 

「あ、いえ、そういうわけではなくて!?」

 

タキオンを半眼で睨むタマの言葉に慌てる桐生院はお茶を飲む。

 

「よ、良いお茶でした」

 

「おおきに!」

 

「(トレーナーはまだ来ないのだろうか?)」

 

いつもと異なる空気が流れる中、オグリは窓から外をみていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マックスく~ん!僕、僕、感激ですよぉぉぉ!」

 

「うわぁああ、抱き着くな!涎と涙とか、色々ととんでもないものがつきそうになっている!離れろ!すぐに離れろぉぉぉぉぉお」

 

周りの目等気にしている暇もないくらい大きな声を上げている俺と抱き着いてきている青年。

 

彼はこの度、サブトレーナーとして俺の下につくことになった青年だ。

 

名前を朝日勝人という。

 

そう、朝日勝人。

 

またの名を。

 

「わかった!わかったからゼアス!」

 

尚も抱き着いて来ようとする彼を本来の名前で呼びながら引きはがす。

 

――ウルトラマンゼアス。

 

企業とタイアップコラボで誕生したウルトラマン。

 

初代ウルトラマンに憧れて地球を守るために戦ったヒーロー。

 

頼りない面がありながらも次第にヒーローとして成長していく姿に心惹かれた者もいるだろう。

 

映画2作品の中でウルトラマンとして成長していく姿は俺も感動したなぁ。

 

実は彼は光の国とは異なる宇宙の出身で、色々な機会に恵まれて友人という関係になった。

 

ちなみに、彼の方が年上である(ウルトラマンゼアスZ95星雲年齢で9500歳、ウルトラマンマックスM78星雲年齢で7800歳)。

 

「うぅぅぅ、こんなところで知り合いに会えるなんて」

 

多少の汚れを気にしていない事から一応、2のゼアスに近いかもしれない、いや、わかんないなぁ、どうだろう?

 

ちなみに、どうして正体がばれたのか。

 

「え、僕が友人を見間違える訳ないじゃないですか」という事らしい。

 

「一応、この姿では藤間カイトって名前になっているから」

 

「わかりました。ところでカイト君はどうしてこの星へ?」

 

「任務の帰りにヤナカーギーという怪獣を追いかけていたらワームホールに逃げ込まれて」

 

「そうなんだ。実は」

 

ゼアスの話によるとウルトラマンとして成長するためにウルトラマンキングのところへ修業に向かう途中に怪しい円盤の攻撃を受けて気絶している間に出現したワームホールに飲み込まれてこの宇宙へ来たという。

 

気絶したまま地球に落下。

 

朝日勝人としての姿で地球人として生活。

 

偶然という偶然が重なってトレーナー資格を取得。

 

あれよこれといううちにサブトレーナー制度に登録していたという。

 

なんというか、凄い流されている感がするけれど。

 

「これからよろしくお願いします」

 

「よろしく」

 

知り合いが一人いるというだけで心強く感じるというのは不思議なものである。

 

彼を連れてチームのガレージに到着した。

 

「うわぁ、ここにチームのウマ娘達がいるんですね!ところで、チーム名は?」

 

「M78」

 

「それって」

 

「そ、俺の故郷M78星雲、光の国からとったんだ」

 

「故郷……父さん達は元気にしているかな?」

 

「今も宇宙のどこかを飛び回っているだろうな」

 

果たしてあれからどれだけの時間が経過しているのだろうか?

 

今、地球はどうなっているのか?

 

地球防衛の任は誰が就いているのだろう?

 

そんな事を考えながらガレージのドアを開けると。

 

「お待ちしておりました。今日から後輩育成を受ける事になりました桐生院葵です。よろしくお願いします!」

 

礼儀正しく頭を下げる女性。

 

「え?」

 

「え?」

 

俺の態度にぽかんとした表情を浮かべる桐生院さん?

 

「俺の後輩育成って、桐生院さんなの?」

 

「はい、あの通知は?」

 

「後輩育成の通知は来ていたんだけど、誰が来るかは知らなくて」

 

桐生院葵、彼女は最近、トレーナーになった若手なのだが彼女の家柄がまず注目される。

 

桐生院家は長い歴史を持つ名家で代々がトレーナー業務をしていたという。

 

家には歴代のトレーナーが記した書物が山のようにあり、トレーナーになる者は様々な知識を身に着けているということらしい。

 

風の噂で聞いていた子がまさか、後輩制度で面倒を見る相手という事に驚きだ。

 

「あ、そう、だったんですか」

 

「あらあら、トレーナーさんったらダメじゃないですかぁ」

 

「背後からゆらりと抱きしめようとするんじゃないクリーク!」

 

平常運転のクリークを押し戻して勝人君と桐生院さんを連れて中に入る。

 

「みんな、一応、前に話はしたけど、今日から後輩育成とサブトレーナー育成を引き受けることとなった。みんなのレースやチーム勧誘という色々な問題がまだまだあるけれど、俺達がやることは変わらない、レースに参加して勝つ!それだけだ」

 

俺の言葉にオグリ、タマ、クリーク、タキオンが頷いた。

 

彼女達がやる気に満ち溢れた姿に桐生院さんや勝人君は戸惑っている。

 

「トレーナー、私達は勝つ」

 

「オグリの言う通りや!白い稲妻の実力!みせたるでぇ!」

 

「あらあら、私も頑張ります~」

 

「色々と興味深い連中だ。しかし、頑張るとも」

 

同意する彼女達に俺は頷く。

 

「じゃあ、練習始めるぞ!」

 

俺の言葉に動き始める愛バ達。

 

「これが、藤間トレーナー率いるウマ娘達」

 

「すごいなぁ」

 

「色々と勉強させて頂きます!」

 

 

 




というわけで新規ウルトラマンはウルトラマンゼアス。

つまり、ギャグ展開も起こりえるってことだよ!

個人的に好きなウルトラマン。

企業コラボでありながらもその活躍はウルトラマンといえるんだよなぁ。

ギャラファイに登場した時も好きだけど、映画版が好きだったりする。


チーム最後の一人、誰になると思う?(ちなみに未登場のウマ娘は今後出る可能性あり)

  • ナリタタイシン
  • シンボリルドルフ
  • ゴールドシップ
  • ライスシャワー
  • サイレンススズカ
  • トウカイテイオー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。