純達に完全に包囲されているこの状況下で
諸葛亮「大丈夫です。我々のこの危機的状況を救済してくれる軍勢は必ず現れます。」
諸葛亮はそう言っていた。
劉軍武将A「諸葛亮様、恐れながら申し上げます。そのような軍は最早存在しませぬ!」
劉軍武将B「仮にいたとしても、もう既にそれらには戦闘能力は存在しませんし、曹彰軍に立ち向かえませぬ!」
劉軍武将C「曹彰は勇猛果敢な総帥であり名将です!その配下の将兵皆精鋭揃い。返り討ちに遭うのが関の山です!」
劉軍武将D「諸葛亮様。ここは一つ、関羽殿と張飛殿同様降伏するのが賢明かと!」
この言葉に
諸葛亮「あなた!今何と言いましたか!!」
諸葛亮は怒りの表情を浮かべ
諸葛亮「私は決して降伏なんてしません!!降伏するなんて論外です!!降伏すれば、私達の、桃香様の崇高な正義の思想が彼ら悪に屈したも同様です!!」
諸葛亮「私は負けておりません!!寧ろ、今こそ我らが逆転し勝利する好機!!」
諸葛亮「あの二人のような卑劣な臆病者にはなりません!!」
そう怒鳴ると
劉軍武将A「しかし、今この状況下を逆転出来る手はありません!」
諸葛亮「それはあなた達が私の完璧な策に従わないからです!!その結果がこれじゃないですか!!
諸葛亮「あなた達は嘘つきです!!武人とは名ばかり!!皆誰も嘘つきで、無能な臆病者裏切り者揃いです!!」
劉軍武将A「諸葛亮様!それはいくら何でも言い過ぎです!」
諸葛亮「黙りなさい!無能で卑劣な臆病者が!」
劉軍武将A「諸葛亮様!それは我ら武人にはあまりにも侮辱です!」
諸葛亮「皆誰も桃香様の理想に反する恥さらしです!!何が武人ですか!!あなた達は、一体何回の戦を経験し、何を学んだんですか!!」
諸葛亮「あなた達はいつも私の足を引っ張り邪魔しますね!!あなた達だけじゃありません!!今私達を卑劣にも桃香様の崇高な理想ごと踏み躙ろうとする悪丞相曹操さんに弟の匹夫の曹彰さんと、江東の孫策さん、ありとあらゆる人達は私や亡き桃香様の敵です!!」
諸葛亮の罵声は収まらず
諸葛亮「私は朝廷の官職をいただいたわけではありません。出世街道を進んだわけではないですが、桃香様に出会い、その崇高な理想のために己が力を使い、皆を幸せにしてきました!!」
諸葛亮「この大陸全ての人は、桃香様や私を裏切り嘘つき共なのです!!」
諸葛亮「私は決して屈しません!!屈するは恥辱です!!私達正義が、悪に負けるなどあり得ないのです!!」
諸葛亮「必ず私達が勝利を収め、この大陸を笑顔にするのです!!」
そう、ひとしきり喚き散らした。
「「「・・・。」」」
これには、周りの武将達は呆然と諸葛亮を眺める者もいれば、蔑むような思いで見る者もいたのだった。
曹彰軍
純「どうやら、諸葛亮は降伏する気はねーようだな。」
その頃、純は最前線に立ち、櫓の様子を見てそう呟くと
秋蘭「そのようですね。」
秋蘭も同じくそう感じたのか、呟いた。
純「これ以上待つわけにはいかねー。生かしたら後々危険だ。この手でアイツを斬り殺してやる!」
そう、獰猛な表情で呟くと
純「秋蘭!総攻撃の準備をしろと全軍に触れを出せ!!」
秋蘭に命令した。
秋蘭「はっ!」
拱手した秋蘭がその場を後にすると
純「もしかしたら・・・これが最後の戦になるのか・・・それとも江東の孫策との戦が最後になるのか・・・」
純「もしこの戦が最後なら・・・俺の存在価値は一体・・・」
純は消え入るような声でそう呟いたのであった。