主人公の髭ですが、今回の大河ドラマで登場した山○裕○が演じた某戦国最強の武将の髭の形ををイメージしていただけると良いです。
詳細は下記サイトにて。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/11/05/gazo/20231104s00041000091000p.html
容姿と髪型は皆様のご想像にお任せしますが、これかなと思いましたら、是非活動報告にてお聞きしますので、ぜひお気軽に宜しくお願いします。
それでは、どうぞ。
江陵
純「はっ!ふっ!はあっ!」
霞「流石純や!鈍ってるどころか更に鋭くなっとるで!おりゃあああっ!」
純「そうか!はああああっ!」
江陵では、純が霞と一緒に練兵場で手合わせをしていた。
普通だったら、まだ安静な状態なのだが
華佗「驚いたな。こうも早く完治するとは・・・!」
華佗でも想像がつかない程、純は早く傷が完治し、今こうして模造刀を振るっていた。
華佗「これも、曹彰殿の強靭な体力と精神が為せる業といったところか・・・」
これには、華佗はそう呟いた。
すると
純「おお!華佗か!」
霞「華佗やん!」
純と霞が華佗に気付き、声をかけると
華佗「見たところ、本当に大丈夫そうだな。」
華佗は、純の想像以上の回復力にそう素直に口にした。
純「いや、これも全てお前のお陰だ。華佗、礼を申す。」
これに、純はそう華佗に感謝の言葉を口にし拱手し
純「そこで提案なのだが華佗、我が軍の軍医にならないか?お前が加わったら、一万の兵を得たに匹敵するんだが。」
華佗を自軍の軍医と誘ったのだが
華佗「お誘い感謝する。しかし、俺は医者だ。病や怪我に苦しんで助けを求める者がいる限り、俺は行かねばならんのだ。」
華佗は一人の医者として多くの患者を救いたいと言い、純の誘いを断った。
純「成程・・・流石だ・・・敬服する。」
それを聞いて、純は華佗に対し拱手して敬意を表すと
純「誰か!」
兵士を呼ぶと、兵士はある物を持ってきた。
それは
純「華佗。感謝を表した、黄金百両だ。」
黄金百両が入った箱だった。
華佗「それはいらない。それは民の為に使ってくれ。」
しかし、華佗は受け取らず、それは民に使うように言った。
純「分かった。」
華佗「だが、気持ちは受け止めよう。では、俺は行くよ。」
純「そうか。見送ろうか?」
華佗「いや、気遣いは無用だ。それじゃあ。」
純「ああ。」
そういうやり取りをし、華佗はその場を後にした。
霞「なぁ・・・純。」
純「あっ?どうした、し・・・」
霞に呼ばれた純が振り返ったその時
ギュッ
純「霞?」
霞が純を抱き締め、胸に顔を埋めると
霞「ぐすっ・・・良かった・・・ホンマに良かった・・・純・・・」
そう涙を流しながら純に言った。
純「・・・霞。」
霞「不安やった・・・絶対純が死ぬはずないと信じてたんやけど・・・ホンマ不安やった・・・。純がホンマに死ぬんやないかって・・・純・・・」
そう言いながら
霞「んっ・・・」
霞は顔を上げ、純に口付けをした。
これに純は驚いたが、それに応え、霞の背中に手を回した。
その際
霞「なぁ、純。」
純「ん?」
霞「髭、くすぐったいで・・・」
霞は純の髭が当たっていた為、くすぐったいと言った。
純「悪い、剃った方が良いか?」
これに、純はそう言ったが
霞「ん〜ん〜。寧ろこれが良いで〜。」
霞はそう言い甘えるようにキスをしながら自らの腕を純の首に回し、愛おしそうに純に密着したのだった。
その日の夜
純「・・・。」
純は、部屋の中で自らの太刀を抜いて
純(また・・・俺はこうして太刀を持って戦場で暴れる事が出来る・・・)
純(必ず・・・江東を平定してみせる・・・)
そう心の中でそう呟いた。
その時、扉の向こうに誰かがいる気配を感じ
純「誰だ?」
と言うと
栄華「お兄様。私ですわ。」
栄華の声が聞こえた。
純「栄華か・・・入れ。」
これに、純はそう栄華に言うと
栄華「失礼します。」
栄華が入ってきた。
純「どうした?こんな夜中に・・・」
すると
栄華「お兄様。陸口に戻られるんですの?」
栄華が、目を潤ませつつ上目遣いで純を見てそう尋ねた。
純「ああ・・・陸口で散っていった友の為に江東平定に向かう。」
栄華の問いに、純はそう答え
栄華「お兄様・・・」
純「悪いな、栄華。俺は武人だ。姉上の為に命を懸けて臆する事無く勇猛に戦い、勝つ事に全力を尽くす事が俺の務めであり、使命なんだ。」
純「その使命を全うしなければならねー。だから、俺は戦場に向かう。止めんなよ、栄華。」
最後にそう付け加えた。
それを聞いた栄華は
栄華「お兄様!」
ギュッ
純「栄華?」
純に抱き付き
栄華「そこまでのご決意なら、もう私からは何も言いませんわ。」
栄華「ただ一つだけ・・・ご武運をお祈りしてますわ、お兄様・・・」
そう涙を流しながら言い、純の胸に顔を埋めた。
純「栄華・・・」
純は、栄華の名前を呼ぶと
栄華「おにいさ・・・」
純「んっ・・・」
栄華「んっ!?」
栄華の口に口付けをし、腕を背中に回した。
最初は驚いた栄華だったが
栄華「んっ・・・お兄・・・様・・・」
目を閉じ、抱き締めてた腕を強くした。
純も、それに応え栄華の背中に回してた腕を強くしたのだった。
その際
栄華「ふふっ・・・」
純「栄華?」
栄華「いえ・・・お兄様、お髭がくすぐったいですわ。」
栄華も純の髭が当たってくすぐったいと言ったが
栄華「でも・・・良いですわ・・・お兄様・・・」
栄華はうっとりした表情を浮かべながら純の胸に顔を埋めたのだった。
そして、翌日。一万の将兵が純の前に集まり、命令を待っていた。
純「では栄華、行って来る。」
栄華「はい、お兄様。」
純「風。留守を頼む。」
風「お任せ下さい~。純様も、ご武運お祈りしてます~。」
純「ああ。」
二人にそう言うと、純は颯爽と馬に乗り
純「出陣だー!!」
そう馬上にて声を上げ、秋蘭ら二十万の将兵がいる陸口に向かって出陣したのであった。