警備・屯所
凪「はぁ・・・。」
凪は、ここ最近溜息をついていた。その様子を見ていた
真桜「なーぎー、どうしたんー?」
沙和「凪ちゃーん、どうしたのー?」
真桜と沙和は、心配そうな顔で声をかけた。
真桜「なぁ、最近の凪はなんかおかしくないか?」
沙和「沙和もそう思うのー。」
普段の凪ではないので、二人は心配になった。凪がこうなった理由それは、
凪(純様・・・。)
凪が純に惚れていたからである。戦場での圧倒的な武勇、将兵の巧みな扱い、そして気遣いもあって、軍中にて人望を得ていた。
そんな彼に凪は憧れを抱いていたが、それは時間と共に愛に変わっていった。だからこそ分かるものがある。彼と仲が良い女性は誰もが美人だ。
凪には焦る条件しかなく、そんな中に純に近付くにはどうすれば良いかと、そんなことばかり考えていた。
真桜「な、なんや、めちゃめちゃ険しい顔してるで。」
沙和「何か深刻な悩みを持ってるのー。」
二人がこそこそとそんな話をしていると、
純「お前ら、ちょっと良いか?」
純が屯所にやって来た。
真桜「おぉ大将、入って・・・」
その時、
凪「じ、純様!ど、どうぞ!」
凪が急に元気になり、さらには頬を若干赤らめているのだった。その様子を見て、真桜と沙和の二人は理解した。
真・沙((これは惚れてるな/のー。))
と。
純「お前ら、この後暇か?」
凪「は、はい!自分はこの後休みでございます!」
真桜「ウチもや・・・」
沙和「沙和もなのー!」
純「そっか・・・。もし良ければ、一緒に狩りに行かないか?」
凪「よ、よろしいのですか?」
純「お、おお・・・。もしかして迷惑だったか?」
真桜「そんな事あらへんで。」
沙和「なのー!」
純「そっか。なら早速行こうか。」
そう言い、四人は一緒に狩りに出かけた。そして、猪や熊を狩って、それを皆に振る舞ったりしたのだった。
その日の夜、真桜と沙和は、凪に純について聞いてみた。
真桜「いいか凪、今から大事なこと聞くから、しっかりと答えるんやで。」
凪「?いったいなんだ?」
沙和「凪ちゃんは、純様の事が好きなの?」
その質問に、
凪「ななな、何を言ってるんだ、お前達は!?確かに純様は武人として、人として尊敬すべきお方でカッコいいし優しいけど・・・。」
凪は顔を真っ赤にしながらそう言った。
真桜「ようは好きっちゅうことやな。」
凪「・・・。」
すると、凪は顔を真っ赤にした状態で、コクリと頷いた。
沙和「凪ちゃんってば、真っ赤になっちゃって、かわいーのー!」
真桜「・・・うーん。」
沙和「ねえねえ、真桜ちゃん。」
真桜「分かっとる。凪のためや、一肌脱いだろ。」
沙和「でも、純様の周りには秋蘭様を筆頭に強敵が多いの。」
真桜「確かに。特に秋蘭様は大将とは幼い頃からの付き合い。一番の強敵や。」
沙和「そうなのー!秋蘭様は綺麗でカッコいいのー!」
真桜「せやな。けど、凪にも凪の魅力がある。そこを大将に見せなきゃな。」
沙和「そうなのー!そうすれば、きっと純様も、ドッキーンてしてキューンってなってくのー!」
凪「純様にはそのような姿は想像出来んが・・・。」
真桜「ともかく凪、諦めたらアカンで。」
凪「・・・わ、わかった。頑張る・・・。」
こうして、純が凪の事も好きになれるよう努力すると決意したのであった。