黒死斑の魔王(ブラック・パーチャー)と共にテイルズシリーズへ   作:ヴィヴィオ

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病院での事

 

 

 

 

 レティシアちゃんをおいて帰宅した俺は皆に迎え入れて貰う前にペストちゃんに病院へと叩き込まれた。まあ、両手の無い状態だから仕方ない。他の子達に心配を掛けたく無いからな。そんな訳でゆっくりと養成だ。ついでなのでしっかりとHP、MP、EPの強化を行う。少しすれば日が落ちて暗くなって来た。両手が修復されたので動かして試してみる。

 

「相変わらず、出鱈目な再生機能だな」

 

 どういう理屈かはわからないが、このベッドはやっぱり欲しいな。どうにかして用意するか。

 

「ん?」

 

 病室のドアがノックされて開かれる。開いた先には三人の美少女達が居た。

 

「こんにちは、旦那様」

「お邪魔するね」

「ご主人様、食事をお持ちしました」

「ああ、ありがとう」

 

 やって来たのはシアと燿、プレセアちゃんの三人だ。彼女達はそれぞれお弁当を持ってきてくれたようだ。この病院は全自動であり、人がいない。そして、食事が出てくる事もないから彼女達は持ってきてくれた。

 

「傷はどう?」

「まだ違和感があるが大丈夫だ」

 

 心配そうに伺ってくれるシアの頭を撫でる。その間にプレセアちゃんが準備をしてくれる。

 

「不思議。本当に怪我をしていたのかな?」

「そうだ」

 

 燿は不思議そう掌を触ってくる。やはり興味津々のようだ。

 

「ご主人様。準備が出来ましたが、どうしますか?」

「そうだな……」

 

 用意された箸を持ってみるが、上手く掴めずに落としてしまった。

 

「食べさせてあげようか?」

「頼む」

「うん。あ~ん」

 

 シアが箸を取って食べさせてくれる。おそらく、兄達を助ける為に負った傷だから後ろめたさを感じているのだろう。

 

「それにしても、何故このメンバーなんだ?」

「私とシアは訓練だって」

「それもありますね。今日の添い寝当番とHPやMPなどを強化する事です」

「このベッドが使えるって聞いたね」

 

 ベッドを使って三人の実力をあげるのは有効だ。問題はMPの消費方法だな。

 

「MPをどうやって消費するかが問題だな」

「そうですね。どうしようか?」

「私は一応、火の魔法が使える」

「問題は私ね」

 

 シアは本当に普通の人間だしな。一応鑑定してみるか。名前はキジマ・シア。射撃と体術、ビルドファイターのスキル。ビルドファイターのスキルを鑑定する。するとすぐに内容がわかった。

 

 ビルドファイター:自らの肉体を実際の兵器として巨大化したガンプラと融合させて戦う戦士。HPは体力と装甲に該当し、MPはエネルギーや弾薬、スラスターなどに該当する。EPは効果使用時間に使われ、どれも込められた分だけ使用時間は長くなる。

 

 この効果があれば戦えるな。しかし、今までアスタロトは気づかなかったのか? いや、ガンプラを玩具としか考えていなければ気付かないか。それに鑑定したかも怪しいしな。

 

「シアはガンプラを用意すれば大丈夫だな。確か、部屋に有ったはずだから取ってくるといい」

「本当!!」

「ああ」

 

 喜ぶシアにプラモデルが仕舞ってある場所を教える。

 

「二人共、シアを手伝っておいで。そうだな……どうせならみんなでプラモデルを作るか」

「分かりました」

「了解。シア、教えてね」

「任せて。しっかりと教えるからね」

「お願いします」

 

 食事が終わってから部屋を出て行く三人を見送ってこちらも準備をする。テーブルを増やしたりゴミ箱を用意したりだ。しかし、どんなガンプラがあったか……シナンジュはある。クシャトリヤもあったな。他は覚えてないな。やっぱり買い物には行かないと駄目だな。間桐を潰した事でお金も手に入ったし……いや、これは使わない方がいいか。桜ちゃん達の物だしな。そうなるとやはり金を売るか。テイルズ世界の通過はガルドだが、こちらはディザイアンから徴収してあるし、金塊も保存されていた。金塊を売って作ったお金でペストちゃん達に服も買ってやりたいし、燿の食事やシア達ソレスタルスフィアのガンプラ代も用意してやればいい。

 しかし、買い物に行くにしても問題がない服装の子は少ないな。シアは制服だから大丈夫だし、燿とレティシアちゃんもセーフだ。アリエッタちゃんやプレセアちゃんはアウトだな。ペストちゃんは袖を外せばギリギリセーフ? 髪の毛の色の問題はFATEの世界ならさして問題にはならないだろう。先ずは燿とシアを連れて買い物に行くべきだな。

 

「「「ただいま」」」

 

 三人が帰って来た。手には未開封のプラモデルの箱が握られている。後はニッパーと塗装用の素材に完成品のガンプラだ。

 

「ユニコーンのシリーズが多いね」

「まあな。OOはあんまり見てないし」

「そっか。じゃあ、シナンジュをメインに作ろうかな」

「作る時に感情を込めるんだぞ。後、イメージ出来るかわからないが、魔力を送るといい」

「それだったらご主人様がシアの魔力を操作しながらしたらいいのでは?」

「そうだな、そうしよう」

 

 プレセアちゃんの意見に従ってシアを膝の上に座らせ、後ろから抱きしめた状態で作業をして貰う。当然、ベッドの上だ。

 

「二人もベッドに乗って各々作業をするように」

「うん、わかった」

「はい」

 

 それから、シアは作成に入り、プレセアちゃんと燿は訓練をしていく。俺はシアのサポートだ。

 

「塗料だけどいいのは無いかな?」

「あるぞ、いい塗料が」

「どれ?」

「これだ」

 

 赤黒い塗料と深紅の塗料を用意する。どちらも禍々しい気配を放っている。そう、真祖の血で作られた取って置きだ。

 

「これを使ってシナンジュを塗装するね」

「ああ、頼む」

 

 完成したのは黒い塗装が施されたシナンジュだ。不気味に赤いオーラを噴出している。

 

「トランザムシステムを使えば内側から赤い光が発せられて出力大幅UP」

「いい感じだ」

「カッコイイね」

「悪役っぽいですね」

「まあ、その通りだし」

 

 作ったガンプラを利用してシアも訓練をしていく。深夜になれば恥ずかしがる三人を裸にしてHPとEPを増やす為に夜の運動と洒落込む。シアと燿は開発をメインにしてプレセアちゃんに相手をして貰う。シアは一度しているが、無理矢理にしかしていないのできっちりと気持ち良さを教え込む。燿はまだキスぐらいしかしていないから自分から求めるように開発を行っていく。その為にも色々と買わないとな。嫁の身体は隅々まで開発して堪能したいからな。

 

 

 

 

 

 

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